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はい‐かん【稗官】‥クワン🔗🔉

はい‐かん稗官‥クワン ①低い官職。小役人。 ②昔、中国で民間の風聞を集めて王に奏上した役。「―小説」→稗史

はい‐し【稗史】🔗🔉

はい‐し稗史】 昔、中国で稗官はいかんが集めて記録した民間の物語。転じて、広く小説をいう。仮名垣魯文、高橋阿伝夜刃譚「断然架空の業を廃し、―の筆を机上に投棄なげすて

ひえ【稗・穇】🔗🔉

ひえ稗・穇】 イネ科の一年草。中国原産で、日本には古く渡来。種子はやや三角形の細粒。強健なため、古来、救荒作物として栽培、粒を食用とした。粒・茎葉は飼料としてすぐれているが、今は栽培が少ない。水田などに稲の雑草として混じる。〈[季]秋〉。万葉集11「打つ田には―はあまたにありといへど」 ひえ

ひえだ【稗田】🔗🔉

ひえだ稗田】 姓氏の一つ。 ⇒ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】

ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】🔗🔉

ひえだ‐の‐あれ稗田阿礼】 天武天皇の舎人とねり。記憶力がすぐれていたため、天皇から帝紀・旧辞の誦習しょうしゅうを命ぜられ、太安万侶おおのやすまろがこれを筆録して「古事記」3巻が成った。 →文献資料[古事記] ⇒ひえだ【稗田】

ひえつき‐ぶし【稗搗節】🔗🔉

ひえつき‐ぶし稗搗節】 宮崎県の民謡。東臼杵郡椎葉村地方の稗搗き唄。歌詞は「庭の山椒さんしゅの木に鳴る鈴かけて」に始まり、現行のものには同村鶴富屋敷にまつわる平家落人伝説を含む。宴席歌として広まる。 →稗搗節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)

ひえ‐まき【稗蒔】🔗🔉

ひえ‐まき稗蒔】 鉢に綿などを敷いて水にひたしたものにアワ・ヒエなどを蒔き、その幼苗を青田のさまに見せる盆栽。絹糸草。〈[季]夏〉

ひえ‐めし【稗飯】🔗🔉

ひえ‐めし稗飯】 稗を米にまぜて炊いた飯。

[漢]稗🔗🔉

 字形 〔禾部8画/13画/4103・4923〕 〔音〕ハイ(漢) 〔訓〕ひえ [意味] ①穀物の名。ひえ。「稗飯ひえめし」 ②小さく砕けた米。転じて、こまごましている。「稗史・稗官」

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