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広辞苑の検索結果 (3)

かた【形・型】🔗🔉

かた形・型】 ➊(ふつう「形」と書く)(→)「かたち」1に同じ。 ①形状。「三日月―」「―くずれ」 ②事があったあとに残り、それがあったと知られるようなしるし。あとかた。源氏物語蓬生「昔だにあるかなきかなりし中門など、まして―もなくなりて」 ③模様。あや。允恭紀「細紋ささら―」 ④占いの際に現れるしるし。うらかた。万葉集14「告らぬ妹が名―に出でむかも」 ⑤銭の表。古銭で文字の刻まれた面。↔なめ。 ⑥物に似せて作った形。肖像。図画。法華義疏長保点「像カタに触れて心を置かずはあるべけむや」 ⑦貸したしるしとして取った物。抵当。浄瑠璃、大職冠「年季のこの玉を、たつた三百の―に張つて」。「借金の―にとられる」 ➋(ふつう「型」と書く)個々のものの形を生ずるもととなるもの、または個々の形から抽象されるもの。 ①形を作り出すもとになるもの。鋳型・型紙などの類。「―を取る」 ②伝統・習慣として決まった形式。「―破りの人」 ③武道・芸能・スポーツなどで、規範となる方式。「踊りの―」「攻めの―」 ④ものを類に分けた時、それぞれの特質をよく表した典型。そのような形式・形態。タイプ。パターン。「ハムレット―」「流行の―」 ⑤決まった大きさ。サイズ。 ⇒型に嵌まる ⇒型に嵌める ⇒形の如く

けい【型】🔗🔉

けい】 土で作った鋳がた。転じて、物の形をかたどったもの。また、同類から抽象される形式。かた。

[漢]型🔗🔉

 字形  筆順 〔土部6画/9画/教育/2331・373F〕 〔音〕ケイ(漢) 〔訓〕かた [意味] ①いがた。物の形を造るもとになる、かた。「原型・紙型・型式」 ②基準や模範となる様式。タイプ。「典型・模型」 [解字] 形声。「土」+音符「刑」(=わくに入れる)。粘土で作った鋳がたの意。「型」がもとになる形すなわち原型を示すのに対し、「形」はそれぞれの物のすがたや様子をさす。 [下ツキ 奇型・原型・紙型・詩型・成型・船型・造型・体型・定型・典型・文型・母型・模型・流線型・類型

大辞林の検索結果 (2)

かた【形・型】🔗🔉

かた [2] 【形・型】 (1)外見に現れたかたち。かっこう。《形》「髪の―を整える」「―がくずれる」 (2)相対的な特性によって区別される性質や形態。タイプ。《型》「新しい―の車」「―によって分類する」 (3)同種類の物を幾つも作る時,基にする枠や紙。ひながた・鋳型・型紙など。《型》「石膏(セツコウ)を―に入れる」「―を取る」 (4)スポーツ・芸道などで規範とされる一定の体勢や動作。フォーム。「柔道の―」「―が決まる」 (5)習慣で決まっている形式。しきたり。慣例。《型》「―を破る」「―のとおりに行う」 (6)借金が返せない時の保証として相手に渡す約束をした物。抵当。担保。《形》「土地を―に借金する」「借金の―に家屋を取る」 (7)前に物事のあったことを示すしるし。あとかた。形跡。「所せく集ひし馬・車の―もなく/源氏(須磨)」 (8)絵図。「―にかきても見まうきさましたり/源氏(末摘花)」 (9)模様。「着る物の―にてばし侍るか/仮名草子・伊曾保物語」 (10)うらないの結果。うらかた。「告(ノ)らぬ妹が名―に出でむかも/万葉 3488」 (11)銭の文字のある方の面。銭の表。 ⇔縵面(ナメ) [物類称呼] (12)(「がた」の形で)(ア)名詞の下に付いて,ある物に似たかたちをしていることを表す。《形》「扇―」「ピラミッド―」(イ)名詞や形容詞の語幹の下に付いて,ある性質・形式をもつことを表す。《型》「 A ―の血液」「冬―の気圧配置」「ハムレット―」「うるさ―」

がた【形・型】🔗🔉

がた [2] 【形・型】 ⇒かた(形・型)(12)

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