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○秘事は睫ひじはまつげ🔗⭐🔉
○秘事は睫ひじはまつげ
秘事などというものは自分の睫と同じように、案外ごく手近な所にあるもので、ただ気が付かないだけである。毛吹草2「―の如し」
⇒ひ‐じ【秘事】
ひじ‐ば・る【肘張る】ヒヂ‥
〔自四〕
①肘を張り出す。
②意地を張る。意気を示す。気勢を張る。栄華物語本雫「―・らせ給ふあはれに見奉る」
ひし‐ひし【緊緊・犇犇】
①物がおされて鳴るさま。源氏物語夕顔「足音―と踏みならしつつ」
②すきまなくぴったりと寄りつくさま。古今著聞集16「互ひに―と取りくみて」。平家物語4「平家の兵ども十四五騎、―と落ち重なつて」
③動作の勢いの激しいさま。宇治拾遺物語1「―とただ食ひに食ふ音のしければ」
④手厳しいさま。ゆるみないさま。源平盛衰記34「―と事定まりぬ」
⑤鞭むちなどで強く打つさま。ぴしぴし。日葡辞書「ヒシヒシトウタルル」
⑥強く身に迫って感じるさま。ひし。「有難さを―と感じる」
びし‐びし【緊緊・犇犇】
①鼻汁をすすりあげる音。万葉集5「咳しわぶかひ鼻―に」
②物がしなって風を切ったり打ち当たったりして発する連続音。また、そのさま。「鞭を―鳴らす」
③手加減せず容赦なく行うさま。「―取り締まる」
ぴし‐ぴし【緊緊・犇犇】
①はげしく物を折る音。びしびし。
②鞭むちなどで強く打つ音。
③容赦なく厳しく行うさま。「―と仕込む」
ひじ‐ぶとん【肘蒲団】ヒヂ‥
(→)「肘突き」に同じ。
ひじ‐ほうもん【秘事法門】‥ホフ‥
〔仏〕浄土真宗の異安心いあんじんの一種。教義を公開せず、信者にのみその内容を秘密裡に伝えるものをいい、特定の一派を指すわけではない。夜中の秘事、隠密の釈義、十劫秘事、不拝おがまず秘事などともいわれ、江戸時代の土蔵おくら秘事などが有名。
びし‐ま
小さな鉛のおもり(びし)を多数つけた釣糸。真鯛釣りなどに使う。
ひじ‐まき【臂巻・釧】ヒヂ‥
(→)釧くしろに同じ。〈倭名類聚鈔14〉
ひじ‐まくら【肘枕】ヒヂ‥
自分の肘をまげて枕の代りにすること。
ひし‐むすび【菱結び】
紐の結び方。菱形に結ぶもの。
ひし‐めき【犇】
ひしめくこと。騒動。
ひしめき‐あ・う【犇き合う】‥アフ
〔自五〕
多くの人や物が限られた空間で互いに押し合う。「小さな家が―・う街並」
ひし‐め・く【犇く】
〔自五〕
①ひしひしと音がする。能因本枕草子職の御曹司におはします頃「―・くに驚かせ給ひて」
②大勢が押し合って騒ぎ立てる。混雑して押し合う。宇治拾遺物語1「百人ばかり―・き集まりて」。「群衆が―・く」
ひし‐もち【菱餅】
①菱の実を粉にして作った餅。
②菱形に切った餅。紅・白・緑の3色を重ねて、雛の節句に供える。ひしがたもち。〈[季]春〉
ひじ‐もち【肘持ち】ヒヂ‥
扇や笏しゃくを持って肘を張ったさま。源氏物語末摘花「儀式官のねり出でたる―覚えて」
ひ‐しゃ【飛車】
①物語・伝説などで、風に乗じ空中を飛行するという車。今昔物語集1「阿闍世王を召寄せて、我が―に相乗せて」
②将棋の駒の名。角行かくぎょうとともに最も有力な攻撃の駒で大駒おおごまといい、縦・横直線に幾枡でも進退できる。成ると竜王となって、本来の性能のほかに斜めに1枡ずつ進退することができる。飛。
⇒ひしゃ‐おち【飛車落ち】
⇒ひしゃとり‐おうて【飛車取王手】
ぴしゃ
物が勢いよく当たり、はね、くっつきなどするさま。
ヒジャーブ【ḥijāb アラビア】
(幕・遮蔽物の意)イスラム教徒の女性が顔や髪を覆うベールの一種。ヘジャーブ。ヒジャブ。→チャドル
ひしゃ‐おち【飛車落ち】
将棋で、上手うわてが最初から飛車を外して対戦すること。
⇒ひ‐しゃ【飛車】
ひしゃかい‐しんど【被写界深度】
撮影で、ある距離の被写体にピントを合わせた場合、その前後の被写体についても鮮鋭な像を結ぶ範囲。レンズの焦点距離が短いほど、また絞りこむほど深くなる。→焦点深度
ひしゃく【柄杓・杓】
(ヒサコ(瓠)の転。のち、シャクは「杓」の音から出たもののように誤られた)
①湯・水などを汲みとる具。竹・木・金属などでつくり柄をつけたもの。しゃく。ひさく。→ひさご。
②茶道で、茶釜から湯を汲みとるために用いる具。
柄杓
⇒ひしゃく‐たて【柄杓立て】
ひ‐しゃく【飛錫】
(錫杖しゃくじょうを飛ばして行くからいう)僧または道士が巡遊すること。行脚あんぎゃ。雲水うんすい。
ひしゃ・ぐ【拉ぐ】
[一]〔他五〕
おしつぶす。ひさぐ。
[二]〔自下二〕
⇒ひしゃげる(下一)
び‐じゃく【微弱】
勢いや力が、かすかで弱いこと。「―な震動」
ひしゃく‐たて【柄杓立て】
茶の湯用の柄杓を立てておく具。しゃくたて。
⇒ひしゃく【柄杓・杓】
ひしゃ・げる【拉げる】
〔自下一〕[文]ひしや・ぐ(下二)
おされてつぶれる。ひしげる。尾崎紅葉、不言不語「拆ひしゃげたる学校帽子を」
ひしゃ‐たい【被写体】
写しとられる対象。
ぴしゃっ‐と
〔副〕
①窓や戸を勢いよく閉める音、あるいは水や水分を含んだものが一気に打ち当たる音、また、そのさま。「泥水を―はねる」
②高圧的な態度で相手を封ずるさま。「―断る」
ひしゃとり‐おうて【飛車取王手】‥ワウ‥
将棋の王手飛車のこと。転じて、二つのうちどちらか一方によって確実に目的を達せられるような計略・手段。人情本、春色梅美婦祢「本街道を逃れば追手に取巻れるだらうし、閑道へかかれば狼が居るといふし、―を喰つたのだア」
⇒ひ‐しゃ【飛車】
ぴしゃ‐ぴしゃ
①平手でつづけ打ちするさま。
②液体などがつづけてはねるさま。
③戸・障子をつづけて勢いよく閉めるさま。
ピジャマ【pyjamas】
⇒パジャマ
びしゃ‐まつり【備謝祭】
(→)御歩射おびしゃに同じ。
びしゃもん【毘沙門】
(梵語Vaiśravaṇa あまねく聞く意)毘沙門天の略。
⇒びしゃもん‐だち【毘沙門立ち】
⇒びしゃもん‐てん【毘沙門天】
⇒びしゃもん‐どう【毘沙門堂】
びしゃもん‐だち【毘沙門立ち】
毘沙門天のように勇ましく突っ立つこと。仁王立ち。
⇒びしゃもん【毘沙門】
びしゃもん‐てん【毘沙門天】
〔仏〕四天王・十二天の一つ。須弥山しゅみせんの中腹北方に住し、夜叉・羅刹らせつを率いて北方世界を守護し、また財宝を守るとされる神。甲冑を着けた忿怒ふんぬの武将形に表され、片手に宝塔を捧げ、片手に鉾ほこまたは宝棒を持つ。日本では七福神の一つともされる。また多聞天たもんてんとも訳し、四天王を列挙する場合には普通この名称を用いる。別名を倶毘羅(梵語Kubera)といい、インド神話では財宝の神。毘沙門天王。
毘沙門天
⇒びしゃもん【毘沙門】
びしゃもん‐どう【毘沙門堂】‥ダウ
京都市山科区にある天台宗の門跡寺院。703年(大宝3)奈良に創建。平安遷都の際、最澄が京都出雲路に移転したとも、1195年(建久6)円智の創建ともいう。江戸初期、安祥寺の旧跡に移転。のち代々法親王が入寺して、毘沙門堂門跡と称した。旧称、出雲寺。
⇒びしゃもん【毘沙門】
ひし‐やらい【菱矢来】
竹を菱形に組んで作った矢来。ひしがたやらい。
ぴしゃり
①押しひしぐ音。びしゃり。
②戸・障子などを勢いよく閉めるさま。
③平手で打つさま。
④水などのはねるさま。
⑤高圧的にきっぱりと拒絶するさま。「―とはねつける」
⑥少しの食いちがいもなく合うさま。ぴたり。「予想が―と当たる」
ひ‐しゅ【匕首】
鐔つばのない懐中用の短剣。懐剣の類。あいくち。太平記13「失せたりし―の剣これなり」
ひ‐しゅ【脾腫】
脾臓がはれてふくらんだ状態。白血病・悪性リンパ腫・門脈圧亢進症・脂質代謝異常・感染症などに見られ、重量1000グラム以上のものを巨脾という。
ひ‐じゅ【非儒】
儒者でないもの。
び‐しゅ【美酒】
味のよい酒。うまざけ。
ビジュアル【visual】
視覚に訴えるさま。「オーディオ‐―」「―な雑誌」
ひし‐ゆい【菱結い】‥ユヒ
縄で菱形を作る縛り方。菱縄。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「四つに掛つた縄よりも、又―にからまれて」
ひ‐しゅう【比周】‥シウ
①[論語為政「君子は周して比せず、小人は比して周せず」]私心による偏った交わりと、公正な道による広い交わり。
②[左伝文公18年]悪人と仲間になること。徒党を組むこと。
ひ‐しゅう【卑湿】‥シフ
⇒ひしつ
ひ‐しゅう【肥州】‥シウ
肥前ひぜん・肥後ひご国の総称。
ひ‐しゅう【飛州】‥シウ
飛騨ひだ国の別称。
ひ‐しゅう【秘宗】
(秘密宗の意)真言宗の異称。
ひ‐しゅう【悲秋】‥シウ
ものがなしい秋。風物の悲哀を感ずる秋。
ひ‐しゅう【悲愁】‥シウ
①かなしみとうれい。
②かなしみうれえること。
ひ‐じゅう【比重】‥ヂユウ
①(specific gravity)ある物質の密度と標準物(普通はセ氏4度の蒸留水)の密度との比。
②転じて、相対的な重要度。「この点に―をおく」
⇒ひじゅう‐けい【比重計】
⇒ひじゅう‐せんこう【比重選鉱】
⇒ひじゅう‐びん【比重瓶】
び‐しゅう【尾州】‥シウ
尾張おわり国の別称。
⇒びしゅう‐け【尾州家】
び‐しゅう【美醜】‥シウ
①うつくしいこととみにくいこと。よい事物とわるい事物。
②容姿のよいこととわるいこと。また、うつくしい人とみにくい人。
び‐しゅう【備州】‥シウ
備前びぜん・備中びっちゅう・備後びんご国の総称。
ビジュー【bijou フランス】
宝石。玉飾。
びしゅう‐け【尾州家】‥シウ‥
徳川氏三家の一つ。徳川家康の第9子義直を祖とする。尾張・美濃および信濃の一部を領した。石高61万9000石。尾張家。
⇒び‐しゅう【尾州】
ひじゅう‐けい【比重計】‥ヂユウ‥
液体および固体の比重を測定する器具。浮秤・比重瓶・比重秤などの総称。
⇒ひ‐じゅう【比重】
ひじゅう‐せんこう【比重選鉱】‥ヂユウ‥クワウ
比重の違いを利用して鉱石を分離すること。→祢古ねこ流し。
⇒ひ‐じゅう【比重】
ひじゅう‐びん【比重瓶】‥ヂユウ‥
主に液体の比重を測定するための瓶。一定容積を精密に取り、その質量をはかる。ピクノメーター。
⇒ひ‐じゅう【比重】
び‐じゅうもう【微絨毛】
細胞表面にある直径0.1マイクロメートル程度の突起。小腸上皮の管腔面のような吸収の盛んな部位などに多く見られる。
びしゅかつま【毘首羯磨】
(梵語Viśvakarman)帝釈天たいしゃくてんの臣で種々の細工物を作り、建築をつかさどる天神。毘首。
び‐じゅく【糜粥】
①うすいかゆ。しるかゆ。かゆ。
②食物が胃の中で消化され粥状となったもの。糜汁びじゅう。
ビシュケク【Bishkek】
中央アジア、キルギス共和国の首都。天山山脈西部のキルギス山脈の北麓に位置する工業・交通の中心地。人口80万8千(2004)。旧称フルンゼ。1991年改称。
ひ‐じゅつ【秘術】
秘して人に表さない術。奥の手。「―を尽くして戦う」
び‐じゅつ【美術】
(fine artsの訳語)本来は芸術一般を指すが、現在では絵画・彫刻・書・建築・工芸など造形芸術を意味する。アート。クンスト。
⇒びじゅつ‐かい【美術界】
⇒びじゅつ‐かん【美術館】
⇒びじゅつ‐し【美術史】
⇒びじゅつ‐ひん【美術品】
びじゅつ‐かい【美術界】
美術家の社会。美術家仲間。
⇒び‐じゅつ【美術】
びじゅつ‐かん【美術館】‥クワン
美術品を収集・保存・研究・陳列して一般の展覧・研究に資する施設。研究と企画展示のみを行う施設を指すこともある。博物館の一種。
⇒び‐じゅつ【美術】
びじゅつ‐し【美術史】
美術の変遷・展開を調査・研究する学問分野。
⇒び‐じゅつ【美術】
びじゅつ‐ひん【美術品】
美術の作品。
⇒び‐じゅつ【美術】
ビシュヌ【Viṣṇu 梵】
⇒ヴィシュヌ
ビシュバリク【Bishbalik・別失八里】
(五城の意)中央アジア、天山北路のオアシス都市。唐の北庭都護府の設けられた所。今のジムサ(Jimusa)地方に当たる。
ヒジュラ【hijrah アラビア】
(出発・移住の意)西暦622年に、ムハンマドがメッカ市民の迫害からメディナに逃れたこと。この年をイスラム暦の元年とするところから、イスラム暦をヒジュラ暦と呼ぶ。ヘジラ。聖遷。→イスラム暦
びじゅる
沖縄地方で、占い石。うがんじゅ(拝所)に人の座像の石があり、これを持ちあげ、重さの感じで吉凶を占う。八重山諸島では辻に建っている聖石をいう。
ひ‐じゅん【批准】
①臣下の奏上する文書・事柄に対し、君主が可否を決して裁許すること。
②〔法〕(ratification)全権委員が署名した条約を、当該国家において憲法上条約締結権限を与えられた者が確認し同意すること。
ひ‐しょ【飛書】
①書状をいそいで送ること。また、急ぎの手紙。飛札。
②匿名の投書。
ひ‐しょ【秘所】
①秘めた所。かくしどころ。
②あの世。冥土。醒睡笑「そのとし―に行く」
ひ‐しょ【秘書】
①秘して人に見せない書籍。秘本。
②秘密の文書。また、それを取り扱う人。
③天子の蔵書。
④要職にある人などに直属して、これを助け、また機密の文書や用務をつかさどる職。セクレタリー。
⇒ひしょ‐かん【秘書官】
⇒ひしょ‐かん【秘書監】
ひ‐しょ【避暑】
涼しい地に転地して夏の暑さをさけること。〈[季]夏〉。江談抄「炎暑の時、…―を以て事となす」↔避寒。
⇒ひしょ‐ち【避暑地】
び‐じょ【美女】‥ヂヨ
容姿のうつくしい女。
⇒びじょ‐ざくら【美女桜】
ひ‐しょう【卑小】‥セウ
取るに足りないこと。ちっぽけなこと。「―な存在」「―な欲に迷う」
ひ‐しょう【卑称】
自己または相手の動作・状態をいやしめていうこと。また、その称。「やつがれ」「うぬ」「…しやがる」などの類。
ひ‐しょう【飛翔】‥シヤウ
空中をとびかけること。
ひ‐しょう【婢妾】‥セフ
婢と妾。女中やめかけ。召使いの女。
ひ‐しょう【悲傷】‥シヤウ
かなしみいたむこと。かなしくいたましいこと。悲愴ひそう。
ひ‐しょう【費消】‥セウ
金銭・物品をつかい果たすこと。ついやしなくすこと。消費。「公金―」
ひ‐しょう【裨将】‥シヤウ
(「裨」は、たすける意)大将をたすける将。副将。
ひ‐じょう【肥饒】‥ゼウ
地味の肥えてゆたかなこと。
ひ‐じょう【非常】‥ジヤウ
①尋常でないこと。世の常でないこと。異常。
②平常とは異なる状況や出来事であること。思い設けぬこと。事変。急変。「国家―の際」「―持出しの品」
③(多く、「―な」「―に」の形で)平凡でないさま。ひととおりでないさま。甚だしいさま。「―な速さ」「―にすぐれた人」
④〔仏〕無常。
⑤貴人の死。栄華物語月宴「もし―の事もおはしまさば」
⇒ひじょう‐かいだん【非常階段】
⇒ひじょう‐ぐち【非常口】
⇒ひじょう‐けいかい【非常警戒】
⇒ひじょう‐けいほう【非常警報】
⇒ひじょう‐こしゅう【非常呼集】
⇒ひじょう‐コック【非常コック】
⇒ひじょう‐じ【非常時】
⇒ひじょうじたい‐せんげん【非常事態宣言】
⇒ひじょう‐しゅだん【非常手段】
⇒ひじょう‐じょうこく【非常上告】
⇒ひじょう‐しょうしゅう【非常召集】
⇒ひじょう‐しょく【非常食】
⇒ひじょう‐せん【非常線】
⇒ひじょう‐ちょうよう‐けん【非常徴用権】
⇒ひじょう‐に【非常に】
⇒ひじょう‐ボタン【非常ボタン】
ひ‐じょう【非情】‥ジヤウ
①喜怒哀楽の情がないこと。また、人間味や思いやりのないこと。「―な仕打ち」
②〔仏〕感情を持たないもの。木石ぼくせきの類。無情。↔有情うじょう
び‐しょう【眉睫】‥セフ
まゆとまつげ。至って近いところのたとえ。
び‐しょう【美称】
物や人を飾ったりほめたりする呼び方。美名。「酒」を「百薬の長」という類。
び‐しょう【美粧】‥シヤウ
美しくよそおうこと。美しい化粧。
⇒びしょう‐いん【美粧院】
び‐しょう【微小】‥セウ
きわめて小さいこと。また、そのもの。「―な生物」
⇒びしょう‐かん【微小管】
⇒びしょう‐じしん【微小地震】
び‐しょう【微少】‥セウ
きわめて少ないこと。僅少。「―ながら細菌を検出」
び‐しょう【微笑】‥セウ
にっこり笑うこと。ほほえみ。「―を浮かべる」
び‐しょう【微晶】‥シヤウ
微細な結晶。特に、火山岩の石基に含まれているきわめて微細な結晶。
び‐しょう【微傷】‥シヤウ
軽微な負傷。すこしのきず。
び‐じょう【尾錠】‥ヂヤウ
(→)「びじょがね」に同じ。
び‐じょう【鼻茸】
⇒はなたけ
びしょう‐いん【美粧院】‥シヤウヰン
美容院。
⇒び‐しょう【美粧】
ひじょう‐かいだん【非常階段】‥ジヤウ‥
火災・地震など非常の場合、避難のために使用する階段。
⇒ひ‐じょう【非常】
びじょう‐かじょ【尾状花序】‥ジヤウクワ‥
総状花序の一つ。クリ・クルミ・ヤナギの類の花序で、花被は発達せず、けものの尾のように長く垂下し、雄花穂は花後は花ごとに散らず花序の元から落ちる。
びしょう‐かん【微小管】‥セウクワン
細胞内にある蛋白質繊維で、太さ約24ナノメートルの微小な中空の管。球状の蛋白質チューブリンが円筒状に連なって形成される。細胞の運動、形の形成や保持、細胞内の物質輸送に関係する。細胞分裂の際に現れる紡錘体も微小管の集合したもの。微細管。
⇒び‐しょう【微小】
ひ‐じょうぎ【樋定木】‥ヂヤウ‥
細長い溝を彫った定木。〈日葡辞書〉
ひ‐じょうきん【非常勤】‥ジヤウ‥
常勤でないこと。「―講師」
ひじょう‐ぐち【非常口】‥ジヤウ‥
火災・事故など、非常の場合に避難するために設けた出入口。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐しょうぐん【裨将軍】‥シヤウ‥
(「裨」は、たすける意)副将軍。副将。裨将。
ひじょう‐けいかい【非常警戒】‥ジヤウ‥
重大犯罪などが発生し、またはそれが予期される場合に、犯人の逮捕や警備のため特定地域を特に厳重に警戒すること。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐けいほう【非常警報】‥ジヤウ‥
非常の場合に危急を知らせる号音または信号。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐こしゅう【非常呼集】‥ジヤウ‥シフ
軍隊で、非常の場合に兵に武装させ集合させること。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐コック【非常コック】‥ジヤウ‥
電車・バスなどで、非常の際に乗客が自分で非常口やドアのロックをはずす取っ手。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐じ【非常時】‥ジヤウ‥
①国家的または国際的に重大な危機に面した時。
②事変のおこった時。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐じょうしき【非常識】‥ジヤウ‥
常識にはずれていること。常識のないこと。「―な振舞い」
ひしょう‐じけん【非訟事件】
訴訟手続によらずに裁判所によって処理される民事事件。法人の解散・清算の監督、家事審判、民事調停など。訴訟と異なり裁量的な利害の調整を主とする。
びしょう‐じしん【微小地震】‥セウヂ‥
マグニチュードが3以下の小さい地震。マグニチュードが1以下のものを極微小ごくびしょう地震と呼ぶことがある。
⇒び‐しょう【微小】
ひじょうじたい‐せんげん【非常事態宣言】‥ジヤウ‥
国家非常事態の布告のこと。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひしょう‐しつ【非晶質】‥シヤウ‥
結晶質でないもの。物質を構成する原子の配列に規則性のないものをいう。無定形。アモルファス。
⇒ひしょうしつ‐きんぞく【非晶質金属】
⇒ひしょうしつ‐はんどうたい【非晶質半導体】
ひしょうしつ‐きんぞく【非晶質金属】‥シヤウ‥
構成原子の配列に規則性のない金属。通常の結晶性金属と異なり、耐食性・強度・磁性特性などに優れる。液体状態からの急冷、金属蒸気の低温表面への蒸着などで作る。アモルファス金属。
⇒ひしょう‐しつ【非晶質】
ひしょうしつ‐はんどうたい【非晶質半導体】‥シヤウ‥ダウ‥
構成原子の配列に規則性のない半導体。結晶半導体より性能は劣るが、薄膜作成が容易で安価に製造できる。高効率の太陽電池として多用される非晶質ケイ素の類。アモルファス半導体。
⇒ひしょう‐しつ【非晶質】
ひじょう‐しゅだん【非常手段】‥ジヤウ‥
①非常の場合における臨機の処置。
②特に、暴力的手段。「―に訴える」
⇒ひ‐じょう【非常】
び‐しょうじょ【美少女】‥セウヂヨ
容貌の美しい少女。好色一代女1「いづれを見ても十一二三までの―なるが」
ひじょう‐じょうこく【非常上告】‥ジヤウジヤウ‥
刑事訴訟法上、確定判決に対して、もっぱら法令解釈の誤りを是正しその統一を図るために認められた救済手続。申立て権は検事総長のみが有する。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐しょうしゅう【非常召集】‥ジヤウセウシフ
戦時に、予備役軍人を召集すること。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐しょく【非常食】‥ジヤウ‥
災害など非常時のために準備しておく食料。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐じょうすう【被乗数】
掛け算で、かけられる方の数。a×bの場合のa。
ひじょう‐せん【非常線】‥ジヤウ‥
重大犯罪・火災などが発生したとき、犯人逮捕や警備のために、土地の区域を限定して行う警戒。また、その区域を囲む線。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひじょう‐ちょうよう‐けん【非常徴用権】‥ジヤウ‥
(jus angariae ラテン)戦時中、緊急の必要がある場合、交戦国が自国の領域または占領地に入ってきた中立国の輸送機関を、一定の賠償を支払って徴用する権利。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐しょうてん【被昇天】
(Assumption)聖母マリアが死後、霊肉ともに天の栄光に上げられたというカトリックの教義。1950年決定。祝日は8月15日。
ひじょう‐に【非常に】‥ジヤウ‥
〔副〕
はなはだしく。大層。「―小さい」→非常3。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐じょうにんりじこく【非常任理事国】‥ジヤウ‥
国連の安全保障理事会を構成する15カ国のうち五つの常任理事国以外の理事国。任期2年、連続の再選は不可。
び‐しょうねん【美少年】‥セウ‥
容貌の美しい少年。「紅顔の―」
び‐じょうふ【美丈夫】‥ヂヤウ‥
美貌の若者。立派な男。
ひじょう‐ボタン【非常ボタン】‥ジヤウ‥
災害・事故などの非常事態を知らせるために押すボタン。
⇒ひ‐じょう【非常】
ひ‐じょうり【非条理】‥デウ‥
道理とは異なる範疇にあるさま。不条理。
びしょう‐りゅう【美笑流】‥セウリウ
華道の流派の一つ。安永(1772〜1781)以後の生花成立期に藤原正甫が出て活躍。
びじょ‐がね【尾錠金】ビヂヨ‥
(ビジョウガネの約)鐙あぶみを吊るのに用いた金具。また、チョッキやズボンの背後、または帯革などに取り付け、左右から締め寄せる小金具。締金。力金。尾錠。→鉸具かこ
ひしょ‐かん【秘書官】‥クワン
内閣総理大臣・各省大臣などに直属し、機密の事務をつかさどる公務員。
⇒ひ‐しょ【秘書】
ひしょ‐かん【秘書監】
①中国の官名。宮中の図書・秘記などをつかさどった。
②図書頭ずしょのかみの唐名。
⇒ひ‐しょ【秘書】
ひ‐しょく【比色】
色の濃さまたは色調を比較すること。
⇒ひしょく‐けい【比色計】
ひ‐しょく【非職】
①現職でないこと。また、その人。
②官吏の地位はそのままで職務だけ免ぜられること。宮崎三昧、指環「去暮中不筋の進物を受たりとの事にて俄かに―を命ぜられ」
ひ‐しょく【罷職】
(ハイショクの慣用読み)職をやめること。また、職をやめさせること。
び‐しょく【美色】
①うつくしい色。
②うつくしい容貌。美人。
び‐しょく【美食】
うまい物や贅沢な物をたべること。また、その食物。今昔物語集5「麦、大豆等を以て―として」。「―家」
ひしょく‐けい【比色計】
溶液の色の濃さを透過光で比較し、定量分析をする装置。
⇒ひ‐しょく【比色】
ひしょく‐しゃ【被食者】
他種の生物に捕食される生物。生態学の用語。↔捕食者
びじょ‐ざくら【美女桜】‥ヂヨ‥
クマツヅラ科の観賞用多年草。南アメリカ原産。一年草として栽培。高さ約20センチメートル。葉は長楕円形で先端がとがる。夏、筒状の小さな合弁花を多数散形花序につける。色は白・紅・紫・淡紅など。ハナガサ。バーベナ。
⇒び‐じょ【美女】
ひ‐じょすう【被除数】‥ヂヨ‥
割り算で、割られる方の数。a÷bの場合のa。
ひしょ‐ち【避暑地】
避暑に適した土地。〈[季]夏〉
⇒ひ‐しょ【避暑】
ビショップ【bishop】
①キリスト教会の高級聖職者。司教。主教。監督。
②チェスの駒の一つ。斜めに動ける。
ビショップ‐かん【ビショップ環】‥クワン
(最初の観測者S. E. Bishop1827〜1909に因む)太陽や月を中心とする赤褐色の大きな光環。火山の爆発などで高層大気に噴きあげられた微細な粒子によって光が回折するために生じる。
びしょ‐ぬれ【びしょ濡れ】
びしょびしょに濡れること。ずぶぬれ。「雨で―になる」
びしょ‐びしょ
①大量の雨や水が絶え間なく降り注ぐさま。「雨が―と降り続く」
②大量の水を含んでひどく濡れているさま。
ビジョン【vision】
①視覚。
②幻影。
③未来像。将来展望。見通し。「長期的な―」
ひ‐じり【聖】
(「日知り」の意)
①日のように天下の物事を知る人。一説に、日を知る人、天文暦数に長ずる人の意とする。聖人。
②天皇。万葉集1「橿原の―の御世ゆ」
③物事にすぐれた人。古今和歌集序「歌の―なりける」
④神仙。仙人。垂仁紀「是の常世の国は神仙ひじりの秘区かくれたるくに」
⑤清酒の異称。万葉集3「酒の名を―と負おおせし古昔いにしえの大き聖の言ことのよろしさ」→聖人3。
⑥高徳の僧。源氏物語鈴虫「仏に近き―の身にて」
⑦官僧以外、一般の僧の称。また、寺院に所属せず、ひとり修行している隠遁僧の称。上人。宇津保物語蔵開中「われは―になりにたれ」。「空也―」
⑧高野聖こうやひじりの略。
⑨(その姿が高野聖に似ているから)呉服などを背負った行商人。浮世草子、新著聞集「尭順といふ商ひ―あり」
⇒ひじり‐あんどん【聖行灯】
⇒ひじり‐うし【聖牛】
⇒ひじり‐かた【聖方】
⇒ひじり‐ごこち【聖心地】
⇒ひじり‐ごころ【聖心】
⇒ひじり‐ことば【聖言葉】
⇒ひじり‐ざま【聖様】
⇒ひじり‐だ・つ【聖立つ】
⇒ひじり‐づか【聖柄】
⇒ひじり‐の‐みよ【聖の御代】
⇒ひじり‐まど【聖窓】
⇒ひじり‐め【聖目】
ひ‐じり【火尻】
(九州地方で)木尻きじりのこと。
ひじり‐あんどん【聖行灯】
(形が高野聖の笈おいに似ているから、また、聖窓にかけるからともいう)近世、遊郭の局見世つぼねみせの格子こうしにかけて看板に代えた掛行灯。ひじりあんどう。
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐うし【聖牛】
水制すいせいの一種。雑木を棟木のように結び、その間に柵を設け、蛇籠じゃかごを数本並べた装置。せいぎゅう。
大聖牛
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐かすり【ひぢり掠り】ヒヂリ‥
盗んだりかすめ取ったりすること。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「まんざら―を食ふやうな女子でもござんせぬ」
ひじり‐かた【聖方】
①平安中期以降、高野山を根拠として、勧進などのため諸国を遍歴した念仏者。高野山を日本の総菩提所としたのはこの聖方の力による。高野三方さんかたの一つ。高野聖。
②(→)「ひじり」9に同じ。
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐こ【泥】ヒヂリ‥
どろ。ひじ。こひじ。法華経玄賛平安中期点「肉をば塗つち漫ヒチリコに当て」
ひじり‐ごこち【聖心地】
(→)「ひじりごころ」に同じ。
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐ごころ【聖心】
法師のような心。また、出家しようとする心。道心。源氏物語幻「御―の深くなり行くにつけても」
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐ことば【聖言葉】
僧の言うことば。僧らしいことば。源氏物語横笛「をかしきふしもなき―」
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐ざま【聖様】
僧らしい有様。源氏物語橋姫「いと世づかぬ―にて」
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐だけ【聖岳】
静岡・長野県境、赤石山脈南部の高峰。標高3013メートル。
聖岳
提供:オフィス史朗
ひじり‐だ・つ【聖立つ】
〔自四〕
いかにも聖らしい振舞をする。坊主くさく見える。源氏物語若菜上「―・ちこの世離れがほにもあらぬものから」
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐づか【聖柄】
三鈷柄さんこづかの剣。また、鮫皮さめがわを付けない木地のままの刀の柄ともいう。
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐の‐みよ【聖の御代】
①天皇の御世みよを尊んでいう語。聖代。万葉集1「橿原の―ゆ」
②よく治まった御世。後撰和歌集賀「―のあとならへとぞ」
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐まど【聖窓】
遊郭の局見世つぼねみせに設けた一種の窓。出格子でごうしに似てそれより小さく箱形に張り出したもの。
⇒ひ‐じり【聖】
ひじり‐め【聖目】
⇒せいもく。徒然草「碁盤のすみに石を立ててはじくに…ここなる―を直ぐに弾けば、立てたる石必ず当る」
⇒ひ‐じり【聖】
ひしりょう‐てい【非思量底】‥リヤウ‥
〔仏〕禅宗で、思量にとらわれず、一切の束縛から解き放たれた自在の境地。
ひじ・るヒヂル
〔他四〕
盗む。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「おのりやちよこちよこ腰なもの―・るな」
ひじ・る【聖る】
〔自四〕
(「聖ひじり」を活用させた語)聖らしくふるまう。戒律を守り、世俗を絶つ。沙石集4「若うより―・りて侍りしかば」。日葡辞書「ヒジリキッタヒト」
びじ‐れいく【美辞麗句】
巧みにうわべを美しく飾った文句。暗に内容や誠意のないことにいう。「―をつらねる」
ひ‐しろ【樋代】
⇒みひしろ(御樋代)
ひ‐じろ【火代】
(「しろ」は一定の区画のこと。関東・中部地方で)囲炉裏。炉。火焚じろ。
ひし‐ろう【皮脂漏】
(→)脂漏に同じ。
ひ‐じわ【陽皺】
〔植〕(ヒシバ(秀芝)の転訛か)オヒシバ・メヒシバの総称。




ひじ‐ほうもん【秘事法門】‥ホフ‥🔗⭐🔉
ひじ‐ほうもん【秘事法門】‥ホフ‥
〔仏〕浄土真宗の異安心いあんじんの一種。教義を公開せず、信者にのみその内容を秘密裡に伝えるものをいい、特定の一派を指すわけではない。夜中の秘事、隠密の釈義、十劫秘事、不拝おがまず秘事などともいわれ、江戸時代の土蔵おくら秘事などが有名。
ひめ‐ごと【秘め事】🔗⭐🔉
ひめ‐ごと【秘め事】
①秘めて人に知らせない事柄。ないしょごと。秘事ひじ。
②神秘な事柄。
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