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き【柵・城】🔗🔉

柵・城】 敵を防ぐための構築物。垣や堀など。城塞。垂仁紀「稲を積みて―を作る」。播磨風土記「―を掘りし処は」

き‐か・う【柵養ふ】‥カフ🔗🔉

き‐か・う柵養ふ‥カフ 〔他四〕 未詳。囲いの中に飼うの意か。また、その意の名詞か。また、柵の役人の指揮に従う意、陸奥の国にあった地名とも。斉明紀「―・ふの蝦夷九人」

き‐の‐へ【柵戸】🔗🔉

き‐の‐へ柵戸】 古代、蝦夷えぞに備えるための城柵に付属させた民戸。屯田兵の一種。きへ。さくこ。

くべ【垣・柵】🔗🔉

くべ垣・柵】 (奈良時代にはクヘ)かき。さく。万葉集14「―越しに麦食む小馬の」

さく【柵】🔗🔉

さく】 ①角材または丸太をまばらに立てて貫ぬきを通し、土地の境界・区画などに設けるかこい。 柵 撮影:関戸 勇 ②木の柱を建て並べて、敵を防ぐために作ったとりで。古代、東北の辺境に設けられた城郭。→き(柵・城)。 ③しがらみ。

さく‐いたべい【柵板塀】🔗🔉

さく‐いたべい柵板塀】 柵の裏に板を張った塀。 柵板塀

さくじょう‐そしき【柵状組織】‥ジヤウ‥🔗🔉

さくじょう‐そしき柵状組織‥ジヤウ‥ 海綿状組織とともに葉肉を構成する重要な組織。柱状の細胞が密接してほとんど間隙をつくらずに並ぶ。葉の上面の表皮下にあり、葉緑体を含み、光合成を行う。

さく‐の‐き【柵の木】🔗🔉

さく‐の‐き柵の木(→)「さく(柵)」に同じ。

さく‐もん【柵門】🔗🔉

さく‐もん柵門】 城柵の入口の門。

さく‐やらい【柵矢来】🔗🔉

さく‐やらい柵矢来】 木の柵で作った矢来。

さく‐るい【柵塁】🔗🔉

さく‐るい柵塁】 木柵を立てて構えたとりで。

しがらみ【柵】🔗🔉

しがらみ】 ①水流を塞きとめるために杭くいを打ちならべて、これに竹や木を渡したもの。万葉集2「あすか川―渡しせかませば」 柵 ②転じて、柵さく。また、せきとめるもの。まといつくもの。源氏物語「袖の―せきあへぬまで」。「浮き世の―」

しがら・む【柵む】🔗🔉

しがら・む柵む】 〔他四〕 ①からみつける。古今和歌集「秋萩を―・みふせて鳴く鹿の」 ②しがらみを設けて水流を塞きとめる。狭衣物語2「涙川流るる跡はそれながら―・みとむる面影ぞなき」

[漢]柵🔗🔉

 字形 〔木部5画/9画/2684・3A74〕 〔音〕サク(漢) 〔訓〕しがらみ [意味] ①木や竹を編んで造った垣根(をめぐらしたとりで)。「柵をめぐらす」「柵塁・鉄柵・木柵」 ②しがらみ。流れをせきとめるために水中に①を仕掛けたもの。 ▷は異体字。

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