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かい‐そ【海鼠】🔗🔉

かい‐そ海鼠】 なまこ。〈本草和名〉

こ【海鼠】🔗🔉

海鼠】 ナマコのこと。古事記「故かれ今に―の口析けり」

こ‐の‐こ【海鼠子】🔗🔉

こ‐の‐こ海鼠子】 ナマコの卵巣を乾燥した食品。あぶるとさらに香ばしく酒の肴として珍重。形の上から撥子ばちこと棒子ぼうことがある。くちこ。

こ‐の‐わた【海鼠腸】🔗🔉

こ‐の‐わた海鼠腸】 ナマコの腸はらわた、あるいはその塩辛しおから。寒中に製したものがよいとされる。〈[季]冬〉

なまこ【海鼠】🔗🔉

なまこ海鼠】 ①㋐ナマコ綱の棘皮きょくひ動物の総称。体は円筒状で左右相称。腹面には3列の管足、口の周りには多くの触手があり、柔軟な外皮中には微細な骨片がある。浅海から深海に広く分布し、深海のものは体が寒天かんてん質になる。マナマコ・キンコ・フジナマコなどは生食して賞味されるほか、乾燥したものは「いりこ」と称して中国料理の材料となり、内臓の塩辛は「このわた」、卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「このこ」という。俵子たわらご。かいそ。〈[季]冬〉 マナマコ 提供:東京動物園協会 ㋑狭義にはマナマコの別称。 ②溶銑を型で固めたもの。棒状で背中に波型をつけるのでこの名がある。海鼠銑なまこせん。 ③海鼠板の略。 ④海鼠壁の略。 ⑤海鼠餅の略。 ⇒なまこ‐いた【海鼠板】 ⇒なまこ‐がた【海鼠形】 ⇒なまこ‐かべ【海鼠壁】 ⇒なまこ‐がわら【海鼠瓦】 ⇒なまこ‐しっくい【海鼠漆喰】 ⇒なまこ‐しぼり【海鼠絞り】 ⇒なまこ‐ひき【海鼠曳】 ⇒なまこ‐もち【海鼠餅】

なまこ‐いた【海鼠板】🔗🔉

なまこ‐いた海鼠板】 トタン板またはプラスチック板などを波状に湾曲させたもの。屋根葺きまたは塀に用いる。波板。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐がた【海鼠形】🔗🔉

なまこ‐がた海鼠形】 ①海鼠のような形。かまぼこ形。 ②火鉢の外側の手をかける穴で、海鼠餅を切った形をしたもの。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐かべ【海鼠壁】🔗🔉

なまこ‐かべ海鼠壁】 土蔵・塗屋などの外壁に方形の平瓦を貼り、その目地めじを漆喰しっくいでかまぼこ形に盛り上げて塗った壁。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐がわら【海鼠瓦】‥ガハラ🔗🔉

なまこ‐がわら海鼠瓦‥ガハラ (→)丸瓦に同じ。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐しっくい【海鼠漆喰】‥クヒ🔗🔉

なまこ‐しっくい海鼠漆喰‥クヒ 海鼠壁の瓦の目地めじに盛り上げて塗る漆喰。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐しぼり【海鼠絞り】🔗🔉

なまこ‐しぼり海鼠絞り】 (布の形が海鼠に似ているからいう)有松絞りを一層密に絞ったもの。根掛ねがけなどに用いる。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐ひき【海鼠曳】🔗🔉

なまこ‐ひき海鼠曳】 東北地方で小正月に行う行事。子供たちが「もぐらどん内にか、なまこどんのお通りだ」などととなえながら、海鼠を縄の先に結んで、屋敷の周囲や田畑などを曳いて回る。もぐらひき。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐もち【海鼠餅】🔗🔉

なまこ‐もち海鼠餅】 海鼠の形にした餅。薄く小口切りにしてかき餅とする。 ⇒なまこ【海鼠】

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