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ぎ【魏】🔗🔉

】 ①中国古代、戦国七雄の一つ。晋の六卿の一人、魏斯(文侯)が、韓・趙とともに晋を分割し、安邑に都した。のち大梁(河南開封)に遷る。山西の南部から陝西せんせいの東部および河南の北部を占めた。後に秦に滅ぼされた。(前403〜前225) ②中国、三国時代の国名。後漢の末、198年曹操が献帝を奉じて天下の実権を握って魏王となり、その子丕に至って帝位についた。都は洛陽。江北の地を領有。5世で晋に禅ゆずる。曹魏。(220〜265) ③(→)北魏に同じ。

ぎ‐げん【魏源】🔗🔉

ぎ‐げん魏源】 清代の学者。湖南邵陽の人。字は黙深。経世実用の学を修めた。著「海国図志」「聖武記」「古微堂集」、編「皇朝経世文編」120巻。(1794〜1857)→海国図志

ぎし【魏志】🔗🔉

ぎし魏志】 中国の魏の史書。晋の陳寿撰。「三国志」の中の魏書の通称。本紀4巻、列伝26巻。→魏志倭人伝

ぎ‐しゅう【魏収】‥シウ🔗🔉

ぎ‐しゅう魏収‥シウ 北斉の学者。字は伯起。北斉の詔勅の類はその手に成る。尚書右僕射(宰相)となる。諡おくりなは文貞。著「魏書」130巻。(506〜572)

ぎしょ【魏書】🔗🔉

ぎしょ魏書】 ①二十四史の一つ。北斉の魏収撰。北魏の史書。554年成る。曲筆が多く穢史と非難された。本紀14巻、列伝96巻、志20巻、計130巻。北魏書。後魏書。 ②(→)魏志に同じ。

ぎし‐わじんでん【魏志倭人伝】🔗🔉

ぎし‐わじんでん魏志倭人伝】 中国の魏の史書「魏志」の東夷伝倭人の条に収められている、日本古代史に関する最古の史料。→魏志→邪馬台国やまたいこく →資料[魏志倭人伝]

ぎしん‐なんぼくちょう‐じだい【魏晋南北朝時代】‥テウ‥🔗🔉

ぎしん‐なんぼくちょう‐じだい魏晋南北朝時代‥テウ‥ 魏・呉・蜀の三国が分立した220年頃から、南朝の陳が滅亡するまでの約360年間をいう。江南の王朝の数から六朝りくちょうともいう。→六朝 ○鬼神に横道なしきじんにおうどうなし 鬼神には邪道の行いがない。「鬼神は邪よこしまなし」とも。 ⇒き‐じん【鬼神】

ぎ‐ちゅうけん【魏忠賢】🔗🔉

ぎ‐ちゅうけん魏忠賢】 明末の宦官。熹宗の下で権勢をほしいままにし、東林党を弾圧したが、毅宗の即位により失脚、自殺。(1568〜1627)

ぎ‐ちょう【魏徴】🔗🔉

ぎ‐ちょう魏徴】 唐初の功臣。字は玄成。曲城(山東莱州)の人。隋末の群雄の一人李密に従い、唐高祖の太子李建成に、次いで太宗に仕えてよく諫める。また、梁・陳・北斉・北周・隋の正史や「群書治要」などの編纂に従事。諡おくりなは文貞。(580〜643)

[漢]魏🔗🔉

 字形 〔鬼部8画/18画/8218・7232〕 〔音〕ギ(呉)(漢) [意味] ①(山が)高い。高くぬきんでている。(同)巍。「魏然・魏魏」 ②中国の国名。 ㋐戦国七雄の一つ。 ㋑三国の一つ。「魏志倭人伝わじんでん」 ㋒南北朝時代、北朝の一つ。北魏。

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