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もと‐き【本木】🔗🔉

もと‐き本木】 ①木の根本の部分。↔末木うらき。 ②接木つぎきのもとになる木。台木。新撰六帖6「見ればかつ―の花は散り果てて」 ③以前に関係のあった者。主に前夫・先妻などにいう。人情本、春色辰巳園「―を捨つる心にもあらで、浮薄うわきな色事も終にもつれて」 ⇒本木にまさる末木なし

もとき‐しょうざえもん【本木庄左衛門】‥シヤウ‥ヱ‥🔗🔉

もとき‐しょうざえもん本木庄左衛門‥シヤウ‥ヱ‥ 江戸後期のオランダ通詞。名は正栄。良永の長子。フランス語・英語を修得、日本で最初の英和辞書「諳厄利亜アンゲリア語林大成」、最初のフランス語学書「払郎察フランス辞範」などを編。(1767〜1822) ⇒もとき【本木】

もとき‐しょうぞう【本木昌造】‥シヤウザウ🔗🔉

もとき‐しょうぞう本木昌造‥シヤウザウ 幕末・明治の蘭学者。日本の活版印刷の創始者。長崎に生まれ、母方の本木家を継ぐ。蘭学を修め、造船術・活版印刷術を研究。維新後、アメリカ人ガンブル(W. Gamble 〜1886)について字母鋳造を習得、長崎に活版所を起こした。(1824〜1875) ⇒もとき【本木】 ○本木にまさる末木なしもときにまさるうらきなし 幾回取り代えて見ても、結局、最初に関係のあった者よりすぐれた者はない。主に男女の間にいう。 ⇒もと‐き【本木】

○本木にまさる末木なしもときにまさるうらきなし🔗🔉

○本木にまさる末木なしもときにまさるうらきなし 幾回取り代えて見ても、結局、最初に関係のあった者よりすぐれた者はない。主に男女の間にいう。 ⇒もと‐き【本木】 もとき‐よしなが本木良永】 (名はリョウエイとも)江戸中期の蘭学者。長崎オランダ通詞。通称、栄之進。後に仁太夫。ラテン語・オランダ語に通じ、「天地二球用法」などを訳述、コペルニクスの地動説を紹介。志筑忠雄・大槻玄沢らはその門下。訳「和蘭海鏡書和解」など。(1735〜1794) ⇒もとき【本木】 もと‐きん元金】 ①事業をなすための元手。もと。資本金。 ②金銭貸借の時のもとの金銭。がんきん。↔利息 もと‐ぎん元銀(→)元金もときんに同じ。 もど・く擬く・抵牾く・牴牾く】 〔他五〕 ①他の物に似せて作る。まがえる。宇津保物語俊蔭「この七歳ななとせなる子、父を―・きて高麗人こまうどと文をつくりかはしければ」 ②さからって非難する。とがめる。源氏物語宿木「世の人に似ぬ心の程は皆人に―・かるまじく侍るを」 もと‐くだ・つ本降つ】 〔自四〕 年をとって次第に衰える。古今和歌集「―・ち行くわが盛りはも」 もと‐くち元口】 丸太材の根元に近い方の太い端。↔末口すえくち もと‐くび元首】 首のねもと。太平記14「冑のしころより―まで」 もと‐ぐろ本黒】 矢羽の一つ。根もとの方が黒いもの。→矢羽(図) モトクロスmotocross】 モーター‐バイクによるクロス‐カントリー。 もと‐こ元子】 元金と利息。元利がんりもと‐こ左右】 (許処もとこの意)もと。かたわら。側近。垂仁紀「天皇愛めぐみて―に引し置きたまふ」 ⇒もとこ‐ひと【左右人】 もと‐ごえ基肥・元肥】 播種はしゅ・移植など耕作時、またはそれ以前に施す肥料。ねごえ。 もとこ‐ひと左右人】 もとこに侍る人。侍者。垂仁紀「左右もとこひとに詔して曰く」 ⇒もと‐こ【左右】 もと‐ごめ元込め】 銃砲で、弾薬を銃身・砲身の後ろの部分から装填そうてんするもの。後装。↔先込さきごもどし戻し】 もどすこと。 ⇒もどし‐こうざつ【戻し交雑】 ⇒もどし‐じる【戻し汁】 ⇒もどしぜい‐せいど【戻し税制度】 もとしげ元重】 鎌倉後期の備前長船おさふねの刀工。初代を古元重といい、同名が数代ある。また、伯耆ほうきに同名の刀工がいる。 もと‐しげどう本重籐】 重籐の一種。弓の握りから下を重籐にし、上を所籐ところどうにしたもの。↔末重籐 もどし‐こうざつ戻し交雑‥カウ‥ 〔生〕交雑で生じた雑種第1代と、一方の親またはその系統のものとの交雑。遺伝子型の検定や育種にも利用される。 ⇒もどし【戻し】 もどし‐じる戻し汁】 干椎茸ほししいたけなどの乾物を戻した水。出し汁に用いる。 ⇒もどし【戻し】 もどしぜい‐せいど戻し税制度】 国家がいったん収納した輸入関税または内国消費税を、その物財に一定の条件の備わる場合に払い戻す制度。戻し税または、戻れい税と呼ばれる。「関税―」 ⇒もどし【戻し】 もと‐しの本篠】 蘆の末枯うらがれが、篠のようになって立っていること。また、そのもの。堀河百首「末の枯葉も落ちはてて―ばかりたてる蘆かな」 もと‐じめ元締】 ①金銭の勘定などについて、おおもとの取締りをすること。また、その役目。また、その人。「会計の―」 ②博徒などの親分。 もと‐じろ本白】 矢羽の一種。根もとの方が白いもの。→矢羽(図) もと‐じろ本城⇒ほんじょう もとす本巣】 岐阜県西部の市。北部は森林、南部は濃尾平野に広がる田園地帯。根尾谷の淡墨桜が有名。人口3万5千。 もど・す戻す】 〔他五〕 ①もとへ返す。初めへ返す。平家物語11「舟はきつと押し―・すが大事に候ふ」。「本を書庫へ―・す」「税金を―・す」「ワカメを水で―・す」 ②へどをはく。嘔吐する。「食べたものを―・す」 ③(自動詞的に)相場で、下がった値段が回復する。 もと‐すえ本末‥スヱ ①もととすえ。根本と末梢。ほんまつ。 ②歌の上の句と下の句。 ③宮廷の神楽の演奏で、本方と末方。 ④物事の始めと終り。また、始めから終りまで。 もとす‐こ本栖湖】 富士五湖の一つ。山梨県南部にあって、五湖の西端に位置する。湖面標高900メートル。面積4.7平方キロメートル。最大深度122メートルで五湖中最も深い。 本栖湖 撮影:山梨勝弘 もと‐せん元栓】 水道・ガスの器具の栓に対して、管の元にある栓。 もと‐ぞなえ本備え‥ゾナヘ 軍陣などで大将のいる本陣。 もとだ元田】 姓氏の一つ。 ⇒もとだ‐ながざね【元田永孚】 もと‐だか元高】 歩合算で歩合算定の標準となる数。利息算の元金。 もと‐だち本立ち】 草木の根ぎわ。草木の根もとの生いたち。源氏物語蓬生「前栽の―も涼しうしなし」 もと‐だて本立て】 口実。根拠。種。好色一代男6「あつぱれ口舌くぜつの―」 もと‐だな元店(→)本店ほんてんに同じ。 もとだ‐ながざね元田永孚】 (名はエイフとも)儒学者・教育家。号は東野。熊本藩士。維新後、侍講・宮中顧問官・枢密顧問官などを歴任。明治天皇の側近。教育勅語の起草に参与。著「幼学綱要」「経筵進講録」など。(1818〜1891) ⇒もとだ【元田】 もと‐だね元種】 元にするたね。原料。 もと‐ちょう元帳‥チヤウ (→)総勘定元帳に同じ。 もと‐つ‐いえ本つ家‥イヘ ①本をなす家筋。本家。宗家。いえもと。 ②屋敷の中で住居に用いる本宅。 ③妻の生家。里方。実家。 もと‐づ・く基づく】 〔自五〕 (本付くの意) ①基礎にする。よりどころにする。「事実に―・いて結論を出す」 ②基として起こる。起因する。「感性に―・く作品」 ③到達する。御伽草子、蛤の草子「此の舟に―・きしかひもなく」 ④基礎が定まる。安定する。狂言、仁王「他国をすれば、―・く事でもおりやるか」 もと‐つ‐くに本つ国】 ほんごく。神代紀「―に送致おくりまつる」 もと‐づな元綱】 綱をつけてひく車の、もとの方の綱。また、それを引く人。→先綱→中綱 もとっ‐ぱやり元っ流行】 元値が高いこと。浮世風呂4「―でからつきり買付けられねえ」 もと‐つ‐ひと元つ人】 昔なじみの人。万葉集12「―にはなほ如かずけり」 もと‐つ‐め本つ妻】 ほんさい。正妻。嫡妻。〈新撰字鏡3もと‐つ‐め前妻】 前の妻。旧妻。こなみ。〈倭名類聚鈔2もと‐づめ本詰め】 缶詰・瓶詰などを、内容品の製造元で詰めること。また、その詰めたもの。 もと‐で元手】 ①事業を営むために要する資本金。もと。もときん。資金。西鶴織留1「すこしの―残りすくなく成て」。「―をかける」 ②ある事をして利益を得る根本となるもの。「力士は体が―だ」 もと‐どおり元通り‥ドホリ 以前と同じ状態。「―に片付ける」 もと‐どころ元所・元処(→)元屋もとやに同じ。 もと‐どり】 (「本取」の意)髪を頭の頂に束ねた所。また、その髪。たぶさ。三蔵法師伝永久点「珠を贖ひて還りて像の髻モトトリに施く」 ⇒髻の綸旨 ⇒髻を切る ⇒髻を放つ

もとき‐よしなが【本木良永】🔗🔉

もとき‐よしなが本木良永】 (名はリョウエイとも)江戸中期の蘭学者。長崎オランダ通詞。通称、栄之進。後に仁太夫。ラテン語・オランダ語に通じ、「天地二球用法」などを訳述、コペルニクスの地動説を紹介。志筑忠雄・大槻玄沢らはその門下。訳「和蘭海鏡書和解」など。(1735〜1794) ⇒もとき【本木】

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