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なき‐て【無き手】🔗⭐🔉
なき‐て【無き手】
この上もない手段。またとない技芸の手ぶり。
⇒無き手を出す
○無き手を出すなきてをいだす
秘術を尽くす。また、あらゆる手段をめぐらす。宇津保物語嵯峨院「なき手いだして遊ぶ」。源氏物語帚木「いかでこの人のためにはとなき手をいだし」
⇒なき‐て【無き手】
○無き手を出すなきてをいだす🔗⭐🔉
○無き手を出すなきてをいだす
秘術を尽くす。また、あらゆる手段をめぐらす。宇津保物語嵯峨院「なき手いだして遊ぶ」。源氏物語帚木「いかでこの人のためにはとなき手をいだし」
⇒なき‐て【無き手】
なき‐どころ【泣き所】
①ひとの涙をさそうような場面。「―を心得た人」
②最も痛いと感ずる所。急所。弱点。「弁慶の―」「―をつく」
なき‐とよ・む【泣き響む】
〔自四〕
なりひびくほど泣き叫ぶ。多くの人が大声で泣き騒ぐ。源氏物語明石「いとらうがはしく―・む声いかづちにも劣らず」。日葡辞書「ナキドヨム」
なき‐とよ・む【鳴き響む】
[一]〔自四〕
ひびくばかりに鳴く。万葉集8「ほととぎす―・むなる声の遥けさ」
[二]〔他下二〕
鳴きひびかせる。万葉集8「ほととぎす来―・めて」
なき‐とよも・す【鳴き響もす】
〔他四〕
鳴きひびかせる。万葉集8「ほととぎす来―・す卯の花の共にや来しと」
なき‐どり【鳴き鳥】
鳴く声を楽しむために飼う鳥。
なき‐な【無き名】
身に覚えのないうわさ。ぬれぎぬ。万葉集11「―をも吾は負へるか」
なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
①刀剣の一種。刃先が広く反りかえった刀で、中心なかごを長くして、長い柄つかをつけたもの。柄は銅・鉄などを蛭巻ひるまきにしたものが多い。平安時代の末頃から歩兵・僧兵が人馬を薙なぎ払うのに用いたが、戦国時代には衰え、江戸時代には鞘や柄を金銀蒔絵で飾って飾り道具としたほか、武家の女子の武道として発展し、現代に及ぶ。平家物語4「むかつてくるをば―できつておとす」
②薙刀草履の略。
⇒なぎなた‐あしらい【長刀会釈・長刀応答】
⇒なぎなた‐こうじゅ【薙刀香薷】
⇒なぎなた‐ぞうり【薙刀草履】
⇒なぎなた‐つかい【長刀遣い】
⇒なぎなた‐なおし【薙刀直し】
⇒なぎなた‐ほおずき【薙刀酸漿】
なぎなた‐あしらい【長刀会釈・長刀応答】‥アシラヒ
薙刀で受けつ流しつするように、ほどよく相手をあしらうこと。狂言、長刀会釈「とても身共が内に居るやうには得応答あしらえまい、責めて―になりともしておけ」
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐こうじゅ【薙刀香薷】‥カウ‥
シソ科の一年草。山野に普通。特有の臭気があり、茎は四角く、高さ50センチメートル内外。秋、薙刀に似た湾曲した花穂に、紅紫色の小唇形花を縦列に開く。全草を乾したものは漢方生薬の香薷で、解熱・駆風・利水剤。〈日葡辞書〉
なぎなたこうじゅ
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐ぞうり【薙刀草履】‥ザウ‥
はき古して延びまがった草履。なぎなた。
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐つかい【長刀遣い】‥ツカヒ
薙刀を使う者。狂言、鈍太郎「―を夫に語らうてござる」
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐なおし【薙刀直し】‥ナホシ
薙刀の中心なかごを切り捨てて、刀や脇差に作り直したもの。
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐ほおずき【薙刀酸漿】‥ホホヅキ
「海酸漿うみほおずき」参照。田村俊子、あきらめ「洗ひ髪を大きな銀杏返しに結つて、薙刀鬼灯ほおずきを鳴らしてゐる」
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐ぞうり【薙刀草履】‥ザウ‥
はき古して延びまがった草履。なぎなた。
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐つかい【長刀遣い】‥ツカヒ
薙刀を使う者。狂言、鈍太郎「―を夫に語らうてござる」
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐なおし【薙刀直し】‥ナホシ
薙刀の中心なかごを切り捨てて、刀や脇差に作り直したもの。
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なぎなた‐ほおずき【薙刀酸漿】‥ホホヅキ
「海酸漿うみほおずき」参照。田村俊子、あきらめ「洗ひ髪を大きな銀杏返しに結つて、薙刀鬼灯ほおずきを鳴らしてゐる」
⇒なぎ‐なた【薙刀・長刀・眉尖刀】
なき‐な【無き名】🔗⭐🔉
なき‐な【無き名】
身に覚えのないうわさ。ぬれぎぬ。万葉集11「―をも吾は負へるか」
○無きにしも非ずなきにしもあらず🔗⭐🔉
○無きにしも非ずなきにしもあらず
(シモは強めの助詞)
①ないわけではない。少しはある。「成功の望みは―だ」
②ないのではない。確かにある。
⇒な・い【無い・亡い】
○無きになすなきになす🔗⭐🔉
○無きになすなきになす
ないものとする。捨ててかえりみない。源氏物語須磨「惜しげなき身はなきになしても」
⇒な・い【無い・亡い】
なき‐ぬ・れる【泣き濡れる】
〔自下一〕[文]なきぬ・る(下二)
泣いて涙にぬれる。
なき‐ね【泣き寝】
泣きながら眠ること。なきねいり。源氏物語若紫「―にふしくらし給ひつ」
なき‐ねいり【泣き寝入り】
①泣きながら寝入ること。なきね。
②不本意ながらそのままにしてあきらめること。「被害者が―する」
なき‐のう【泣能】
(→)泣猿楽なきさるがくに同じ。
なき‐の‐なみだ【泣きの涙】
涙を流して泣くこと。ひどく悲しむさまにいう。「―で日を暮らす」
なぎのはな‐の‐みこし【葱花の御輦】
(→)葱花輦そうかれんに同じ。枕草子287「みゆきなどに―に奉る、いとめでたし」
なき‐ばば【泣き婆】
(→)「泣き女」に同じ。
なぎ‐はら・う【薙ぎ払う】‥ハラフ
〔他五〕
横ざまに打ち払う。
なき‐はら・す【泣き腫らす】
〔他五〕
ひどく、また長く泣いて、まぶたをはらす。「目をまっ赤に―・す」
なき‐ひと【亡き人】
死んでこの世にいない人。亡き身。故人。万葉集3「見れどもさぶし―思へば」
ナギブ【Muḥammad Najīb】
エジプトの軍人・政治家。1952年クーデターを断行、ファルーク国王を追放。同年首相、翌年初代大統領。54年失脚。(1901〜1984)
なぎ‐ぶし【梛節】
投節なげぶしの古名。
なき‐ふ・す【泣き伏す】
〔自五〕
うつぶして泣く。泣きしずむ。竹取物語「―・せる所に寄りて」。「声をあげて―・す」
なぎ‐ふ・せる【薙ぎ伏せる】
〔他下一〕[文]なぎふ・す(下二)
薙ぎたおす。
なき‐ふ・る【鳴き旧る】
〔自上二〕
鳴き声が耳に慣れて、めずらしく感じなくなる。新千載和歌集夏「―・りて後に語らへほととぎす」
なき‐ふる・す【鳴き旧す】
〔他四〕
しばしば鳴いて、その鳴き声を人の耳に慣れさせる。古今和歌集夏「こぞの夏―・してしほととぎす」
なき‐べそ【泣きべそ】
いまにも泣き出しそうな顔つき。べそ。「―をかく」
なき‐べんけい【泣き弁慶】
泣いて意地を張りとおすこと。人に負けることがきらいで、泣いて相手を弱らせて勝つ者。
なき‐ぼくろ【泣き黒子】
目の下、特に目尻にあり、泣いているように見えるほくろ。このほくろがあると涙もろいともいう。
なき‐ほん【泣本】
初期人情本の別称。男女の悲恋や生活苦などを描いて読者を泣かせようとする作風が多かったのでいう。
なき‐まさ・る【泣き勝る】
〔自四〕
ますますはげしく泣く。源氏物語柏木「いとど―・り給ひて」
なき‐まど・う【泣き惑ふ】‥マドフ
〔自四〕
前後もわきまえぬほどひどく泣く。源氏物語桐壺「さぶらふ人々の―・ひ」
なき‐まね【泣き真似】
泣くまねをすること。そらなき。
なき‐まね【鳴き真似】
動物の鳴き声をまねること。「鶏の―」
なき‐み【亡き身】
死んだ人。亡きひと。金葉和歌集雑「ふたおやながら―とを知れ」
なき‐みそ【泣き味噌】
ちょっとしたことにもよく泣くこと。また、その人。泣き虫。
なき‐み・つ【泣き満つ】
〔自四〕
一座みな泣く。源氏物語賢木「宮のうちゆすりてゆゆしう―・ちたり」
なき‐み・つ【鳴き満つ】
〔自四〕
鳴き声がその場に満ちる。
なき‐むし【泣き虫】
ちょっとしたことですぐ泣く人、特に子供。また、その性質。なきみそ。「小さい頃は―だった」
なき‐め【泣女】
①上代、葬式の時に泣く役目の女。古事記上「雉きぎしを―とし」→なきおんな。
②雉きじの異称。
なき‐もの【無き者・亡き者】🔗⭐🔉
なき‐もの【無き者・亡き者】
①いてもいないと同様の人。
②生きていない人。死んだ人。亡き人。
⇒無き者にする
なきもの‐ぐさ【無き物草】🔗⭐🔉
なきもの‐ぐさ【無き物草】
〔植〕ウキクサの異称。〈[季]夏〉。拾遺和歌集雑「種なくて―は生ひにけり」
○無き者にするなきものにする
①いてもいないと同様に扱う。ないがしろにする。
②この世に生きていないものにする。殺す。
⇒なき‐もの【無き者・亡き者】
○無き者にするなきものにする🔗⭐🔉
○無き者にするなきものにする
①いてもいないと同様に扱う。ないがしろにする。
②この世に生きていないものにする。殺す。
⇒なき‐もの【無き者・亡き者】
なき‐よ【無き世】
なき後の時代。死後。夫木和歌抄29「―にわれはきてたづねつる」
⇒なきよ‐がたり【無き世語り】
な‐ぎょう【な行・ナ行】‥ギヤウ
五十音図の第5行。ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ。
⇒なぎょう‐へんかくかつよう【ナ行変格活用】
なぎょう‐へんかくかつよう【ナ行変格活用】‥ギヤウ‥クワツ‥
文語動詞の活用の一つ。「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」と活用する。「死ぬ」「往いぬ」の2語。略称、ナ変。
⇒な‐ぎょう【な行・ナ行】
なきよ‐がたり【無き世語り】
死後の世の語りぐさになること。死後の評判。
⇒なき‐よ【無き世】
なき‐より【泣き寄り】
不幸のあった時などに、親しいものが慰め助け合うために寄り集まること。「親しんは―」
なき‐よわ・る【鳴き弱る】
〔自五〕
鳴く声がだんだん弱くなる。鳴きながら弱ってゆく。
な‐きり【菜切り】
菜切庖丁の略。
⇒なきり‐すげ【菜切り菅】
⇒なきり‐ぼうちょう【菜切り庖丁】
なきり‐すげ【菜切り菅】
カヤツリグサ科の多年草でスゲの一種。高さ約40センチメートル、葉はススキに似て非常に硬い。秋、細い黄褐色の穂を出す。
⇒な‐きり【菜切り】
なきり‐ぼうちょう【菜切り庖丁】‥バウチヤウ
刃が広く薄く、先のとがっていない庖丁。主に野菜を切るのに用いる。なきり。ながたな。なっきりぼうちょう。→庖丁(図)
⇒な‐きり【菜切り】
なき‐りゅう【鳴き竜】
竜の絵を天井に描いた日光輪王寺薬師堂の向き合った平行な壁の間で手などを拍うつと、特有の残響が聞こえる現象。転じて、一般にこの種の多重反響現象をいう。フラッター‐エコー。
なき‐わ【泣き輪】
桶などの一番底に入れるたが。このたがをしめるのは非常に難儀なのでいう。好色五人女2「恋に―の井戸替へ」
なき‐わかれ【泣き別れ】
泣きながら別れること。
なき‐わか・れる【泣き別れる】
〔自下一〕[文]なきわか・る(下二)
泣いて別れる。泣きながら別れる。
なぎ‐わた【凪腸】
海中の魚貝類を捕獲する際、波を静めて獲物を見やすくするために海面に垂らす魚油その他の油。鮑あわび・烏賊いかの臓物のほか、胡麻油なども用いる。とらせ。なし振り。
なき‐わた・る【鳴き渡る】
〔自五〕
鳥が鳴きながら空を飛んで行く。万葉集15「葦辺にはたづ―・る」
なき‐わ・ぶ【泣き侘ぶ】
〔自上二〕
わびしがって泣く。思いわずらって泣く。源氏物語葵「心苦しげに―・びて」
なき‐わめ・く【泣き喚く】
〔自五〕
大声で泣いて騒ぐ。
なき‐わらい【泣き笑い】‥ワラヒ
①泣きながら笑うこと。栄華物語布引滝「―せさせ給ひてぞおはしましける」
②泣いたり笑ったりすること。「―の人生」
なき‐よ【無き世】🔗⭐🔉
なき‐よ【無き世】
なき後の時代。死後。夫木和歌抄29「―にわれはきてたづねつる」
⇒なきよ‐がたり【無き世語り】
なきよ‐がたり【無き世語り】🔗⭐🔉
なきよ‐がたり【無き世語り】
死後の世の語りぐさになること。死後の評判。
⇒なき‐よ【無き世】
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