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むつ【睦】🔗🔉

むつ】 むつまじく親しいこと。祝詞、祈年祭「皇すめ―神漏伎かむろきの命」

むつ‐がたり【睦語り】🔗🔉

むつ‐がたり睦語り】 むつまじく語りあうこと。むつものがたり。むつごと。堀河百首「埋火のあたりに冬は団居まどいして―することぞ嬉しき」

むつき【睦月】🔗🔉

むつき睦月】 陰暦正月の異称。むつびづき。むつびのつき。〈[季]春〉。万葉集5「―たち春の来らば斯くしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ」

むつ‐ごと【睦言】🔗🔉

むつ‐ごと睦言】 ①むつまじく語ることば。特に、男女の閨ねやの中での語らい。むつがたり。むつことのは。古今和歌集雑体「―もまだ尽きなくに明けぬめり」 ②心をうちあけた話。源氏物語明石「―を語りあはせむ人もがな憂き世の夢もなかば醒むやと」

むつ‐ことのは【睦言の葉】🔗🔉

むつ‐ことのは睦言の葉(→)「むつごと」に同じ。

むつ‐たま【睦魂】🔗🔉

むつ‐たま睦魂】 睦まじい魂。親しい魂。万葉集3「大君の親魄むつたまへや豊国の鏡の山を宮と定むる」(「親魄」は一説に、ニキタマと訓む)

むつび【睦び】🔗🔉

むつび睦び】 馴れ親しんで心安くなること。親しみ。親睦。また、親しい交際、挨拶。源氏物語槿「いと物はかなきさまにて見馴れ給へる年頃の―」 ⇒むつび‐づき【睦び月】 ⇒むつび‐の‐つき【睦びの月】

むつび‐づき【睦び月】🔗🔉

むつび‐づき睦び月⇒むつき⇒むつび【睦び】

むつび‐の‐つき【睦びの月】🔗🔉

むつび‐の‐つき睦びの月⇒むつき ⇒むつび【睦び】

むつ・ぶ【睦ぶ】🔗🔉

むつ・ぶ睦ぶ】 〔自上二〕 むつまじくする。仲よくする。親しくする。むつむ。源氏物語蓬生「例はさしも―・びぬを」

むつま‐か【睦まか】🔗🔉

むつま‐か睦まか(→)「むつまやか」に同じ。神代紀「纏綿むつまかに篤愛にたしみ

むつまじ・い【睦まじい】🔗🔉

むつまじ・い睦まじい】 〔形〕[文]むつま・じ(シク) (室町時代までは清音)交情がこまやかである。仲がよい。雄略紀(図書寮本)院政期点「吾妹わぎもこ、汝いまし親眤ムツマシクムツマシと雖も」。「―・い夫婦」「仲―・く暮らす」

むつま‐やか【睦まやか】🔗🔉

むつま‐やか睦まやか】 むつまじいさま。むつまか。新撰字鏡4「綢繆、太志加爾、又、牟豆末也加爾」。「―な夫婦」

むつみ‐あ・う【睦み合う】‥アフ🔗🔉

むつみ‐あ・う睦み合う‥アフ 〔自五〕 互いになれ親しむ。互いに仲良くする。「夫婦が―・う」

むつ・む【睦む】🔗🔉

むつ・む睦む】 〔自五〕 (→)「むつぶ」に同じ。

むつ‐ものがたり【睦物語】🔗🔉

むつ‐ものがたり睦物語】 打ち解け話。むつがたり。源氏物語少女「何にかかる―をしけむと思ひなげきあへり」

むつ・る【睦る】🔗🔉

むつ・る睦る】 〔自下二〕 親しみなつく。なれる。源氏物語帚木「心のうちに思ふことをも隠しあへずなむ―・れ聞え給ひける」

[漢]睦🔗🔉

 字形 〔目部8画/13画/人名/4351・4B53〕 〔音〕ボク(漢) 〔訓〕むつぶ・むつまじい (名)むつ・むつみ・ちか [意味] 仲よくする。むつぶ。親しい。むつまじい。「親睦・和睦・友睦」

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