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じ‐だい【時代】🔗🔉

じ‐だい時代】 ①区切られた、ひとまとまりの長い期間。「奈良―」「学生―」「―を画する」 ②その当時。当代。現代。「―の趨勢」 ③時を経て古びた感じ・様子。「―がつく」 ④時代物の略。 ⇒じだい‐おくれ【時代後れ】 ⇒じだい‐おとこ【時代男】 ⇒じだい‐おやじ【時代親父】 ⇒じだい‐がか・る【時代がかる】 ⇒じだい‐がみ【時代紙】 ⇒じだい‐かんかく【時代感覚】 ⇒じだい‐ぎぬ【時代絹】 ⇒じだい‐きょうげん【時代狂言】 ⇒じだい‐ぎょうれつ【時代行列】 ⇒じだい‐ぎれ【時代切】 ⇒じだい‐くぶん【時代区分】 ⇒じだい‐げき【時代劇】 ⇒じだい‐こうしょう【時代考証】 ⇒じだい‐さくご【時代錯誤】 ⇒じだい‐し【時代史】 ⇒じだい‐しちょう【時代思潮】 ⇒じだい‐しょうせつ【時代小説】 ⇒じだい‐じょうるり【時代浄瑠璃】 ⇒じだい‐しょく【時代色】 ⇒じだい‐せいしん【時代精神】 ⇒じだい‐そう【時代相】 ⇒じだい‐ちがい【時代違い】 ⇒じだい‐の‐ちょうじ【時代の寵児】 ⇒じだい‐ばなれ【時代離れ】 ⇒じだい‐まきえ【時代蒔絵】 ⇒じだい‐まつり【時代祭】 ⇒じだい‐め・く【時代めく】 ⇒じだい‐もの【時代物】 ⇒じだい‐もよう【時代模様】 ⇒じだい‐わたり【時代渡り】

じだい‐おくれ【時代後れ】🔗🔉

じだい‐おくれ時代後れ】 その時の傾向・流行などにおくれていること。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐おとこ【時代男】‥ヲトコ🔗🔉

じだい‐おとこ時代男‥ヲトコ 多くの時代を経て年老いた男。男色大鑑「この主人―にて、七十余歳まで風をもひかず」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐おやじ【時代親父】‥オヤヂ🔗🔉

じだい‐おやじ時代親父‥オヤヂ 時代おくれの、頑固なおやじ。浄瑠璃、関八州繋馬「ひと理窟ある―」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐がか・る【時代がかる】🔗🔉

じだい‐がか・る時代がかる】 〔自五〕 古風な感じに見える。古色を帯びる。「―・った言い方」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐がみ【時代紙】🔗🔉

じだい‐がみ時代紙】 多くの時代を経ている紙。日本永代蔵4「中にも定家の小倉色紙、…見るほど―」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐かんかく【時代感覚】🔗🔉

じだい‐かんかく時代感覚】 その時代の特徴・動向などをとらえる感覚。「―にずれがある」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐ぎぬ【時代絹】🔗🔉

じだい‐ぎぬ時代絹】 室町時代までに伝来した中国産の絹の生地きじ。日本永代蔵1「唐国からくに・和朝の絹布をたたみこみ、品々の―」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐きょうげん【時代狂言】‥キヤウ‥🔗🔉

じだい‐きょうげん時代狂言‥キヤウ‥ 時代物の歌舞伎狂言。江戸時代およびそれ以前の事跡・人物を題材としたもの。多くは江戸時代の武士を中心とした世相を古い時代に仮託して、悪人の陰謀に対する忠臣の苦衷・辛苦などを描く。↔世話狂言。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐ぎょうれつ【時代行列】‥ギヤウ‥🔗🔉

じだい‐ぎょうれつ時代行列‥ギヤウ‥ 昔からの各時代の風俗を模して行う仮装行列。京都平安神宮の時代祭の行列は有名。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐ぎれ【時代切】🔗🔉

じだい‐ぎれ時代切】 室町時代までに伝来した中国産の貴重な織物の切れ地。古代切こだいぎれ⇒じ‐だい【時代】 ○四大空に帰すしだいくうにきす 人の肉体が消えてなくなる。死ぬ。 ⇒し‐だい【四大】

じだい‐くぶん【時代区分】🔗🔉

じだい‐くぶん時代区分】 歴史の変化・発展をそれぞれの段階の特質に従って若干の時期に分けること。歴史観の相違によって多様な説が存在する。西洋史では古代・中世・近世(近代)と区分する三分法がルネサンス期以降広く行われ、最近は原始・古代・中世(封建)・近代・現代と区分するのが普通。日本史では封建後期を近世と呼ぶことが多い。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐げき【時代劇】🔗🔉

じだい‐げき時代劇】 時代物の劇映画。また演劇・テレビの時代物をもいう。1923年(大正12)頃より旧劇に代わり使用。時代劇映画。髷物まげもの。↔現代劇。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐こうしょう【時代考証】‥カウ‥🔗🔉

じだい‐こうしょう時代考証‥カウ‥ 映画・演劇などで、服飾・調度などが設定された時代に適合するかどうかを考証すること。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐さくご【時代錯誤】🔗🔉

じだい‐さくご時代錯誤】 ①異なる時代のものを混同する誤り。アナクロニズム。 ②転じて、時代おくれであること。現代に適合しないこと。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐し【時代史】🔗🔉

じだい‐し時代史】 一つの時代の歴史。↔通史。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐しちょう【時代思潮】‥テウ🔗🔉

じだい‐しちょう時代思潮‥テウ 一つの時代に主流をなす思想傾向。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐しょうせつ【時代小説】‥セウ‥🔗🔉

じだい‐しょうせつ時代小説‥セウ‥ 古い時代の事件や人物に題材をとった通俗小説。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐じょうるり【時代浄瑠璃】‥ジヤウ‥🔗🔉

じだい‐じょうるり時代浄瑠璃‥ジヤウ‥ 時代物の浄瑠璃。↔世話浄瑠璃。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐しょく【時代色】🔗🔉

じだい‐しょく時代色】 ①その時代特有の傾向・特徴。 ②多くの年月を経てついた古色。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐せいしん【時代精神】🔗🔉

じだい‐せいしん時代精神】 (Zeitgeist ドイツ)その時代の社会・人心を支配する精神。また、その時代を特徴づけている精神。ヘーゲルでは絶対精神の一段階としての民族精神に同じであるが、ディルタイでは各時代の個人の生の客観化。生田長江、自然主義論「近代芸術の使命と任務は…謂ふところの―(Zeit-Geist)によつて規定さるべきものである」→民族精神2⇒じ‐だい【時代】

じだい‐そう【時代相】‥サウ🔗🔉

じだい‐そう時代相‥サウ 時代の様相。その時代特有の風俗・傾向。「―の反映」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐ちがい【時代違い】‥チガヒ🔗🔉

じだい‐ちがい時代違い‥チガヒ 時代おくれ。浮世草子、好色盛衰記「―の親仁おやじ驚かれて」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐の‐ちょうじ【時代の寵児】🔗🔉

じだい‐の‐ちょうじ時代の寵児】 時代の風潮に合って、世人にもてはやされる人。流行児。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐ばなれ【時代離れ】🔗🔉

じだい‐ばなれ時代離れ】 その時代特有の風潮・傾向とへだたりがあること。「―した服装」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐まきえ【時代蒔絵】‥ヱ🔗🔉

じだい‐まきえ時代蒔絵‥ヱ 古色の生じた蒔絵。江戸時代には、多く東山時代のものをいった。好色一代男8「其外手道具―を光らせける」 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐まつり【時代祭】🔗🔉

じだい‐まつり時代祭】 毎年10月22日に行われる京都の平安神宮の神幸祭。1895年(明治28)に始まる。神幸の前駆として行われる時代風俗行列は、平安時代から明治維新までの各時代の風俗の変遷を示す。葵あおい祭・祇園祭とともに京都三大祭の一つ。 時代祭 提供:NHK ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐め・く【時代めく】🔗🔉

じだい‐め・く時代めく】 〔自五〕 古風な感を帯びる。古風に見える。時代がかる。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐もの【時代物】🔗🔉

じだい‐もの時代物】 ①多くの時代を経て古くなった物。年代物。 ②文学・演劇・映画などで、江戸時代およびそれ以前の、特に武将の軍記などに取材したものの総称。↔世話物。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐もよう【時代模様】‥ヤウ🔗🔉

じだい‐もよう時代模様‥ヤウ ①ふるい時代の模様。 ②ある時代にさまざまな出来事の起こるさまを、織物の模様にたとえた語。 ⇒じ‐だい【時代】

じだい‐わたり【時代渡り】🔗🔉

じだい‐わたり時代渡り(→)「こわたり(古渡)」に同じ。日本永代蔵3「―の柿地の小釣こづる⇒じ‐だい【時代】

○時の代官、日の奉行ときのだいかんひのぶぎょう🔗🔉

○時の代官、日の奉行ときのだいかんひのぶぎょう その時の権勢ある者には服従するのがよいとのたとえ。 ⇒とき【時】 とき‐の‐たいこ時の太鼓】 時刻を知らせる太鼓。ときだいこ。東海道中膝栗毛8「―もはや九つの数打ち過る頃」 とき‐の‐ちょうし時の調子‥テウ‥ 四季などの時節に、また、その時その場にふさわしい音楽の調子。花鏡「―といつぱ、四季に分ち、又夜昼十二時におのおの双・黄・一越・平・盤の、その時々にあたれり」 とき‐の‐ところ時の所】 時めく人の家。権門。落窪物語3「只今の―なれば恥をすてて参りつかうまつる」 とき‐の‐とり時の鳥】 (「時鳥じちょう」の訓読)ホトトギスの異称。 とき‐の‐ね時の音】 その時節にふさわしい楽器の音調。呂りょ調が春にかなう類。 とき‐の‐はな時の花】 その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。万葉集20「―いやめづらしも」 ⇒時の花をかざす

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