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広辞苑の検索結果 (18)

むつ【睦】🔗🔉

むつ】 むつまじく親しいこと。祝詞、祈年祭「皇すめ―神漏伎かむろきの命」

むつ‐がたり【睦語り】🔗🔉

むつ‐がたり睦語り】 むつまじく語りあうこと。むつものがたり。むつごと。堀河百首「埋火のあたりに冬は団居まどいして―することぞ嬉しき」

むつき【睦月】🔗🔉

むつき睦月】 陰暦正月の異称。むつびづき。むつびのつき。〈[季]春〉。万葉集5「―たち春の来らば斯くしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ」

むつ‐ごと【睦言】🔗🔉

むつ‐ごと睦言】 ①むつまじく語ることば。特に、男女の閨ねやの中での語らい。むつがたり。むつことのは。古今和歌集雑体「―もまだ尽きなくに明けぬめり」 ②心をうちあけた話。源氏物語明石「―を語りあはせむ人もがな憂き世の夢もなかば醒むやと」

むつ‐ことのは【睦言の葉】🔗🔉

むつ‐ことのは睦言の葉(→)「むつごと」に同じ。

むつ‐たま【睦魂】🔗🔉

むつ‐たま睦魂】 睦まじい魂。親しい魂。万葉集3「大君の親魄むつたまへや豊国の鏡の山を宮と定むる」(「親魄」は一説に、ニキタマと訓む)

むつび【睦び】🔗🔉

むつび睦び】 馴れ親しんで心安くなること。親しみ。親睦。また、親しい交際、挨拶。源氏物語槿「いと物はかなきさまにて見馴れ給へる年頃の―」 ⇒むつび‐づき【睦び月】 ⇒むつび‐の‐つき【睦びの月】

むつび‐づき【睦び月】🔗🔉

むつび‐づき睦び月⇒むつき⇒むつび【睦び】

むつび‐の‐つき【睦びの月】🔗🔉

むつび‐の‐つき睦びの月⇒むつき ⇒むつび【睦び】

むつ・ぶ【睦ぶ】🔗🔉

むつ・ぶ睦ぶ】 〔自上二〕 むつまじくする。仲よくする。親しくする。むつむ。源氏物語蓬生「例はさしも―・びぬを」

むつま‐か【睦まか】🔗🔉

むつま‐か睦まか(→)「むつまやか」に同じ。神代紀「纏綿むつまかに篤愛にたしみ

むつまじ・い【睦まじい】🔗🔉

むつまじ・い睦まじい】 〔形〕[文]むつま・じ(シク) (室町時代までは清音)交情がこまやかである。仲がよい。雄略紀(図書寮本)院政期点「吾妹わぎもこ、汝いまし親眤ムツマシクムツマシと雖も」。「―・い夫婦」「仲―・く暮らす」

むつま‐やか【睦まやか】🔗🔉

むつま‐やか睦まやか】 むつまじいさま。むつまか。新撰字鏡4「綢繆、太志加爾、又、牟豆末也加爾」。「―な夫婦」

むつみ‐あ・う【睦み合う】‥アフ🔗🔉

むつみ‐あ・う睦み合う‥アフ 〔自五〕 互いになれ親しむ。互いに仲良くする。「夫婦が―・う」

むつ・む【睦む】🔗🔉

むつ・む睦む】 〔自五〕 (→)「むつぶ」に同じ。

むつ‐ものがたり【睦物語】🔗🔉

むつ‐ものがたり睦物語】 打ち解け話。むつがたり。源氏物語少女「何にかかる―をしけむと思ひなげきあへり」

むつ・る【睦る】🔗🔉

むつ・る睦る】 〔自下二〕 親しみなつく。なれる。源氏物語帚木「心のうちに思ふことをも隠しあへずなむ―・れ聞え給ひける」

[漢]睦🔗🔉

 字形 〔目部8画/13画/人名/4351・4B53〕 〔音〕ボク(漢) 〔訓〕むつぶ・むつまじい (名)むつ・むつみ・ちか [意味] 仲よくする。むつぶ。親しい。むつまじい。「親睦・和睦・友睦」

大辞林の検索結果 (15)

むつ【睦】🔗🔉

むつ 【睦】 他の語の上に付いて複合語を作り,むつまじい,親しい,などの意を表す。「―言(ムツゴト)」「すめ―神ろきの命/祝詞(祈年祭)」

む-つき【睦月】🔗🔉

む-つき [1] 【睦月】 陰暦正月の異名。睦び月。[季]春。

むつ-ごと【睦言】🔗🔉

むつ-ごと [0] 【睦言】 仲よく語り合う話。特に,閨(ネヤ)の中での男女の語らい。「―を交わす」

むつび【睦び】🔗🔉

むつび [0] 【睦び】 親しくすること。親しみ。むつみ。「年頃の―,あなづらはしきかたにこそはあらめ/源氏(朝顔)」

むつび-づき【睦び月】🔗🔉

むつび-づき 【睦び月】 ⇒むつき(睦月)

むつ・ぶ【睦ぶ】🔗🔉

むつ・ぶ 【睦ぶ】 (動バ上二) 仲よくする。むつまじくする。むつむ。「例はさしも―・びぬを/源氏(蓬生)」 〔現代語でも,「むつび合う」などの複合動詞として用いられることがある〕

むつまじ・い【睦まじい】🔗🔉

むつまじ・い [4] 【睦まじい】 (形)[文]シク むつま・じ 〔中世は「むつまし」と清音。「睦む」の形容詞化〕 (1)親密である。仲がよい。「子供たちが―・く遊んでいる」 (2)愛情にあふれていて一心同体という感じである。情愛がこまやかである。「―・い新婚の夫婦」 (3)慕わしい。なつかしい。「夕べの空も―・しきかな/源氏(夕顔)」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

むつま-やか【睦まやか】🔗🔉

むつま-やか [3] 【睦まやか】 (形動)[文]ナリ むつまじいさま。「―な夫婦」

むつみ【睦み】🔗🔉

むつみ [0] 【睦み】 むつむこと。また,むつむ気持ち。「馴れての―のあらざれば/暗夜(一葉)」

むつみ-あ・う【睦み合う】🔗🔉

むつみ-あ・う ―アフ [4] 【睦み合う】 (動ワ五[ハ四]) 互いになれ親しみ合う。「友だちと楽しく―・う」「夫婦が―・う」 [可能] むつみあえる

むつ・む【睦む】🔗🔉

むつ・む [2] 【睦む】 (動マ五[四]) 「むつぶ」に同じ。「互いに―・みし日ごろの恩」「交るにつけ―・むにつけ,籟三次第に慕はしく/うもれ木(一葉)」[新撰字鏡]

むつ-ものがたり【睦物語】🔗🔉

むつ-ものがたり 【睦物語】 むつまじく語り合うこと。むつがたり。

むつ・る【睦る】🔗🔉

むつ・る 【睦る】 (動ラ下二) 親しみまとわりつく。なつく。「物言ひ笑ひなどして―・れ給ふを/源氏(松風)」

むつごと【睦言】(和英)🔗🔉

むつごと【睦言】 tender[sweet]words;loving talk.

むつまじい【睦まじい】(和英)🔗🔉

むつまじい【睦まじい】 affectionate(愛情ある);→英和 intimate (親密な).→英和 睦まじく暮らす live happily together.

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