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○風に櫛り雨に沐うかぜにくしけずりあめにかみあらう🔗⭐🔉
○風に櫛り雨に沐うかぜにくしけずりあめにかみあらう
[晋書文帝紀]風雨にさらされて辛苦奔走すること。さまざまな苦労を体験するたとえ。櫛風沐雨しっぷうもくう。
⇒かぜ【風】
○風に順いて呼ぶかぜにしたがいてよぶ🔗⭐🔉
○風に順いて呼ぶかぜにしたがいてよぶ
[荀子勧学]風下に向かって呼べば、風力によって声がよく達するように、勢いに乗じて事をなせば、速く容易に成功する意。
⇒かぜ【風】
○風に付くかぜにつく🔗⭐🔉
○風に付くかぜにつく
①風にまかせる。風にのせる。源氏物語須磨「琴きんのこゑ、風につきてはるかに聞ゆるに」
②風のたよりにことづけする。千載和歌集雑「言の葉しげくちりぢりの風に付けつつ聞ゆれど」
⇒かぜ【風】
かぜにつれなきものがたり【風につれなき物語】
鎌倉時代の物語。初めの1巻のみ現存。作者未詳。1271年(文永8)成立の風葉和歌集に歌46首収載。恋愛と人生のつれなさを叙する。
○風に靡く草かぜになびくくさ🔗⭐🔉
○風に靡く草かぜになびくくさ
[論語顔淵「君子の徳は風なり。小人の徳は草なり。草之これに風を上くわうれば必ず偃ふす」]権力者・有徳者になびき従う者のたとえ。
⇒かぜ【風】
○風に柳かぜにやなぎ🔗⭐🔉
○風に柳かぜにやなぎ
程よくあしらって逆らわないさま。柳に風。
⇒かぜ【風】
かせ‐にん【悴人】
身分の賤しい者。仮名草子、夫婦宗論物語「都辺土に貧なる―一人おはしけるが」→かせもの
かぜ‐ぬき【風抜き】
⇒かざぬき
かぜ‐の‐あし【風の脚】
風の吹いてゆく動き。また、その速さ。
かぜ‐の‐いき【風の息】
〔気〕風速・風向の不規則な変動。地表付近の風に生じる。上層の風では比較的小さい。→突風→スコール→陣風
かぜ‐の‐いろ【風の色】
(草木などの動きで知られる)風の動き。また、その趣。かぜいろ。玉葉集秋「八重葎むぐら秋の分け入る―を」
かぜ‐の‐おとずれ【風の訪れ】‥オトヅレ
風の吹いてくることを人の訪れてくることにたとえていう語。謡曲、景清「―いづちとも、知らぬ迷ひのはかなさを」
かぜ‐の‐かみ【風の神】
①風を支配する神。級長津彦命しなつひこのみことをいう。
②風邪をはやらせる疫神。〈[季]冬〉。好色二代男「―をおくると色町子共さはぎて」
③江戸時代、風邪がはやる時、その疫神を追い払うと称して、仮面をかぶり太鼓を打って門付けして歩いた乞食。
⇒かぜのかみ‐おくり【風の神送り】
⇒かぜのかみ‐まつり【風の神祭】
かぜのかみ‐おくり【風の神送り】
風邪がはやる時、その疫神を送り出す呪まじないの行事。大勢が風の神に擬した人形をかつぎ、提灯をともし、鉦・太鼓ではやし立てて練りあるき、町送りになどする。
⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】
かぜのかみ‐まつり【風の神祭】
風災を免れ豊作を祈る祭。7月4日(今は7月第1日曜)まで1週間、奈良の竜田神社で行われる。風鎮祭。→風祭かざまつり
⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】
かぜ‐の‐きこえ【風の聞え】
ほのかに聞くこと。うわさ。風聞ふうぶん。風のたより。
かぜ‐の‐け【風邪の気】
風邪の気味。かぜけ。
かぜ‐の‐こ【風の子】
子供が寒風の中でも元気に遊び楽しむことを言う語。「子供は―」
かぜ‐の‐さき【風の先】
風の吹き行く方向。かぜさき。かぜのすえ。
かぜ‐の‐したみず【風の下水】‥ミヅ
風に吹かれて落ちるしずく。夫木和歌抄9「山里の松より落つる―」
かぜ‐の‐すえ【風の末】‥スヱ
風の吹き行く方向。かぜのさき。新千載和歌集恋「をちこちの―なる葛かづらいづ方よりか思ひ絶えなむ」
かぜ‐の‐すがた【風の姿】
①風に吹かれて草木のなびくさま。
②(「風姿ふうし」の訓読)うるわしい姿。尭孝集「高き世に―もたちかくれ富士の烟の絶えぬ道とて」
かぜ‐の‐たまくら【風の手枕】
風に吹かれながら寝ること。拾遺和歌集愚草員外「―月のさむしろ」
かぜ‐の‐たより【風の便り】
①風が吹きおくること。風の使い。古今和歌集春「花の香を―にたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる」
②どこから来たとも分からぬほのかな便り。うわさ。風のつて。風聞ふうぶん。拾遺和歌集哀傷「君まさばまづぞ折らまし桜花―に聞くぞ悲しき」
かぜ‐の‐つかい【風の使】‥ツカヒ
(→)「かぜのたより」1に同じ。
かぜ‐の‐つて【風の伝】
(→)「かぜのたより」2に同じ。
かぜのと‐の【風の音の】
〔枕〕
(風の音のように遠くの意で)「遠き」にかかる。
かぜ‐の‐ながれ【風の流れ】
「風流ふうりゅう」を訓読した語。古今著聞集5「色深き君が心の花散りて身にしむ―とぞ見し」
かぜ‐の‐はふり【風の祝】
風をしずめるために、風神を祭る神官。風の祝子はふりこ。
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