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広辞苑の検索結果 (33)

いさ【鯨】🔗🔉

いさ】 クジラの古称。いさな。壱岐風土記逸文「俗くにひと、鯨を云ひて伊佐とす」

いさ‐な【鯨・勇魚】🔗🔉

いさ‐な鯨・勇魚】 クジラの古称。いさ。 ⇒いさな‐とり【鯨魚取・勇魚取】

いさな‐とり【鯨魚取・勇魚取】🔗🔉

いさな‐とり鯨魚取・勇魚取】 〔枕〕 「海」「浜」「灘なだ」にかかる。万葉集2「―海辺を指して」 ⇒いさ‐な【鯨・勇魚】

くじら【鯨】クヂラ🔗🔉

くじらクヂラ (院政時代、クジラの仮名遣いも見られた) ①哺乳類クジラ目の海獣のうち、大形のものの総称。形は魚に似、海中生活に適する。種類が多く、歯のあるもの(歯クジラ)と、ないもの(鬚ひげクジラ)とに分ける。体長30メートルに達する現存の動物中最大のものを含む。皮膚は裸出し、その下に厚い脂肪層があって体温を保つ。後肢は退化し、前肢は鰭ひれ状、尾は尾鰭おびれ状であるが、魚と違って水平に広がる。餌は小魚・海老えび類など。水面に浮き上がって空気を呼吸し、そのとき鼻孔から吐く呼気中の湿気が水滴となって柱状に立ち上る。鼻孔にたまった海水、付近の海水もこれに伴って吹きあげられる。これを俗に「潮を吹く」という。かつて大規模な捕鯨をし、食用・油・工芸に使った。マッコウクジラ・アカボウクジラ・イワシクジラ・ナガスクジラ・セミクジラなど。南北両極の海、特に南氷洋に多い。古称、勇魚いさな。〈[季]冬〉。常陸風土記「鯨鯢くじらは曾むかしより見聞かず」 ②「くじらじゃく」の略。 ⇒くじら‐あぶら【鯨油】 ⇒くじら‐おび【鯨帯】 ⇒くじら‐ぐみ【鯨組】 ⇒くじら‐ぐるま【鯨車】 ⇒くじら‐ざ【鯨座】 ⇒くじら‐ざし【鯨差】 ⇒くじら‐じゃく【鯨尺】 ⇒くじら‐じる【鯨汁】 ⇒くじら‐とり【鯨取り】 ⇒くじら‐なべ【鯨鍋】 ⇒くじら‐のし【鯨熨斗】 ⇒くじら‐ひげ【鯨鬚】 ⇒くじら‐まく【鯨幕】 ⇒くじら‐もり【鯨銛】 ⇒鯨に鯱

くじら‐あぶら【鯨油】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐あぶら鯨油クヂラ‥ クジラから採った油。げいゆ。好色一代女3「―の光のよしあし」 ⇒くじら【鯨】

くじら‐おび【鯨帯】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐おび鯨帯クヂラ‥ (もと、片側は黒繻子、片側は白色で、鯨の皮と脂肪層との黒白が重なっているのに似ていたからいう)帯の裏と表との生地のちがうもの。ちゅうやおび。洒落本、辰巳婦言「南部縞の綿入れに黒と鼠の―をしめ」 ⇒くじら【鯨】

くじら‐ぐみ【鯨組】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐ぐみ鯨組クヂラ‥ 江戸時代に発達した突取法や網取法による捕鯨のための漁業組織。従事者数は2、300人、大規模な例では3000人。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐ぐるま【鯨車】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐ぐるま鯨車クヂラ‥ 四つの車輪をつけた台の上に張子はりこの鯨をのせたもの。高知の郷土玩具。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐ざ【鯨座】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐ざ鯨座クヂラ‥ (Cetus ラテン)牡羊座おひつじざの南にある星座。著名な変光星ミラを含む。初冬の夕刻に南中。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐ざし【鯨差】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐ざし鯨差クヂラ‥ (→)「くじらじゃく」に同じ。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐じゃく【鯨尺】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐じゃく鯨尺クヂラ‥ ものさしの一種。もっぱら民間で布を計るのに用いられ、1尺は曲尺かねじゃくの1尺2寸5分(約37.9センチメートル)に相当。もと鯨ひげでつくったから、この名がある。鯨差。→呉服尺⇒くじら【鯨】

くじら‐じる【鯨汁】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐じる鯨汁クヂラ‥ 鯨肉を入れた味噌汁。〈[季]冬〉 ⇒くじら【鯨】

くじら‐とり【鯨取り】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐とり鯨取りクヂラ‥ クジラを捕獲すること。また、その人。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐なべ【鯨鍋】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐なべ鯨鍋クヂラ‥ 鯨肉を入れた鍋料理。〈[季]冬〉 ⇒くじら【鯨】 ○鯨に鯱くじらにしゃちほこ (「しゃちほこ」はシャチのこと)つきまとって害をなすもののたとえ。 ⇒くじら【鯨】

○鯨に鯱くじらにしゃちほこ🔗🔉

○鯨に鯱くじらにしゃちほこ (「しゃちほこ」はシャチのこと)つきまとって害をなすもののたとえ。 ⇒くじら【鯨】 くじら‐のし鯨熨斗クヂラ‥ クジラのすじ肉を精製したもの。三杯酢にし、また吸物などにして食する。博多はかたの名産。 ⇒くじら【鯨】 くじら‐ひげ鯨鬚クヂラ‥ プランクトン食のクジラ(ナガスクジラ・セミクジラなど)の口に櫛の歯のように並んで生えている繊維性の角質板。餌と水をこしわけるのに役立つ。弾性があり、工芸用とされた。筬おさ。げいしゅ。 ⇒くじら【鯨】 くじら‐まく鯨幕クヂラ‥ 白と黒の布を一幅おきに縦にはぎあわせ、上縁に横に黒布を配した幕。一般に凶事用。 ⇒くじら【鯨】 くじら‐もり鯨銛クヂラ‥ 捕鯨に用いる銛。手投げから始まり砲弾のように発射する平頭銛に発展した。 ⇒くじら【鯨】 くじり抉り】 ①くじること。 ②結び目を解くのに使う錐きりに似た道具。象牙などで作る。 くじ・る抉る】 〔他五〕 ①うがつ。えぐる。竹取物語「闇の夜に出でて穴を―・り」 ②えぐって中にある物をとり出す。古今著聞集11「馬の目をほり―・りてけり」 ③穴の中に棒状の物を突き入れてかきまわす。 くしろ】 装身具の腕輪。多くは弥生・古墳時代の遺物で、貝製品・銅製品・石製品があり、小鈴をつけたものもある。ひじまき。たまき。 釧 ⇒くしろ‐つく【釧着く】 くしろ(→)「かながき(金掻)」に同じ。〈倭名類聚鈔15くしろ釧路】 ①北海道もと11カ国の一つ。1869年(明治2)国郡制設定により成立。現在は釧路支庁と十勝・根室支庁の一部とに分かれる。 ②北海道東部の支庁。釧路市・厚岸あっけし町・弟子屈てしかが町など8市町村。 ③北海道東部、釧路川の河口にある市。釧路支庁所在地。北洋漁業の基地。海霧が多い。水産加工業やパルプ・製紙工業が盛ん。人口19万。 釧路市街 撮影:新海良夫 ⇒くしろ‐しつげん‐こくりつこうえん【釧路湿原国立公園】 ⇒くしろ‐へいや【釧路平野】 くしろ‐しつげん‐こくりつこうえん釧路湿原国立公園‥ヱン 北海道東部、釧路川に沿う釧路湿原を中心とする国立公園。タンチョウヅルの繁殖地。1987年指定。 釧路湿原 撮影:新海良夫 ⇒くしろ【釧路】 くしろ‐つく釧着く】 〔枕〕 (釧をつける手の意から)「たぶし(手節)」にかかる。万葉集1「―手節の崎に」 ⇒くしろ【釧】 くしろ‐へいや釧路平野】 北海道東部、釧路支庁南部に横たわる沖積平野。大部分は泥炭地から成る寒冷未開発地で、釧路川などが蛇行して流れる。 ⇒くしろ【釧路】

くじら‐のし【鯨熨斗】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐のし鯨熨斗クヂラ‥ クジラのすじ肉を精製したもの。三杯酢にし、また吸物などにして食する。博多はかたの名産。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐ひげ【鯨鬚】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐ひげ鯨鬚クヂラ‥ プランクトン食のクジラ(ナガスクジラ・セミクジラなど)の口に櫛の歯のように並んで生えている繊維性の角質板。餌と水をこしわけるのに役立つ。弾性があり、工芸用とされた。筬おさ。げいしゅ。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐まく【鯨幕】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐まく鯨幕クヂラ‥ 白と黒の布を一幅おきに縦にはぎあわせ、上縁に横に黒布を配した幕。一般に凶事用。 ⇒くじら【鯨】

くじら‐もり【鯨銛】クヂラ‥🔗🔉

くじら‐もり鯨銛クヂラ‥ 捕鯨に用いる銛。手投げから始まり砲弾のように発射する平頭銛に発展した。 ⇒くじら【鯨】

げい‐いん【鯨飲】🔗🔉

げい‐いん鯨飲】 (鯨が水を飲むように)多量に酒を飲むこと。 ⇒げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】

げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】🔗🔉

げいいん‐ばしょく鯨飲馬食】 鯨が飲み馬が食らうように、大いに飲み食いする様子。牛飲馬食。 ⇒げい‐いん【鯨飲】

げい‐おん【鯨音】🔗🔉

げい‐おん鯨音】 梵鐘を鳴らした音。

げい‐げい【鯨鯢】🔗🔉

げい‐げい鯨鯢】 (古くはケイゲイ) ①雄くじらと雌くじら。平家物語11「屍を―の鰓あぎとにかく」 ②奸賊または悪徒の首領。

げいし【鯨志】🔗🔉

げいし鯨志】 古い捕鯨文献の一つ。和歌山の薬種商山瀬春政、通称梶取屋治右衛門の著。1760年(宝暦10)刊。

げいしこう【鯨史稿】‥カウ🔗🔉

げいしこう鯨史稿‥カウ 捕鯨史文献の主要なものの一つ。大槻清準の著。文化・文政(1804〜1830)頃成る。

げい‐しゅ【鯨鬚】🔗🔉

げい‐しゅ鯨鬚⇒くじらひげ

げい‐は【鯨波】🔗🔉

げい‐は鯨波】 ①大波。 ②鬨ときの声。太平記1「狼煙天を翳かくし、―地を動かすこと」

げい‐ゆ【鯨油】🔗🔉

げい‐ゆ鯨油】 クジラの脂肉・舌・骨・内臓などから採取した脂肪油。

げい‐りょう【鯨猟】‥レフ🔗🔉

げい‐りょう鯨猟‥レフ 鯨を捕らえること。捕鯨ほげい

げい‐ろう【鯨浪】‥ラウ🔗🔉

げい‐ろう鯨浪‥ラウ 大波。鯨波。

げい‐ろう【鯨蝋】‥ラフ🔗🔉

げい‐ろう鯨蝋‥ラフ マッコウクジラの頭部または脂肉の油を冷却・圧搾して液体分を除いた結晶性蝋。主成分はパルミチン酸とセチル‐アルコール(高級アルコールの一種)とのエステル。

とき【鬨・時・鯨波】🔗🔉

とき鬨・時・鯨波】 ①合戦の初めに全軍で発する叫び声。味方の士気を鼓舞すると共に、敵に向かって戦いの開始を告げる合図としたもの。敵味方相互に発し合い、大将が「えいえい」と2声発すると、一同が「おう」と声をあげて合わせ、3度繰り返すのを通例とした。「―の声」 ②転じて、多人数が一度にどっとあげる声。 ⇒鬨を合わす ⇒鬨をつくる

[漢]鯨🔗🔉

 字形  筆順 〔魚部8画/19画/常用/2363・375F〕 〔音〕ゲイ(慣) ケイ(漢) 〔訓〕くじら [意味] 海にすむ哺乳ほにゅう動物。くじら。いさな。「鯨油・白鯨・捕鯨・鯨飲・鯨波」 [解字] 形声。「魚」+音符「京」(=大きい)。もと、「鯨」はくじらの雄で、雌は「鯢げい」。

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いさ【鯨】🔗🔉

いさ 【鯨】 クジラ。いさな。「くぢらを―といふなり/仙覚抄」

いさ-な【鯨魚・鯨・勇魚】🔗🔉

いさ-な 【鯨魚・鯨・勇魚】 クジラの古名。いさ。

いさな-とり【鯨魚取り・勇魚取り】🔗🔉

いさな-とり 【鯨魚取り・勇魚取り】 (枕詞) クジラを捕る所の意で「海」「浜」「灘(ナダ)」にかかる。「―海辺をさして/万葉 131」

くじら【鯨】🔗🔉

くじら クヂラ [0] 【鯨】 (1)クジラ目に属する水生哺乳類の総称。体長は2〜35メートルで,シロナガスクジラは体重150トンに及び,地球史上最大の重量をもつ動物。4メートル以下の小形種はイルカというが,その区別は明確でない。海洋に広く分布し,淡水にすむ種も少数ある。前肢はひれ状,後肢は退化し,尾部は発達して先端は水平な尾びれ状となる。体毛はなく,皮下に厚い脂肪層が発達して体温を保つ。肺で呼吸する。俗に「潮吹き」と呼ばれるのは鼻孔から吐き出された温かい呼気。一産一子で,子は水中で母乳を飲んで育つ。歯をもつ歯クジラ亜目と,歯が退化して代わりに鯨鬚(クジラヒゲ)をもつヒゲクジラ亜目に大別される。前者にはマッコウクジラ科・イッカク科・マイルカ科など,後者にはセミクジラ科・コククジラ科・ナガスクジラ科などがある。かつては冬,日本近海にも現れた。肉は食用にするほか全身無駄なく利用できる。乱獲により激減した種もある。いさな。[季]冬。 (2)「鯨尺」の略。

くじら=一匹捕れば七浦(ナナウラ)潤(ウルオ)う🔗🔉

――一匹捕れば七浦(ナナウラ)潤(ウルオ)う 〔「浦」は海辺の村〕 鯨は一匹捕るだけで非常に利益が大きいことをいう。一匹の鯨に七浦賑(ニギ)わう。

くじら=に鯱(シヤチホコ)🔗🔉

――に鯱(シヤチホコ) 〔シャチが鯨を襲う様子から〕 どこまでもつきまとって害をなしたり,邪魔をしたりすることのたとえ。

くじら-あぶら【鯨油】🔗🔉

くじら-あぶら クヂラ― [4] 【鯨油】 ⇒げいゆ(鯨油)

くじら-おび【鯨帯】🔗🔉

くじら-おび クヂラ― [4] 【鯨帯】 「昼夜帯(チユウヤオビ)」に同じ。

くじら-ざ【鯨座】🔗🔉

くじら-ざ クヂラ― [0] 【鯨座】 〔(ラテン) Cetus〕 一二月中旬の宵に南中する星座。南天に広く座を占めるが,明るい星は少ない。最初に発見された変光星ミラを含む。

くじら-ざし【鯨差(し)】🔗🔉

くじら-ざし クヂラ― [0] 【鯨差(し)】 〔もと,鯨のひげで作ったという〕 「鯨尺」に同じ。

くじら-じゃく【鯨尺】🔗🔉

くじら-じゃく クヂラ― [0] 【鯨尺】 江戸時代から主に布地の長さを測るのに使われていた尺。1891年(明治24)に,六六分の25メートル(約37.879センチメートル)をもって一尺と定めた。普通の曲尺(カネジヤク)の一・二五倍。1958年(昭和33)の尺貫法廃止にともない法定単位でなくなった。鯨差し。 →呉服尺

くじら-じる【鯨汁】🔗🔉

くじら-じる クヂラ― [4] 【鯨汁】 鯨の肉を実にした汁。

くじら-つき【鯨付き】🔗🔉

くじら-つき クヂラ― [0] 【鯨付き】 イワシクジラと一緒に遊泳しているカツオなどの群れ。

くじら-とり【鯨取り】🔗🔉

くじら-とり クヂラ― [3] 【鯨取り】 鯨を捕らえること。また,その人。いさなとり。捕鯨。

くじら-なべ【鯨鍋】🔗🔉

くじら-なべ クヂラ― [4] 【鯨鍋】 鯨の肉を使った鍋料理。[季]冬。

くじら-のし【鯨熨斗】🔗🔉

くじら-のし クヂラ― [3] 【鯨熨斗】 鯨の筋肉を精製した食品。三杯酢・吸い物などにする。博多の名産。

くじら-ひげ【鯨鬚】🔗🔉

くじら-ひげ クヂラ― [3] 【鯨鬚】 ヒゲクジラ類の上あごから櫛(クシ)の歯のようにたれ下がった角質板。プランクトンや小魚と水とをこし分ける役をする。工芸品の材料。筬(オサ)。げいす。

くじら-ぶね【鯨船】🔗🔉

くじら-ぶね クヂラ― [4] 【鯨船】 (1)江戸時代,鯨を捕らえるときに用いた船。げいす。特に,勢子船(セコブネ)。 (2)江戸時代,捕鯨用の勢子船の軽快な性能を生かして作られた小型軍船。 (3)〔捕獲した鯨を引いて帰る捕鯨船に似ていることから〕 引き船。

くじら-まく【鯨幕】🔗🔉

くじら-まく クヂラ― [3] 【鯨幕】 白布と黒布とを一枚ずつ交互に縫い合わせ,上下の縁に黒布を付けた幕。凶事用。

くじら-もり【鯨銛】🔗🔉

くじら-もり クヂラ― [3] 【鯨銛】 捕鯨用の銛。銛に綱をつけて捕鯨砲から発射し,鯨に命中すると銛先が破裂して抜けなくなる。

くじら-ろう【鯨蝋】🔗🔉

くじら-ろう クヂララフ [3] 【鯨蝋】 ⇒げいろう(鯨蝋)

げい-いん【鯨飲】🔗🔉

げい-いん [0] 【鯨飲】 (名)スル 水や酒を一度にたくさん飲むこと。牛飲。

げいいん-ばしょく【鯨飲馬食】🔗🔉

げいいん-ばしょく [0] 【鯨飲馬食】 一度にたくさん飲み食いすること。牛飲馬食。

げい-おん【鯨音】🔗🔉

げい-おん [0] 【鯨音】 梵鐘の音。

げい-げい【鯨鯢】🔗🔉

げい-げい [0] 【鯨鯢】 〔古くは「けいげい」。「鯨」は雄のクジラ,「鯢」は雌のクジラ〕 (1)クジラの雄と雌。クジラ。また,小魚を食いつくす大魚のたとえ。 (2)大悪人。悪党の首領。「海に―を剪り/太平記 17」

げいげい=の顎(アギト)にかく🔗🔉

――の顎(アギト)にかく クジラに食われるような事態になる。海で危険な目にあう。

げい-こつ【鯨骨】🔗🔉

げい-こつ [0] 【鯨骨】 細工物などに使う,クジラの骨。

げいし【鯨志】🔗🔉

げいし 【鯨志】 図説。一巻。1760年刊。梶取屋治右衛門(山瀬春政)著。各種のクジラの図を掲げ名称・用途などを論ずる。

げいしこう【鯨史稿】🔗🔉

げいしこう ゲイシカウ 【鯨史稿】 クジラに関する書。六巻。大槻平泉(清準)著。文化・文政年間(1804-1830)の成立とされる。名称・種類・図解から捕鯨の実際,鯨肉の販売をも論ずる。

げい-しょう【鯨鐘】🔗🔉

げい-しょう [0] 【鯨鐘】 つりがね。梵鐘。

げい-す【鯨鬚】🔗🔉

げい-す [0] 【鯨鬚】 ⇒くじらひげ(鯨鬚)

げい-にく【鯨肉】🔗🔉

げい-にく [0] 【鯨肉】 クジラの肉。

げい-は【鯨波・鯢波】🔗🔉

げい-は [1] 【鯨波・鯢波】 (1)大波。鯨浪。 (2)戦場であげる,ときの声。「敵の軍勢が戦を挑む―の第一声であつたのだ/思出の記(蘆花)」

げい-ゆ【鯨油】🔗🔉

げい-ゆ [0] 【鯨油】 ヒゲクジラ類の脂肪組織や骨などから得られる油。パルミチン酸・オレイン酸などのグリセリドが主成分。石鹸・マーガリンなどの原料にした。

げい-ろう【鯨蝋】🔗🔉

げい-ろう ―ラフ [0] 【鯨蝋】 マッコウクジラなどから得た鯨油を冷却圧搾し,油分を除いて得られる固体蝋(ロウ)。化粧品などの製造に用いられた。

とき【鬨・鯨波】🔗🔉

とき [2] 【鬨・鯨波】 合戦で,士気を鼓舞するために多人数の者が同時に発する叫び声。戦闘のはじめ,大将が「えいえい」と叫ぶと部下一同が「おう」と答えた。ときの声。

くじら【鯨】(和英)🔗🔉

くじら【鯨】 a whale.→英和 鯨尺[差し]a cloth measure.

げいにく【鯨肉】(和英)🔗🔉

げいにく【鯨肉】 whale meat.

げいゆ【鯨油】(和英)🔗🔉

げいゆ【鯨油】 whale oil.

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