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じ【柱】🔗🔉

箏などの駒こま。「琴―」→駒こま5

じゅう【柱】ヂユウ🔗🔉

じゅうヂユウ 琵琶の頸についている勘所かんどころの横桁。源氏物語少女「―さすこと、うひうひしくなりにけりや」

ちゅう【柱】🔗🔉

ちゅう】 ①はしら。「三角―」 ②⇒じ ⇒じゅう

ちゅう‐こく【柱刻】🔗🔉

ちゅう‐こく柱刻(→)「はしら(柱)」4㋐に同じ。

ちゅう‐こん【柱根】🔗🔉

ちゅう‐こん柱根】 ①建物の柱の根の部分。 ②(→)支柱根に同じ。

ちゅうじょう‐グラフ【柱状グラフ】‥ジヤウ‥🔗🔉

ちゅうじょう‐グラフ柱状グラフ‥ジヤウ‥ (→)ヒストグラムに同じ。 ⇒ちゅう‐じょう【柱状】

ちゅうじょう‐せつり【柱状節理】‥ジヤウ‥🔗🔉

ちゅうじょう‐せつり柱状節理‥ジヤウ‥ マグマが冷却固結する時に生じる柱状の割れ目。多く岩脈・岩床・溶岩などに生じる。兵庫県玄武洞・福井県東尋坊などは火山岩に生じた柱状節理のためにできた奇勝。 ⇒ちゅう‐じょう【柱状】

ちゅう‐しん【柱心】🔗🔉

ちゅう‐しん柱心】 柱の中心。

ちゅう‐せき【柱石】🔗🔉

ちゅう‐せき柱石】 ①柱といしずえ。 ②柱やいしずえのように頼みになる大切な人。「国家の―」 ③〔地〕(→)スカポライトに同じ。

ちゅう‐そ【柱礎】🔗🔉

ちゅう‐そ柱礎】 建物のはしらと、土台になる石。転じて、物事の根幹となるもの。柱石。

ちゅう‐たい【柱体】🔗🔉

ちゅう‐たい柱体】 面分めんぶんから立てられた平行な母線ぼせんによって囲まれる立体図形。

ちゅう‐とう【柱棟】🔗🔉

ちゅう‐とう柱棟】 ①はしらとむな木。 ②はしらとむな木が家屋を支持するように、一国・一家を支える人。柱石。大黒柱。

ちゅう‐とう【柱頭】🔗🔉

ちゅう‐とう柱頭】 ①柱の頭部。 ②(capital)西洋建築の柱の頂上の特殊な刳形くりがたで、彫刻のある部分。建物の建築年代と様式とを明瞭に表す。 柱頭 コリント式 イオニア式 ドリス式 ③雌しべの頂端にある花粉が付着する部分。多くは乳頭状で、粘液を分泌する。→花(図)

ちゅう‐めん【柱面】🔗🔉

ちゅう‐めん柱面】 ①〔数〕面分めんぶんの周囲から立てられた平行な母線ぼせんで作られる立体面。 ②結晶軸のうちの一つに平行し、他の2軸の一方または両方に交わる結晶面。

ちゅう‐りょう【柱梁】‥リヤウ🔗🔉

ちゅう‐りょう柱梁‥リヤウ はしらとうつばり。転じて、はしらともうつばりとも頼まれること。また、そのように頼りとなる人。大黒柱。

ちゅう‐れん【柱聯】🔗🔉

ちゅう‐れん柱聯】 柱に掛ける聯。はしらかけ。はしらかくし。

ちゅう‐ろう【柱廊】‥ラウ🔗🔉

ちゅう‐ろう柱廊‥ラウ 柱を並べ、梁をわたして屋根をかけ、吹き放ちとした廊下。コロネード。

つく‐まい【突舞・柱舞】‥マヒ🔗🔉

つく‐まい突舞・柱舞‥マヒ 雑芸ぞうげい。庭先に船形を造り、柱を立て、舞人は雨蛙の面をかぶり、裁着たっつけをはき、竹弓を持って、柱の頂上で舞う。

はしら【柱】🔗🔉

はしら】 ①〔建〕直立して上の荷重を支える材。万葉集20「真木まけ―讃めて造れる殿のごと」。「―を立てる」 ②(比喩的に)たよりとなる人。根幹となるもの。「一家の―」「計画の―」 ③貝柱のこと。 ④(図書用語) ㋐和本などで、各丁の中央の折目に当たるところに刷り込んだ書名・巻数・丁数など。版心。柱刻。目。 ㋑洋装本で、版面外の余白部に示した見出し。 ㋒表ひょうの要目を示す見出し。 ⑤神・霊または高貴の人を数えるのに用いる語。古事記「此の三―の神は」 ⇒はしら‐いし【柱石】 ⇒はしら‐いわい【柱祝】 ⇒はしら‐え【柱絵】 ⇒はしら‐がくし【柱隠し】 ⇒はしら‐がくれ【柱隠れ】 ⇒はしら‐かけ【柱掛け】 ⇒はしら‐かざり【柱飾り】 ⇒はしら‐ごよみ【柱暦】 ⇒はしら‐サボテン【柱サボテン】 ⇒はしら‐たいまつ【柱炬火・柱松明】 ⇒はしら‐だて【柱立て】 ⇒はしら‐どけい【柱時計】 ⇒はしら‐なべ【柱鍋】 ⇒はしら‐ぬき【柱貫】 ⇒はしら‐びき【柱引き】 ⇒はしら‐ぼり【柱掘り】 ⇒はしら‐ま【柱間】 ⇒はしら‐まつ【柱松】 ⇒はしら‐もち【柱餅】 ⇒はしら‐よせ【柱寄せ】 ⇒はしら‐わり【柱割】

はしら‐いし【柱石】🔗🔉

はしら‐いし柱石】 柱を支えるために地面に据えた石。 ⇒はしら【柱】

はしら‐いわい【柱祝】‥イハヒ🔗🔉

はしら‐いわい柱祝‥イハヒ (→)「すすりがゆ」2に同じ。 ⇒はしら【柱】

はしら‐え【柱絵】‥ヱ🔗🔉

はしら‐え柱絵‥ヱ ①寺院などの柱に描いた絵。 ②浮世絵版画、特に錦絵の判型の一種。丈長奉書たけながほうしょ横四つ切で、縦約70センチメートル、横12〜13センチメートルの細長い画面。柱にかけて装飾とするのに適する。柱掛はしらかけ。柱隠はしらがくし⇒はしら【柱】

はしら‐がくし【柱隠し】🔗🔉

はしら‐がくし柱隠し】 柱の表にかけて装飾とするもの。竹・板・陶器あるいは金属・ガラスの類で造り、多く書画などを描いたもの。はしらかけ。 ⇒はしら【柱】

はしら‐がくれ【柱隠れ】🔗🔉

はしら‐がくれ柱隠れ】 柱のかげにかくれること。源氏物語野分「―に少しそばみ給へりつるを」 ⇒はしら【柱】

はしら‐かけ【柱掛け】🔗🔉

はしら‐かけ柱掛け(→)「はしらがくし」に同じ。 ⇒はしら【柱】

はしら‐かざり【柱飾り】🔗🔉

はしら‐かざり柱飾り】 柱にかけるかざり。薬などを入れておく。 ⇒はしら【柱】

はしら‐ごよみ【柱暦】🔗🔉

はしら‐ごよみ柱暦】 家の柱などに掛ける小さい暦。後藤末雄、素顔「茶の間の障子を開け放して払塵はたきを掛けた序つひでに―を見詰めてゐた」 ⇒はしら【柱】

はしら‐サボテン【柱サボテン】🔗🔉

はしら‐サボテン柱サボテン】 サボテン類のうち、茎が柱状に直立する種類の総称。北米アリゾナ州のサガロ‐サボテンなど。→うちわサボテン⇒はしら【柱】

はしら‐たいまつ【柱炬火・柱松明】🔗🔉

はしら‐たいまつ柱炬火・柱松明】 ①高い柱の先に結んで焚くたいまつ。 ②3月(もと陰暦2月)15日、京都市嵯峨の清涼寺釈迦堂の前で、大きなたいまつを焚いて行う涅槃会ねはんえの行事。 ⇒はしら【柱】

はしら‐だて【柱立て】🔗🔉

はしら‐だて柱立て】 ①家屋の建築で、初めて柱を建てること。また、その時の祝賀の儀式。浄瑠璃、出世景清「今日吉日の―」 ②柱立ての行事を脚色した歌舞伎舞踊やうた沢の曲名。 ⇒はしら【柱】

はしら‐どけい【柱時計】🔗🔉

はしら‐どけい柱時計】 柱や壁などに掛けておく時計。掛時計。 ⇒はしら【柱】

はしら‐なべ【柱鍋】🔗🔉

はしら‐なべ柱鍋】 バカガイの貝柱を主材料とする鍋料理。 ⇒はしら【柱】

はしら‐ぬき【柱貫】🔗🔉

はしら‐ぬき柱貫】 柱を横に貫く材。古くは頭貫かしらぬきをいう。 ⇒はしら【柱】

はしら‐びき【柱引き】🔗🔉

はしら‐びき柱引き】 ①和船で、帆柱を起こし、または倒す時に、船首・船尾へ引く綱。引手。巻手。先手さきて。 ②「柱掘り」参照。 ⇒はしら【柱】

はしら‐ぼり【柱掘り】🔗🔉

はしら‐ぼり柱掘り】 石炭採掘法の一つ。鉱床を互いに直交する一系の並行坑道で分割し、その間に長方形の炭柱を残して天井を支えさせ、鉱区の境界に達すると、漸次に炭柱を取り払う(柱引)もの。炭柱式採炭。 ⇒はしら【柱】

はしら‐ま【柱間】🔗🔉

はしら‐ま柱間】 殿舎・家屋・橋などの柱と柱との間あいだ。間ともいう。 ⇒はしら【柱】

はしら‐まつ【柱松】🔗🔉

はしら‐まつ柱松】 ①下部を地中に埋めて立てた松明たいまつ。たてあかし。たちあかし。 ②(→)揚松あげまつに同じ。 ⇒はしら【柱】

はしら‐もち【柱餅】🔗🔉

はしら‐もち柱餅】 歳暮の餅搗きのとき、終りの1臼の餅を大黒柱に巻き付けておき、正月15日の左義長さぎちょうの火にあぶって食うもの。世間胸算用4「長崎の―」 ⇒はしら【柱】

はしら‐よせ【柱寄せ】🔗🔉

はしら‐よせ柱寄せ】 柱に沿って打ち付け、蔀戸しとみど・遣戸やりどなどの戸当りとした材。 ⇒はしら【柱】

はしら‐わり【柱割】🔗🔉

はしら‐わり柱割】 柱の大きさや位置を定めること。 ⇒はしら【柱】

[漢]柱🔗🔉

 字形  筆順 〔木部5画/9画/教育/3576・436C〕 [] 字形 〔木部5画/9画〕 〔音〕チュウ(慣) チュ(漢) 〔訓〕はしら [意味] ①はしら。棟木むなぎや梁はりをささえるために立てた材木。「支柱・電柱・氷柱・柱石・柱礎」 ②じ。ことじ。琴や琵琶びわの弦をささえる具。「柱ことじに膠にかわして瑟しつを鼓す」〔史記〕(融通がきかない) ③神霊を数える語。▶「はしら」とよむ。 [解字] 形声。「木」+音符「」(=じっと立って動かない)。まっすぐに立つ木材の意。 [下ツキ 円柱・角柱・支柱・水銀柱・脊柱・天柱・電柱・標柱・氷柱

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