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つが【栂】🔗🔉

つが】 (トガとも)マツ科ツガ属の常緑高木。西日本の山地に自生し、高さ30メートル以上に達する。雌雄同株。雄花穂は円錐形、雌花穂は紫色、楕円形。球果は親指頭大で下垂。材は建築・器具製造・製紙用。樹皮からタンニンを採り、漁網の染料とする。栂松。ツガノキ。 つが

つが‐ざくら【栂桜】🔗🔉

つが‐ざくら栂桜】 ツツジ科の常緑小低木。中部以北の高山帯に自生。近縁のアオノツガザクラと共に、代表的な高山植物。高さ10〜20センチメートル。葉は小さく線形、裏面は褐色、針葉樹のツガの葉に似る。初夏、淡紅色の小花を開く。花冠は広鐘形で5浅裂。花後、扁球形の蒴果さくかを結ぶ。

つが‐の‐き【栂の木】🔗🔉

つが‐の‐き栂の木(→)「つが」に同じ。万葉集17「神さびて立てる―幹もとも枝も」 ⇒つがのき‐の【栂の木の】

つがのき‐の【栂の木の】🔗🔉

つがのき‐の栂の木の】 〔枕〕 「いやつぎつぎ」にかかる。万葉集1「生れましし神のことごと―いやつぎつぎに天の下知らしめししを」 ⇒つが‐の‐き【栂の木】

つが‐まつ【栂松】🔗🔉

つが‐まつ栂松(→)「つが」に同じ。

とが【栂】🔗🔉

とが⇒つが

とが‐さわら【栂椹】‥サハラ🔗🔉

とが‐さわら栂椹‥サハラ (葉がツガ(トガ)に、樹皮がサワラに似ていることから)マツ科の常緑針葉樹。日本特産で、紀伊半島と四国にのみ分布。高さ30メートルに達する。材は軽く、建築材・土木材とする。サワラトガ。カワキ。ゴヨウトガ。

とがのお【栂尾】‥ヲ🔗🔉

とがのお栂尾‥ヲ 京都市右京区梅ヶ畑の一地区。紅葉の名所。高雄(高尾)・槙尾と共に三尾さんびと称し、栂尾はその最北。明恵みょうえ上人再興の高山寺がある。 栂尾の紅葉 撮影:的場 啓 ⇒とがのお‐に【栂尾煮】

とがのお‐に【栂尾煮】‥ヲ‥🔗🔉

とがのお‐に栂尾煮‥ヲ‥ さつまいもを、砂糖で甘く煮たもの。京都栂尾の高山寺の精進料理に出されたという説のほか、料理屋の名とも。 ⇒とがのお【栂尾】

とが‐の‐き‐の【栂の木の】🔗🔉

とが‐の‐き‐の栂の木の】 〔枕〕 (音の類似から)「つぎつぎ」にかかる。万葉集6「繁しじに生ひたる―いやつぎつぎに」

[漢]栂🔗🔉

 字形 〔木部5画/9画/3646・444E〕 (国字) 〔訓〕つが [意味] 木の名。つが。とが。

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