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広辞苑の検索結果 (21)
まき【巻き】🔗⭐🔉
まき【巻き】
①巻くこと。巻いたもの。「毛糸の―は緩い方がいい」「―鮨ずし」「海苔のり―」
②書画の巻物。転じて書籍、また、その区分。「―の一」
③俳諧の付合つけあいを長くつづけたもの。また、その書きもの。
④(女房詞)茅巻ちまき。粽。
⑤巻染まきぞめの略。
⑥巻いたものを数える語。また、巻いた回数を数える語。「釣糸2―」
⑦書物の巻数を数える語。古今和歌集序「すべて千うた、はた―」
まき‐あが・る【巻き上がる】🔗⭐🔉
まき‐あが・る【巻き上がる】
〔自五〕
①巻いて上にあがる。「砂塵が―・る」
②巻き終わった状態になる。すっかり巻いてしまう。
まき‐あ・げる【巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】🔗⭐🔉
まき‐あ・げる【巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】
〔他下一〕[文]まきあ・ぐ(下二)
①巻いて上にひきあげる。まくりあげる。「すだれを―・げる」
②風が物を舞いあがらせる。「砂ぼこりを―・げる」
③すっかり巻いてしまう。
④奪いとる。だまして取り上げる。「金を―・げる」
まき‐い・る【巻き入る】🔗⭐🔉
まき‐い・る【巻き入る】
[一]〔自下二〕
ころがるようにして中にはいる。竹取物語「浪は船にうちかけつつ―・れ」
[二]〔他下二〕
⇒まきいれる(下一)
まき‐い・れる【巻き入れる】🔗⭐🔉
まき‐い・れる【巻き入れる】
〔他下一〕[文]まきい・る(下二)
巻いて中に入れる。枕草子28「狩衣のまへ―・れてもゐるべし」
まき‐おこ・す【巻き起こす】🔗⭐🔉
まき‐おこ・す【巻き起こす】
〔他五〕
①風が巻くようにしてほこりなどを吹きあげる。「砂塵を―・す」
②平静であった所に事をひき起こす。「論争を―・す」
まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】‥カヘス🔗⭐🔉
まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】‥カヘス
〔他五〕
①広げたものを元の巻いた状態に戻す。
②勢いを盛り返して反撃する。「劣勢を―・す」
まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】🔗⭐🔉
まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】
〔他五〕
①巻いて中へ入れる。
②仲間に引き入れる。まきぞえにする。「騒動に―・まれる」
まき‐じた【巻き舌】🔗⭐🔉
まき‐じた【巻き舌】
①舌の先を巻くようにして強く、また早口に言う口調。酒に酔った時、あるいは江戸っ子のもの言い。東海道中膝栗毛発端「残らず生酔となり―にて」。「―でまくしたてる」→べらんめえ口調。
②(→)切口上きりこうじょうに同じ。浮世草子、好色敗毒散「十五左衛門―にて、拙者儀は先年御長家に罷り有つて」
まき‐す【巻き簾】🔗⭐🔉
まき‐す【巻き簾】
調理用の簾。主に竹製。海苔巻や出し巻き卵などを作るのに用いる。
まき‐スカート【巻きスカート】🔗⭐🔉
まき‐スカート【巻きスカート】
一枚の布を腰にまきつけ、両端を重ねて身につけるスカート。ラップ‐スカート。
まき‐ずし【巻き鮨】🔗⭐🔉
まき‐ずし【巻き鮨】
乾海苔や卵焼きなどで巻いたすし。〈[季]夏〉
まき‐ぞえ【巻き添え】‥ゾヘ🔗⭐🔉
まき‐ぞえ【巻き添え】‥ゾヘ
①他人の罪に関係して罪をこうむること。連座。連累。また、他人の事件に巻き込まれて損害を受けること。かかりあい。そばづえ。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「ほんの―で難儀さ」。「―を食う」
②入質いれじちの時の要求金額に対する担保の不足分を補う、たしまえ。浄瑠璃、傾城反魂香「―がいるならば、わしが繻子の帯もあり」
まき‐た・つ【巻き立つ】🔗⭐🔉
まき‐た・つ【巻き立つ】
〔他下二〕
①巻いて立てる。日葡辞書「カミ(髪)ヲマキタツル」
②盛んに巻く。しきりに巻く。
まき‐つ・く【巻き付く】🔗⭐🔉
まき‐つ・く【巻き付く】
〔自五〕
巻いて他の物につく。からまりつく。まつわりつく。
まき‐つ・ける【巻き付ける】🔗⭐🔉
まき‐つ・ける【巻き付ける】
〔他下一〕[文]まきつ・く(下二)
物の周囲に巻き重ねる。巻いてくっつける。
まき‐づめ【巻き爪】🔗⭐🔉
まき‐づめ【巻き爪】
爪の角が内側に巻いて指に食い込んだ状態。また、そのような爪。多く足の親指に生じる。
まき‐と・る【巻き取る】🔗⭐🔉
まき‐と・る【巻き取る】
〔他五〕
他の物へ巻いて移し取る。「糸を―・る」
まき‐なみ【巻き波】🔗⭐🔉
まき‐なみ【巻き波】
波頭の部分が先行して屋根のように張り出し、巻くように砕ける波。
まき‐ほぐ・す【巻き解す】🔗⭐🔉
まき‐ほぐ・す【巻き解す】
〔他四〕
敵城を取り巻いて落ちない時、その軍を解いて退く。甲陽軍鑑12「巻たる城を―・し」
まき‐もど・す【巻き戻す】🔗⭐🔉
まき‐もど・す【巻き戻す】
〔他五〕
逆に巻いて元の状態に戻す。「フィルムを―・す」
大辞林の検索結果 (46)
まき【巻(き)】🔗⭐🔉
まき 【巻(き)】
■一■ [1][0] (名)
〔動詞「巻く」の連用形から〕
(1)まくこと。まいた物。また,まいた状態。「―ずし」「―がいいキャベツ」
(2)書画の巻き物。
(3)書物が内容上いくつかに分かれている場合の,それぞれの区分。「源氏物語,桐壺の―」
(4)俳諧の付合を長く続けたもの。「猿蓑の市中の―」
(5)〔女房詞〕
茅巻(チマキ)。[御湯殿上(文明九)]
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)巻き物や書物の数を数えるのに用いる。
(2)巻いた回数を数えるのに用いる。「二―巻く」
まき-あが・る【巻き上(が)る】🔗⭐🔉
まき-あが・る [4] 【巻き上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)巻いて上へ上がる。「砂ぼこりが―・る」
(2)すっかり巻いた状態になる。
まき-あげ【巻(き)上げ・巻(き)揚げ・捲き上げ】🔗⭐🔉
まき-あげ [0] 【巻(き)上げ・巻(き)揚げ・捲き上げ】
巻き上げること。
まきあげ-ほう【巻(き)上げ法】🔗⭐🔉
まきあげ-ほう ―ハフ [0] 【巻(き)上げ法】
土器成形法の一。粘土をひものようにして巻き上げながら土器のあらましの形をつくる方法。
→輪積み法
まき-あ・げる【巻(き)上げる】🔗⭐🔉
まき-あ・げる [4] 【巻(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 まきあ・ぐ
(1)巻いて上に引き上げる。「碇(イカリ)を―・げる」
(2)風が物を舞い上がらせる。「突風が木の葉を―・げる」
(3)うまいことを言ったり,おどしたりして金品を奪い取る。「金を―・げる」
(4)すっかり終わりまで巻く。
まき-あし【巻(き)足】🔗⭐🔉
まき-あし [0] 【巻(き)足】
(1)立ち泳ぎの足の使い方。膝(ヒザ)を中心として下肢を外から内へ交互にまわして浮力をつけるもの。
(2)人形浄瑠璃で,片方の足を外からまわして他方の足の前に踏み出す,ゆったりした歩き方。
まき-おこ・す【巻(き)起こす】🔗⭐🔉
まき-おこ・す [4] 【巻(き)起こす】 (動サ五[四])
(1)風などがほこりや砂などを吹き上げる。「車が砂塵(サジン)を―・して疾走する」
(2)あることがきっかけとなって,ある状態を引き起こす。「センセーションを―・す」「論争を―・す」
[可能] まきおこせる
まき-おこ・る【巻(き)起こる・捲き起こる】🔗⭐🔉
まき-おこ・る [4] 【巻(き)起こる・捲き起こる】 (動ラ五[四])
多くのものを巻き込むかたちで,急に物事が盛んになる。「ブームが―・る」
まき-おび【巻(き)帯】🔗⭐🔉
まき-おび [0][3] 【巻(き)帯】
きちんと結ばず,巻きつけただけの帯。「がらを好みて幅広の―/たけくらべ(一葉)」
まき-がい【巻(き)貝】🔗⭐🔉
まき-がい ―ガヒ [2] 【巻(き)貝】
(1)腹足綱に属する軟体動物の総称。多くの種は背に螺旋(ラセン)状に巻いた貝殻をもつが,ナメクジやアメフラシのように殻のないものや,カサガイのように殻が笠(カサ)形になっているものもある。種類が多く,世界各地に分布。
(2){(1)}のうち,螺旋状に巻いた殻をもつ貝の総称。サザエ・タニシ・カタツムリなど。
まき-かえ【巻(き)替え】🔗⭐🔉
まき-かえ ―カヘ [0] 【巻(き)替え】
相撲で,自分に有利な組み手に持ち込むため,差し手を差し替えること。
まき-か・える【巻(き)替える】🔗⭐🔉
まき-か・える ―カヘル [4] 【巻(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 まきか・ふ
(1)新しく別なものを巻く。「包帯を―・える」
(2)相撲で,自分に有利な組み手に持ち込むため,差し手を差し替える。
まき-がみ【巻(き)紙】🔗⭐🔉
まき-がみ [0] 【巻(き)紙】
(1)横半截した切り紙を横に長くつないで巻いた紙。毛筆で手紙を書くのに用いる。
(2)物を巻いて包む紙。「タバコの―」
まき-がみ【巻(き)髪】🔗⭐🔉
まき-がみ [0] 【巻(き)髪】
頭髪を束ねてぐるぐる巻き,かんざしなどで無造作にとめること。また,その髪。
まき-ぎぬ【巻(き)絹】🔗⭐🔉
まき-ぎぬ [3][0] 【巻(き)絹】
軸に巻いた絹布。腰差し。「北の方へは唐綾の御小袖,―など取添へて奉る/義経記 8」
まき-きゃはん【巻(き)脚絆】🔗⭐🔉
まき-きゃはん [3] 【巻(き)脚絆】
幅の狭い長い布を足首から巻き上げて,ひざ下でとめる脚絆。巻きゲートル。脚絆。
まき-ぎょう【巻(き)経】🔗⭐🔉
まき-ぎょう ―ギヤウ [0] 【巻(き)経】
巻き物にした経文。
まき-ぐも【巻(き)雲・捲き雲】🔗⭐🔉
まき-ぐも [0][3] 【巻(き)雲・捲き雲】
⇒けんうん(巻雲)
まき-ゲートル【巻き―】🔗⭐🔉
まき-ゲートル [3] 【巻き―】
「巻き脚絆(キヤハン)」に同じ。
まき-こみ【巻(き)込み】🔗⭐🔉
まき-こみ [0] 【巻(き)込み】
(1)柔道で,技をかけるとき相手を自分の体の動きに巻き込むようにして投げる技の総称。内股巻き込みなど。
(2)自動車が方向転換の際,内輪差によって二輪車や歩行者と車体の横面でぶつかること。
まき-こ・む【巻(き)込む】🔗⭐🔉
まき-こ・む [3] 【巻(き)込む】 (動マ五[四])
(1)巻いて中に入れる。包むように引き込む。「渦に―・まれる」「此文(コノフミ)には私一念を―・め,御許(モト)に差出しまゐらせ候/金色夜叉(紅葉)」
(2)いやおうなしにかかわりを持たせる。「市民を―・んだ政争」「事件に―・まれる」
[可能] まきこめる
まき-さしあみ【巻(き)刺し網】🔗⭐🔉
まき-さしあみ [3] 【巻(き)刺し網】
刺し網の一。巻き網のように魚群を取り囲んだのち,水面をたたいたりして魚を網目にからませてとるもの。
まき-じく【巻(き)軸】🔗⭐🔉
まき-じく ―ヂク [0] 【巻(き)軸】
軸を付けて巻き込めるようにした書画。
まき-じた【巻(き)舌】🔗⭐🔉
まき-じた [0] 【巻(き)舌】
(1)舌の先を巻くようにして,威勢よく話す口調。江戸っ子に特有のもの。「―でまくしたてる」
→べらんめえ口調
(2)堅苦しい口調。切り口上。「十五左衛門―にて,拙者儀は先年御長家に罷有つて/浮世草子・好色敗毒散」
まき-しぼり【巻(き)絞り】🔗⭐🔉
まき-しぼり [3] 【巻(き)絞り】
絞り染めの技法の一。模様の輪郭を平縫いし,引き締めて縮め,袋状になった部分に糸を巻きつけて染める。
まき-じゃく【巻(き)尺】🔗⭐🔉
まき-じゃく [0] 【巻(き)尺】
円形の容器に巻き込み,使用するときに引き伸ばして使うものさし。金属製・布製など。
まき-しん【巻き芯】🔗⭐🔉
まき-しん [0] 【巻き芯】
ランプの芯の,火口(ホクチ){(2)}の所を巻いたもの。
→平芯(ヒラシン)
まき-スカート【巻き―】🔗⭐🔉
まき-スカート [4] 【巻き―】
体に巻きつけて着るスカート。
まき-ぜめ【巻(き)攻め】🔗⭐🔉
まき-ぜめ [0] 【巻(き)攻め】
敵の城を取り囲んで攻めること。
まき-せん【巻(き)線・捲き線】🔗⭐🔉
まき-せん [0] 【巻(き)線・捲き線】
コイル。「―抵抗器」
まき-ぞい【巻(き)添い】🔗⭐🔉
まき-ぞい ―ゾヒ [0] 【巻(き)添い】
「まきぞえ(巻添)」に同じ。
まき-ぞえ【巻(き)添え】🔗⭐🔉
まき-ぞえ ―ゾヘ [0] 【巻(き)添え】
他人の事件・悪事に巻き込まれて,罪に問われたり,損害を受けたりすること。まきぞい。「事故の―を食う」「子供を―にする」
まき-ぞめ【巻(き)染め】🔗⭐🔉
まき-ぞめ [0] 【巻(き)染め】
絞り染めの一。布を巻いて糸でくくって染め,くくられた部分が白く残る染め方。
まき-タバコ【巻き―】🔗⭐🔉
まき-タバコ [3] 【巻き―】
細長く巻いたタバコ。紙巻きと葉巻きとがある。
まき-だる【巻き樽】🔗⭐🔉
まき-だる [0] 【巻き樽】
縄で巻いた酒樽。進物用とする。
まき-つ・く【巻(き)付く】🔗⭐🔉
まき-つ・く [3] 【巻(き)付く】
■一■ (動カ五[四])
他の物を巻いてそれから離れなくなる。「朝顔が手すりに―・く」「蛇が獲物に―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒まきつける
まき-つ・ける【巻(き)付ける】🔗⭐🔉
まき-つ・ける [4] 【巻(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 まきつ・く
まわりに巻いてつける。「首にマフラーを―・ける」
まきとり-がみ【巻(き)取り紙】🔗⭐🔉
まきとり-がみ [4] 【巻(き)取り紙】
帯状に漉(ス)いた紙を,連続して巻き取った印刷用紙。輪転印刷機にかけて新聞・雑誌などの印刷に使う。まきとりし。
→枚葉紙
まき-と・る【巻(き)取る】🔗⭐🔉
まき-と・る [3] 【巻(き)取る】 (動ラ五[四])
巻いて他の物へ移しとる。「糸を糸巻きに―・る」「フィルムを―・る」
[可能] まきとれる
まき-ふう【巻(き)封】🔗⭐🔉
まき-ふう [0] 【巻(き)封】
上包みを用いず,書状の紙を巻いて端を裏へ折り返し,糊(ノリ)で封じた書状の封のしかた。
まき-ふで【巻(き)筆】🔗⭐🔉
まき-ふで [0] 【巻(き)筆】
(1)芯を立てて紙で巻き,その周囲に獣毛を植えて穂を作った筆。明治初期まで和様書道で使われた。
(2)軸を色のついた糸で巻いて飾った筆。
まきあがる【巻き上がる】(和英)🔗⭐🔉
まきあがる【巻き上がる】
curl[roll]up (煙など).
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