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広辞苑の検索結果 (5)

あと【後】🔗🔉

あと】 (「跡」の意の転か) ➊基準になるものに次いで認められる方。↔さき。 ①空間的なうしろ。 ㋐背後。後方。源氏物語末摘花「―につきてうかがひけり」。「家を―にする」 ㋑後方の守り。後衛。日葡辞書「アトヲスル。シッパライスルという方がまさる」 ②時間的な後。「面倒な事は―へ回す」「―で払う」 ㋐何かがあったその後。以後。新千載和歌集「月の入る―は小倉の山かげにひとりさやけきさを鹿の声」。「3年―には完成を見よう」「―が心配」 ㋑特に、人の死後。源氏物語明石「のちの―の名をはぶくとても」。謡曲、鵜飼「―を弔うて御やり候へ」。「―に残る妻子」 ③時間的な前。今から振り返って認められる時。以前。狂言、地蔵舞「―の宿でやどを取らうものを」。「―の月」 ④(副詞的に)基準のところからさらに。「―一人乗れる」「―5分で終わる」 ➋行為・事件の結果として残ったもの・状態。 ①結果の状態。日葡辞書「タツトリモアトヲニゴサヌ」。「―始末」 ②家・代などを継ぐこと。また、継ぐ者。→跡➍。 ③相続人。後継者。また、子孫。日葡辞書「アトヲタツル」。「―が絶えはてる」 ⇒後がない ⇒後から後から ⇒後にも先にも ⇒後の雁が先になる ⇒後は野となれ山となれ ⇒後へ引く ⇒後へ回す ⇒後へも先へも遣らぬ ⇒後へも先へも行かぬ ⇒後を黒む ⇒後を引く

あと【跡】🔗🔉

あと】 (「足」の意) ➊足の辺。あしもと。万葉集5「妻子どもは―の方に」 ➋あしあと。あしがた。 ①足で踏んで残った形。仏足石歌「ますらをの踏み置ける―は石の上に」 ②行き来した足あと。源氏物語手習「ありく法師の―のみ、まれまれは見ゆるを」 ➌過ぎて行った現象・事件、事物の発生・存在がうかがえるような、しるしの残っている所やもの。 ①しるしをとどめる、そのもの。万葉集3「こぎ往にし船の―なきがごと」。「筆の―」「進歩の―がある」 ②以前に物のあったところ。 ㋐痕跡。新古今和歌集「若草に―まで見ゆる雪のむら消え」。「傷―」「―をとどめる」 ㋑遺跡。平家物語5「源氏の大将の昔の―をしのびつつ、須磨より明石の浦づたひ」。「城の―」 ③先例。故実。源氏物語若菜下「この琴はまことに―のままにたづねとりたる」 ④〔経〕立会のひけた後の相場の模様。 ➍跡式あとしきの略。家督。遺領。また、跡目。日葡辞書「アトヲ、また、アトシキヲユヅル」「アトヲツグ」 ◇傷などのあとには「痕」、建造物のあとには「址」とも書く。 ⇒跡とす ⇒跡を追う ⇒跡を隠す ⇒跡をくらます ⇒跡を絶たない ⇒跡を絶つ ⇒跡を垂る ⇒跡をつける ⇒跡を濁す ⇒跡を踏む ⇒跡を守る

あ‐と【足音】🔗🔉

あ‐と足音】 あしおと。

あ‐と【阿堵】🔗🔉

あ‐と阿堵】 阿堵物あとぶつの略。

アト【atto】🔗🔉

アトatto】 100京分の1(10−18)を表す単位の接頭語。記号a 「―秒」

大辞林の検索結果 (6)

あと【後】🔗🔉

あと [1] 【後】 〔「跡(アト)」と同源。「跡」の意味の拡大したもの〕 ■一■ (名) (1)背中の方。うしろ。「―から来る」「―につづく」 (2)以後。のち。 ⇔先 「泣いた―にすぐ笑う」「お金は―で結構です」「宿題は―でやるよ」 (3)のちの事態。のちのちのこと。「―のことも考えずにやって失敗する」 (4)ある事の結果,残ったもの。「―は,全部お前にまかせる」 (5)ある事の終わったあとに残った感情。なごり。「父の―をしのぶ」 (6)子孫。「―が絶える」 (7)後任の者。次に来る人。「退任した社長の―はもう決まっている」 (8)以前。 ⇔先 「『まあ色のわりいことは。真青だよ。いつ時分からわるいのだえ』『なに十五,六日―からよ』/人情本・梅児誉美(初)」 ■二■ (副) 数詞に付いて,今よりそれだけ超過するさまを表す。さらに。「―五分で終わる」「―三人すわれる」

あと【跡・迹】🔗🔉

あと [1] 【跡・迹】 〔「足(ア)所(ト)」の意〕 (1)足で踏んだ所や車の通り過ぎた所に残るしるし。「廊下に足の―が残る」「車輪の―」 (2)ある事が行われた,あるいは存在したことを示す証拠。また,その場所。「苦労の―が見える」「手術の―」「古い都の―」 〔建造物には「址」,傷などには「痕」とも書く〕 (3)人の残したもの。(ア)定まった様式。先例。手本。「師の―を追う」(イ)家督。跡目。また,それを継ぐ人。「―を継ぐ」 (4)足の方。「妻子(メコ)どもは―の方に/万葉 892」 (5)字。筆跡。「古めきたる黴(カビ)くささながら,―は消えず/源氏(橋姫)」

あ-と【阿堵】🔗🔉

あ-と [1] 【阿堵】 「阿堵物(アトブツ)」の略。

アトatto🔗🔉

アト [1] atto 単位に冠して,10 すなわち一〇〇京(ケイ)分の一の意を表す語。記号 a

あと【跡】(和英)🔗🔉

あと【跡】 (1)[痕跡]a mark[trace,an impression];→英和 a stain[blot](汚点);→英和 evidence (証拠).→英和 (2)[行方]a trace[track,trail].→英和 (3)[遺跡]a site;→英和 the ruins;remains.→英和 〜がつく leave a mark.〜がない There is no trace. 〜をたたない there is no end. 〜をつける track.→英和 〜をつぐ succeed.→英和

あと【後】(和英)🔗🔉

あと【後】 (1) the back[rear](後方);→英和 the future (将来).→英和 (2)[残り]the rest[remainder];→英和 the others.〜に[で][時]later on;afterward;after;→英和 [位置]after;behind;→英和 in the rear.→英和 〜の[時]later;→英和 subsequent;→英和 [位置]back;backward;→英和 rear;the next[following];→英和 the latter.→英和 〜になる fall behind.〜に残る(残される) remain (be left) behind.〜に回す put off;postpone.→英和 ‖後は野となれ山となれ After me the deluge.

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