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広辞苑の検索結果 (4)

いさ【鯨】🔗🔉

いさ】 クジラの古称。いさな。壱岐風土記逸文「俗くにひと、鯨を云ひて伊佐とす」

いさ‐な【鯨・勇魚】🔗🔉

いさ‐な鯨・勇魚】 クジラの古称。いさ。 ⇒いさな‐とり【鯨魚取・勇魚取】

くじら【鯨】クヂラ🔗🔉

くじらクヂラ (院政時代、クジラの仮名遣いも見られた) ①哺乳類クジラ目の海獣のうち、大形のものの総称。形は魚に似、海中生活に適する。種類が多く、歯のあるもの(歯クジラ)と、ないもの(鬚ひげクジラ)とに分ける。体長30メートルに達する現存の動物中最大のものを含む。皮膚は裸出し、その下に厚い脂肪層があって体温を保つ。後肢は退化し、前肢は鰭ひれ状、尾は尾鰭おびれ状であるが、魚と違って水平に広がる。餌は小魚・海老えび類など。水面に浮き上がって空気を呼吸し、そのとき鼻孔から吐く呼気中の湿気が水滴となって柱状に立ち上る。鼻孔にたまった海水、付近の海水もこれに伴って吹きあげられる。これを俗に「潮を吹く」という。かつて大規模な捕鯨をし、食用・油・工芸に使った。マッコウクジラ・アカボウクジラ・イワシクジラ・ナガスクジラ・セミクジラなど。南北両極の海、特に南氷洋に多い。古称、勇魚いさな。〈[季]冬〉。常陸風土記「鯨鯢くじらは曾むかしより見聞かず」 ②「くじらじゃく」の略。 ⇒くじら‐あぶら【鯨油】 ⇒くじら‐おび【鯨帯】 ⇒くじら‐ぐみ【鯨組】 ⇒くじら‐ぐるま【鯨車】 ⇒くじら‐ざ【鯨座】 ⇒くじら‐ざし【鯨差】 ⇒くじら‐じゃく【鯨尺】 ⇒くじら‐じる【鯨汁】 ⇒くじら‐とり【鯨取り】 ⇒くじら‐なべ【鯨鍋】 ⇒くじら‐のし【鯨熨斗】 ⇒くじら‐ひげ【鯨鬚】 ⇒くじら‐まく【鯨幕】 ⇒くじら‐もり【鯨銛】 ⇒鯨に鯱

[漢]鯨🔗🔉

 字形  筆順 〔魚部8画/19画/常用/2363・375F〕 〔音〕ゲイ(慣) ケイ(漢) 〔訓〕くじら [意味] 海にすむ哺乳ほにゅう動物。くじら。いさな。「鯨油・白鯨・捕鯨・鯨飲・鯨波」 [解字] 形声。「魚」+音符「京」(=大きい)。もと、「鯨」はくじらの雄で、雌は「鯢げい」。

大辞林の検索結果 (4)

いさ【鯨】🔗🔉

いさ 【鯨】 クジラ。いさな。「くぢらを―といふなり/仙覚抄」

いさ-な【鯨魚・鯨・勇魚】🔗🔉

いさ-な 【鯨魚・鯨・勇魚】 クジラの古名。いさ。

くじら【鯨】🔗🔉

くじら クヂラ [0] 【鯨】 (1)クジラ目に属する水生哺乳類の総称。体長は2〜35メートルで,シロナガスクジラは体重150トンに及び,地球史上最大の重量をもつ動物。4メートル以下の小形種はイルカというが,その区別は明確でない。海洋に広く分布し,淡水にすむ種も少数ある。前肢はひれ状,後肢は退化し,尾部は発達して先端は水平な尾びれ状となる。体毛はなく,皮下に厚い脂肪層が発達して体温を保つ。肺で呼吸する。俗に「潮吹き」と呼ばれるのは鼻孔から吐き出された温かい呼気。一産一子で,子は水中で母乳を飲んで育つ。歯をもつ歯クジラ亜目と,歯が退化して代わりに鯨鬚(クジラヒゲ)をもつヒゲクジラ亜目に大別される。前者にはマッコウクジラ科・イッカク科・マイルカ科など,後者にはセミクジラ科・コククジラ科・ナガスクジラ科などがある。かつては冬,日本近海にも現れた。肉は食用にするほか全身無駄なく利用できる。乱獲により激減した種もある。いさな。[季]冬。 (2)「鯨尺」の略。

くじら【鯨】(和英)🔗🔉

くじら【鯨】 a whale.→英和 鯨尺[差し]a cloth measure.

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