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ぜ‐ぜ【銭】🔗⭐🔉
ぜ‐ぜ【銭】
(幼児語)ぜに。浄瑠璃、傾城阿波鳴門「なんぼ一人旅でもたんと―さへやりや泊める」
ぜぜ‐がい【銭貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
ぜぜ‐がい【銭貝】‥ガヒ
キサゴの異称。
ぜに【銭】🔗⭐🔉
ぜに‐あおい【銭葵】‥アフヒ🔗⭐🔉
ぜに‐あおい【銭葵】‥アフヒ
アオイ科の一年草。ヨーロッパ原産。古く日本に渡来、観賞用に栽培。高さ約1メートル。葉は円形で5〜7浅裂、基部は心臓形。5〜6月頃紅紫色の花を開く。小葵こあおい。〈[季]夏〉
ゼニアオイ
撮影:関戸 勇
ぜに‐いし【銭石】🔗⭐🔉
ぜに‐いし【銭石】
貨幣石かへいせきの別称。
ぜに‐いれ【銭入れ】🔗⭐🔉
ぜに‐いれ【銭入れ】
銭を入れるいれもの。財布・がまぐち・巾着きんちゃくの類。
ぜに‐うち【銭打ち】🔗⭐🔉
ぜに‐うち【銭打ち】
子供の遊戯の一つ。地面に線を引き、その線内に数個の銭を投げ入れておき、適当な距離から相手の指定する銭に他の銭を打ちあてたのを勝ちとする。「あないち」の類。倭名類聚鈔4「意銭、世間云、世邇宇知」
ぜに‐うら【銭占・銭卜】🔗⭐🔉
ぜに‐うら【銭占・銭卜】
銭を投げて吉凶を判断する占い。表を陽、裏を陰とし、八卦はっけ説に準じて行う。3個投げて、2個表が出れば吉という。
ぜに‐うり【銭売り】🔗⭐🔉
ぜに‐うり【銭売り】
金銀貨を銭に両替して手数料をとること。また、その人。武家義理物語「去年の十二月廿三日に―御門は入しが、其その後出ざれば」
ぜに‐かい【銭買い】‥カヒ🔗⭐🔉
ぜに‐かい【銭買い】‥カヒ
手数料を払って金銀貨を銭に両替すること。また、その人。→銭を買う(「銭」成句)
ぜに‐がい【銭貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
ぜに‐がい【銭貝】‥ガヒ
キサゴの異称。
ぜに‐がさ【銭嵩】🔗⭐🔉
ぜに‐がさ【銭嵩】
銭の額。ぜにだか。かねだか。
ぜに‐がさ【銭瘡】🔗⭐🔉
ぜに‐がさ【銭瘡】
「たむし」の古名。銭癬ぜにたむし。倭名類聚鈔3「癬、俗云、銭加佐」
ぜに‐がた【銭形】🔗⭐🔉
ぜに‐がた【銭形】
①銭のかたち。
②銭の形に切った紙。神前に供する。ぜにきり。〈倭名類聚鈔13〉
⇒ぜにがた‐あざらし【銭形海豹】
ぜにがた‐あざらし【銭形海豹】🔗⭐🔉
ぜにがた‐あざらし【銭形海豹】
アザラシ科の哺乳類。体長1.5メートルほど。体の地色は黒っぽく、腹側はやや白い。はじめ、ゴマフアザラシの亜種とされたが、斑点の周囲が白く、銭形に見えることなどから独立の種とされる。陸上で出産、日本で繁殖する唯一のアザラシ。
⇒ぜに‐がた【銭形】
ぜに‐かね【銭金】🔗⭐🔉
ぜに‐かね【銭金】
ぜにとかね。金銭。狂言、八句連歌「私が参つたとて―にはなりますまい」
ぜに‐がみ【銭神】🔗⭐🔉
ぜに‐がみ【銭神】
(足がなくても走る意で、銭にたとえていう)蛇の異称。
ぜに‐がめ【銭亀】🔗⭐🔉
ぜに‐がめ【銭亀】
イシガメやクサガメの幼期のもの。甲羅が円く、銭に似る。〈[季]夏〉
ぜに‐かんじょう【銭勘定】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
ぜに‐かんじょう【銭勘定】‥ヂヤウ
金銭の出入りを計算すること。かねかんじょう。
ぜに‐きり【銭切】🔗⭐🔉
ぜに‐きり【銭切】
(→)「ぜにがた」2に同じ。
ぜに‐ぐち【銭口】🔗⭐🔉
ぜに‐ぐち【銭口】
銭貨の銭緡ぜにさしを通す孔。日葡辞書「ゼニグチニツナグ」
ぜに‐ぐつわ【銭轡】🔗⭐🔉
ぜに‐ぐつわ【銭轡】
金銭を与えて、自分の意に従わせること。信長記「―はめられたるか」
ぜに‐くび【銭首】🔗⭐🔉
ぜに‐くび【銭首】
(→)銭持首ぜにもちくびに同じ。
ぜに‐ぐら【銭蔵】🔗⭐🔉
ぜに‐ぐら【銭蔵】
銭を貯えておく蔵。
ぜに‐ぐるま【銭車】🔗⭐🔉
ぜに‐ぐるま【銭車】
①近世、寺社・湯屋などへ銭を買い入れに行く両替屋の車。
②(→)「ぜにごま」に同じ。
ぜに‐こ【銭こ】🔗⭐🔉
ぜに‐こ【銭こ】
(「こ」は接尾語)銭のこと。
ぜに‐ごけ【銭苔】🔗⭐🔉
ぜに‐ごけ【銭苔】
苔たい類ゼニゴケ科の一種。葉状体は二又分枝し、表面には鱗状の模様がある。葉状体は長さ3〜10センチメートル、幅約1センチメートル。背面中央の所々に杯状体を生じ、その中に円盤状の無性芽をつくる。腹面には赤色の腹鱗片と褐色の仮根が密生。雌雄異株。雄株は円盤状の雄器托をもち、雌株は深裂した傘形の雌器托をもつ。苔類の例として教科書などに引用される。人家の庭・公園・畑などの地上に生える。地銭ちせん。
ぜにごけ(雌株)
ぜに‐ごま【銭独楽】🔗⭐🔉
ぜに‐ごま【銭独楽】
銭の孔に軸をさして心しんとし、糸を巻いて独楽のようにまわすもの。ぜにぐるま。江戸時代に流行。
ぜに‐ざ【銭座】🔗⭐🔉
ぜに‐さし【銭差・銭緡・鏹】🔗⭐🔉
ぜに‐さし【銭差・銭緡・鏹】
銭の孔にさし通して一束とする細い縄。さし。銭貫ぜにつら。銭縄。
銭緡
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
ぜに‐さつ【銭札】🔗⭐🔉
ぜに‐さつ【銭札】
江戸時代、藩札の一種。紙幣の表面に銭高を表示したもの。
ぜに‐ずく【銭尽】‥ヅク🔗⭐🔉
ぜに‐そうば【銭相場】‥サウ‥🔗⭐🔉
ぜに‐そうば【銭相場】‥サウ‥
金銀貨と銭との比価。
ぜに‐だいこ【銭太鼓】🔗⭐🔉
ぜに‐だいこ【銭太鼓】
日本の民俗芸能に用いる楽器。穴あき銭を小太鼓の周縁にタンバリン風に付けたものや、曲物の内側に十字に張った針金に通したものや竹筒の中に入れたものなどがある。これを打ち合わせたり振ったりして鳴らす銭太鼓踊が各地にある。
ぜに‐たなご【銭鱮】🔗⭐🔉
ぜに‐たなご【銭鱮】
コイ科の淡水産の硬骨魚。全長約7センチメートル。体は金属光沢に輝き、産卵期の雄には紫紅色の婚姻色が現れる。カラスガイなどの二枚貝の体内に産卵する。関東地方以北の平野部の池沼に分布。
ぜに‐たむし【銭癬】🔗⭐🔉
ぜに‐たむし【銭癬】
(→)「ぜにがさ(銭瘡)」に同じ。
ぜに‐ついえ【銭費え】‥ツヒエ🔗⭐🔉
ぜに‐ついえ【銭費え】‥ツヒエ
金銭をむだにつかうこと。浮世床初「てめへまた―な事をするな」
ぜに‐づかい【銭遣い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
ぜに‐づかい【銭遣い】‥ヅカヒ
(→)「かねづかい」に同じ。
ぜに‐づつ【銭筒】🔗⭐🔉
ぜに‐づつ【銭筒】
銭を入れておく竹筒。
ぜに‐とり【銭取り】🔗⭐🔉
ぜに‐とり【銭取り】
①(→)「かけとり」に同じ。
②小遣銭などを稼ぐこと。また、その仕事。
ぜに‐なし【銭無し】🔗⭐🔉
ぜに‐なし【銭無し】
金銭を持たないこと。また、その人。ぜにもたず。
ぜに‐なわ【銭縄】‥ナハ🔗⭐🔉
○銭になるぜにになる🔗⭐🔉
ぜに‐の‐しかけ【銭の仕掛】🔗⭐🔉
ぜに‐の‐しかけ【銭の仕掛】
(→)「仕掛け」5に同じ。
ぜに‐ば【銭葉】🔗⭐🔉
ぜに‐ば【銭葉】
蓮の、初めに生ずる小さい葉の俗称。
ぜに‐ばこ【銭箱】🔗⭐🔉
ぜに‐ばこ【銭箱】
江戸時代に商家で用いた、頑丈な作りの木製で錠付きの銭入れ箱。上部に漏斗状の投入口があるものが多い。
銭箱
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
ぜに‐ばなれ【銭放れ】🔗⭐🔉
ぜに‐ばなれ【銭放れ】
金銭の使いぶり。かねばなれ。
○背に腹はかえられぬせにはらはかえられぬ
さしせまったことのためには他を顧みるゆとりがない。狂言、武悪「背に腹はかへられず討手に向うた」
⇒せ【背・脊】
ぜに‐また【銭股】🔗⭐🔉
ぜに‐また【銭股】
(かご舁かきの隠語)銭200文をいう。
ぜに‐みせ【銭店・銭見世】🔗⭐🔉
ぜに‐みせ【銭店・銭見世】
両替屋。日本永代蔵1「今橋の片陰に―出しけるに」
ぜに‐むし【銭虫】🔗⭐🔉
ぜに‐むし【銭虫】
①(円形の斑を生ずるから)「たむし」の異称。
②ヤスデの異称。
ぜに‐め【銭目】🔗⭐🔉
ぜに‐め【銭目】
金銭に換算したときのねうち。かねめ。
ぜに‐もうけ【銭儲け】‥マウケ🔗⭐🔉
ぜに‐もうけ【銭儲け】‥マウケ
金銭を儲けること。かね儲け。
ぜに‐もち【銭持】🔗⭐🔉
ぜに‐もち【銭持】
かねもち。金満家。
⇒ぜにもち‐くび【銭持首】
ぜにもち‐くび【銭持首】🔗⭐🔉
ぜにもち‐くび【銭持首】
着物の襟を前に引き詰めて着たさま。銭を多く懐中すれば、重みで着物の襟が前に引けるからいう。ぜにくび。
⇒ぜに‐もち【銭持】
ぜに‐や【銭屋】🔗⭐🔉
ぜに‐や【銭屋】
両替屋。ぜにみせ。銭両替。
ぜにや‐ごへえ【銭屋五兵衛】‥ヱ🔗⭐🔉
ぜにや‐ごへえ【銭屋五兵衛】‥ヱ
江戸後期の豪商。加賀宮越の人。北前船主として活躍、回米・米相場で巨富を築く。晩年、河北潟かほくがた埋立工事を行なって漁民の怨みを買い、罪を得て獄中で病死。(1773〜1852)
ぜに‐やす【銭安】🔗⭐🔉
ぜに‐やす【銭安】
ねだんの安いこと。浄瑠璃、卯月潤色「かさ高なばかりで―の物なれども」
○銭を買うぜにをかう🔗⭐🔉
○銭を買うぜにをかう
金銀貨を銭に両替する。東海道名所記「銭を買ふには金銀貨を手放し」
⇒ぜに【銭】
○銭をつくぜにをつく🔗⭐🔉
○銭をつくぜにをつく
銭を一つ一つ数えながら出す。銭をさし出す。銭を払う。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「銭を突いたもたしかに見た」
⇒ぜに【銭】
ぜ‐にん【是認】
よしと認めること。「―しがたい」
せ‐ぬい【狭縫い】‥ヌヒ
袋物などの縫い目のかどをせまくかがること。
せ‐ぬい【背縫い】‥ヌヒ
衣服を背筋のところで縫い合わせること。また、その縫目。→和服(図)
せ‐ぬき【背抜き】
洋服の上着の背中部分に裏地をつけないこと。また、そうした上着。夏着・合着用。
セネカ【Lucius Annaeus Seneca】
ローマのストア派の哲人。スペイン生れ。皇帝ネロの師となったが、のち不興を蒙り隠退、遂に自決。著作に、ギリシア悲劇を範とする悲劇9編のほか「幸福な生について」など。(前4頃〜後65)
セネガ【senega】
ヒメハギ科の多年草。北アメリカ原産。高さ約30センチメートル。根は大きく塊状で分岐して曲がり、それから多数の茎を出す。葉は長卵形、茎頂に穂状の花序をつけ、花は白色、紅色の萼片がくへん5枚が花弁状をなす。薬用植物として栽培。
⇒セネガ‐こん【セネガ根】
セネガ‐こん【セネガ根】
セネガの根を乾燥した生薬。サポニンを含み煎じて去痰きょたん剤とする。遠志おんじの類薬。
⇒セネガ【senega】
セネガル【Senegal】
アフリカ西端の共和国。もとフランス領西アフリカの一部。1960年独立。面積19万6000平方キロメートル。人口1056万(2004)。首都ダカール。→アフリカ(図)
ゼネ‐コン
(general contractorの略)建築および土木工事を一括して請け負う大手総合建設業者。総合工事業者。
ゼネ‐スト
ゼネラル‐ストライキの略。
ゼネラリスト【generalist】
多方面の能力・知識を持つ人。↔スペシャリスト
ゼネラル【general】
(ジェネラルとも)
①「一般の」「全般の」「総体の」の意。
②将軍。総督。司令官。
⇒ゼネラル‐ストライキ【general strike】
⇒ゼネラル‐マネージャー【general manager】
ゼネラル‐ストライキ【general strike】
全国全産業の労働者が一斉にストライキを行うこと。1都市または1産業部門全体の労働者が協同して行う大規模のストライキにもいう。ゼネスト。総罷業。総同盟罷業。
⇒ゼネラル【general】
ゼネラル‐マネージャー【general manager】
組織全体の統括者。総支配人。
⇒ゼネラル【general】
ゼネラル‐モーターズ【General Motors】
世界最大のアメリカの自動車会社。フォード・ダイムラー‐クライスラーのクライスラー部門とともにビッグスリーと呼ばれる。1908年設立、16年再編。略称GM
ゼネレーション【generation】
⇒ジェネレーション
ゼノ【Zeno
ebrowski】
ポーランド生れのカトリック修道士。1930年来日。特に第二次大戦後、戦災孤児や生活困窮者の救済に献身。(1898〜1982)
ゼノ
撮影:石井幸之助
ゼノア【Genoa】
⇒ジェノア
せ‐の‐うみ【石花海】
駿河湾南西部にある水深100メートル以浅の浅堆せんたい。イワシ・サバなどの好漁場。
せ‐の‐きみ【兄の君・夫の君】
「せ(兄・夫)」の尊敬語。後世は、特に夫をいう。万葉集17「わが―はなでしこが花にもがもな」
ゼノタイム【xenotime】
リン酸イットリウムからなる正方晶系の鉱物。黄褐色四角錐状結晶。花崗岩やそのペグマタイト中に多く産出。
せ‐のび【背伸び】
①爪先で立ち、背をのばして、身のたけを高くすること。
②比喩的に、実力以上のことをしようとすること。「―して大人の会話に加わる」
ゼノン【Zēnōn】
①エレアのゼノン。ギリシアのエレア学派の哲学者。(前490頃〜前430頃)→ゼノンの逆説。
②キプロスのゼノン。ストア学派の創始者。(前335頃〜前263頃)
⇒ゼノン‐の‐ぎゃくせつ【ゼノンの逆説】
ゼノン‐の‐ぎゃくせつ【ゼノンの逆説】
エレア学派のゼノンが、パルメニデスの「一にして不動な存在」を弁護しようとして、多と運動とを否定するために提出した逆説。「アキレスは亀に追いつけない」「飛ぶ矢は静止している」などの逆説がある。ゼノンのパラドックス。
⇒ゼノン【Zēnōn】
セパード【shepherd】
⇒シェパード
せば‐が・る【狭がる】
〔自四〕
せまいと思う。窮屈がる。せまがる。枕草子35「しひて―・りいづれば」
せば・し【狭し】
〔形ク〕
(江戸時代以後「せまし」となる)広くない。ゆとりがない。万葉集6「大埼の神の小浜は―・けども」
せば‐じ【狭路】‥ヂ
せまい路。ほそみち。頼政集「わぎもこはさがよふ山の―かは」
セバスティアヌス【Sebastianus ラテン】
3世紀末のローマの殉教者。弓矢で射られ殉教する美青年の画像としてよく描かれる。聖セバスチャン。
せば‐せば・し【狭狭し】
〔形シク〕
①幅がせまく窮屈である。狭苦しい。
②度量がせまい。天草本金句集「大きな国を治むるものは―・しうしてはかなはぬ」
③簡略である。三蔵法師伝承徳頃点「詞ことば約セハセハシクして」
せ‐ばた【背旗】
戦場で武士が鎧よろいの背にさした旗。はたさしもの。
せ‐はだか・る
〔自四〕
狭いまでに立ちはだかる。無名抄「大身を現ずれば虚空に―・り」
セパ‐タクロー【sepak takraw】
(セパはマレー語で「蹴る」の意、タクローはタイ語でボールの意)マレーシアなど東南アジアで盛んな球技。1チーム3人ずつでネットを挟んで、籐とう製のボールを蹴って相手のコートに入れ合う。
せば‐と【狭門】
谷地の奥まったところ。
せ‐はば【背幅】
①背中の幅。
②洋裁で、腕のつけ根からつけ根までの背の幅。
せば‐ま・る【狭まる】
〔自五〕
せまくなる。つまる。「道が―・る」「差が―・る」
せば・める【狭める】
〔他下一〕[文]せば・む(下二)
①せまくする。「間隔を―・める」
②人を苦しめる。迫害する。こんてむつすむん地「人より―・めらるる事」
セパレーツ【separates】
①上下に分かれていて、それぞれ他の衣服と組み合わせて着用できる衣服。
②上下に分かれた女性用の水着。
③ユニットを組み合わせて使うようにしたもの。ステレオ装置など。
セパレート【separate】
分かれていること。別々なこと。
⇒セパレート‐コース【separate course】
セパレート‐コース【separate course】
区分された走路。↔オープン‐コース
⇒セパレート【separate】
せ‐ばんごう【背番号】‥ガウ
運動選手が、ユニホームの背につける番号。
せ‐ひ【施肥】
肥料を施すこと。
せび【蝉】
(→)「せみ」に同じ。〈新撰字鏡2〉
せ‐び【施火】
精霊しょうりょう送りに焚たく火。毎年8月16日(昔は陰暦7月16日)の夜、京都付近の山々で焚く火。如意ヶ岳の大文字の火、船山の船形の火、松ヶ崎の妙法の火など。送り火。
ぜ‐ひ【是非】
[一]〔名〕
①是と非。道理にかなうこととかなわないこと。よしあし。正邪。太平記3「―の思案にも及ばず」。「―を論ずる」
②よしあしの判断・批評。品評。徒然草「おのれが境界にあらざるものをば、あらそふべからず、―すべからず」
[二]〔副〕
どうあっても。きっと。日葡辞書「ゼヒクダサレイ」。「―参加して下さい」
⇒是非に及ばず
⇒是非も知らず
⇒是非も無い
セピア【sepia】
①有機性顔料の一種。イカの墨汁嚢中の黒褐色の液を乾かしてアルカリ液に溶解し、希塩酸で沈殿させて製する。水彩画に用いる。
②黒褐色。
せ‐ひえ【接靿・摂腰】
打掛け1を着るときに用いる腰帯。〈伊呂波字類抄〉
せびき‐けみ【畝引検見】
江戸時代、検見法の一種。検地帳に登録された田畑の等級別に出来高を調査し、これに等級別の面積を掛けて年貢高を決めるもの。→有毛ありげ検見
ぜひ‐きょくちょく【是非曲直】
[論衡説日]物事の善悪や正邪。
せ‐びく【背低】
背の低い人。
せび‐くじら【背乾鯨】‥クヂラ
セミクジラの異称。
ぜひ‐ぜひ【是非是非】
〔副〕
「ぜひ」を強めていう語。
ぜひ‐ぜんあく【是非善悪】
道理に合うことと合わないこと。物事のよいことと悪いこと。
ぜひ‐とも【是非とも】
〔副〕
是にしても非にしても。どんなことがあっても。きっと。ぜひに。甲陽軍鑑9「―我等参るか、さなくば家老の者共、如何ほども進ずべき」。「―ご出席下さい」
ぜひ‐な・い【是非無い】
〔形〕[文]ぜひな・し(ク)
①よしあしにかかわらない。程度がはなはだしい。むちゃくちゃである。源平盛衰記19「榊の枝を数多用意して―・く人を打ちはべる」
②しかたがない。やむを得ない。天草本伊曾保物語「―・うこれにとどまつて」
③言うまでもない。当然だ。風姿花伝「およそ物狂ひのいでたち、似合たるやうにいでたつべき事―・し」
ぜひ‐に【是非に】
〔副〕
どうしても。ぜひとも。史記抄「病者も、いや―討死せうと云て戦ぞ」
ebrowski】
ポーランド生れのカトリック修道士。1930年来日。特に第二次大戦後、戦災孤児や生活困窮者の救済に献身。(1898〜1982)
ゼノ
撮影:石井幸之助
ゼノア【Genoa】
⇒ジェノア
せ‐の‐うみ【石花海】
駿河湾南西部にある水深100メートル以浅の浅堆せんたい。イワシ・サバなどの好漁場。
せ‐の‐きみ【兄の君・夫の君】
「せ(兄・夫)」の尊敬語。後世は、特に夫をいう。万葉集17「わが―はなでしこが花にもがもな」
ゼノタイム【xenotime】
リン酸イットリウムからなる正方晶系の鉱物。黄褐色四角錐状結晶。花崗岩やそのペグマタイト中に多く産出。
せ‐のび【背伸び】
①爪先で立ち、背をのばして、身のたけを高くすること。
②比喩的に、実力以上のことをしようとすること。「―して大人の会話に加わる」
ゼノン【Zēnōn】
①エレアのゼノン。ギリシアのエレア学派の哲学者。(前490頃〜前430頃)→ゼノンの逆説。
②キプロスのゼノン。ストア学派の創始者。(前335頃〜前263頃)
⇒ゼノン‐の‐ぎゃくせつ【ゼノンの逆説】
ゼノン‐の‐ぎゃくせつ【ゼノンの逆説】
エレア学派のゼノンが、パルメニデスの「一にして不動な存在」を弁護しようとして、多と運動とを否定するために提出した逆説。「アキレスは亀に追いつけない」「飛ぶ矢は静止している」などの逆説がある。ゼノンのパラドックス。
⇒ゼノン【Zēnōn】
セパード【shepherd】
⇒シェパード
せば‐が・る【狭がる】
〔自四〕
せまいと思う。窮屈がる。せまがる。枕草子35「しひて―・りいづれば」
せば・し【狭し】
〔形ク〕
(江戸時代以後「せまし」となる)広くない。ゆとりがない。万葉集6「大埼の神の小浜は―・けども」
せば‐じ【狭路】‥ヂ
せまい路。ほそみち。頼政集「わぎもこはさがよふ山の―かは」
セバスティアヌス【Sebastianus ラテン】
3世紀末のローマの殉教者。弓矢で射られ殉教する美青年の画像としてよく描かれる。聖セバスチャン。
せば‐せば・し【狭狭し】
〔形シク〕
①幅がせまく窮屈である。狭苦しい。
②度量がせまい。天草本金句集「大きな国を治むるものは―・しうしてはかなはぬ」
③簡略である。三蔵法師伝承徳頃点「詞ことば約セハセハシクして」
せ‐ばた【背旗】
戦場で武士が鎧よろいの背にさした旗。はたさしもの。
せ‐はだか・る
〔自四〕
狭いまでに立ちはだかる。無名抄「大身を現ずれば虚空に―・り」
セパ‐タクロー【sepak takraw】
(セパはマレー語で「蹴る」の意、タクローはタイ語でボールの意)マレーシアなど東南アジアで盛んな球技。1チーム3人ずつでネットを挟んで、籐とう製のボールを蹴って相手のコートに入れ合う。
せば‐と【狭門】
谷地の奥まったところ。
せ‐はば【背幅】
①背中の幅。
②洋裁で、腕のつけ根からつけ根までの背の幅。
せば‐ま・る【狭まる】
〔自五〕
せまくなる。つまる。「道が―・る」「差が―・る」
せば・める【狭める】
〔他下一〕[文]せば・む(下二)
①せまくする。「間隔を―・める」
②人を苦しめる。迫害する。こんてむつすむん地「人より―・めらるる事」
セパレーツ【separates】
①上下に分かれていて、それぞれ他の衣服と組み合わせて着用できる衣服。
②上下に分かれた女性用の水着。
③ユニットを組み合わせて使うようにしたもの。ステレオ装置など。
セパレート【separate】
分かれていること。別々なこと。
⇒セパレート‐コース【separate course】
セパレート‐コース【separate course】
区分された走路。↔オープン‐コース
⇒セパレート【separate】
せ‐ばんごう【背番号】‥ガウ
運動選手が、ユニホームの背につける番号。
せ‐ひ【施肥】
肥料を施すこと。
せび【蝉】
(→)「せみ」に同じ。〈新撰字鏡2〉
せ‐び【施火】
精霊しょうりょう送りに焚たく火。毎年8月16日(昔は陰暦7月16日)の夜、京都付近の山々で焚く火。如意ヶ岳の大文字の火、船山の船形の火、松ヶ崎の妙法の火など。送り火。
ぜ‐ひ【是非】
[一]〔名〕
①是と非。道理にかなうこととかなわないこと。よしあし。正邪。太平記3「―の思案にも及ばず」。「―を論ずる」
②よしあしの判断・批評。品評。徒然草「おのれが境界にあらざるものをば、あらそふべからず、―すべからず」
[二]〔副〕
どうあっても。きっと。日葡辞書「ゼヒクダサレイ」。「―参加して下さい」
⇒是非に及ばず
⇒是非も知らず
⇒是非も無い
セピア【sepia】
①有機性顔料の一種。イカの墨汁嚢中の黒褐色の液を乾かしてアルカリ液に溶解し、希塩酸で沈殿させて製する。水彩画に用いる。
②黒褐色。
せ‐ひえ【接靿・摂腰】
打掛け1を着るときに用いる腰帯。〈伊呂波字類抄〉
せびき‐けみ【畝引検見】
江戸時代、検見法の一種。検地帳に登録された田畑の等級別に出来高を調査し、これに等級別の面積を掛けて年貢高を決めるもの。→有毛ありげ検見
ぜひ‐きょくちょく【是非曲直】
[論衡説日]物事の善悪や正邪。
せ‐びく【背低】
背の低い人。
せび‐くじら【背乾鯨】‥クヂラ
セミクジラの異称。
ぜひ‐ぜひ【是非是非】
〔副〕
「ぜひ」を強めていう語。
ぜひ‐ぜんあく【是非善悪】
道理に合うことと合わないこと。物事のよいことと悪いこと。
ぜひ‐とも【是非とも】
〔副〕
是にしても非にしても。どんなことがあっても。きっと。ぜひに。甲陽軍鑑9「―我等参るか、さなくば家老の者共、如何ほども進ずべき」。「―ご出席下さい」
ぜひ‐な・い【是非無い】
〔形〕[文]ぜひな・し(ク)
①よしあしにかかわらない。程度がはなはだしい。むちゃくちゃである。源平盛衰記19「榊の枝を数多用意して―・く人を打ちはべる」
②しかたがない。やむを得ない。天草本伊曾保物語「―・うこれにとどまつて」
③言うまでもない。当然だ。風姿花伝「およそ物狂ひのいでたち、似合たるやうにいでたつべき事―・し」
ぜひ‐に【是非に】
〔副〕
どうしても。ぜひとも。史記抄「病者も、いや―討死せうと云て戦ぞ」
せん‐か【銭価】🔗⭐🔉
せん‐か【銭価】
銭と銀との比価。中国、清朝の初め、銭1000文が銀1両と定められた。
せん‐か【銭貨・泉貨】‥クワ🔗⭐🔉
せん‐か【銭貨・泉貨】‥クワ
ぜに。かね。貨幣。
⇒せんか‐がく【銭貨学】
せんか‐がく【銭貨学】‥クワ‥🔗⭐🔉
せんか‐がく【銭貨学】‥クワ‥
(→)古銭学に同じ。
⇒せん‐か【銭貨・泉貨】
せん‐がくしん【銭学森】🔗⭐🔉
せん‐がくしん【銭学森】
(Qian Xuesen)中国の科学者。江蘇無錫の人。カリフォルニア工科大学に留学。航空力学を専攻し、のち同大学教授。55年帰国し中国科学院力学研究所長などを歴任。人工衛星・ロケット・ミサイル開発に重要な役割を果たす。(1911〜)
せん‐けんえき【銭謙益】🔗⭐🔉
せん‐けんえき【銭謙益】
明末・清初の文人。字は受之、号は牧斎。初め明に仕え、のち清の礼部右侍郎。博学であり、古文辞派を排撃した。蔵書家としても著名。著「初学集」「有学集」など。(1582〜1664)
せん‐げんどう【銭玄同】🔗⭐🔉
せん‐げんどう【銭玄同】
(Qian Xuantong)近代中国の古典学者。本名、銭夏。浙江省呉興生れ。日本留学中に章炳麟に師事。のち国立北京高等師範などで教える。五‐四文化運動に加わり、漢字改革や国語統一を主導した。(1887〜1939)
せん‐こく【銭穀】🔗⭐🔉
せん‐こく【銭穀】
金銭と米穀。金穀。
せん‐ざい【銭財】🔗⭐🔉
せん‐ざい【銭財】
①ぜにや宝物。
②ぜに。かね。金銭。
せん‐しゅんきょ【銭舜挙】🔗⭐🔉
せん‐しゅんきょ【銭舜挙】
⇒せんせん(銭選)
せん‐しょうしょ【銭鍾書】🔗⭐🔉
せん‐しょうしょ【銭鍾書】
(Qian Zhongshu)中国の作家・比較文学研究者。江蘇省無錫むしゃく生れ。作品が批判をうけ古典研究に沈潜。作「結婚狂詩曲」「管錘編」。(1910〜1998)
せん‐せん【銭選】🔗⭐🔉
せん‐せん【銭選】
宋末・元初の画家。字は舜挙。号は玉潭。浙江呉興の人。文人画家として独自に詩画を磨いた。花鳥画に優れ、日本にも伝存作品が少なくない。
せん‐そう【銭荘】‥サウ🔗⭐🔉
せん‐そう【銭荘】‥サウ
もと、中国における小規模な旧式の金融機関または両替屋。
せん‐そう【銭瘡】‥サウ🔗⭐🔉
せん‐そう【銭瘡】‥サウ
ぜにがさ。たむし。
せん‐たいきん【銭大昕】🔗⭐🔉
せん‐たいきん【銭大昕】
清の考証学者。江蘇嘉定の人。字は暁徴・辛楣。号は竹汀。詩文に通じ、また蒙古史研究を開拓。著「十駕斎養新録」「二十二史考異」「補元史氏族表」「補元史芸文志」など。(1728〜1804)
せん‐とう【銭刀】‥タウ🔗⭐🔉
せん‐とう【銭刀】‥タウ
(「刀」は中国の古代の銭で、鉈なたのような形のもの)ぜに。銭貨。
せん‐とう【銭湯】‥タウ🔗⭐🔉
せん‐とう【銭湯】‥タウ
(「洗湯」とも書いた)料金を取って入浴させる公衆浴場。ふろや。湯屋。夏目漱石、それから「自宅に風呂を買はない時分には、つい近所の―に行つたが」
せんとう‐こう【銭塘江】‥タウカウ🔗⭐🔉
せんとう‐こう【銭塘江】‥タウカウ
(Qiantang Jiang)中国、浙江省の北西部を流れる大河。浙江・江西両省の境の仙霞嶺せんかれい山脈に発源し、杭州湾に注ぐ。河口の三角江には、定時に海嘯かいしょうがあり壮観。浙江。
せん‐ぱく【銭帛】🔗⭐🔉
せん‐ぱく【銭帛】
①金銭と布帛。
②ぜにがた。紙銭。
せん‐ぺい【銭幣】🔗⭐🔉
せん‐ぺい【銭幣】
金銭と紙幣。貨幣。銭帛。銭貨。
せん‐りょう【銭糧】‥リヤウ🔗⭐🔉
せん‐りょう【銭糧】‥リヤウ
銅銭と糧穀。明・清代、田賦(土地税)は銅銭・米麦を主として徴収したところから、租税の別称。従来の銭穀と同義。
ちゃん【銭】🔗⭐🔉
ちゃん【銭】
(唐音チェンの訛)銭ぜに。金銭。日本永代蔵5「―が一文なくて」
[漢]銭🔗⭐🔉
銭 字形
筆順
〔金部6画/14画/教育/3312・412C〕
[錢] 字形
〔金部8画/16画/7902・6F22〕
〔音〕セン(漢)
〔訓〕ぜに・かね
[意味]
①貨幣。ぜに。かね。「金銭・銅銭・賽銭さいせん・一文銭・銭湯」
②貨幣の単位。一円の百分の一。「一銭五厘・拾銭銅貨」
[解字]
形声。「金」+音符「戔」(=小さくけずる)。小さな銅片、小ぜにの意。
[下ツキ
悪銭・一紙半銭・牙銭・金銭・口銭・工銭・古銭・賽銭・散銭・守銭奴・鋳銭・賃銭・天保銭・刀銭・銅銭・布銭・米銭・無銭・連銭・鐚銭びたせん
筆順
〔金部6画/14画/教育/3312・412C〕
[錢] 字形
〔金部8画/16画/7902・6F22〕
〔音〕セン(漢)
〔訓〕ぜに・かね
[意味]
①貨幣。ぜに。かね。「金銭・銅銭・賽銭さいせん・一文銭・銭湯」
②貨幣の単位。一円の百分の一。「一銭五厘・拾銭銅貨」
[解字]
形声。「金」+音符「戔」(=小さくけずる)。小さな銅片、小ぜにの意。
[下ツキ
悪銭・一紙半銭・牙銭・金銭・口銭・工銭・古銭・賽銭・散銭・守銭奴・鋳銭・賃銭・天保銭・刀銭・銅銭・布銭・米銭・無銭・連銭・鐚銭びたせん
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