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う‐け【有卦】🔗🔉

う‐け有卦】 陰陽道おんようどうで、その人の生年の干支えとにより、7年間吉事が続くという年まわり。→十二運 ⇒有卦七年 ⇒有卦に入る

○有卦七年うけしちねん🔗🔉

○有卦七年うけしちねん 有卦に入り、よい年回りが7年も続くこと。運が向いてきて、よいことが続くたとえ。 ⇒う‐け【有卦】 うけ‐しばい請芝居‥ヰ 興行主が費用を請け負ってする芝居。 うけ‐しょ請所(→)「うけどころ」に同じ。 うけ‐しょ請書】 承った旨を記して差し出す文書。承諾書。請文うけぶみ。うけがき。 うけ‐じょう請状‥ジヤウ 江戸時代、請人うけにんがひきうけた旨を記して発行した文書。特に奉公人の身元保証書。誹風柳多留「―が済むと買ひたいものばかり」 うけ‐しょうぎ受け将棋‥シヤウ‥ 将棋で、攻めよりも受けに重点を置く指し方。また、そういう棋風。↔攻め将棋 うけ‐しょうもん請証文】 江戸時代の訴訟で、原告・被告が裁判の裁定に服する時に納めた証文。→上あげ証文 うけ‐そう請奏⇒しょうそう うけ‐ぞなえ受け備え‥ゾナヘ 敵の襲来に備える陣立て。 うけ‐そん・じる受け損じる】 〔他上一〕 「受け損ずる」に同じ。 うけ‐そん・ずる受け損ずる】 〔他サ変〕[文]受け損ず(サ変) うけそこなう。 うけ‐だ請田】 小作すること。また、小作人。下男が主家の田地を請けて小作したものが多い。 うけ‐だ・す請け出す】 〔他五〕 ①価あたいを払って質物しちもつをひきだす。 ②抱え主に前借金を償って娼妓などを身請けする。好色一代男5「其の夜俄かに揉み立て(話をまとめて)、吉野を―・し」 うけ‐だち受け太刀】 ①相手の切りつけてくる太刀を受け止める太刀。受身の太刀。 ②守勢の立場になること。押され気味になること。「質問を浴びて―になる」 うけ‐たまわり承りウケタマハリ 命令を受けてその旨を執行すること。また、その人。保元物語(金刀比羅本)「去ぬるころ左大臣殿の御―にてめされ候ひしに」。西鶴置土産「此処―の菱屋六左衛門」 ⇒うけたまわり‐ごと【承り事】 うけたまわり‐ごと承り事ウケタマハリ‥ うけたまわる価値のあること。狂言、八幡の前「これは―でござる。早く仰せられい」 ⇒うけ‐たまわり【承り】 うけ‐たまわ・る承るウケタマハル 〔他五〕 ①謹んで受ける。崇神紀「大運あまつひつぎを―・りて」 ②(目上の人の)命を受けてその通りにする。平家物語9「両人畏まり―・つてまかり出でぬ」。「御用命を―・る」 ③謹んで聞く。拝聴する。源氏物語蓬生「御琴の音も―・らまほしかる人なむはべる」。「―・るところによれば」 うけ‐ち請地】 荘園で、請所の支配に属する土地。 うけ‐ちょう受超‥テウ 〔経〕(→)揚超あげちょうに同じ。 う‐げつ雨月】 ①雨夜の月。また、名月が雨のために全く見られないのをいう。雨の月。〈[季]秋〉 ②陰暦5月の異称。 うげつ雨月】 能。金春禅竹作。西行が借りた宿の老夫婦が、姥は月を愛し、老翁は雨音を好んで互いに言い争う。後に住吉明神の奇瑞をみる。 うけ‐つ・ぐ受け継ぐ】 〔他五〕 前からあった物・仕事などを引きつぐ。継承する。「伝統を―・ぐ」「父の性格を―・ぐ」 うけ‐つけ受付】 ①申込み・訴訟・請願などを受けること。「願書の―」 ②来訪者や参会者の用件などを聞いて取り計らう場所。また、その人。「―係」 うけ‐つ・ける受け付ける】 〔他下一〕[文]うけつ・く(下二) ①相手の申し出・質問・願いなどに応じた取扱いをする。引き受ける。「申込みは明日まで―・ける」「抗議を全く―・けない」 ②与えられたものごとに応じた反応をする。受け入れる。「流動食も―・けない」 うけっ‐こ請けっこ・受けっこ】 ①物をもらうこと。転じて、物貰い・乞食をいう。万葉集句合宝暦12「歌かるた乳母はむせうに―し」 ②賭博で、賭金かけきんを借りうけること。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「ちつと―といつてだれぞ手を出さつせへ」 うけ‐づつ受筒】 ①当世具足の背部の腰のあたりにつけて指物さしものをさしこむのに用いる筒。指筒さしづつ。 ②花を生ける時に花器に仕込む輪になった鉛または陶製の筒で、それに花配りをして生ける道具。 うけ‐つぼ受壺】 掛金かけがねをはめる戸締り用のつぼがね。 うげつものがたり雨月物語】 読本よみほん。上田秋成作。5巻5冊。1768年(明和5)成稿、76年(安永5)刊。「白峰」以下日本・中国の古典から脱化した怪異小説9編から成る。 →文献資料[雨月物語] うけ‐て受け手】 受ける側の人。特に、情報を受け取る人。↔送り手 うけ‐て‐た・つ受けて立つ】 〔自五〕 相手の挑戦に応じて戦う姿勢になる。 うけ‐どころ請所】 中世、荘園において荘官または地頭が本所(領主)に一定額の年貢を上納することを請け負い、代りに荘園の管理を一切任される制度。うけしょ。 うけ‐と・める受け止める】 〔他下一〕[文]うけと・む(下二) ①自分の方に来るものを受けて、その進みを止める。また、攻撃を受けて防ぎ支える。「ボールを―・める」「敵の反撃を―・める」 ②そらさずに、引き受ける。きちんと対応する。「批判を―・める」 うけ‐とり受取り・請取り】 ①うけとること。 ②うけとった旨をしるした文書。受取証。領収証。「―を下さい」 ③ひきうけた仕事。請負仕事。日葡辞書「コレワワガウケトリヂャ」 ⇒うけとり‐かんじょう【受取勘定】 ⇒うけとり‐かんじょう‐そうば【受取勘定相場】 ⇒うけとり‐しごと【受取り仕事】 ⇒うけとり‐しょうしょ【受取証書】 ⇒うけとり‐てがた【受取手形】 ⇒うけとり‐にん【受取人】 ⇒うけとり‐ぶしん【請取り普請】 ⇒うけとり‐わたし【請取り渡し】 うけとり‐かんじょう受取勘定‥ヂヤウ 簿記で、通常の営業取引から生じる売上債権を整理する勘定。受取手形と売掛金の総称。↔支払勘定。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐かんじょう‐そうば受取勘定相場‥ヂヤウサウ‥ 外貨建為替相場の計算法。自国の貨幣を基礎とし、邦貨一定額に対し外貨いくらと表すもの。受取勘定建て。受取相場。↔支払勘定相場。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐しごと受取り仕事】 うけおってするしごと。うけとりごと。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐しょうしょ受取証書】 〔法〕弁済を受領した者が、その事実を証明するため、弁済者に交付すべき書面。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐てがた受取手形】 ①江戸時代に切米きりまいまたは借米を受け取る際に用いた手形。 ②自分が受け取るべき権利のある為替手形や約束手形。↔支払手形。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐にん受取人】 ①金銭や物品などを受け取るべき人。 ②手形・小切手の発行者から手形・小切手の交付を受けて第1の所持人となる者。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐ぶしん請取り普請】 請負でする工事。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけとり‐わたし請取り渡し】 請負師が請け負った仕事を更に他の者に請け負わせること。 ⇒うけ‐とり【受取り・請取り】 うけ‐と・る受け取る・請け取る】 〔他五〕 ①手で受けてとる。受納する。領収する。「手紙を―・る」 ②引き受ける。担当する。源氏物語若菜上「その御うしろみの事をば、―・りきこえん」 ③納得なっとくする。合点する。解釈する。「―・りにくい話」「そういう意味に―・っていい」 うけ‐なが・す受け流す】 〔他五〕 ①斬りこんできた刀を軽く受けて他へかわす。〈日葡辞書〉 ②受けるようにして、さりげなくかわす。ほどよくあしらう。「質問を適当に―・す」「柳に風と―・す」 うけ‐なわ浮子縄‥ナハ うきをつけた縄。網や延縄はえなわを浮かせるために用いる。金槐集「由良のみ崎のあまの―」

○有卦に入るうけにいる🔗🔉

○有卦に入るうけにいる ①有卦の年まわりに入る。 ②幸運にめぐりあう。調子にのる。 ⇒う‐け【有卦】 うけ‐にん請人】 ひきうけて保証に立つ人。保証人。口入人くちいれにん。日葡辞書「ウケニンニナル、また、タツ」 うけ‐の‐お浮子の緒‥ヲ うきのひも。万葉集11「住吉すみのえの津守網引あびきの―の浮かれか行かむ」 うげ‐の・く穿げ除く】 〔自四〕 穴があいて、えぐりとられる。平家物語1「左の脇の下、大きなるかはらけの口ばかり―・いてぞみえたりける」 うけ‐の‐みたま稲魂⇒うかのみたま。〈倭名類聚鈔1うけ‐ばな請花・受花】 塔の九輪くりんや宝珠の下などにある上向きの花形の飾り(多く8弁)。→相輪(図) うけ‐はらい受け払い‥ハラヒ 受け取ることと支払うこと。 うけ‐ばり浮張・受張】 兜かぶとの鉢裏を革または布で張り、頭がじかにあたるのを防ぐもの。内張。浮裏。 うけ‐ばり浮け貼り】 屏風びょうぶなどをはる時、骨の上だけに糊をつけて、その他を浮かせてはること。 うけ‐ば・る受け張る】 〔他四〕 他に憚はばからず事を行う。わがもの顔にふるまう。源氏物語桐壺「人もえおとしめ聞えたまはねば、―・りて飽かぬことなし」 うけ‐はん請判】 請人うけにんが保証の証拠としておす判。日本永代蔵1「預り手形に―たしかに」 うけ‐ひ受樋】 水を受ける樋とい。新撰六帖3「水わくる田川の―」 うけ‐ひ・く承け引く】 〔他四〕 承諾する。同意する。うけがう。源氏物語桐壺「世の―・くまじき事なれば」 うけ‐ふね有卦船】 幸運にめぐり合った人が、筆を帆柱に見立てて宝の帆を揚げ、福助夫婦・ふくら雀・富士・福寿草など、「ふ」の字のつく7種の打菓子うちがしなどを飾って祝うもの。 うけ‐ぶね宇気槽(→)「うけ(槽)」に同じ。貞観儀式「御巫みかんなぎ―をおほひてその上に立ち」 うけ‐ぶね浮子船】 網の所在を知るために浮子として網綱につける船。夫木和歌抄25「むこの浦の沖の―近づけば」 うけ‐ぶみ請文】 上位者の命令・要求に対し、答申した文書。請書うけしょ。散状。うけぶん。平家物語10「御―のおもむき僉議せらる」 うけ‐ぶるまい有卦振舞‥マヒ 幸運にめぐり合った時の祝宴。 うけ‐ぶん請文(→)「うけぶみ」に同じ。〈易林本節用集〉 うけ‐み受身】 ①他から働きかけられる立場。受動。「―な態度」 ②他から先に攻撃を受けて防ぐ立場になること。うけだち。「―に回る」 ③文法で、動詞の表す動作を受けるという関係。日本語では動詞に助動詞「ゆ」(上代)、「る」「らる」(文語)、「れる」「られる」(口語)を添えて表し、他動詞だけでなく、「先に行かれる」のような自動詞の受身もある。所相。受動態。↔働き掛け。 ④柔道や合気道で、相手に投げられた時、受ける被害ができるだけ少ないように倒れる法。 ⇒うけみ‐ぶん【受身文】 うけみ‐ぶん受身文】 (passive sentence)(→)受動文に同じ。 ⇒うけ‐み【受身】 うけ‐もち受持ち】 うけもつこと。担当。担任。「―の先生」 うけもち‐の‐かみ保食神】 五穀をつかさどる神。食物の神。うかのみたま。〈神代紀訓注〉→大宜津比売おおげつひめ うけ‐も・つ受け持つ】 〔他五〕 引き受けて事を行う。担当する。担任する。狂言、若菜「頼うだお方の―・たせられた程に」。「3年B組を―・つ」「都内を―・つ」 うけ‐もどし受戻し・請戻し】 債務を弁済して質物や借用証などを返還してもらうこと。 ⇒うけもどし‐しょうけん【受戻し証券】 うけもどし‐しょうけん受戻し証券】 証券と引換えでなければ証券上の債務の弁済をする必要のない証券。 ⇒うけ‐もどし【受戻し・請戻し】 うけ‐もど・す受け戻す・請け戻す】 〔他五〕 価を払って質物などを取り返す。うけだす。うけかえす。 うけ‐やど請宿】 奉公人の身元を引き受ける家。口入れ屋。 うけ‐やま請山】 ①江戸時代、用益料を納めて草木の採取を許された山。 ②江戸時代、領主が鉱山の経営を山師や町人に一定の運上うんじょう納入を条件として請け負わせたもの。運上山。↔直山じきやま うけら】 オケラの古名。万葉集14「武蔵野の―が花の」 うけらがはなうけらが花】 歌文家集。加藤千蔭作。7巻5冊。朮園うけらぞのの号による名。1802年(享和2)刊。和歌は四季・恋・雑歌・雑体・長歌の部を立て、文章は26編を収録。1808年(文化5)「うけらが花二編」刊。 うけ‐りょう請料‥レウ 中世、請所をした地頭らが本家・領家に納入を請け負った毎年の年貢額。請口。→請所 う・ける受ける・享ける・承ける・請ける】 〔他下一〕[文]う・く(下二) 自分に向かってくるものを、まともに迎え入れる。 ①(下降してくるものや向かってくるものを)ささえとめる。うけとめる。万葉集10「風に散る花橘を袖に―・けて」。「ボールを―・ける」 ②渡されるものを迎えとる。うけとる。宇津保物語俊蔭「花の露を供養と―・け紅葉の露を乳房と嘗めつつ」。「盃を―・ける」「援助を―・ける」 ③(天から)授かる。宇津保物語俊蔭「今も又人の身を―・けむ事は難しといへども」。「生を人の世に―・ける」「学位を―・ける」 ④ふりかかったことを身にこうむる。万葉集16「東の中の門みかどゆまゐり来て命みこと―・くれば」。「恩恵を―・ける」「影響を―・ける」 ⑤しかけられたことに応ずる。源氏物語少女「史記の難かたき巻々寮試―・けむに」。「いつでも―・けて立つ」「教育を―・ける」 ⑥受け入れる。承諾する。うべなう。竹取物語「よきことなりと―・けつ」。古今和歌集「みたらし河にせしみそぎ神は―・けずぞなりにけらしも」。「それを真に―・けてはいけない」 ⑦(多く受身の形で)好意を持つ。信頼する。源氏物語御法「あやしきまですずろなる人にも―・けられ」。今昔物語集25「身に敵かたきもなく、よろづの人に―・けられてなむありける」 ⑧僧や修験者を祈祷のために迎える。義経記7「行者たちもさこそおはすらん。―・け奉りて、験者一座せさせ奉りて見ばや」 ⑨後を継ぐ。継承する。風姿花伝「その風を―・けて、道のため、家のため、これを作するところ」。「家業を―・ける」「学統を―・けて大成する」 ⑩(作用をまともに迎え入れる意から転じて)前にする。面する。「南を―・けて建てられた家」 ⑪代金を出して引き取る。日葡辞書「ミヲウクル」。「質を―・け出す」 ⑫(自動詞的に)芝居などで、見物の気に入って喝采かっさいをはくする。転じて、気に入られる。評判が好い。「大衆に―・ける」 ◇広く一般には「受」。3には「享」、9には「承」も使う。保証して引き受ける意や11にはふつう「請」を使う。 うけわし‐げ詛しげウケハシ‥ (形容詞ウケハシに接尾語ゲの付いた語)のろわしいようなさま。源氏物語紅葉賀「弘徽殿などの、―にの給ふ」 うけ‐わたし受け渡し】 ①受け取ることと引き渡すこと。「窓口で―する」 ②売買の目的物を代金と引替えに引き渡すこと。売買取引を決済すること。取引所の取引などでいう。 ③せりふの引継ぎ。 う‐げん右舷】 船尾から船首に向かって、右側のふなべり。↔左舷 う‐げん有験】 祈祷の効験のあること。平家物語3「其のころ―の僧と聞えし三井寺の頼豪阿闍梨を召して」 う‐げん迂言】 ①まわりくどい言い方。 ②事理にうといことば。自分のことばを謙遜していう。 う‐げん繧繝⇒うんげん。堤中納言物語「錦はし・高麗はし、―、紫はしの畳」 うけん‐むけん有見無見】 〔仏〕「すべてのものは存在する」という考え方と「すべてのものは存在しない」という考え方。このいずれからも離れた自由な立場が中道。 うこ(→)「おこ(痴)」に同じ。応神紀「吾が心しいや―にして」 うご海髪】 〔植〕オゴノリの別称。〈[季]春〉 うご羽後】 旧国名。1869年(明治元年12月)出羽でわ国を分割して設置。大部分は今の秋田県、一部は山形県に属する。 う‐ご雨後】 雨の降った後。あめあがり。 ⇒雨後の筍 うこう禹貢】 ①「書経」夏書の一篇。禹が洪水を治めて天下を九州に分かち、貢賦を定めたとされることを記したもので、古代中国の一種の地理書。 ②1934年、中国で創刊された地理の雑誌。顧頡剛こけつごう・譚其驤たんきじょうらが編集。 うこう烏江‥カウ ①中国安徽省和県の北東の地名。長江に通ずる小運河に沿う。劉邦と天下を争って敗れた項羽が自刎じふんした所。 ②中国貴州省の川。四川省涪陵ふうりょう付近で長江に合流。全長1050キロメートル。黔きん江。 う‐ごう烏合‥ガフ 烏の集まるように規律もなく統一もなく集まること。 ⇒うごう‐の‐しゅう【烏合の衆】 うご‐うご蠢蠢】 ①うごめくさま。浮世物語「鼻の先うぞやき―として」 ②(病気や貧乏などで)活気がなくうじうじしたさま。西鶴置土産「若盛りにあてがひ世帯、―生きて」 うこう‐こつ烏口骨】 脊椎動物の上肢帯を形成する骨の一つ。上腕骨の上端前方にあり肩甲骨けんこうこつに接する。哺乳類では退化して肩甲骨の一部となり烏口突起と呼ぶ。烏喙骨うかいこつ。烏啄骨うたくこつうこう‐しゅんすう禹行舜趨‥カウ‥ [荀子非十二子]うわべだけ、禹や舜のような聖人のまねをすること。禹歩舜趨。 うこう‐とっき烏口突起「烏口骨うこうこつ参照。 うごう‐の‐しゅう烏合の衆‥ガフ‥ [後漢書耿弇伝]規律も統制もない群衆、または軍勢。 ⇒う‐ごう【烏合】 うこう‐れんらくせん宇高連絡船‥カウ‥ 岡山県の宇野と香川県の高松とを結ぶ鉄道連絡船。1910年(明治43)開設、88年(昭和63)瀬戸大橋完成により廃止。 うごか・す動かす】 〔他五〕 ①動くようにする。位置をかえる。「机を―・す」 ②状態をかえる。ゆるがす。感動させる。増鏡「目に見えぬ鬼神をも―・しなまし」。「聴衆の心を―・す」 ③(否定や不可能などを表す語句を伴って用いる)(地盤を)ゆるがす。否定する。「―・しがたい事実」 ④運転する。作動させる。「機械を―・す」 ⑤(自分の目的にかなうように)行動させる。「警察を―・す」 うこぎ五加】 ウコギ科の落葉低木。山野に自生。高さ約2メートル。幹は鋭いとげを持つ。葉は5〜7片の掌状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の細花を球状に集めて咲く。花後、黒色の核果を結ぶ。若葉は食用。乾した根皮は漢方生薬の五加皮ごかひで、強壮・利水・止痛薬。人家に栽培するヒメウコギは近似の別種。やまうこぎ。むこぎ。〈[季]春〉 うこぎ ⇒うこぎ‐か【五加科】 うごき動き】 ①動くこと。源氏物語玉鬘「いとどなかなか―すべくも見えざりしかば」。「―を封ずる」 ②変動。変化。「物価の―」 ③動静。もよう。「相手方の―を見る」 ⇒動きが取れない うこぎ‐か五加科‥クワ 双子葉植物の一科。おもにアジア・アメリカの熱帯に約60属800種ある。花は五数性、果実は液果で、多くは散形花序。ウコギ・タラノキ・ヤツデなどの樹木のほか、ウド・チョウセンニンジンなど草本もある。有用植物が多い。 ⇒うこぎ【五加】

うけ‐ふね【有卦船】🔗🔉

うけ‐ふね有卦船】 幸運にめぐり合った人が、筆を帆柱に見立てて宝の帆を揚げ、福助夫婦・ふくら雀・富士・福寿草など、「ふ」の字のつく7種の打菓子うちがしなどを飾って祝うもの。

うけ‐ぶるまい【有卦振舞】‥マヒ🔗🔉

うけ‐ぶるまい有卦振舞‥マヒ 幸運にめぐり合った時の祝宴。

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