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なが・い【長い・永い】🔗🔉

なが・い長い・永い】 〔形〕[文]なが・し(ク) ①空間的または時間的に、1点から他の点までのへだたりが大きい。抽象的な事にもいう。万葉集10「朝戸出の君が姿をよく見ずて―・き春日を恋ひや暮さむ」。「―・い道のり」「気の―・い人」 ②永久不変である。源氏物語総角「さてのみこそ―・き心をもかたみに見果つべきわざなれ」 ◇「永い」は時間に限って使い、永続・永久の意味合いが強い。 ⇒長い目で見る ⇒長い物には巻かれよ ⇒長い草鞋を履く

○長い目で見るながいめでみる🔗🔉

○長い目で見るながいめでみる 現状だけで判断せず、将来を期待して気長に見る。 ⇒なが・い【長い・永い】 なが‐いも長芋・長薯】 ヤマノイモ科の蔓性多年草。栽培上は一年生。中国原産で、日本の山野に自生化し、また多くは田畑に栽培する。蔓は左巻、三角心形の葉を対生。葉腋に「むかご」を生じる。雌雄異株。塊根は円柱状で約1メートルに達し、秋に収穫、「とろろ」などにして食用。各地で品種を分化。〈[季]秋〉。書言字考節用集「薯蕷、ヤマノイモ、ナガイモ」

○長い物には巻かれよながいものにはまかれよ🔗🔉

○長い物には巻かれよながいものにはまかれよ 目上の人や勢力のある人には争うより従っている方が得である。 ⇒なが・い【長い・永い】 なか‐いり中入】 ①能や狂言で、前後2場ある曲の前場が終わり、前ジテ(または他の役)がいったん舞台を退くこと。 ②寄席・相撲などの興行物で、中途でしばらく休憩すること。また、その時間。 ③京坂歌舞伎で、通し狂言のうち、筋の葛藤が最も烈しい幕のこと。 なかい‐りけん中井履軒‥ヰ‥ 江戸中期の儒学者。名は積徳。甃庵しゅうあんの次子。宋学を五井蘭洲に学び、諸説を折衷して一家をなした。著「恤刑茅議」「七経逢原」など。(1732〜1817) ⇒なかい【中井】 ながい‐りゅうたろう永井柳太郎‥ヰリウ‥ラウ 政治家。金沢生れ。早大卒、同教授。のち憲政会・民政党に属し、雄弁で知られる。拓務相・逓相、のち鉄道相兼逓相。(1881〜1944) ⇒ながい【永井】 なか‐いれ中入れ】 ①中に入れること。また、そのもの。 ②衣服・帯などの表と裏との中間に入れるもの。帯芯おびしんなど。

○長い草鞋を履くながいわらじをはく🔗🔉

○長い草鞋を履くながいわらじをはく 博徒などが土地にいられなくなって旅に出るのをいう。 ⇒なが・い【長い・永い】 なが‐うた長唄・長歌】 ①上方かみがた長歌。端歌はうた・小歌などに対して、江戸初期の上方に行われた長編の三味線歌曲。→長歌物。 ②江戸長唄。通常、単に長唄という。三味線声曲。歌舞伎舞踊の伴奏音楽として、大薩摩やその他の浄瑠璃の節調、当時の流行歌などもとり入れ発達。その後「吾妻八景」のように歌舞伎を離れた曲もつくられる。 ⇒ながうた‐もの【長歌物】 なが‐うた長歌⇒ちょうか。↔短歌みじかうた ながうた‐もの長歌物】 地歌の一分類。三味線組歌の後に作られた、一続きのまとまった歌詞をもつ曲。佐山検校が創始し、元禄前後に流行。 ⇒なが‐うた【長唄・長歌】 なか‐うち中打ち(→)「中落ち」に同じ。狂言、鱸庖丁「―ちやうちやうと三つに切り」 なか‐うみ中海】 島根県北東部にある汽水湖。島根半島が北側および西側を限り、東側は鳥取県の弓ヶ浜によって美保湾と隔てられる。最大深度17メートル。面積86.8平方キロメートル。なかのうみ。 中海 撮影:関戸 勇 なかうら中浦】 姓氏の一つ。 ⇒なかうら‐ジュリアン【中浦ジュリアン】 なかうら‐ジュリアン中浦ジュリアン】 天正遣欧使節の副使。伊東マンショらとともにローマ教皇に謁見。帰国後、イエズス会の司祭として布教したが、長崎で殉教。(1570?〜1633) ⇒なかうら【中浦】 なか‐うり中売り】 芝居その他興行物などの場内で、茶・弁当・菓子などを売り歩くこと。また、その人。

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