複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (34)

きずき‐あ・げる【築き上げる】キヅキ‥🔗🔉

きずき‐あ・げる築き上げるキヅキ‥ 〔他下一〕 ①土や石などを積み重ねて立派な建造物を作る。 ②努力により、名誉・財産や組織などを作り上げる。「今日の地位を―・げる」

きず・く【築く】キヅク🔗🔉

きず・く築くキヅク 〔他五〕 (「城く」の意) ①土石でつき固めて積みつくる。「堤防を―・く」 ②城砦を建設する。〈類聚名義抄〉。「城を―・く」 ③基礎から堅固に作り上げる。「新しい家庭を―・く」「よい伝統を―・く」

ちく【築】🔗🔉

ちく】 きずくこと。たてること。「―3年」

ちく‐じょう【築城】‥ジヤウ🔗🔉

ちく‐じょう築城‥ジヤウ 城をきずくこと。また、陣地を作ること。「要害の地に―する」

ちく‐ぞう【築造】‥ザウ🔗🔉

ちく‐ぞう築造‥ザウ きずきつくること。

ちく‐てい【築庭】🔗🔉

ちく‐てい築庭】 樹木や石を配置し、または泉水を設けるなどして、庭園を築造すること。造園。

ちく‐てい【築堤】🔗🔉

ちく‐てい築堤】 つつみを築くこと。また、築いた堤。

ちっ‐こう【築港】チクカウ🔗🔉

ちっ‐こう築港チクカウ 港湾の地形に応じて、船舶の碇泊に必要な工事を施すこと。また、そのような港。 築港 撮影:関戸 勇

つい‐がき【築垣・築牆】🔗🔉

つい‐がき築垣・築牆】 (ツキカキの音便。ツイカキとも)(→)築地ついじに同じ。

つい‐じ【築地】‥ヂ🔗🔉

つい‐じ築地‥ヂ (ツキヒヂ(築泥)の音便ツイヒヂの約) ①土塀の上に屋根を葺いたもの。古くは、土を盛り上げて固めただけのものであった。ついがき。ついじべい。えんじ籬まがき。枕草子27「―のくづれ」 築地 ②(その邸に築地をめぐらしてあったからいう)公家衆くげしゅう。公卿くぎょう⇒ついじ‐じょろう【築地女郎】 ⇒ついじ‐べい【築地塀】

ついじ‐じょろう【築地女郎】‥ヂヂヨラウ🔗🔉

ついじ‐じょろう築地女郎‥ヂヂヨラウ (公家衆に奉公する女の意)貴人の家に奉公する女。 ⇒つい‐じ【築地】

ついじ‐べい【築地塀】‥ヂ‥🔗🔉

ついじ‐べい築地塀‥ヂ‥ (→)築地ついじ1に同じ。 ⇒つい‐じ【築地】

つい‐ひじ【築泥】‥ヒヂ🔗🔉

つい‐ひじ築泥‥ヒヂ ⇒ついじ(築地)。伊勢物語「童べの踏みあけたる―のくづれより通ひけり」

つき‐あ・ぐ【築き上ぐ】🔗🔉

つき‐あ・ぐ築き上ぐ】 〔他下二〕 ①土や石を積んで高くする。 ②築いて仕上げる。

つき‐あま・す【築き余す】🔗🔉

つき‐あま・す築き余す】 〔他四〕 築き残す。古事記「御諸みもろにつくや玉垣―・し」

つき‐いし【築石】🔗🔉

つき‐いし築石】 石垣を築くのに用いる石。

つき‐いそ【築磯】🔗🔉

つき‐いそ築磯(→)人工魚礁に同じ。

つき‐かえ【築替え】‥カヘ🔗🔉

つき‐かえ築替え‥カヘ きずきかえること。改築。

つき‐がき【築垣・築牆】🔗🔉

つき‐がき築垣・築牆⇒ついがき

つき‐こ・む【築き込む・築き籠む】🔗🔉

つき‐こ・む築き込む・築き籠む】 〔他下二〕 死体を埋めて塚を築く。謡曲、隅田川「この道のほとりに―・めて」

つき‐じ【築地】‥ヂ🔗🔉

つき‐じ築地‥ヂ 沼や海などを埋めて築いた土地。

つきじ【築地】‥ヂ(地名)🔗🔉

つきじ築地‥ヂ 東京都中央区の一地区。銀座の南東に続く一帯。明暦の大火(1657年)後、低湿地を埋め立てて築地と称し、明治初年、一部を外国人の居留地とした。 ⇒つきじざ【築地座】 ⇒つきじ‐しょうげきじょう【築地小劇場】 ⇒つきじ‐べついん【築地別院】

つきじざ【築地座】‥ヂ‥🔗🔉

つきじざ築地座‥ヂ‥ 劇団名。友田恭助・田村秋子が1932年(昭和7)結成。田中千禾夫・小山祐士・川口一郎らの戯曲を上演し文学座の母胎となる。36年解散。 ⇒つきじ【築地】

つきじ‐しょうげきじょう【築地小劇場】‥ヂセウ‥ヂヤウ🔗🔉

つきじ‐しょうげきじょう築地小劇場‥ヂセウ‥ヂヤウ 1924年(大正13)築地に設立した日本最初の新劇専門劇場および付属の劇団名。小山内薫おさないかおる・土方与志ひじかたよしを主宰とし、翻訳劇・創作劇の紹介に努め、新劇運動の出発点となった。30年解散。劇場は45年米軍の爆撃で焼失。 ⇒つきじ【築地】

つきじ‐べついん【築地別院】‥ヂ‥ヰン🔗🔉

つきじ‐べついん築地別院‥ヂ‥ヰン 築地にある浄土真宗本願寺派の別院。1617年(元和3)准如じゅんにょが浅草に創建。明暦の大火後、現在地に移転。関東大震災で焼失後、1934年インド式の伽藍完成。築地本願寺。 ⇒つきじ【築地】

つき‐だ【築田】🔗🔉

つき‐だ築田】 埋立開墾した田地。築地。

つき‐だ・す【築き出す】🔗🔉

つき‐だ・す築き出す】 〔他四〕 地盛りして地面を広げる。〈日葡辞書〉

つき‐まわ・す【築き回す】‥マハス🔗🔉

つき‐まわ・す築き回す‥マハス 〔他四〕 築いてまわりを囲む。築き巡らす。宇治拾遺物語6「白く高き築地を―・して」

つき‐やま【築山】🔗🔉

つき‐やま築山】 庭園などに、山に見立てて土砂または石などを用いてきずいたもの。

つきやま‐どの【築山殿】🔗🔉

つきやま‐どの築山殿】 徳川家康の正室。駿河御前と称。今川氏の一族関口氏の出身。家康が今川氏の人質の時嫁いで信康を生む。武田勝頼に内通した疑いで家康の命を受けた家臣に殺された。(1542〜1579)

つき‐わ・く【築き分く】🔗🔉

つき‐わ・く築き分く】 〔他下二〕 垣などを築いてしきる。源氏物語少女「西の町は北面―・けて御蔵町なり」

つ・く【築く】🔗🔉

つ・く築く】 〔他四〕 (「突く」と同源)土や石をつき固めて積みあげる。きずく。築造する。古事記「みもろに―・くや玉垣」。日葡辞書「ヤマヲツク・ツキアグル」

[漢]築🔗🔉

 〔木部12画〕 ⇒竹部

[漢]築🔗🔉

 字形  筆順 〔竹部10画/16画/教育/3559・435B〕 [] 字形 〔竹部10画/16画〕 〔音〕チク(漢) 〔訓〕きずく・つく [意味] 土をつきかためて建物の基礎をつくる。つく。きずく。「築造・築城・建築・改築・修築」 [解字] 形声。「」(=両手で棒を持って工事をする)+「木」+音符「竹」。木製のきねで土をつきかためて工事をする意。 [下ツキ 移築・改築・建築・構築・再築・修築・新築・増築 [難読] 築地ついじ

大辞林の検索結果 (30)

きずき-あ・げる【築き上げる】🔗🔉

きずき-あ・げる キヅキ― [5] 【築き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きづきあ・ぐ (1)土・石などを積み重ねて構造物などをつくる。「石垣を―・げる」 (2)努力の結果,地位・名誉・財産などを得る。「苦労して―・げた財産」

きず・く【築く】🔗🔉

きず・く キヅク [2] 【築く】 (動カ五[四]) 〔「城(キ)築(ツ)く」の意。古くは「きつく」とも〕 (1)土や石をつき固めてつくる。「堤防を―・く」「松のひまびま墓を―・く/松島賦」 (2)城や砦(トリデ)をつくる。「城を―・く」 (3)基礎を固めて,しっかりしたものにする。努力してつくりあげる。「伝統を―・く」「財産を―・く」 [可能] きずける

ちく【築】🔗🔉

ちく [1][0] 【築】 (1)年数を表す語を下に伴って「建築してから」の意を表す。「―五年のマンション」 (2)年月などを表す語の下について「建築した」の意を表す。「昭和初年―の日本家屋」

ちく-こう【築港】🔗🔉

ちく-こう ―カウ [0] 【築港】 ⇒ちっこう(築港)

ちく-じょう【築城】🔗🔉

ちく-じょう ―ジヤウ [0] 【築城】 (名)スル 城をきずくこと。陣地を作ること。「安土に―する」

ちく-ぞう【築造】🔗🔉

ちく-ぞう ―ザウ [0] 【築造】 (名)スル 城・堤防などをきずきつくること。「ダムを―する」

ちく-てい【築庭】🔗🔉

ちく-てい [0] 【築庭】 (名)スル 庭園をつくること。造園。

ちく-てい【築堤】🔗🔉

ちく-てい [0] 【築堤】 (名)スル 堤をきずくこと。また,その堤。「―工事」

ちっ-こう【築港】🔗🔉

ちっ-こう チクカウ [0] 【築港】 (名)スル 船舶を停泊させ,貨客の輸送の便のために港を築くこと。また,その港。ちくこう。

つい-がき【築垣・築牆】🔗🔉

つい-がき [0] 【築垣・築牆】 〔「ついかき」とも。「築き垣」の転〕 「築地(ツイジ)」に同じ。「御所の西の―の上に/平家 8」

つい-じ【築地・築墻】🔗🔉

つい-じ ―ヂ [0] 【築地・築墻】 〔「築泥(ツキヒジ)」の転〕 (1)土をつき固めて造り,瓦などで屋根を葺いた塀。つきがき。築地塀。 (2)〔屋敷の周囲に築地をめぐらしたことから〕 堂上方(ドウジヨウカタ)の邸。また,堂上方。公卿(クギヨウ)。 築地(1) [図]

ついじ-べい【築地塀】🔗🔉

ついじ-べい ―ヂ― [3] 【築地塀】 「築地(ツイジ){(1)}」に同じ。

つい-ひじ【築泥】🔗🔉

つい-ひじ ―ヒヂ 【築泥】 「築地(ツイジ)」に同じ。「童(ワラワ)べの踏みあけたる―のくづれより通ひけり/伊勢 5」

つき-あ・げる【築き上げる】🔗🔉

つき-あ・げる [4] 【築き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つきあ・ぐ 土や石などを高く積み上げる。きずきあげる。「砦守る城―・げて/海潮音(敏)」

つき-いし【築石】🔗🔉

つき-いし [0] 【築石】 石垣を築くのに用いる石。

つき-いそ【築磯】🔗🔉

つき-いそ [0] 【築磯】 魚を集めるために,岩石・廃船・コンクリート-ブロックなどを沈めた人工の魚礁。人工魚礁。

つき-がき【築垣・築墻】🔗🔉

つき-がき [0] 【築垣・築墻】 「築地(ツイジ)」に同じ。

つき-じ【築地】🔗🔉

つき-じ ―ヂ [0] 【築地】 海や沼などを埋めて築いた土地。

つきじ【築地】🔗🔉

つきじ ツキヂ 【築地】 東京都中央区,隅田川河口西岸の地域。1657年の明暦の大火後の埋め立て地。明治初年,外国人居留地が置かれた。東京中央卸売市場がある。

つきじ-しょうげきじょう【築地小劇場】🔗🔉

つきじ-しょうげきじょう ツキヂセウゲキヂヤウ 【築地小劇場】 小山内薫・土方与志を中心に1924年(大正13)結成された新劇団の名。また,同劇団が東京築地に設立した,日本最初の新劇専門の劇場。開場以来数々の名作戯曲を上演,日本の新劇運動に大きな影響を与えた。劇団は30年(昭和5)解散,劇場は45年戦災により焼失。

つきじ-ホテルかん【築地―館】🔗🔉

つきじ-ホテルかん ツキヂ―クワン 【築地―館】 東京築地の外国人居留地に建てられた日本最初の洋風ホテル建築。1868年(慶応4)建設。木造二階建てで,ベランダをめぐらせ中央には塔が立ち,欧米のホテルに匹敵する大規模なものであった。正称,江戸ホテル。

つきじ-ほんがんじ【築地本願寺】🔗🔉

つきじ-ほんがんじ ツキヂ―グワンジ 【築地本願寺】 東京築地にある浄土真宗本願寺派の別院の通称。本願寺第一二世准如が元和年間(1615-1624)に浅草に開創。明暦の大火後現在地に移転。関東大震災で罹災後,伊藤忠太の設計により古代インド式伽藍で再建。

つきだて【築館】🔗🔉

つきだて 【築館】 宮城県北部,栗原(クリハラ)郡の町。奥州街道の旧宿場町。奈良期に伊治城が置かれた。

つき-た・てる【築き立てる】🔗🔉

つき-た・てる [4] 【築き立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきた・つ 築いてたてる。造る。「庭に―・てたるへつついの前に/滑稽本・膝栗毛 2」

つき-やま【築山】🔗🔉

つき-やま [0] 【築山】 庭園などに山をかたどり,土砂または岩石で小高くきずいたところ。

つきやま-どの【築山殿】🔗🔉

つきやま-どの 【築山殿】 (1542-1579) 徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広(一説に親永)の娘。家康の長男信康を生むが,のち武田勝頼への内通を疑われて殺された。半月後,信康も自刃。駿河御前。

つ・く【築く】🔗🔉

つ・く 【築く】 (動カ四) 〔「突く」と同源〕 土や石をつきかためて積み上げる。築造する。きずく。「御諸(ミモロ)に―・くや玉垣/古事記(下)」

きずく【築く】(和英)🔗🔉

きずく【築く】 build;→英和 construct.→英和 築き上げる build up.

ちくじょう【築城する】(和英)🔗🔉

ちくじょう【築城する】 build a castle.→英和 築城(学) fortification.→英和

つきやま【築山】(和英)🔗🔉

つきやま【築山】 an artificial hill;a rock garden.

広辞苑+大辞林で始まるの検索結果。