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む‐えん【無縁】🔗🔉

む‐えん無縁】 ①縁のないこと。関係がないこと。「金銭とは―だ」 ②〔仏〕 ㋐前世において仏・菩薩に因縁を結んだことのないこと。平家物語2「有縁うえんの衆生をみちびき、―の群類をすくはむがために」↔有縁。 ㋑死者を弔う縁者のないこと。「―塚」 ㋒(縁は対象を区別して認識する意)特定の対象を離れ、平等で差別のないこと。性霊集8「一切の諸尊、―の慈をもて孝子の願を照らし」 ⇒むえん‐じょ【無縁所】 ⇒むえん‐づか【無縁塚】 ⇒むえん‐でら【無縁寺】 ⇒むえん‐ほうかい【無縁法界】 ⇒むえん‐ぼち【無縁墓地】 ⇒むえん‐ぼとけ【無縁仏】 ⇒無縁の慈悲

むえん‐じょ【無縁所】🔗🔉

むえん‐じょ無縁所】 知行・所領もなければ檀徒などもない寺。〈日葡辞書〉 ⇒む‐えん【無縁】

むえん‐づか【無縁塚】🔗🔉

むえん‐づか無縁塚】 弔う縁者のない死者の墓。無縁墓。 ⇒む‐えん【無縁】

むえん‐でら【無縁寺】🔗🔉

むえん‐でら無縁寺】 無縁の死者を葬る寺。むえんじ。 ⇒む‐えん【無縁】 ○無縁の慈悲むえんのじひあまねく一切衆生に、苦を抜き楽を与えようとする仏の大慈悲。無縁の大悲。 ⇒む‐えん【無縁】

○無縁の慈悲むえんのじひ🔗🔉

○無縁の慈悲むえんのじひあまねく一切衆生に、苦を抜き楽を与えようとする仏の大慈悲。無縁の大悲。 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐ほうかい無縁法界‥ホフ‥ ①〔仏〕特定の対象を離れた無差別平等の世界。曾我物語6「仏は、常住にして、―の妙体なれば」 ②転じて、一般社会。世間。また、縁のない世間の人すべて。本朝二十不孝「―六親眷属までに書き立てられ」 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐ぼち無縁墓地】 弔う縁者のない墓のみがある墓地。 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐ぼとけ無縁仏】 弔う縁者のない死者。 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐りょうほう無塩療法‥レウハフ (→)無塩食療法に同じ。 ⇒む‐えん【無塩】 む‐おん無音】 音がしないこと。音が聞こえないこと。→ぶいん む‐か無化‥クワ 無にすること。何もない状態にすること。 む‐か無価】 ①価あたいをはかることができないほど貴重なこと。むげ。 ②代価のないこと。ただであること。 む‐か無瑕】 瑕きずのないこと。むきず。 む‐が無我】 ①我意のないこと。無心なこと。私心のないこと。「―の愛」 ②我われを忘れてすること。「―の境」「―夢中」 ③〔仏〕我の存在を否定すること。我は人間存在や事物の根底にある永遠不変の実体的存在(アートマン)。無我は無常・苦と共に仏教の根本思想の一つ。「諸法―」 むが‐あい無我愛】 自我を離れた真の愛。没我の愛。 むかい向かいムカヒ ①面と向かうこと。 ②あちらの側。向き合っている相手の側。むこう。万葉集10「見渡せば―の野辺の」。「―の家」 ⇒むかい‐あい【向い合い】 ⇒むかい‐あわせ【向い合せ】 ⇒むかい‐おに【向い鬼】 ⇒むかい‐かぜ【向い風】 ⇒むかい‐からもん【向い唐門】 ⇒むかい‐がわ【向い側】 ⇒むかい‐ぐるわ【向い郭】 ⇒むかい‐ざ【向い座・向い坐】 ⇒むかい‐ざま【向い様】 ⇒むかい‐しお【向い潮】 ⇒むかい‐じろ【向い城】 ⇒むかい‐じん【向い陣】 ⇒むかい‐だな【向い棚】 ⇒むかい‐づけ【向付】 ⇒むかい‐づち【向い鎚】 ⇒むかい‐つぶて【向い礫】 ⇒むかい‐どなり【向い隣】 ⇒むかい‐なみ【向い波】 ⇒むかい‐のぼり【向い幟】 ⇒むかい‐のみ【向呑】 ⇒むかい‐ば【向い歯】 ⇒むかい‐ばら【向い腹】 ⇒むかい‐び【向い火】 ⇒むかい‐め【正妃・嫡妻】 ⇒むかい‐やぐら【向い櫓】 ⇒むかい‐わたり【向い辺】 むかい迎いムカヒ ムカエの訛。狂言、麻生「今から下六が―にいてこい」 ⇒迎いが掛かる むかい向井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒むかい‐きょらい【向井去来】 ⇒むかい‐りゅう【向井流】 む‐かい霧海】 高山などで、霧が一面に深く立ちこめたのを海に見立てていう語。 む‐がい無害】 害のないこと。害をなさないこと。「―な添加物」「人畜―」 ⇒むがい‐つうこうけん【無害通航権】 む‐がい無涯】 限りのないこと。はてしないこと。 む‐がい無蓋】 ふたのないこと。覆いのないこと。 ⇒むがい‐しゃ【無蓋車】 むかい‐あい向い合いムカヒアヒ 向かい合うこと。むきあい。 ⇒むかい【向かい】 むかい‐あ・う向かい合うムカヒアフ 〔自五〕 互いに相手の正面に向く。向き合う。相対する。「―・ってすわる」 むかい‐あわ・す向かい合わすムカヒアハス [一]〔他五〕 向かい合うようにする。互いに正面を向くようにする。 [二]〔他下二〕 ⇒むかいあわせる(下一) むかい‐あわせ向い合せムカヒアハセ 向かい合わせること。相対していること。むかいあい。むきあい。「―の席」 ⇒むかい【向かい】 むかい‐あわ・せる向かい合わせるムカヒアハセル 〔他下一〕[文]むかひあは・す(下二) (→)「向かい合わす」(他五)に同じ。 むかい‐おに向い鬼ムカヒ‥ 鬼ごっこの一種。子供が左右に分かれて軒下に立ち、路上の鬼につかまえられないよう、一方の陣から他方の陣へ走りうつる遊戯。鬼わたし。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「お姫様まじくらに―して遊ぶまいか」 ⇒むかい【向かい】

むえん‐ほうかい【無縁法界】‥ホフ‥🔗🔉

むえん‐ほうかい無縁法界‥ホフ‥ ①〔仏〕特定の対象を離れた無差別平等の世界。曾我物語6「仏は、常住にして、―の妙体なれば」 ②転じて、一般社会。世間。また、縁のない世間の人すべて。本朝二十不孝「―六親眷属までに書き立てられ」 ⇒む‐えん【無縁】

むえん‐ぼち【無縁墓地】🔗🔉

むえん‐ぼち無縁墓地】 弔う縁者のない墓のみがある墓地。 ⇒む‐えん【無縁】

むえん‐ぼとけ【無縁仏】🔗🔉

むえん‐ぼとけ無縁仏】 弔う縁者のない死者。 ⇒む‐えん【無縁】

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