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きずき‐あ・げる【築き上げる】キヅキ‥🔗🔉

きずき‐あ・げる築き上げるキヅキ‥ 〔他下一〕 ①土や石などを積み重ねて立派な建造物を作る。 ②努力により、名誉・財産や組織などを作り上げる。「今日の地位を―・げる」

きず・く【築く】キヅク🔗🔉

きず・く築くキヅク 〔他五〕 (「城く」の意) ①土石でつき固めて積みつくる。「堤防を―・く」 ②城砦を建設する。〈類聚名義抄〉。「城を―・く」 ③基礎から堅固に作り上げる。「新しい家庭を―・く」「よい伝統を―・く」

ちく【築】🔗🔉

ちく】 きずくこと。たてること。「―3年」

ちく‐じょう【築城】‥ジヤウ🔗🔉

ちく‐じょう築城‥ジヤウ 城をきずくこと。また、陣地を作ること。「要害の地に―する」

ちく‐ぞう【築造】‥ザウ🔗🔉

ちく‐ぞう築造‥ザウ きずきつくること。

ちく‐てい【築庭】🔗🔉

ちく‐てい築庭】 樹木や石を配置し、または泉水を設けるなどして、庭園を築造すること。造園。

ちく‐てい【築堤】🔗🔉

ちく‐てい築堤】 つつみを築くこと。また、築いた堤。

ちっ‐こう【築港】チクカウ🔗🔉

ちっ‐こう築港チクカウ 港湾の地形に応じて、船舶の碇泊に必要な工事を施すこと。また、そのような港。 築港 撮影:関戸 勇

つい‐がき【築垣・築牆】🔗🔉

つい‐がき築垣・築牆】 (ツキカキの音便。ツイカキとも)(→)築地ついじに同じ。

つい‐じ【築地】‥ヂ🔗🔉

つい‐じ築地‥ヂ (ツキヒヂ(築泥)の音便ツイヒヂの約) ①土塀の上に屋根を葺いたもの。古くは、土を盛り上げて固めただけのものであった。ついがき。ついじべい。えんじ籬まがき。枕草子27「―のくづれ」 築地 ②(その邸に築地をめぐらしてあったからいう)公家衆くげしゅう。公卿くぎょう⇒ついじ‐じょろう【築地女郎】 ⇒ついじ‐べい【築地塀】

ついじ‐じょろう【築地女郎】‥ヂヂヨラウ🔗🔉

ついじ‐じょろう築地女郎‥ヂヂヨラウ (公家衆に奉公する女の意)貴人の家に奉公する女。 ⇒つい‐じ【築地】

ついじ‐べい【築地塀】‥ヂ‥🔗🔉

ついじ‐べい築地塀‥ヂ‥ (→)築地ついじ1に同じ。 ⇒つい‐じ【築地】

つい‐ひじ【築泥】‥ヒヂ🔗🔉

つい‐ひじ築泥‥ヒヂ ⇒ついじ(築地)。伊勢物語「童べの踏みあけたる―のくづれより通ひけり」

つき‐あ・ぐ【築き上ぐ】🔗🔉

つき‐あ・ぐ築き上ぐ】 〔他下二〕 ①土や石を積んで高くする。 ②築いて仕上げる。

つき‐あま・す【築き余す】🔗🔉

つき‐あま・す築き余す】 〔他四〕 築き残す。古事記「御諸みもろにつくや玉垣―・し」

つき‐いし【築石】🔗🔉

つき‐いし築石】 石垣を築くのに用いる石。

つき‐いそ【築磯】🔗🔉

つき‐いそ築磯(→)人工魚礁に同じ。

つき‐かえ【築替え】‥カヘ🔗🔉

つき‐かえ築替え‥カヘ きずきかえること。改築。

つき‐がき【築垣・築牆】🔗🔉

つき‐がき築垣・築牆⇒ついがき

つき‐こ・む【築き込む・築き籠む】🔗🔉

つき‐こ・む築き込む・築き籠む】 〔他下二〕 死体を埋めて塚を築く。謡曲、隅田川「この道のほとりに―・めて」

つき‐じ【築地】‥ヂ🔗🔉

つき‐じ築地‥ヂ 沼や海などを埋めて築いた土地。

つきじ【築地】‥ヂ(地名)🔗🔉

つきじ築地‥ヂ 東京都中央区の一地区。銀座の南東に続く一帯。明暦の大火(1657年)後、低湿地を埋め立てて築地と称し、明治初年、一部を外国人の居留地とした。 ⇒つきじざ【築地座】 ⇒つきじ‐しょうげきじょう【築地小劇場】 ⇒つきじ‐べついん【築地別院】

つきじざ【築地座】‥ヂ‥🔗🔉

つきじざ築地座‥ヂ‥ 劇団名。友田恭助・田村秋子が1932年(昭和7)結成。田中千禾夫・小山祐士・川口一郎らの戯曲を上演し文学座の母胎となる。36年解散。 ⇒つきじ【築地】

つきじ‐しょうげきじょう【築地小劇場】‥ヂセウ‥ヂヤウ🔗🔉

つきじ‐しょうげきじょう築地小劇場‥ヂセウ‥ヂヤウ 1924年(大正13)築地に設立した日本最初の新劇専門劇場および付属の劇団名。小山内薫おさないかおる・土方与志ひじかたよしを主宰とし、翻訳劇・創作劇の紹介に努め、新劇運動の出発点となった。30年解散。劇場は45年米軍の爆撃で焼失。 ⇒つきじ【築地】

つきじ‐べついん【築地別院】‥ヂ‥ヰン🔗🔉

つきじ‐べついん築地別院‥ヂ‥ヰン 築地にある浄土真宗本願寺派の別院。1617年(元和3)准如じゅんにょが浅草に創建。明暦の大火後、現在地に移転。関東大震災で焼失後、1934年インド式の伽藍完成。築地本願寺。 ⇒つきじ【築地】

つき‐だ【築田】🔗🔉

つき‐だ築田】 埋立開墾した田地。築地。

つき‐だ・す【築き出す】🔗🔉

つき‐だ・す築き出す】 〔他四〕 地盛りして地面を広げる。〈日葡辞書〉

つき‐まわ・す【築き回す】‥マハス🔗🔉

つき‐まわ・す築き回す‥マハス 〔他四〕 築いてまわりを囲む。築き巡らす。宇治拾遺物語6「白く高き築地を―・して」

つき‐やま【築山】🔗🔉

つき‐やま築山】 庭園などに、山に見立てて土砂または石などを用いてきずいたもの。

つきやま‐どの【築山殿】🔗🔉

つきやま‐どの築山殿】 徳川家康の正室。駿河御前と称。今川氏の一族関口氏の出身。家康が今川氏の人質の時嫁いで信康を生む。武田勝頼に内通した疑いで家康の命を受けた家臣に殺された。(1542〜1579)

つき‐わ・く【築き分く】🔗🔉

つき‐わ・く築き分く】 〔他下二〕 垣などを築いてしきる。源氏物語少女「西の町は北面―・けて御蔵町なり」

つ・く【築く】🔗🔉

つ・く築く】 〔他四〕 (「突く」と同源)土や石をつき固めて積みあげる。きずく。築造する。古事記「みもろに―・くや玉垣」。日葡辞書「ヤマヲツク・ツキアグル」

[漢]築🔗🔉

 〔木部12画〕 ⇒竹部

[漢]築🔗🔉

 字形  筆順 〔竹部10画/16画/教育/3559・435B〕 [] 字形 〔竹部10画/16画〕 〔音〕チク(漢) 〔訓〕きずく・つく [意味] 土をつきかためて建物の基礎をつくる。つく。きずく。「築造・築城・建築・改築・修築」 [解字] 形声。「」(=両手で棒を持って工事をする)+「木」+音符「竹」。木製のきねで土をつきかためて工事をする意。 [下ツキ 移築・改築・建築・構築・再築・修築・新築・増築 [難読] 築地ついじ

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