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広辞苑の検索結果 (3)

お‐さと【御里】🔗🔉

お‐さと御里】 ①嫁または婿の実家。「―帰り」 ②素姓すじょう・経歴。 ⇒御里が知れる

○御里が知れるおさとがしれる🔗🔉

○御里が知れるおさとがしれる 言葉つきや動作によって、その人の素姓や育ちが分かる。 ⇒お‐さと【御里】 おさ‐なヲサ‥ (オサナシの語幹)幼いこと。子供らしいこと。源氏物語若紫「いであな―や」 ⇒おさな‐あそび【幼遊び】 ⇒おさな‐おい【幼生い】 ⇒おさな‐がお【幼顔】 ⇒おさな‐ご【幼子・幼児】 ⇒おさな‐ごこち【幼心地】 ⇒おさな‐ごころ【幼心】 ⇒おさな‐ことば【幼言葉】 ⇒おさな‐すがた【幼姿】 ⇒おさな‐そだち【幼育ち】 ⇒おさな‐だち【幼立ち】 ⇒おさな‐ともだち【幼友達】 ⇒おさな‐な【幼名】 ⇒おさな‐なじみ【幼馴染】 ⇒おさな‐め【幼目】 ⇒おさな‐ら【幼等】 おさな‐あそび幼遊びヲサ‥ 幼い子供の遊戯。児戯。 ⇒おさ‐な【幼】 おさない小山内ヲ‥ 姓氏の一つ。 ⇒おさない‐かおる【小山内薫】 おさ‐ない幼児ヲサ‥ 幼い者。おさなご。義経記1「―たちをば都に棄ててぞ落ちられける」 おさ‐な・い幼いヲサ‥ 〔形〕[文]をさな・し(ク) (「長おさ無し」の意) ①年がゆかぬ。幼少である。いとけない。竹取物語「まだ―・ければ籠に入れて養ふ」。「―・い日々」「―・い芽」 ②幼稚である。未熟である。おとなげない。源氏物語若紫「ことさら―・く書きなし給へるも、いみじうをかしげなれば」。「―・い字を書く」 ③思慮が欠けている。おろかである。土佐日記「女児のためには、親―・くなりぬべし」 おさない‐かおる小山内薫ヲ‥カヲル 劇作家・演出家。広島市生れ。東大卒。伊井蓉峰・河合武雄の座付作者となり、1909年(明治42)市川左団次と共に自由劇場を組織、新劇の開拓に努め、24年(大正13)土方与志と共に築地小劇場を創設、表現派やゴーリキー・チェーホフらの戯曲を上演。著は小説・戯曲・詩・演劇評論など。(1881〜1928) 小山内薫 提供:毎日新聞社 ⇒おさない【小山内】 おさな‐おい幼生いヲサ‥オヒ 幼時の生い立ち、様子。平家物語8「故院の―に少しもたがはせ給はぬものかな」 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐がお幼顔ヲサ‥ガホ 子供の時の顔つき。ちごがお。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ご幼子・幼児ヲサ‥ 幼い子供。稚児。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ごこち幼心地ヲサ‥ 子供っぽい心持。おさな心。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ごころ幼心ヲサ‥ 判断力・理解力の十分でない、子供の心。子供心。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ことば幼言葉ヲサ‥ 子供のことば。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐すがた幼姿ヲサ‥ 子供の姿。幼時の姿。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐そだち幼育ちヲサ‥ 幼い時の生い立ち。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐だち幼立ちヲサ‥ 幼い時の生い立ち。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ともだち幼友達ヲサ‥ 幼い時の友だち。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐な幼名ヲサ‥ 幼い時の名前。元服前の名。わらわな。ようめい。 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐なじみ幼馴染ヲサ‥ 幼い時、仲良く遊んだ人。「―と再会する」 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐び・る幼びるヲサナ‥ 〔自下二〕 (→)「おさなびる」(上一)に同じ。住吉物語「手なんど―・れて見えけれど」 おさな・びる幼びるヲサナ‥ 〔自上一〕[文]をさな・ぶ(上二) 幼く見える。山家集「いとほしや更に心の―・びて」 おさな‐め幼目ヲサ‥ 幼い時の目。平家物語7「―に見しかば」 ⇒おさ‐な【幼】 おさな‐ら幼等ヲサ‥ こどもたち。 ⇒おさ‐な【幼】 おざ‐なり御座なり】 当座をつくろうこと。その場のがれにいいかげんに物事をするさま。「―の計画」「―にする」「―を言う」 お‐さばい (→)「さんばい」に同じ。 おさ‐ばしら小狭柱ヲ‥ (→)「むなもちばしら」に同じ。 おさ‐びゃくしょう長百姓ヲサ‥シヤウ (→)乙名おとな百姓に同じ。 おさふね長船ヲサ‥ ①岡山県瀬戸内市の地名。中世、刀鍛冶かたなかじで栄える。 ②長船物の略。 ⇒おさふね‐もの【長船物】 おさふね‐もの長船物ヲサ‥ 長船の刀工が製作した刀剣。平安時代の正恒を祖とし、長光ながみつを始め、代々名工を出す。備前刀。備前物。→長光→光忠→兼光→長義→元重 ⇒おさふね【長船】 おさまり納まり・収まりヲサマリ ①物がきちんと入ること。その入り具合。収納。「―が悪い」 ②物事のきまりがつくこと。落着。収拾。「―がつく」 ③納入されること。みいり。とりいれ。収納。「会費の―が悪い」 おさまり‐かえ・る納まり返るヲサマリカヘル 〔自五〕 ある地位にすっかり落ち着いて満足している。「社長の椅子に―・っている」 おさま・る治まる・修まる・納まる・収まるヲサマル 〔自五〕 ➊《治・収》平静を欠いていた物事が安定した状態になる。 ①平和になる。おだやかに落ち着く。源氏物語澪標「世の中定まらぬをりは、深き山に跡を絶えたる人だにも―・れる世には白髪も恥ぢず出で仕へける」。金葉和歌集「松風の雄琴の里に通ふにぞ―・れる世の声は聞ゆる」 ②荒れていた天候などが静まる。新拾遺和歌集「雲も嵐も―・りて夜渡る月の影ぞのどけき」。「波が―・る」 ③病苦や異常事態などがしずまる。「腹痛が―・る」「インフレが―・る」「事態がまるく―・る」 ④心が落ち着く。気が静まる。源氏物語賢木「心―・らぬ程なれば」。方丈記「世の中浮き立ちて人の心も―・らず」。「怒りが―・る」 ➋《修》言動がととのい正しくなる。十訓抄「大方は心操も―・り」。「素行そこうが―・る」 ➌《納・収》物が落ち着くべき所に落ち着く。事柄・行為などが完了した状態になる。 ①受納される。納入される。今昔物語集14「心清く誠を致して精進にて書きたる経は、しかしながら竜宮に―・りぬ」。「税金が―・る」 ②あるべき所にきちんとはいる。また、適合する。しっくりする。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「左の眼の玉、光とともに飛び帰りもとの眼に―・りしは」。浮世風呂「とかく食物が―・りかねまして、たべると尾籠ながら吐きまする」。「原稿用紙2枚に―・る」「社長の椅子に―・る」「元のさやに―・る」 ③外に現れ出たものがひっこむ。目立たなくなる。収束する。消滅する。源氏物語帚木「月は有明にて光―・れるものから」。源氏物語柏木「あまり―・らずこぼれ落つる涙こそはしたなけれ」。「ほてりが―・る」 ④落着する。決着がつく。増鏡「三度奏して後こそ―・りにけれ」 ⑤歌舞伎で、俳優が扮する役を奥役から交渉されて承諾する。 ⑥承知する。納得する。「それでは彼は―・るまい」 おさ・む治む・修む・納む・収むヲサム 〔他下二〕 ⇒おさめる(下一) お‐さむ・い御寒い】 〔形〕 貧弱である。心細い。「―・い福祉行政」 おさ‐むし筬虫・歩行虫ヲサ‥ ①オサムシ科のうちオサムシ亜科に属する、比較的大形の甲虫類の総称。体は細長く、筬に似る。大多数の種は後翅がなく飛行不能のため、地域分化が著しい。成虫、幼虫ともに肉食。美麗種や体形の変わったものが多い。オオオサムシ・アオオサムシ・マイマイカブリなど。→ごみむし。 アオオサムシ 撮影:海野和男 ②ヤスデの古名。 ③ワラジムシの異称。 おさむる‐つかさ治部省ヲサムル‥ ⇒じぶしょう。〈倭名類聚鈔5おさめ治め・納め・収めヲサメ ①《治》統治すること。 ②しまい入れること。特に、農作物をとりいれること。収穫。「蔵―」「秋―」 ③しまい。最後。終結。宇治拾遺物語1「此のたび俄にわかにて―の手も忘れさぶらひにたり」。「―の杯」「見―」「御用―」 ④公式。晴れの。今昔物語集26「仮・―の装束」 ⇒おさめ‐がお【納め顔】 ⇒おさめ‐ざらい【納め浚い】 ⇒おさめ‐そうば【納相場】 ⇒おさめ‐だち【納太刀】 ⇒おさめ‐てぬぐい【納手拭】 ⇒おさめ‐どの【納殿】 ⇒おさめ‐ふだ【納め札】 ⇒おさめ‐もの【納め物】 ⇒おさめ‐やど【納め宿】 おさ‐め専領・長女ヲサ‥ 平安時代、下級の老女で局つぼねの雑用に当たったもの。枕草子24「女房の従者ずさ、…―、みかはやうどの従者」 おさめ‐がお納め顔ヲサメガホ 落ち着きはらった顔つき。とりすました顔。浄瑠璃、浦島年代記「ああ―見たうない」 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐ざらい納め浚いヲサメザラヒ 芸事の、その年最後のおさらい。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐そうば納相場ヲサメサウ‥ 年末最終の相場。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐だち納太刀ヲサメ‥ 神社に奉納する太刀。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめつくる‐つかさ修理職ヲサメ‥ ⇒しゅりしき。〈倭名類聚鈔5おさめ‐てぬぐい納手拭ヲサメ‥ヌグヒ 社寺に奉納する手拭。礼参りのしるしに手水鉢ちょうずばちのところなどにつるしておく。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐どの納殿ヲサメ‥ 内裏や貴族の邸宅で、金銀・衣服・調度を納めて置く所。後世の納戸なんど⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐ふだ納め札ヲサメ‥ ①江戸幕府の金蔵に納めた金、浅草の御蔵に納めた米に対して、金奉行または蔵奉行から交付する受領書。 ②年末に、神仏のお札を寺社に納めること。札納め。〈[季]冬〉 ③⇒のうさつ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐もの納め物ヲサメ‥ ①上納する物品。年貢。租税。 ②社寺に奉納するもの。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさめ‐やど納め宿ヲサメ‥ 江戸時代、江戸・大坂等への年貢米回送に当たった百姓が、水揚げから御蔵納めまでの間滞在した旅宿。のち廻米納入の事務一切を請け負い、株仲間を結び、幕府から手数料を支給された。大坂では蔵宿ともいう。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】 おさ・める治める・修める・納める・収めるヲサメル 〔他下一〕[文]をさ・む(下二) (「おさ」は首長の意)首長として統治・管理する意。 ➊《治》混乱している事物を安定した状態にする。 ①首長として統べ経営する。統治する。古事記「天の下―・め給ひし」。宇津保物語藤原君「若き時より国を―・め」 ②乱れているものを平定する。万葉集17「天ざかる鄙ひなも―・むるますらをや」。「その場を丸く―・める」 ③つかさどりいとなむ。管理する。神武紀「宮室を経営おさめつくりて」。「(川の)水を―・める」 ④病苦をしずめなおす。治療する。神代紀「其の病―・むる方みちを定む」 ⑤乱れた気持を落ち着ける。こらえる。源氏物語帚木「憎げなる事どもをいひはげまし侍るに、女もえ―・めぬすぢにて」。日葡辞書「ココロヲヲサムル」 ⑥(転じて、自動詞的に)落ち着きはらう。平然とする。浮世草子、好色万金丹「かの男―・めたる声つきにて」 ➋《修》事物を整った状態にする。 ①乱れをただす。つくろう。東大寺諷誦文稿「鬢髪の蓬乱ふくだめるをも、かきも収ヲサメず」 ②言動をととのえ正しくする。源氏物語匂宮「かたち・用意もつねよりまさりて、乱れぬさまに―・めたるを見て」。徒然草「身を―・め国を保たん道も又しかなり」 ③学問や技芸などを身につける。学修する。三蔵法師伝承徳頃点「所以に先に妙門を啓きて聿ついに徳本を修ヲサム」。「学を―・める」 ➌《納・収》物事を落ち着けるべき所に落ち着ける。 ①物をしまっておく。貯蔵する。万葉集9「植ゑし田を刈りて―・めむ倉無の浜」。源氏物語鈴虫「はかばかしきさまのは、みな、かの三条の宮の御蔵に―・めさせ給ふ」。「倉庫に―・める」 ②あるべき所にきちんと入れる。「文章を800字以内に―・める」 ③所定の成果をあげる。「宣伝が効果を―・めた」「成功を―・める」 ④物や金銭などを受けいれる。受納する。自分のものにする。宇津保物語蔵開上「かうかう公に申すも―・められぬを」。狂言、八句連歌「それほどにおつしやるならば―・めて置かう」。「手中に―・める」「遠慮なくお―・め下さい」 ⑤公の機関が物・官位などを、没収する。召しあげる。神功紀「妻子を没おさめて孥つかさやつことせり」 ⑥金銭を払いこむ。物を納入する。日葡辞書「ネングヲヲサムル」。「注文の品を―・める」 ⑦外に向かって働きかけていたものを収束する。もとの所へもどす。景行紀「甲よろいを巻き戈を戢おさめて、愷悌いくさとけて還れり」。歌舞伎、毛抜「抜身を鞘に―・め」 ⑧物事を終える。かたづかせる。醒睡笑「よき振りに舞ひ―・めしを見」。「会を―・める」 ⑨埋葬する。源氏物語桐壺「限りあれば、例の作法に―・め奉るを」。大鏡道長「御氏寺大和国多武峰に作らしめ給ひてそこに御骨を―・め奉りて」 ⑩舞で、手を自分の身の方へ曲げ縮める。謡曲、高砂「さすかひなには悪魔を払ひ―・むる手には寿福をいだき」 おさ・ゆ押ゆ・抑ゆ】 〔他下二〕 (オサフの転)おさえる。日葡辞書「ナミダヲヲサユル」 おさ‐ゆづる儲弦ヲサ‥ 弓の予備の弦。設弦うさゆづる。神功紀「―を髪の中に蔵め」 お‐さらい御浚い‥サラヒ ①習った事を繰り返し練習すること。復習。 ②習得した技芸を発表すること。また、その会。温習。 おさらぎ大仏】 姓氏の一つ。北条氏の支族。 ⇒おさらぎ‐じろう【大仏次郎】 おさらぎ‐じろう大仏次郎‥ラウ 小説家。本名、野尻清彦。横浜市生れ。東大卒。鞍馬天狗物や「赤穂浪士」、現代小説「帰郷」、史伝「パリ燃ゆ」など、リベラルな感覚を生かした作品で活躍。文化勲章。(1897〜1973) 大仏次郎 撮影:田村 茂 ⇒おさらぎ【大仏】 お‐さらし御晒】 (女房詞)かたびら。 お‐さらば [一]〔感〕 「さらば」の丁寧な言い方。さようなら。 [二]〔名〕 別れの挨拶をすること。わかれること。「この世に―する」 ⇒おさらばになる

み‐さと【御里・京】🔗🔉

み‐さと御里・京】 みやこ。京都。仁徳紀「大道おおちを―の中に作る」 ⇒みさと‐づかさ【京職】

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お-さと【御里】🔗🔉

お-さと [0] 【御里】 (1)他人の実家・生家を敬っていう語。 (2)生まれや育ち。また,今までの経歴。「鼻子の言葉使ひは益(マスマス)―をあらはして来る/吾輩は猫である(漱石)」

おさと=が知・れる🔗🔉

――が知・れる その人の言葉つきや態度で,生まれや育ちのよしあしが分かる。

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