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きょう‐かく【挟角・夾角】ケフ‥🔗🔉

きょう‐かく挟角・夾角ケフ‥ 二つの半直線の間に挟まれた角。ふつう三角形などの2辺に挟まれた角をいう。

きょう‐げき【挟撃・夾撃】ケフ‥🔗🔉

きょう‐げき挟撃・夾撃ケフ‥ 両方からはさみ撃つこと。はさみうち。「前後から―する」

きょう‐こう【挟攻・夾攻】ケフ‥🔗🔉

きょう‐こう挟攻・夾攻ケフ‥ はさみうちにして攻めること。挟撃。

きょう‐さつ【挟殺】ケフ‥🔗🔉

きょう‐さつ挟殺ケフ‥ 野球で、走者を塁間に挟はさんでアウトにすること。

きょう‐じ【挟持】ケフヂ🔗🔉

きょう‐じ挟持ケフヂ そばから力を添えて助けささえること。

きょう‐じ【脇侍・脇士・夾侍・挟侍】ケフ‥🔗🔉

きょう‐じ脇侍・脇士・夾侍・挟侍ケフ‥ 仏の左右に侍して衆生しゅじょう教化を助けるもの。仏像では、本尊の両脇に安置され、または描かれる像。阿弥陀あみだ如来に観音・勢至菩薩、釈迦如来に文殊・普賢菩薩、薬師如来に日光・月光菩薩など。脇士わきじ。脇立わきだち→三尊さんぞん2

きょう‐しょ【挟書】ケフ‥🔗🔉

きょう‐しょ挟書ケフ‥ (「挟」は蔵する意)書物を隠蔵すること。 ⇒きょうしょ‐の‐きん【挟書の禁】

きょうしょ‐の‐きん【挟書の禁】ケフ‥🔗🔉

きょうしょ‐の‐きん挟書の禁ケフ‥ 秦の始皇帝の時、民間に医薬・卜筮ぼくぜい・農業の書以外の書物を所蔵することを禁じ、ひそかにこれを蔵する者は一族を皆殺しにしたこと。挟書の律。→焚書坑儒 ⇒きょう‐しょ【挟書】

きょう‐ふ【挟扶】ケフ‥🔗🔉

きょう‐ふ挟扶ケフ‥ わきから支えたすけること。

さし‐はさ・む【挟む・差し挟む】🔗🔉

さし‐はさ・む挟む・差し挟む】 〔他五〕 ①間に入れる。はさみこむ。さしこむ。源氏物語若菜下(端書を)えよくも隠し給はで、御しとねの下に―・み給ひつ」。「口を―・む」 ②転じて、ひそかに心にいだく。含む。多く、悪い思いをいだく意にいう。平家物語5「野心を―・んで朝威をほろぼさんとする輩」

はさか・う【挟かふ】ハサカフ🔗🔉

はさか・う挟かふハサカフ 〔自四〕 はさまる。猿蓑「塩魚の歯に―・ふや秋の暮」(荷兮)

はさま・る【挟まる】🔗🔉

はさま・る挟まる】 〔自五〕 物と物との間に入って動きがとれなくなる。宇治拾遺物語13「股に―・りてある折」。「扉に手が―・る」「二人の間に―・って苦労する」

はさみ‐あ・げる【挟み上げる】🔗🔉

はさみ‐あ・げる挟み上げる】 〔他下一〕[文]はさみあ・ぐ(下二) 箸などで、はさんで持ち上げる。

はさみ‐いた【挟板】🔗🔉

はさみ‐いた挟板】 門の左右に取り付ける板作りの袖。はさいた。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐い・れる【挟み入れる】🔗🔉

はさみ‐い・れる挟み入れる】 〔他下一〕[文]はさみい・る(下二) ①物の間に入れこむ。はさみこむ。 ②はさんで他へ移し入れる。

はさみ‐うち【挟み撃ち】🔗🔉

はさみ‐うち挟み撃ち】 相手を両側から挟むようにして攻撃すること。「敵を―にする」 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐う・つ【挟み撃つ】🔗🔉

はさみ‐う・つ挟み撃つ】 〔他五〕 敵を中に挟んで、左右または前後から攻撃する。

はさみ‐おび【挟み帯】🔗🔉

はさみ‐おび挟み帯】 はさみ結びにすること。さしこみおび。つっこみおび。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐かせ【挟械】🔗🔉

はさみ‐かせ挟械】 掘建ほったて柱の根を固めるために、その左右に取り付ける根かせ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐がみ【挟み紙】🔗🔉

はさみ‐がみ挟み紙】 ①書物の中の必要な箇所に注意のために挟む紙片。しおり。 ②重ねてある物品の間に挟んで、傷がつかないようにする紙。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐ゲージ【挟みゲージ】🔗🔉

はさみ‐ゲージ挟みゲージ】 限界ゲージの一種。ゲージの口を工作物にあてがい、円筒形・球形の直径、直方体の厚さなどが許しうる上限と下限の間に入っているかどうか検査するのに用いる。スナップ‐ゲージ。 挟みゲージ ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐ことば【挟み詞・挿語】🔗🔉

はさみ‐ことば挟み詞・挿語】 ①文の中に挟み込むことば。 ②(→)唐言からことに同じ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐こ・む【挟み込む】🔗🔉

はさみ‐こ・む挟み込む】 〔他五〕 物の間に入れこむ。はさみいれる。

はさみ‐ざかな【挟み肴】🔗🔉

はさみ‐ざかな挟み肴】 酒宴などの席で、大きな器に盛って箸で挟み取って配る肴。とりざかな。はさみもの。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐じょう【挟み状】‥ジヤウ🔗🔉

はさみ‐じょう挟み状‥ジヤウ 直訴じきその時などに、竹の先または木の枝に挟み、高く捧げて差し出す書状。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐しょうぎ【挟み将棋】‥シヤウ‥🔗🔉

はさみ‐しょうぎ挟み将棋‥シヤウ‥ 将棋の遊びの一つ。双方とも将棋盤の端に横1列に九つの駒を並べ、これを交互に動かし、相手の駒を前後または左右から挟んで取る。早く相手の駒を取り尽くした方が勝ち。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐だけ【挟み竹】🔗🔉

はさみ‐だけ挟み竹】 ①ものを挟むために一端を割った竹。 ②2枚の板の間に衣服の類を入れて、これを更に割竹で挟み、にない持つもの。戦国時代から使用。後の挟箱。〈日葡辞書〉 ③読みかけなどの目じるしに、書物の間に挟んでおく竹。夾算きょうさんの類。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐だ・す【挟み出す】🔗🔉

はさみ‐だ・す挟み出す】 〔他五〕 はさんで取り出す。つまみ出す。

はさみ‐ばこ【挟箱】🔗🔉

はさみ‐ばこ挟箱】 ①外出に際し、具足や着替用の衣服などを中に入れ、棒を通して従者にかつがせた箱。「挟み竹」2に由来する名称。→先箱→後箱→両掛りょうがけ。 挟箱 ②(挟箱風の略)「おたふくかぜ」の異称。 ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐むすび【挟み結び】🔗🔉

はさみ‐むすび挟み結び】 締めた帯の端を結ばず、折って挟んでおくこと。挟み帯。好色一代男1「訳知立なる茶繻子の幅広、―にして」 挟み結び ⇒はさみ【挟み・挿み】

はさみ‐もの【挟み物・挿み物】🔗🔉

はさみ‐もの挟み物・挿み物】 ①板・扇・紙などを竹の串に挟んで騎射うまゆみの的まととしたもの。 挟み物 (→)「挟み肴」に同じ。 ⇒はさみ【挟み・挿み】 ○鋏を入れるはさみをいれる ①鋏で切る。 ②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。 ③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。 ④フィルムを検閲でカットする。 ⇒はさみ【鋏・剪刀】

はさ・む【挟む・挿む】🔗🔉

はさ・む挟む・挿む】 〔他五・下二〕 ①物と物との間にさし入れて両側から固定する。物と物との間に入れて落ちないようにする。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとにとり与ふ物しなければ男じものわき―・みもち」。大鏡伊尹「みづから下がさねの尻―・みて乗り給ひぬ」。天草本平家物語「重俊といふ者これを聞いて足を―・うでさまざまに痛めて問うた」。「箸で―・む」「本の間にしおりを―・む」「耳に―・む」 ②中間の位置に置く。間に入れる。古今著聞集19「左右の殿上人、階を―・めて欄干に候ひて」。「川を―・んで相対する」「昼休みを―・んだ午前午後の試験」「口を―・む」「疑いを―・む」 ③持つ。所有する。日葡辞書「ウマイッピキハサムホドノヒトデゴザル」

[漢]挟🔗🔉

 字形  筆順 〔手(扌)部6画/9画/常用/2220・3634〕 [挾] 字形 〔手(扌)部7画/10画/5749・5951〕 〔音〕キョウ〈ケフ〉(漢) 〔訓〕はさむ・はさまる [意味] ①両側からはさむ。「挟撃」 ②こわきにかかえる。(同)夾。「挟持」 [解字] 形声。「手」+音符「夾」(=大きい人が小さい人を両わきにはさむ)。

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