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○汽車の後押しきしゃのあとおし🔗⭐🔉
○汽車の後押しきしゃのあとおし
無用の労をするたとえ。
⇒き‐しゃ【汽車】
きしゃ‐の‐せち【騎射の節】
節会の一つ。古代、5月5日に天皇が、武徳殿または弓場殿ゆばどのに臨み、近衛・兵衛の騎射を観覧した儀式。
⇒き‐しゃ【騎射】
きしゃ‐はさみもの【騎射挟み物】
徳川吉宗が再興した流鏑馬やぶさめの別称。的に薄板の挟み物を用いたからいう。
⇒き‐しゃ【騎射】
ぎしゃ‐ば・る【義者張る】
〔自四〕
道理を立ててりきむ。いばる。歌舞伎、助六所縁江戸桜「ぶたれて―・ると、ひつこぬいて切る」
⇒ぎ‐しゃ【義者】
きしゃ‐ぽっぽ【汽車ぽっぽ】
(幼児語)汽車。
⇒き‐しゃ【汽車】
き‐じゃもん【貴蛇紋】
蛇紋岩および蛇灰岩の石材名。暗緑色の地に白色の方解石脈が網状に走り、研磨して装飾用建材とする。三波川さんばがわ変成帯にともなって産出。
きしゃ‐やすで【汽車馬陸】
ババヤスデ科のヤスデ。赤褐色で体長約3センチメートル。本州中部の山地に分布し、落葉や菌類を食う。特定の地域で8年置きに大発生する。これを轢ひいた列車が滑って立往生することからその名がある。
⇒き‐しゃ【汽車】
き‐しゅ【奇手】
奇抜な手段。めずらしいわざ。
き‐しゅ【記主】
〔仏〕経典などにすぐれた注釈を書いた人。
き‐しゅ【起首】
物事のはじめ。おこり。
き‐しゅ【鬼手】
囲碁・将棋で、相手を驚かすような奇抜な手。
⇒きしゅ‐ぶっしん【鬼手仏心】
き‐しゅ【帰趣・帰趨】
物事の落ち着く所。帰着点。きすう。
き‐しゅ【寄主】
〔生〕(→)宿主しゅくしゅに同じ。
き‐しゅ【亀手】
亀甲きっこう模様のようにひびのきれた手。きんしゅ。
き‐しゅ【期首】
ある期間・期限のはじめ。↔期末
き‐しゅ【貴種】
高い家柄の生れ。高い血筋。
⇒きしゅ‐りゅうり‐たん【貴種流離譚】
き‐しゅ【旗手】
①団体の行進などの際、その団体旗をもつ人。はたもち。
②比喩的に、ある運動の魁さきがけをなす者。「反戦運動の―」
き‐しゅ【機首】
飛行機の頭部。
き‐しゅ【機種】
①飛行機の種類。
②機械の種類。「パソコンの新―」
き‐しゅ【騎手】
馬に乗る人。馬の乗り手。
き‐じゅ【奇樹】
形のめずらしい木。
き‐じゅ【耆儒】
(「耆」は老年の意)老年の儒者。
き‐じゅ【喜寿】
(「喜」の字の草体「
」が「七十七」と読まれるところから)七十七歳のこと。また、七十七歳の賀の祝い。喜の字の祝い。
ぎ‐しゅ【技手】
①会社などで技師の下に属し、技術をつかさどる者。ぎて。
②もと技能官吏の一種。旧制官庁で技師の下に属して技術をつかさどる判任官または判任官待遇者。ぎて。→技官
ぎ‐しゅ【義手】
切断された手の機能を補うための人工の手。
き‐しゅう【奇習】‥シフ
珍しく、風変りな習慣・風習。
き‐しゅう【奇襲】‥シフ
敵のすきをねらって、不意に襲撃すること。奇策で敵を襲撃すること。不意打ち。「―をかける」
き‐しゅう【季秋】‥シウ
①秋のすえ。晩秋。
②陰暦9月の称。
き‐しゅう【紀州】‥シウ
紀伊国の別称。
⇒きしゅう‐け【紀州家】
⇒きしゅう‐でん【紀州伝】
⇒きしゅう‐ネル【紀州ネル】
⇒きしゅう‐みかん【紀州蜜柑】
⇒きしゅう‐やき【紀州焼】
⇒きしゅう‐りゅう【紀州流】
き‐しゅう【既習】‥シフ
これまでに学習していること。
きしゅう【貴州】‥シウ
(Guizhou)中国南西部の省。四川省の南にある高原地帯。省都、貴陽。面積約18万平方キロメートル。略称、貴。別称、黔けん。苗ミャオ族・布依プイ族・侗トン族・彝イ族などの少数民族が多く居住。→中華人民共和国(図)
き‐しゅう【貴酬】‥シウ
返事の手紙の脇付に用いる語。御返事の意で、先方に対する敬意を表す。
き‐しゅう【箕帚・箕箒】‥シウ
(キソウとも)
①ちりとりと箒ほうき。掃除すること。
②臣下あるいは妻となって仕えること。
⇒きしゅう‐の‐しょう【箕帚の妾】
き‐しゅう【冀州】‥シウ
中国古代の九州の一つ。黄河下流の北、大行山脈以東の地。
き‐しゅう【羇愁】‥シウ
旅のうれい。旅愁。
き‐じゅう【奇獣】‥ジウ
珍しいけもの。
き‐じゅう【帰従】
つき従うこと。帰服。
き‐じゅう【寄住】‥ヂユウ
仮住い。寄寓。
き‐じゅう【器什】‥ジフ
(明治期の語)日常生活で用いる家具や道具。什器。
き‐じゅう【機銃】
機関銃の略。「―掃射」
き‐じゅう【騎従】
馬に乗って供に従うこと。また、その人。
き‐じゅう【騎銃】
騎兵の持つ小銃。歩兵銃よりも小形で軽い。
ぎ‐しゅう【魏収】‥シウ
北斉の学者。字は伯起。北斉の詔勅の類はその手に成る。尚書右僕射(宰相)となる。諡おくりなは文貞。著「魏書」130巻。(506〜572)
ぎ‐しゅう【艤舟】‥シウ
船出の用意をすること。ふなよそおい。
ぎ‐しゅう【蟻集】‥シフ
蟻ありのようにむらがり集まること。蟻聚。
きじゅう‐き【起重機】‥ヂユウ‥
(→)クレーンに同じ。
⇒きじゅうき‐せん【起重機船】
きじゅうき‐せん【起重機船】‥ヂユウ‥
クレーンを据え、重量物を吊り上げて運搬する船。船の荷役・建造、港湾工事・橋梁建設などに用いる。
⇒きじゅう‐き【起重機】
きしゅう‐け【紀州家】‥シウ‥
徳川氏三家の一つ。家康の第10子頼宣を祖とし、紀伊と伊勢の一部とを領した。石高55万5000石。紀伊家。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐でん【紀州伝】‥シウ‥
(→)紀州流に同じ。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐ネル【紀州ネル】‥シウ‥
綿ネル(フランネル)の一種。紀伊和歌山の人、瀬戸重助創製。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐の‐しょう【箕帚の妾】‥シウ‥セフ
室内の掃除に従う腰元。転じて、妻が自ら卑下して言う語。きそうのしょう。
⇒き‐しゅう【箕帚・箕箒】
きしゅう‐みかん【紀州蜜柑】‥シウ‥
ミカンの一品種。中国原産。枝の多い低木で、葉は小形。果実も小さく、種子が多い。最も古くから暖地に栽培され、寛永(1624〜1644)年間に紀州から江戸に出荷され、長く賞味されたが、温州うんしゅう蜜柑の普及によって圧倒された。
⇒き‐しゅう【紀州】
ぎしゅう‐もん【宜秋門】‥シウ‥
①平安京内裏の外郭門の一つ。西面中央、内郭の陰明門と相対する。右衛門府の詰所があったので、右衛門の陣とも称する。
②京都御所の西面の中央の門。公卿門。
ぎしゅう‐もんいん【宜秋門院】‥シウ‥ヰン
後鳥羽天皇の中宮。関白九条兼実の女むすめ。名は任子。1200年(正治2)院号宣下。(1174〜1238)
⇒ぎしゅうもんいん‐の‐たんご【宜秋門院丹後】
ぎしゅうもんいん‐の‐たんご【宜秋門院丹後】‥シウ‥ヰン‥
鎌倉初期の歌人。源頼政の弟頼行の女むすめ。初め藤原兼実家、のち宜秋門院に仕えた女房。その和歌は千載集・新古今集・新勅撰集などに所収。生没年未詳。
⇒ぎしゅう‐もんいん【宜秋門院】
きしゅう‐やき【紀州焼】‥シウ‥
文政・天保(1818〜1844)の頃、紀州藩主徳川治宝はるとみが西浜御殿内の偕楽園で焼かせた御庭焼。京都の陶工楽旦入・2代高橋道八・永楽保全らを招き、交趾写コーチうつしなどを製作。偕楽園焼。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐りゅう【紀州流】‥シウリウ
紀州に伝わった日本泳法。蛙足を基本とする。能島のじま流・岩倉流・小池流がある。紀州伝。
⇒き‐しゅう【紀州】
き‐しゅく【耆宿】
(「耆」「宿」いずれも老年の意)老いて徳望・経験のすぐれた人。老成の人。
き‐しゅく【鬼宿】
①〔天〕二十八宿の一つ。鬼星。たまほめぼし。
②鬼宿日の略。
⇒きしゅく‐にち【鬼宿日】
き‐しゅく【寄宿】
①他の家に身を寄せること。「伯父の家に―する」
②生徒・会社員などが、学校・会社などに設けられた宿舎に住むこと。「4年間―していた寮」
③寄宿舎の略。
⇒きしゅく‐がっこう【寄宿学校】
⇒きしゅく‐しゃ【寄宿舎】
⇒きしゅく‐せい【寄宿生】
⇒きしゅく‐りょう【寄宿寮】
ぎ‐じゅく【義塾】
義捐ぎえん金で公益のために設けた塾。義学。「慶応―」
きしゅく‐がっこう【寄宿学校】‥ガクカウ
生徒全員が寄宿舎に入る制度をとる学校。共同生活の教育効果を重視する。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐しゃ【寄宿舎】
学生・生徒または会社員・店員などのため学校や会社・商店などが設けた共同宿舎。寄宿寮。寮。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐せい【寄宿生】
寄宿舎に宿泊している学生または生徒。寮生。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐にち【鬼宿日】
暦注で、鬼宿1に当たって、嫁取りのほかは万事に大吉という日。きしゅく。
⇒き‐しゅく【鬼宿】
きしゅく‐りょう【寄宿寮】‥レウ
(→)寄宿舎に同じ。
⇒き‐しゅく【寄宿】
き‐じゅす【生繻子】
生織の繻子。織り上げ後に糊抜き・精練をする。
き‐しゅつ【既出】
すでに言及されていること。すでに出現したことがあること。「―の項目」
き‐じゅつ【奇術】
①不思議な技術。
②手品てじな。「―を披露する」
⇒きじゅつ‐し【奇術師】
き‐じゅつ【既述】
前に述べたこと。前述。「―の如く」
き‐じゅつ【記述】
①文章にかきしるすこと。また、書きしるしたもの。「事細かに―する」「―に誤りがある」
②(description)対象や過程の特質を理論的先入見なしにありのままに秩序正しく記載すること。説明や論証の前段階として必要な手続。→説明。
⇒きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】
⇒きじゅつてき‐かがく【記述的科学】
⇒きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】
き‐じゅつ【詭術】
人をだます手段。
ぎ‐じゅつ【技術】
①[史記貨殖伝]物事をたくみに行うわざ。技巧。技芸。「―を磨く」
②(technique)科学を実地に応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に役立てるわざ。「先端―」
⇒ぎじゅつ‐いてん【技術移転】
⇒ぎじゅつ‐か【技術家】
⇒ぎじゅつ‐かくしん【技術革新】
⇒ぎじゅつ‐かてい‐か【技術家庭科】
⇒ぎじゅつ‐きょういく【技術教育】
⇒ぎじゅつ‐し【技術士】
⇒ぎじゅつ‐しゃ【技術者】
⇒ぎじゅつしゃ‐りんり【技術者倫理】
⇒ぎじゅつ‐てき【技術的】
⇒ぎじゅつ‐ろん【技術論】
ぎじゅつ‐いてん【技術移転】
技術が企業間・地域間・国際間で移転されること。主に先進国から発展途上国に対するものをいう。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐か【技術家】
(→)技術者に同じ。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐かくしん【技術革新】
「イノベーション」参照。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐かてい‐か【技術家庭科】‥クワ
中学校の教科の一つ。家庭・社会生活に必要な基礎的・実践的知識・技術・態度の習得・育成が目標。1958年に創設。89年男女同一内容を履習するよう規定。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐きょういく【技術教育】‥ケウ‥
生産活動に必要な知識・技術や技術学の基礎の学習を目的とする教育。産業・経済の発展とともに重視されるようになった。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】
(descriptive linguistics)ある言語の実態を、分析者の主観・社会的規範・歴史的考察などを加えずに、あるがままに記述しようとする言語学の立場・方法。
⇒き‐じゅつ【記述】
きじゅつ‐し【奇術師】
奇術を行う人。手品師。
⇒き‐じゅつ【奇術】
ぎじゅつ‐し【技術士】
技術士法に基づく資格。科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画・研究・指導などを行う者。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐しゃ【技術者】
技術2を職業とする人。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつしゃ‐りんり【技術者倫理】
技術者が専門職業として担う倫理。守秘義務と公共の利益の相反、安全性とリスクに関する倫理、倫理綱領等の実務的な問題のほか、広義には社会の中で技術者が果たす責任や内部告発の問題も含む。工学倫理。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐てき【技術的】
①科学の応用面に関係のあるさま。
②本質的・原理的な面は別として、実際の運用・運営の面にだけ関するさま。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きじゅつてき‐かがく【記述的科学】‥クワ‥
事実の記録と分類を主な内容とする科学。旧来の博物学などをいう。↔説明的科学。
⇒き‐じゅつ【記述】
きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】‥パフ
(descriptive grammar)ある言語の実態を客観的に記述することにより作られた文法。規範文法や歴史文法などに対する。
⇒き‐じゅつ【記述】
ぎじゅつ‐ろん【技術論】
①技術に関しての議論。もっぱら技術的な次元でなされる言説。
②技術の本質やあり方に関する理論的考察。技術の定義、近代科学技術の特質や意義に関する議論。また、近年は遺伝子組換え技術・情報技術・巨大科学などの、社会にとってのあり方が論じられる。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きしゅ‐ぶっしん【鬼手仏心】
外科手術は体を切り開き鬼のように惨酷に見えるが、患者を救いたい仏のような慈悲心に基づいているということ。仏心鬼手。
⇒き‐しゅ【鬼手】
きしゅ‐りゅうり‐たん【貴種流離譚】‥リウ‥
説話類型の一つ。貴い家柄の英雄が本郷を離れて流浪し、苦難を動物や女性の助けなどで克服してゆく話。大国主命、光源氏の須磨配流、オデュッセウスの漂流の類。
⇒き‐しゅ【貴種】
き‐しゅん【季春】
①春のすえ。晩春。暮春。
②陰暦3月の称。
き‐じゅん【帰順】
反逆の心を改めて、服従すること。「武器を捨てて―する」
き‐じゅん【基準】
ものごとの基礎となる標準。比較して考えるためのよりどころ。「―を設ける」「―を上まわる出来」「建築―」
⇒きじゅん‐かわせそうば【基準為替相場】
⇒きじゅん‐せん【基準線】
⇒きじゅんない‐ちんぎん【基準内賃金】
⇒きじゅん‐ひょうほん【基準標本】
⇒きじゅん‐めん【基準面】
き‐じゅん【規準】
(「規」はコンパス、「準」は水準器の意)
①規範・標準とするもの。
②〔哲〕(criterion)信仰・思惟・評価・行為などの則るべき手本・規則。規範。
きじゅん‐かわせそうば【基準為替相場】‥カハセサウ‥
ある通貨の各種通貨に対する為替相場のうち、その通貨と最も取引が多く、かつ国際通貨である外国通貨との交換比率。円の対ドル相場など。→クロスレート→裁定為替相場。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐せん【基準線】
①図面を画く場合、基準となる線。
②(→)基線に同じ。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅんない‐ちんぎん【基準内賃金】
種々の賃金項目のうち誰にでも共通に支払われる賃金。基本給など。→所定内賃金。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐ひょうほん【基準標本】‥ヘウ‥
「模式標本」参照。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐めん【基準面】
①水準測量において高さを0と仮定する水平面。広域にわたる測量では、ある特定の場所の平均潮位。
②万年単位での、ある期間における海面の高さ。浸食基準面。
⇒き‐じゅん【基準】
きしゅん‐らく【喜春楽】
雅楽の唐楽、黄鐘調おうしきちょうの曲。管弦にも舞楽にも用いる。四人舞。
き‐しょ【奇書】
珍しい文書・書籍。奇紀。
き‐しょ【寄書】
①手紙を送ること。
②寄稿すること。
③よせがき。
き‐しょ【稀書・希書】
古写本・古刊本または限定版などたやすく手に入らない珍しい書物。稀覯きこう本。
き‐しょ【貴所】
[一]〔名〕
相手の住所の尊敬語。
[二]〔代〕
(男子に対する尊敬の意を表す二人称)あなた。貴君。主として書簡文に用いる。
き‐しょ【貴書】
相手の手紙の尊敬語。貴翰。尊書。お手紙。
き‐じょ【季女】‥ヂヨ
一番すえのむすめ。末娘。
き‐じょ【鬼女】‥ヂヨ
①女の姿をした鬼。
②鬼のように残酷な女。
き‐じょ【帰除】‥ヂヨ
(「帰」は1桁の割算、「除」は2桁以上の割算の意)割算。
き‐じょ【貴女】‥ヂヨ
[一]〔名〕
身分のたかい女。貴婦人。
[二]〔代〕
(女性に対する尊敬の意を表す二人称)あなた。主として書簡文に用いる。
き‐じょ【機女】‥ヂヨ
はたを織る女。はたおりめ。
き‐じょ【機序】
しくみ。機作。機構。メカニズム。
き‐じょ【機杼】‥ヂヨ
はたを織る用具。杼ひ。
ぎ‐しょ【偽書】
①本物ににせて書いた手紙。にせてがみ。
②にせて作った書籍。
③内容を仮託して作った書物。
ぎ‐しょ【義疏】
⇒ぎそ
ぎ‐しょ【戯書】
①興にまかせて戯れに書いた文章。らくがき。
②万葉集の用字法。漢字の形態・意義を自由に利用して遊戯的・技巧的にそれを使用したもの。「出いでば」を「山上復有山者」、「憎く」を「二八十一」と書く類。
ぎしょ【魏書】
①二十四史の一つ。北斉の魏収撰。北魏の史書。554年成る。曲筆が多く穢史と非難された。本紀14巻、列伝96巻、志20巻、計130巻。北魏書。後魏書。
②(→)魏志に同じ。
ぎ‐しょ【議所】
内裏だいりの宜陽殿の一室。平安初期には公卿が集まって議した。
ぎ‐じょ【伎女】‥ヂヨ
伎楽を奏する女。
ぎ‐じょ【妓女】‥ヂヨ
芸妓や遊女。うたいめ。娼妓。
ぎじょ【祇女・妓女】‥ヂヨ
⇒ぎにょ
き‐しょう【木性】‥シヤウ
人の生年月日を五行ごぎょうに配したとき、「木」に当たる性。源平盛衰記17「わが身―なり」
き‐しょう【気性】‥シヤウ
(「気象」とも書く)生れつきの性情。心だて。気だて。気質。末広鉄腸、雪中梅「其の容貌きりょうと云ひ気象と云ひ世間に稀なる婦人なれば」。「―がはげしい」「しっかりした―」
き‐しょう【気象】‥シヤウ
①宇宙の根元とその作用である現象。古事記上「混元既に凝りて、―未だあらはれず」
②(→)気性に同じ。樋口一葉、塵中につ記「国子はものにたえしのぶの―とぼし」
③〔気〕(weather)大気の状態および雨・風・雷など、大気中の諸現象。
⇒きしょう‐えいせい【気象衛星】
⇒きしょう‐がく【気象学】
⇒きしょう‐かんそく【気象観測】
⇒きしょう‐かんそく‐せん【気象観測船】
⇒きしょう‐けいほう【気象警報】
⇒きしょう‐こうがく【気象光学】
⇒きしょう‐さいがい【気象災害】
⇒きしょう‐だい【気象台】
⇒きしょう‐だいがっこう【気象大学校】
⇒きしょう‐ちゅういほう【気象注意報】
⇒きしょう‐ちょう【気象庁】
⇒きしょう‐ちょう【気象潮】
⇒きしょう‐つうほう【気象通報】
⇒きしょう‐でんき【気象電気】
⇒きしょう‐でんぽう【気象電報】
⇒きしょう‐びょう【気象病】
⇒きしょう‐ようそ【気象要素】
⇒きしょう‐よほうし【気象予報士】
⇒きしょう‐レーダー【気象レーダー】
き‐しょう【希少・稀少】‥セウ
まれで少ないこと。「―な存在」
⇒きしょう‐かち【希少価値】
⇒きしょう‐きんぞく【希少金属】
き‐しょう【奇峭】‥セウ
(明治期の語)山が険しくそびえたつさま。転じて、人の性格が、鋭敏できついさま。
き‐しょう【奇捷】‥セフ
思いがけない勝ち。奇勝。
き‐しょう【奇勝】
①思いがけない勝ち。
②珍しく、すばらしい景色。「渓谷に―をさぐる」
き‐しょう【記章】‥シヤウ
①記念のため、その事に関係した人に与えるしるし。「従軍―」
②(→)徽章きしょうに同じ。
き‐しょう【記誦】
記憶してそらんじること。
⇒きしょう‐の‐がく【記誦の学】
き‐しょう【起床】‥シヤウ
寝床から起き出ること。「6時に―する」↔就床
き‐しょう【起請】‥シヤウ
①事を企てて主君に願い出ること。また、そのための文書。三代実録17「藤原朝臣冬緒、進―四事」
②神仏に誓いを立て自分の行為・言説に偽りのない旨を記すこと。また、その文書。起請文。義経記4「偽り申さぬ由―を書きて参らせければ」
③夫婦の固めなど、神仏に誓って相互にとりかわす、かたい約束の文書。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「こりや二人の中の―。此一通共大橋に渡して下され」
⇒きしょう‐せいし【起請誓紙】
⇒きしょう‐つぎ【起請継ぎ】
⇒きしょう‐まえがき【起請前書】
⇒きしょう‐もん【起請文】
き‐しょう【桅檣】‥シヤウ
ほばしら。帆檣。マスト。
き‐しょう【毀傷】‥シヤウ
そこないきずつけること。
き‐しょう【旗章】‥シヤウ
はたじるし。国旗・軍艦旗・軍旗・校旗などの総称。
き‐しょう【嬉笑・嘻笑】‥セウ
①よろこび笑うこと。
②むりに笑うこと。つくり笑い。
き‐しょう【徽章・記章】‥シヤウ
(「徽」はしるし、「章」は模様の意)職務・身分または名誉を表すために、衣服・帽子・提灯ちょうちんなどにつけるしるし。「制帽の―」→記章
き‐じょう【机上】‥ジヤウ
机のうえ。
⇒きじょう‐の‐くうろん【机上の空論】
⇒きじょう‐プラン【机上プラン】
き‐じょう【気丈】‥ヂヤウ
気のもち方がしっかりしていること。心のたしかなこと。二葉亭四迷、浮雲「母親は男勝りの―者」
き‐じょう【気情】‥ジヤウ
意地を張ってこらえる気力。忍耐する意地。こらえじょう。浄瑠璃、心中宵庚申「たつた一飛びと思へども―も足も心ばかり」
き‐じょう【軌条】‥デウ
レール。線路。
き‐じょう【帰城】‥ジヤウ
城に帰ること。
き‐じょう【器仗】‥ヂヤウ
太刀・弓矢などの武器。兵仗。
き‐じょう【機上】‥ジヤウ
飛行機の中。飛行機に乗っていること。「―の人となる」
き‐じょう【騎乗】
馬に乗ること。
き‐じょう【鰭条】‥デウ
魚のひれの支持物として、担鰭骨からひれの外縁に向かって並行に走る角質または骨質の線状構造。棘条と軟条とがある。ひれすじ。
ぎしょう【宜昌】‥シヤウ
(Yichang)中国湖北省西部の都市。三峡の東口にある長江水運の中継港。1876年英清間の芝罘チーフー条約によって開港。近くに葛洲壩かっしゅうはダムがある。人口71万3千(2000)。
ぎ‐しょう【偽称】
いつわりの名称。姓名・身分・地位などを偽っていうこと。
ぎ‐しょう【偽証】
①いつわって証明すること。
②法律に基づいて宣誓した証人または鑑定人が故意に虚偽の陳述または鑑定を行うこと。「―罪」
ぎしょう【義湘】‥シヤウ
新羅の華厳宗の初祖。唐の華厳第2祖智儼ちごん(602〜668)のもとで法蔵とともに修学。帰国後太白山に道場として浮石寺を創建し、全国に華厳十刹を建立。著「華厳一乗法界図」など。円教国師。(625〜702)
ぎ‐しょう【戯笑】‥セウ
①たわむれ笑うこと。
②おどけ。滑稽こっけい。諧謔かいぎゃく。
ぎ‐しょう【擬傷】‥シヤウ
地上営巣する鳥類に見られる利他的行動で、敵に対する一種のはぐらかし。敵が巣に近づくと親鳥があたかも傷つき飛べないような目立つしぐさをし、敵を遠くへおびきだす。
ぎじょう【義浄】‥ジヤウ
唐代の僧。斉州の人。四大訳経家の一人。671年法顕ほっけん・玄奘げんじょうの高風を慕って海路インドに渡り、695年に仏典400部余とともに洛陽に帰還。華厳経・金光明経、律部など56部230巻余を漢訳。その旅行記「南海寄帰内法伝」「大唐西域求法高僧伝」は当時のインドを知る重要資料。(635〜713)
ぎ‐じょう【儀仗】‥ヂヤウ
①儀式の際に用いる兵仗。儀式用の武器。
②(→)儀式に同じ。
⇒ぎじょう‐へい【儀仗兵】
ぎ‐じょう【儀状】‥ジヤウ
品行。行儀。容儀。
ぎ‐じょう【戯場】‥ヂヤウ
芝居の舞台。劇場。
ぎ‐じょう【議定】‥ヂヤウ
①合議してきめること。合議してきめたおきて。
②明治政府の官制で、三職の一つ。皇族・公卿・大名の中から選任した。→三職
ぎ‐じょう【議場】‥ヂヤウ
会議をする場所。
きしょう‐えいせい【気象衛星】‥シヤウヱイ‥
気象観測用の人工衛星。広範囲の雲の分布や地表・雲頂・海面温度分布を観測する。天気予報や台風の進路予報、海水や氷河の消長の観測などに利用される。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐がく【気象学】‥シヤウ‥
大気の状態およびその中に起こる諸現象を研究する学問。狭義には気候学を除く。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐かち【希少価値】‥セウ‥
そのものが世間に少ししか存在しないところから生ずる価値。
⇒き‐しょう【希少・稀少】
きしょう‐かんそく【気象観測】‥シヤウクワン‥
大気の状態を知るために、気圧、気温、風向・風速などの気象要素を測定したり、雲量・雲形などを観察したりすること。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐かんそく‐せん【気象観測船】‥シヤウクワン‥
気象観測を行う船。定点観測に従事したものを、特に定点観測船といった。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐きんぞく【希少金属】‥セウ‥
(→)レアメタルに同じ。
⇒き‐しょう【希少・稀少】
きしょう‐けいほう【気象警報】‥シヤウ‥
大雨・大雪などで重大な災害が予想される場合に、それを警告するために出される気象通報。暴風警報・大雨警報・大雪警報など。→気象注意報。
⇒き‐しょう【気象】
ぎしょう‐げんしょく【議請減贖】‥シヤウ‥
古代の律で、特定の身分ある者は、その犯罪に対して、奏請して勅裁を仰ぎ、減刑または贖罪させたこと。
きしょう‐こうがく【気象光学】‥シヤウクワウ‥
大気中の光学現象を論ずる気象学の一分科。暈かさ・虹・薄明などが対象。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐さいがい【気象災害】‥シヤウ‥
気象が原因で生じる災害。風害・洪水・霜害・冷害・煙霧・落雷など。→自然災害。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐せいし【起請誓紙】‥シヤウ‥
(→)起請文に同じ。歌舞伎、五大力恋緘「―を貰うたより、わしや嬉しいわいなア」
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐だい【気象台】‥シヤウ‥
気象関連の仕事を行う国の施設。日本では気象庁が管理し、管区・海洋・高層・地方・航空地方などの気象台がある。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐だいがっこう【気象大学校】‥シヤウ‥ガクカウ
気象庁・気象台の技術者養成機関。国土交通省所管。1922年(大正11)設立の中央気象台付属測候技術官養成所が起源。56年気象庁研修所となり、62年現名に改称し、大学部2年制、64年大学部4年制となる。千葉県柏市。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちゅういほう【気象注意報】‥シヤウ‥
風雪・強風・大雨などによる災害が予測される場合に、注意をうながすために出される気象通報。風雪注意報・大雨注意報など。→気象警報。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちょう【気象庁】‥シヤウチヤウ
気象事業を統轄する官庁。中央気象台を1956年に昇格改称、国土交通省の外局。国内の気象をはじめとする自然現象を観測し、それを国外資料とともに収集・解析・配布し、気象・地震関連の予報警報等を発する。また、気象事業を統轄し、気象業務についての国際協力、民間気象業務の支援をも行う。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちょう【気象潮】‥シヤウテウ
気象条件によって起こる潮位の昇降。発達した低気圧や台風が通過すると、低い気圧による吸い上げ作用、風による吹き寄せ作用、波浪の影響などのために大きくなる。→高潮たかしお。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐つうほう【気象通報】‥シヤウ‥
気象の実況資料・解析結果・予想内容等の通報。気象庁が、文字数字情報および図形情報のかたちで、有線・無線通信等あるいは報道機関の協力によって行う。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐つぎ【起請継ぎ】‥シヤウ‥
①起請文を継ぐのに、白紙に前書をし、牛王ごおうの紙に誓詞を書き、牛王を奥にし白紙を上にして継ぐこと。
②次の紙を前の紙の上に重ねて、糊で継ぐこと。
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐でんき【気象電気】‥シヤウ‥
(→)空中電気に同じ。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
①漢詩の構成法の一つ。律詩では、首聯で説き起こし、頷聯がんれんでそれを承けて展開し、頸聯で変化を起こし、尾聯で全体を締めくくる。日本では近世以降、絶句の四句の呼称となった。起承転合。
②転じて、物事や文章の順序・組立。「―が整わない」
き‐しょう‐てん‐ごう【起承転合】‥ガフ
(→)起承転結に同じ。
きしょう‐でんぽう【気象電報】‥シヤウ‥
地上気象・高層気象などの各種観測・解析の成果や予想内容を一定の形式に組み立て、電信によって相互に交換するもの。国内交換用・国際交換用の2種がある。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐の‐がく【記誦の学】
暗記して読むばかりで理解につとめず、また実践しない学問態度。
⇒き‐しょう【記誦】
きじょう‐の‐くうろん【机上の空論】‥ジヤウ‥
机上で考えただけで、実際には役に立たない案や意見。「―に過ぎない」
⇒き‐じょう【机上】
きしょう‐びょう【気象病】‥シヤウビヤウ
気象の変化と関係があると考えられる種々の病症の総称。特にフェーン現象・前線・気温などとのかかわりが深い。喘息ぜんそく・頭痛・喀血かっけつ・胃腸穿孔・神経痛・リウマチ・自律神経不安定など。気候症。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょうぶ【黄菖蒲】‥シヤウ‥
アヤメ科の多年草。ヨーロッパ原産。湿地・水辺に栽培し、日本各地に帰化。高さ約1メートル。葉は剣状。5〜6月にアヤメに似た黄色大形の花を開く。
キショウブ
撮影:関戸 勇
き‐じょうぶ【気丈夫】‥ヂヤウ‥
①気持がしっかりしていること。気丈。「―な人」
②頼りになるものがあって、心配なく安全に思うこと。心丈夫。「そばにいてくれると―だ」
きじょう‐プラン【机上プラン】‥ジヤウ‥
立案はされたが、まだ実行に移していない計画。また、実際的でない計画。デスクプラン。
⇒き‐じょう【机上】
ぎじょう‐へい【儀仗兵】‥ヂヤウ‥
儀礼・警衛のために、天皇・皇族・大臣・高官、あるいは外国の賓客などにつけられた兵士。
⇒ぎ‐じょう【儀仗】
きしょう‐まえがき【起請前書】‥シヤウマヘ‥
起請文で、誓う事項を記した前半の部分。
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐もん【起請文】‥シヤウ‥
起請の文書。前書・神文しんもん・姓名を記し、神文は「梵天帝釈・四大天王・総日本国中六十余州大小神祇・別伊豆箱根両所権現・三島大明神・八幡大菩薩・天満大自在天神、部類・眷族、神罰・冥罰各可罷蒙者也。仍起請状如件」などのように掲げて、もしこれにそむく時は神仏の罰をこうむる旨を記す。誓紙。誓詞。誓書。徒然草「―といふ事、法曹にはその沙汰なし」
⇒き‐しょう【起請】
き‐じょうゆ【生醤油】‥ジヤウ‥
①他の調味料などをまぜない醤油。醤油を水で割らずに使うこと。
②煮立てない醤油。
きしょう‐ようそ【気象要素】‥シヤウエウ‥
気象状態を表す諸要素。気温・気圧・風向・風速・湿度・雲量・雲形・降水量・視程など。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐よほうし【気象予報士】‥シヤウ‥
気象業務法に基づき、気象庁とは別に独自の天気予報業務を行なって、それを不特定多数に提供する資格を有する者。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐レーダー【気象レーダー】‥シヤウ‥
気象観測のためのレーダー。雨滴や雪片の反射する電波を受信し、降水の範囲、その移動、強度の変化などを観測する。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょく【気色】
(キソクとも)
①天気のようす。雲や風などの動き。また、それらにあらわれた物事の前兆。続日本紀8「風雲の―常に違ふことあり」
②気持が顔色にあらわれること。また、その顔色。機嫌。平家物語3「入道相国の―をもうかがうて」
③怒りを顔にあらわすこと。憤慨。熊野の本地「みかど大きに御―ありて、后一人の御中へ使六百人づつ付け参らせてければ」
④(「御気色」の形で)御意向。思し召し。大鏡道隆「御前に参り給ひて、御―たまはり給ければ」。平家物語10「しからば八島へ帰さるべしとの御―で候」
⑤気持。気分。平家物語2「法皇の御―悪しかりければ」
⑥様子。外見。態度。竹斎「問へども答へぬその―は」
⇒きしょく‐がお【気色顔】
⇒きしょく・す【気色す】
⇒きしょく‐ば・む【気色ばむ】
⇒きしょく‐ぼこり【気色誇り】
⇒気色が悪い
き‐しょく【寄食】
他人の家に住み、衣食の世話をうけ生活すること。居候いそうろう。「先輩宅に―する」
き‐しょく【喜色】
よろこばしい顔色。うれしそうな顔つき。「―を浮かべる」
⇒きしょく‐まんめん【喜色満面】
き‐しょく【貴職】
①高い位の官職。
②役人などを呼ぶ尊敬語。
き‐しょく【機織】
織機で布を織ること。
き‐しょく【饑色・飢色】
うえている様子・顔色。
ぎ‐しょく【偽色】
写真で輝度差の大きな輪郭部分や絵柄の細かい部分に、本来はない色が生じる現象。
きしょく‐がお【気色顔】‥ガホ
①けしきばんだ顔つき。
②したりがお。
⇒き‐しょく【気色】
」が「七十七」と読まれるところから)七十七歳のこと。また、七十七歳の賀の祝い。喜の字の祝い。
ぎ‐しゅ【技手】
①会社などで技師の下に属し、技術をつかさどる者。ぎて。
②もと技能官吏の一種。旧制官庁で技師の下に属して技術をつかさどる判任官または判任官待遇者。ぎて。→技官
ぎ‐しゅ【義手】
切断された手の機能を補うための人工の手。
き‐しゅう【奇習】‥シフ
珍しく、風変りな習慣・風習。
き‐しゅう【奇襲】‥シフ
敵のすきをねらって、不意に襲撃すること。奇策で敵を襲撃すること。不意打ち。「―をかける」
き‐しゅう【季秋】‥シウ
①秋のすえ。晩秋。
②陰暦9月の称。
き‐しゅう【紀州】‥シウ
紀伊国の別称。
⇒きしゅう‐け【紀州家】
⇒きしゅう‐でん【紀州伝】
⇒きしゅう‐ネル【紀州ネル】
⇒きしゅう‐みかん【紀州蜜柑】
⇒きしゅう‐やき【紀州焼】
⇒きしゅう‐りゅう【紀州流】
き‐しゅう【既習】‥シフ
これまでに学習していること。
きしゅう【貴州】‥シウ
(Guizhou)中国南西部の省。四川省の南にある高原地帯。省都、貴陽。面積約18万平方キロメートル。略称、貴。別称、黔けん。苗ミャオ族・布依プイ族・侗トン族・彝イ族などの少数民族が多く居住。→中華人民共和国(図)
き‐しゅう【貴酬】‥シウ
返事の手紙の脇付に用いる語。御返事の意で、先方に対する敬意を表す。
き‐しゅう【箕帚・箕箒】‥シウ
(キソウとも)
①ちりとりと箒ほうき。掃除すること。
②臣下あるいは妻となって仕えること。
⇒きしゅう‐の‐しょう【箕帚の妾】
き‐しゅう【冀州】‥シウ
中国古代の九州の一つ。黄河下流の北、大行山脈以東の地。
き‐しゅう【羇愁】‥シウ
旅のうれい。旅愁。
き‐じゅう【奇獣】‥ジウ
珍しいけもの。
き‐じゅう【帰従】
つき従うこと。帰服。
き‐じゅう【寄住】‥ヂユウ
仮住い。寄寓。
き‐じゅう【器什】‥ジフ
(明治期の語)日常生活で用いる家具や道具。什器。
き‐じゅう【機銃】
機関銃の略。「―掃射」
き‐じゅう【騎従】
馬に乗って供に従うこと。また、その人。
き‐じゅう【騎銃】
騎兵の持つ小銃。歩兵銃よりも小形で軽い。
ぎ‐しゅう【魏収】‥シウ
北斉の学者。字は伯起。北斉の詔勅の類はその手に成る。尚書右僕射(宰相)となる。諡おくりなは文貞。著「魏書」130巻。(506〜572)
ぎ‐しゅう【艤舟】‥シウ
船出の用意をすること。ふなよそおい。
ぎ‐しゅう【蟻集】‥シフ
蟻ありのようにむらがり集まること。蟻聚。
きじゅう‐き【起重機】‥ヂユウ‥
(→)クレーンに同じ。
⇒きじゅうき‐せん【起重機船】
きじゅうき‐せん【起重機船】‥ヂユウ‥
クレーンを据え、重量物を吊り上げて運搬する船。船の荷役・建造、港湾工事・橋梁建設などに用いる。
⇒きじゅう‐き【起重機】
きしゅう‐け【紀州家】‥シウ‥
徳川氏三家の一つ。家康の第10子頼宣を祖とし、紀伊と伊勢の一部とを領した。石高55万5000石。紀伊家。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐でん【紀州伝】‥シウ‥
(→)紀州流に同じ。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐ネル【紀州ネル】‥シウ‥
綿ネル(フランネル)の一種。紀伊和歌山の人、瀬戸重助創製。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐の‐しょう【箕帚の妾】‥シウ‥セフ
室内の掃除に従う腰元。転じて、妻が自ら卑下して言う語。きそうのしょう。
⇒き‐しゅう【箕帚・箕箒】
きしゅう‐みかん【紀州蜜柑】‥シウ‥
ミカンの一品種。中国原産。枝の多い低木で、葉は小形。果実も小さく、種子が多い。最も古くから暖地に栽培され、寛永(1624〜1644)年間に紀州から江戸に出荷され、長く賞味されたが、温州うんしゅう蜜柑の普及によって圧倒された。
⇒き‐しゅう【紀州】
ぎしゅう‐もん【宜秋門】‥シウ‥
①平安京内裏の外郭門の一つ。西面中央、内郭の陰明門と相対する。右衛門府の詰所があったので、右衛門の陣とも称する。
②京都御所の西面の中央の門。公卿門。
ぎしゅう‐もんいん【宜秋門院】‥シウ‥ヰン
後鳥羽天皇の中宮。関白九条兼実の女むすめ。名は任子。1200年(正治2)院号宣下。(1174〜1238)
⇒ぎしゅうもんいん‐の‐たんご【宜秋門院丹後】
ぎしゅうもんいん‐の‐たんご【宜秋門院丹後】‥シウ‥ヰン‥
鎌倉初期の歌人。源頼政の弟頼行の女むすめ。初め藤原兼実家、のち宜秋門院に仕えた女房。その和歌は千載集・新古今集・新勅撰集などに所収。生没年未詳。
⇒ぎしゅう‐もんいん【宜秋門院】
きしゅう‐やき【紀州焼】‥シウ‥
文政・天保(1818〜1844)の頃、紀州藩主徳川治宝はるとみが西浜御殿内の偕楽園で焼かせた御庭焼。京都の陶工楽旦入・2代高橋道八・永楽保全らを招き、交趾写コーチうつしなどを製作。偕楽園焼。
⇒き‐しゅう【紀州】
きしゅう‐りゅう【紀州流】‥シウリウ
紀州に伝わった日本泳法。蛙足を基本とする。能島のじま流・岩倉流・小池流がある。紀州伝。
⇒き‐しゅう【紀州】
き‐しゅく【耆宿】
(「耆」「宿」いずれも老年の意)老いて徳望・経験のすぐれた人。老成の人。
き‐しゅく【鬼宿】
①〔天〕二十八宿の一つ。鬼星。たまほめぼし。
②鬼宿日の略。
⇒きしゅく‐にち【鬼宿日】
き‐しゅく【寄宿】
①他の家に身を寄せること。「伯父の家に―する」
②生徒・会社員などが、学校・会社などに設けられた宿舎に住むこと。「4年間―していた寮」
③寄宿舎の略。
⇒きしゅく‐がっこう【寄宿学校】
⇒きしゅく‐しゃ【寄宿舎】
⇒きしゅく‐せい【寄宿生】
⇒きしゅく‐りょう【寄宿寮】
ぎ‐じゅく【義塾】
義捐ぎえん金で公益のために設けた塾。義学。「慶応―」
きしゅく‐がっこう【寄宿学校】‥ガクカウ
生徒全員が寄宿舎に入る制度をとる学校。共同生活の教育効果を重視する。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐しゃ【寄宿舎】
学生・生徒または会社員・店員などのため学校や会社・商店などが設けた共同宿舎。寄宿寮。寮。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐せい【寄宿生】
寄宿舎に宿泊している学生または生徒。寮生。
⇒き‐しゅく【寄宿】
きしゅく‐にち【鬼宿日】
暦注で、鬼宿1に当たって、嫁取りのほかは万事に大吉という日。きしゅく。
⇒き‐しゅく【鬼宿】
きしゅく‐りょう【寄宿寮】‥レウ
(→)寄宿舎に同じ。
⇒き‐しゅく【寄宿】
き‐じゅす【生繻子】
生織の繻子。織り上げ後に糊抜き・精練をする。
き‐しゅつ【既出】
すでに言及されていること。すでに出現したことがあること。「―の項目」
き‐じゅつ【奇術】
①不思議な技術。
②手品てじな。「―を披露する」
⇒きじゅつ‐し【奇術師】
き‐じゅつ【既述】
前に述べたこと。前述。「―の如く」
き‐じゅつ【記述】
①文章にかきしるすこと。また、書きしるしたもの。「事細かに―する」「―に誤りがある」
②(description)対象や過程の特質を理論的先入見なしにありのままに秩序正しく記載すること。説明や論証の前段階として必要な手続。→説明。
⇒きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】
⇒きじゅつてき‐かがく【記述的科学】
⇒きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】
き‐じゅつ【詭術】
人をだます手段。
ぎ‐じゅつ【技術】
①[史記貨殖伝]物事をたくみに行うわざ。技巧。技芸。「―を磨く」
②(technique)科学を実地に応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に役立てるわざ。「先端―」
⇒ぎじゅつ‐いてん【技術移転】
⇒ぎじゅつ‐か【技術家】
⇒ぎじゅつ‐かくしん【技術革新】
⇒ぎじゅつ‐かてい‐か【技術家庭科】
⇒ぎじゅつ‐きょういく【技術教育】
⇒ぎじゅつ‐し【技術士】
⇒ぎじゅつ‐しゃ【技術者】
⇒ぎじゅつしゃ‐りんり【技術者倫理】
⇒ぎじゅつ‐てき【技術的】
⇒ぎじゅつ‐ろん【技術論】
ぎじゅつ‐いてん【技術移転】
技術が企業間・地域間・国際間で移転されること。主に先進国から発展途上国に対するものをいう。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐か【技術家】
(→)技術者に同じ。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐かくしん【技術革新】
「イノベーション」参照。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐かてい‐か【技術家庭科】‥クワ
中学校の教科の一つ。家庭・社会生活に必要な基礎的・実践的知識・技術・態度の習得・育成が目標。1958年に創設。89年男女同一内容を履習するよう規定。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐きょういく【技術教育】‥ケウ‥
生産活動に必要な知識・技術や技術学の基礎の学習を目的とする教育。産業・経済の発展とともに重視されるようになった。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】
(descriptive linguistics)ある言語の実態を、分析者の主観・社会的規範・歴史的考察などを加えずに、あるがままに記述しようとする言語学の立場・方法。
⇒き‐じゅつ【記述】
きじゅつ‐し【奇術師】
奇術を行う人。手品師。
⇒き‐じゅつ【奇術】
ぎじゅつ‐し【技術士】
技術士法に基づく資格。科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画・研究・指導などを行う者。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐しゃ【技術者】
技術2を職業とする人。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつしゃ‐りんり【技術者倫理】
技術者が専門職業として担う倫理。守秘義務と公共の利益の相反、安全性とリスクに関する倫理、倫理綱領等の実務的な問題のほか、広義には社会の中で技術者が果たす責任や内部告発の問題も含む。工学倫理。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
ぎじゅつ‐てき【技術的】
①科学の応用面に関係のあるさま。
②本質的・原理的な面は別として、実際の運用・運営の面にだけ関するさま。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きじゅつてき‐かがく【記述的科学】‥クワ‥
事実の記録と分類を主な内容とする科学。旧来の博物学などをいう。↔説明的科学。
⇒き‐じゅつ【記述】
きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】‥パフ
(descriptive grammar)ある言語の実態を客観的に記述することにより作られた文法。規範文法や歴史文法などに対する。
⇒き‐じゅつ【記述】
ぎじゅつ‐ろん【技術論】
①技術に関しての議論。もっぱら技術的な次元でなされる言説。
②技術の本質やあり方に関する理論的考察。技術の定義、近代科学技術の特質や意義に関する議論。また、近年は遺伝子組換え技術・情報技術・巨大科学などの、社会にとってのあり方が論じられる。
⇒ぎ‐じゅつ【技術】
きしゅ‐ぶっしん【鬼手仏心】
外科手術は体を切り開き鬼のように惨酷に見えるが、患者を救いたい仏のような慈悲心に基づいているということ。仏心鬼手。
⇒き‐しゅ【鬼手】
きしゅ‐りゅうり‐たん【貴種流離譚】‥リウ‥
説話類型の一つ。貴い家柄の英雄が本郷を離れて流浪し、苦難を動物や女性の助けなどで克服してゆく話。大国主命、光源氏の須磨配流、オデュッセウスの漂流の類。
⇒き‐しゅ【貴種】
き‐しゅん【季春】
①春のすえ。晩春。暮春。
②陰暦3月の称。
き‐じゅん【帰順】
反逆の心を改めて、服従すること。「武器を捨てて―する」
き‐じゅん【基準】
ものごとの基礎となる標準。比較して考えるためのよりどころ。「―を設ける」「―を上まわる出来」「建築―」
⇒きじゅん‐かわせそうば【基準為替相場】
⇒きじゅん‐せん【基準線】
⇒きじゅんない‐ちんぎん【基準内賃金】
⇒きじゅん‐ひょうほん【基準標本】
⇒きじゅん‐めん【基準面】
き‐じゅん【規準】
(「規」はコンパス、「準」は水準器の意)
①規範・標準とするもの。
②〔哲〕(criterion)信仰・思惟・評価・行為などの則るべき手本・規則。規範。
きじゅん‐かわせそうば【基準為替相場】‥カハセサウ‥
ある通貨の各種通貨に対する為替相場のうち、その通貨と最も取引が多く、かつ国際通貨である外国通貨との交換比率。円の対ドル相場など。→クロスレート→裁定為替相場。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐せん【基準線】
①図面を画く場合、基準となる線。
②(→)基線に同じ。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅんない‐ちんぎん【基準内賃金】
種々の賃金項目のうち誰にでも共通に支払われる賃金。基本給など。→所定内賃金。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐ひょうほん【基準標本】‥ヘウ‥
「模式標本」参照。
⇒き‐じゅん【基準】
きじゅん‐めん【基準面】
①水準測量において高さを0と仮定する水平面。広域にわたる測量では、ある特定の場所の平均潮位。
②万年単位での、ある期間における海面の高さ。浸食基準面。
⇒き‐じゅん【基準】
きしゅん‐らく【喜春楽】
雅楽の唐楽、黄鐘調おうしきちょうの曲。管弦にも舞楽にも用いる。四人舞。
き‐しょ【奇書】
珍しい文書・書籍。奇紀。
き‐しょ【寄書】
①手紙を送ること。
②寄稿すること。
③よせがき。
き‐しょ【稀書・希書】
古写本・古刊本または限定版などたやすく手に入らない珍しい書物。稀覯きこう本。
き‐しょ【貴所】
[一]〔名〕
相手の住所の尊敬語。
[二]〔代〕
(男子に対する尊敬の意を表す二人称)あなた。貴君。主として書簡文に用いる。
き‐しょ【貴書】
相手の手紙の尊敬語。貴翰。尊書。お手紙。
き‐じょ【季女】‥ヂヨ
一番すえのむすめ。末娘。
き‐じょ【鬼女】‥ヂヨ
①女の姿をした鬼。
②鬼のように残酷な女。
き‐じょ【帰除】‥ヂヨ
(「帰」は1桁の割算、「除」は2桁以上の割算の意)割算。
き‐じょ【貴女】‥ヂヨ
[一]〔名〕
身分のたかい女。貴婦人。
[二]〔代〕
(女性に対する尊敬の意を表す二人称)あなた。主として書簡文に用いる。
き‐じょ【機女】‥ヂヨ
はたを織る女。はたおりめ。
き‐じょ【機序】
しくみ。機作。機構。メカニズム。
き‐じょ【機杼】‥ヂヨ
はたを織る用具。杼ひ。
ぎ‐しょ【偽書】
①本物ににせて書いた手紙。にせてがみ。
②にせて作った書籍。
③内容を仮託して作った書物。
ぎ‐しょ【義疏】
⇒ぎそ
ぎ‐しょ【戯書】
①興にまかせて戯れに書いた文章。らくがき。
②万葉集の用字法。漢字の形態・意義を自由に利用して遊戯的・技巧的にそれを使用したもの。「出いでば」を「山上復有山者」、「憎く」を「二八十一」と書く類。
ぎしょ【魏書】
①二十四史の一つ。北斉の魏収撰。北魏の史書。554年成る。曲筆が多く穢史と非難された。本紀14巻、列伝96巻、志20巻、計130巻。北魏書。後魏書。
②(→)魏志に同じ。
ぎ‐しょ【議所】
内裏だいりの宜陽殿の一室。平安初期には公卿が集まって議した。
ぎ‐じょ【伎女】‥ヂヨ
伎楽を奏する女。
ぎ‐じょ【妓女】‥ヂヨ
芸妓や遊女。うたいめ。娼妓。
ぎじょ【祇女・妓女】‥ヂヨ
⇒ぎにょ
き‐しょう【木性】‥シヤウ
人の生年月日を五行ごぎょうに配したとき、「木」に当たる性。源平盛衰記17「わが身―なり」
き‐しょう【気性】‥シヤウ
(「気象」とも書く)生れつきの性情。心だて。気だて。気質。末広鉄腸、雪中梅「其の容貌きりょうと云ひ気象と云ひ世間に稀なる婦人なれば」。「―がはげしい」「しっかりした―」
き‐しょう【気象】‥シヤウ
①宇宙の根元とその作用である現象。古事記上「混元既に凝りて、―未だあらはれず」
②(→)気性に同じ。樋口一葉、塵中につ記「国子はものにたえしのぶの―とぼし」
③〔気〕(weather)大気の状態および雨・風・雷など、大気中の諸現象。
⇒きしょう‐えいせい【気象衛星】
⇒きしょう‐がく【気象学】
⇒きしょう‐かんそく【気象観測】
⇒きしょう‐かんそく‐せん【気象観測船】
⇒きしょう‐けいほう【気象警報】
⇒きしょう‐こうがく【気象光学】
⇒きしょう‐さいがい【気象災害】
⇒きしょう‐だい【気象台】
⇒きしょう‐だいがっこう【気象大学校】
⇒きしょう‐ちゅういほう【気象注意報】
⇒きしょう‐ちょう【気象庁】
⇒きしょう‐ちょう【気象潮】
⇒きしょう‐つうほう【気象通報】
⇒きしょう‐でんき【気象電気】
⇒きしょう‐でんぽう【気象電報】
⇒きしょう‐びょう【気象病】
⇒きしょう‐ようそ【気象要素】
⇒きしょう‐よほうし【気象予報士】
⇒きしょう‐レーダー【気象レーダー】
き‐しょう【希少・稀少】‥セウ
まれで少ないこと。「―な存在」
⇒きしょう‐かち【希少価値】
⇒きしょう‐きんぞく【希少金属】
き‐しょう【奇峭】‥セウ
(明治期の語)山が険しくそびえたつさま。転じて、人の性格が、鋭敏できついさま。
き‐しょう【奇捷】‥セフ
思いがけない勝ち。奇勝。
き‐しょう【奇勝】
①思いがけない勝ち。
②珍しく、すばらしい景色。「渓谷に―をさぐる」
き‐しょう【記章】‥シヤウ
①記念のため、その事に関係した人に与えるしるし。「従軍―」
②(→)徽章きしょうに同じ。
き‐しょう【記誦】
記憶してそらんじること。
⇒きしょう‐の‐がく【記誦の学】
き‐しょう【起床】‥シヤウ
寝床から起き出ること。「6時に―する」↔就床
き‐しょう【起請】‥シヤウ
①事を企てて主君に願い出ること。また、そのための文書。三代実録17「藤原朝臣冬緒、進―四事」
②神仏に誓いを立て自分の行為・言説に偽りのない旨を記すこと。また、その文書。起請文。義経記4「偽り申さぬ由―を書きて参らせければ」
③夫婦の固めなど、神仏に誓って相互にとりかわす、かたい約束の文書。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「こりや二人の中の―。此一通共大橋に渡して下され」
⇒きしょう‐せいし【起請誓紙】
⇒きしょう‐つぎ【起請継ぎ】
⇒きしょう‐まえがき【起請前書】
⇒きしょう‐もん【起請文】
き‐しょう【桅檣】‥シヤウ
ほばしら。帆檣。マスト。
き‐しょう【毀傷】‥シヤウ
そこないきずつけること。
き‐しょう【旗章】‥シヤウ
はたじるし。国旗・軍艦旗・軍旗・校旗などの総称。
き‐しょう【嬉笑・嘻笑】‥セウ
①よろこび笑うこと。
②むりに笑うこと。つくり笑い。
き‐しょう【徽章・記章】‥シヤウ
(「徽」はしるし、「章」は模様の意)職務・身分または名誉を表すために、衣服・帽子・提灯ちょうちんなどにつけるしるし。「制帽の―」→記章
き‐じょう【机上】‥ジヤウ
机のうえ。
⇒きじょう‐の‐くうろん【机上の空論】
⇒きじょう‐プラン【机上プラン】
き‐じょう【気丈】‥ヂヤウ
気のもち方がしっかりしていること。心のたしかなこと。二葉亭四迷、浮雲「母親は男勝りの―者」
き‐じょう【気情】‥ジヤウ
意地を張ってこらえる気力。忍耐する意地。こらえじょう。浄瑠璃、心中宵庚申「たつた一飛びと思へども―も足も心ばかり」
き‐じょう【軌条】‥デウ
レール。線路。
き‐じょう【帰城】‥ジヤウ
城に帰ること。
き‐じょう【器仗】‥ヂヤウ
太刀・弓矢などの武器。兵仗。
き‐じょう【機上】‥ジヤウ
飛行機の中。飛行機に乗っていること。「―の人となる」
き‐じょう【騎乗】
馬に乗ること。
き‐じょう【鰭条】‥デウ
魚のひれの支持物として、担鰭骨からひれの外縁に向かって並行に走る角質または骨質の線状構造。棘条と軟条とがある。ひれすじ。
ぎしょう【宜昌】‥シヤウ
(Yichang)中国湖北省西部の都市。三峡の東口にある長江水運の中継港。1876年英清間の芝罘チーフー条約によって開港。近くに葛洲壩かっしゅうはダムがある。人口71万3千(2000)。
ぎ‐しょう【偽称】
いつわりの名称。姓名・身分・地位などを偽っていうこと。
ぎ‐しょう【偽証】
①いつわって証明すること。
②法律に基づいて宣誓した証人または鑑定人が故意に虚偽の陳述または鑑定を行うこと。「―罪」
ぎしょう【義湘】‥シヤウ
新羅の華厳宗の初祖。唐の華厳第2祖智儼ちごん(602〜668)のもとで法蔵とともに修学。帰国後太白山に道場として浮石寺を創建し、全国に華厳十刹を建立。著「華厳一乗法界図」など。円教国師。(625〜702)
ぎ‐しょう【戯笑】‥セウ
①たわむれ笑うこと。
②おどけ。滑稽こっけい。諧謔かいぎゃく。
ぎ‐しょう【擬傷】‥シヤウ
地上営巣する鳥類に見られる利他的行動で、敵に対する一種のはぐらかし。敵が巣に近づくと親鳥があたかも傷つき飛べないような目立つしぐさをし、敵を遠くへおびきだす。
ぎじょう【義浄】‥ジヤウ
唐代の僧。斉州の人。四大訳経家の一人。671年法顕ほっけん・玄奘げんじょうの高風を慕って海路インドに渡り、695年に仏典400部余とともに洛陽に帰還。華厳経・金光明経、律部など56部230巻余を漢訳。その旅行記「南海寄帰内法伝」「大唐西域求法高僧伝」は当時のインドを知る重要資料。(635〜713)
ぎ‐じょう【儀仗】‥ヂヤウ
①儀式の際に用いる兵仗。儀式用の武器。
②(→)儀式に同じ。
⇒ぎじょう‐へい【儀仗兵】
ぎ‐じょう【儀状】‥ジヤウ
品行。行儀。容儀。
ぎ‐じょう【戯場】‥ヂヤウ
芝居の舞台。劇場。
ぎ‐じょう【議定】‥ヂヤウ
①合議してきめること。合議してきめたおきて。
②明治政府の官制で、三職の一つ。皇族・公卿・大名の中から選任した。→三職
ぎ‐じょう【議場】‥ヂヤウ
会議をする場所。
きしょう‐えいせい【気象衛星】‥シヤウヱイ‥
気象観測用の人工衛星。広範囲の雲の分布や地表・雲頂・海面温度分布を観測する。天気予報や台風の進路予報、海水や氷河の消長の観測などに利用される。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐がく【気象学】‥シヤウ‥
大気の状態およびその中に起こる諸現象を研究する学問。狭義には気候学を除く。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐かち【希少価値】‥セウ‥
そのものが世間に少ししか存在しないところから生ずる価値。
⇒き‐しょう【希少・稀少】
きしょう‐かんそく【気象観測】‥シヤウクワン‥
大気の状態を知るために、気圧、気温、風向・風速などの気象要素を測定したり、雲量・雲形などを観察したりすること。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐かんそく‐せん【気象観測船】‥シヤウクワン‥
気象観測を行う船。定点観測に従事したものを、特に定点観測船といった。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐きんぞく【希少金属】‥セウ‥
(→)レアメタルに同じ。
⇒き‐しょう【希少・稀少】
きしょう‐けいほう【気象警報】‥シヤウ‥
大雨・大雪などで重大な災害が予想される場合に、それを警告するために出される気象通報。暴風警報・大雨警報・大雪警報など。→気象注意報。
⇒き‐しょう【気象】
ぎしょう‐げんしょく【議請減贖】‥シヤウ‥
古代の律で、特定の身分ある者は、その犯罪に対して、奏請して勅裁を仰ぎ、減刑または贖罪させたこと。
きしょう‐こうがく【気象光学】‥シヤウクワウ‥
大気中の光学現象を論ずる気象学の一分科。暈かさ・虹・薄明などが対象。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐さいがい【気象災害】‥シヤウ‥
気象が原因で生じる災害。風害・洪水・霜害・冷害・煙霧・落雷など。→自然災害。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐せいし【起請誓紙】‥シヤウ‥
(→)起請文に同じ。歌舞伎、五大力恋緘「―を貰うたより、わしや嬉しいわいなア」
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐だい【気象台】‥シヤウ‥
気象関連の仕事を行う国の施設。日本では気象庁が管理し、管区・海洋・高層・地方・航空地方などの気象台がある。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐だいがっこう【気象大学校】‥シヤウ‥ガクカウ
気象庁・気象台の技術者養成機関。国土交通省所管。1922年(大正11)設立の中央気象台付属測候技術官養成所が起源。56年気象庁研修所となり、62年現名に改称し、大学部2年制、64年大学部4年制となる。千葉県柏市。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちゅういほう【気象注意報】‥シヤウ‥
風雪・強風・大雨などによる災害が予測される場合に、注意をうながすために出される気象通報。風雪注意報・大雨注意報など。→気象警報。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちょう【気象庁】‥シヤウチヤウ
気象事業を統轄する官庁。中央気象台を1956年に昇格改称、国土交通省の外局。国内の気象をはじめとする自然現象を観測し、それを国外資料とともに収集・解析・配布し、気象・地震関連の予報警報等を発する。また、気象事業を統轄し、気象業務についての国際協力、民間気象業務の支援をも行う。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐ちょう【気象潮】‥シヤウテウ
気象条件によって起こる潮位の昇降。発達した低気圧や台風が通過すると、低い気圧による吸い上げ作用、風による吹き寄せ作用、波浪の影響などのために大きくなる。→高潮たかしお。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐つうほう【気象通報】‥シヤウ‥
気象の実況資料・解析結果・予想内容等の通報。気象庁が、文字数字情報および図形情報のかたちで、有線・無線通信等あるいは報道機関の協力によって行う。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐つぎ【起請継ぎ】‥シヤウ‥
①起請文を継ぐのに、白紙に前書をし、牛王ごおうの紙に誓詞を書き、牛王を奥にし白紙を上にして継ぐこと。
②次の紙を前の紙の上に重ねて、糊で継ぐこと。
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐でんき【気象電気】‥シヤウ‥
(→)空中電気に同じ。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
①漢詩の構成法の一つ。律詩では、首聯で説き起こし、頷聯がんれんでそれを承けて展開し、頸聯で変化を起こし、尾聯で全体を締めくくる。日本では近世以降、絶句の四句の呼称となった。起承転合。
②転じて、物事や文章の順序・組立。「―が整わない」
き‐しょう‐てん‐ごう【起承転合】‥ガフ
(→)起承転結に同じ。
きしょう‐でんぽう【気象電報】‥シヤウ‥
地上気象・高層気象などの各種観測・解析の成果や予想内容を一定の形式に組み立て、電信によって相互に交換するもの。国内交換用・国際交換用の2種がある。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐の‐がく【記誦の学】
暗記して読むばかりで理解につとめず、また実践しない学問態度。
⇒き‐しょう【記誦】
きじょう‐の‐くうろん【机上の空論】‥ジヤウ‥
机上で考えただけで、実際には役に立たない案や意見。「―に過ぎない」
⇒き‐じょう【机上】
きしょう‐びょう【気象病】‥シヤウビヤウ
気象の変化と関係があると考えられる種々の病症の総称。特にフェーン現象・前線・気温などとのかかわりが深い。喘息ぜんそく・頭痛・喀血かっけつ・胃腸穿孔・神経痛・リウマチ・自律神経不安定など。気候症。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょうぶ【黄菖蒲】‥シヤウ‥
アヤメ科の多年草。ヨーロッパ原産。湿地・水辺に栽培し、日本各地に帰化。高さ約1メートル。葉は剣状。5〜6月にアヤメに似た黄色大形の花を開く。
キショウブ
撮影:関戸 勇
き‐じょうぶ【気丈夫】‥ヂヤウ‥
①気持がしっかりしていること。気丈。「―な人」
②頼りになるものがあって、心配なく安全に思うこと。心丈夫。「そばにいてくれると―だ」
きじょう‐プラン【机上プラン】‥ジヤウ‥
立案はされたが、まだ実行に移していない計画。また、実際的でない計画。デスクプラン。
⇒き‐じょう【机上】
ぎじょう‐へい【儀仗兵】‥ヂヤウ‥
儀礼・警衛のために、天皇・皇族・大臣・高官、あるいは外国の賓客などにつけられた兵士。
⇒ぎ‐じょう【儀仗】
きしょう‐まえがき【起請前書】‥シヤウマヘ‥
起請文で、誓う事項を記した前半の部分。
⇒き‐しょう【起請】
きしょう‐もん【起請文】‥シヤウ‥
起請の文書。前書・神文しんもん・姓名を記し、神文は「梵天帝釈・四大天王・総日本国中六十余州大小神祇・別伊豆箱根両所権現・三島大明神・八幡大菩薩・天満大自在天神、部類・眷族、神罰・冥罰各可罷蒙者也。仍起請状如件」などのように掲げて、もしこれにそむく時は神仏の罰をこうむる旨を記す。誓紙。誓詞。誓書。徒然草「―といふ事、法曹にはその沙汰なし」
⇒き‐しょう【起請】
き‐じょうゆ【生醤油】‥ジヤウ‥
①他の調味料などをまぜない醤油。醤油を水で割らずに使うこと。
②煮立てない醤油。
きしょう‐ようそ【気象要素】‥シヤウエウ‥
気象状態を表す諸要素。気温・気圧・風向・風速・湿度・雲量・雲形・降水量・視程など。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐よほうし【気象予報士】‥シヤウ‥
気象業務法に基づき、気象庁とは別に独自の天気予報業務を行なって、それを不特定多数に提供する資格を有する者。
⇒き‐しょう【気象】
きしょう‐レーダー【気象レーダー】‥シヤウ‥
気象観測のためのレーダー。雨滴や雪片の反射する電波を受信し、降水の範囲、その移動、強度の変化などを観測する。
⇒き‐しょう【気象】
き‐しょく【気色】
(キソクとも)
①天気のようす。雲や風などの動き。また、それらにあらわれた物事の前兆。続日本紀8「風雲の―常に違ふことあり」
②気持が顔色にあらわれること。また、その顔色。機嫌。平家物語3「入道相国の―をもうかがうて」
③怒りを顔にあらわすこと。憤慨。熊野の本地「みかど大きに御―ありて、后一人の御中へ使六百人づつ付け参らせてければ」
④(「御気色」の形で)御意向。思し召し。大鏡道隆「御前に参り給ひて、御―たまはり給ければ」。平家物語10「しからば八島へ帰さるべしとの御―で候」
⑤気持。気分。平家物語2「法皇の御―悪しかりければ」
⑥様子。外見。態度。竹斎「問へども答へぬその―は」
⇒きしょく‐がお【気色顔】
⇒きしょく・す【気色す】
⇒きしょく‐ば・む【気色ばむ】
⇒きしょく‐ぼこり【気色誇り】
⇒気色が悪い
き‐しょく【寄食】
他人の家に住み、衣食の世話をうけ生活すること。居候いそうろう。「先輩宅に―する」
き‐しょく【喜色】
よろこばしい顔色。うれしそうな顔つき。「―を浮かべる」
⇒きしょく‐まんめん【喜色満面】
き‐しょく【貴職】
①高い位の官職。
②役人などを呼ぶ尊敬語。
き‐しょく【機織】
織機で布を織ること。
き‐しょく【饑色・飢色】
うえている様子・顔色。
ぎ‐しょく【偽色】
写真で輝度差の大きな輪郭部分や絵柄の細かい部分に、本来はない色が生じる現象。
きしょく‐がお【気色顔】‥ガホ
①けしきばんだ顔つき。
②したりがお。
⇒き‐しょく【気色】
広辞苑に「汽車の後押し」で始まるの検索結果 1-1。