複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (9)

はい‐かん【稗官】‥クワン🔗🔉

はい‐かん稗官‥クワン ①低い官職。小役人。 ②昔、中国で民間の風聞を集めて王に奏上した役。「―小説」→稗史

はい‐し【稗史】🔗🔉

はい‐し稗史】 昔、中国で稗官はいかんが集めて記録した民間の物語。転じて、広く小説をいう。仮名垣魯文、高橋阿伝夜刃譚「断然架空の業を廃し、―の筆を机上に投棄なげすて

ひえ【稗・穇】🔗🔉

ひえ稗・穇】 イネ科の一年草。中国原産で、日本には古く渡来。種子はやや三角形の細粒。強健なため、古来、救荒作物として栽培、粒を食用とした。粒・茎葉は飼料としてすぐれているが、今は栽培が少ない。水田などに稲の雑草として混じる。〈[季]秋〉。万葉集11「打つ田には―はあまたにありといへど」 ひえ

ひえだ【稗田】🔗🔉

ひえだ稗田】 姓氏の一つ。 ⇒ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】

ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】🔗🔉

ひえだ‐の‐あれ稗田阿礼】 天武天皇の舎人とねり。記憶力がすぐれていたため、天皇から帝紀・旧辞の誦習しょうしゅうを命ぜられ、太安万侶おおのやすまろがこれを筆録して「古事記」3巻が成った。 →文献資料[古事記] ⇒ひえだ【稗田】

ひえつき‐ぶし【稗搗節】🔗🔉

ひえつき‐ぶし稗搗節】 宮崎県の民謡。東臼杵郡椎葉村地方の稗搗き唄。歌詞は「庭の山椒さんしゅの木に鳴る鈴かけて」に始まり、現行のものには同村鶴富屋敷にまつわる平家落人伝説を含む。宴席歌として広まる。 →稗搗節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)

ひえ‐まき【稗蒔】🔗🔉

ひえ‐まき稗蒔】 鉢に綿などを敷いて水にひたしたものにアワ・ヒエなどを蒔き、その幼苗を青田のさまに見せる盆栽。絹糸草。〈[季]夏〉

ひえ‐めし【稗飯】🔗🔉

ひえ‐めし稗飯】 稗を米にまぜて炊いた飯。

[漢]稗🔗🔉

 字形 〔禾部8画/13画/4103・4923〕 〔音〕ハイ(漢) 〔訓〕ひえ [意味] ①穀物の名。ひえ。「稗飯ひえめし」 ②小さく砕けた米。転じて、こまごましている。「稗史・稗官」

大辞林の検索結果 (9)

はい-かん【稗官】🔗🔉

はい-かん ―クワン [0] 【稗官】 (1)古代中国で,民間の風評を聞き集めて王に報告した小役人。 (2){(1)}が集めた民間の話。小説。また,小説風の歴史書。 →稗史

はい-し【稗史】🔗🔉

はい-し [1] 【稗史】 稗官(ハイカン)が集めて記した民間の言い伝え。小説風に書いた歴史書。また,正史に対して,民間の歴史書。 ⇔正史 →稗官

ひえ【稗・🔗🔉

ひえ [1][2] 【稗・】 イネ科の一年草。草状はイネに似,高さ1〜1.5メートル。実は黄色く細い粒で,食用・鳥の飼料用。丈夫で災害に強く,やせ地にも育つので,古来,備荒作物として栽培する。[季]秋。 稗 [図]

ひえだ【稗田】🔗🔉

ひえだ 【稗田】 姓氏の一。

ひえだ-の-あれ【稗田阿礼】🔗🔉

ひえだ-の-あれ 【稗田阿礼】 天武天皇の舎人(トネリ)。文字・文章の読解力・記憶力に優れ,帝皇日継・先代旧辞の誦習を命ぜられた。のちに太安万侶(オオノヤスマロ)が,元明天皇の命によりこれを撰録して古事記とした。生没年未詳。

ひえつき-ぶし【稗搗き節】🔗🔉

ひえつき-ぶし 【稗搗き節】 宮崎県の民謡で,東臼杵郡椎葉村の仕事唄。ヒエの穂先を臼に入れ,手杵(テキネ)で搗(ツ)く時に唄われた。源流は江戸末期にはやった甚句の系譜。

ひえ-まき【稗蒔き】🔗🔉

ひえ-まき [0][2] 【稗蒔き】 水盤や箱などにヒエをまき,芽の出たのを青田に見立てて涼感をめでるもの。[季]夏。《―に眼をなぐさむる読書かな/高橋淡路女》 →絹糸草

ひえ-めし【稗飯】🔗🔉

ひえ-めし [0][2] 【稗飯】 ヒエを炊いた飯。またヒエを米にまぜて炊いた飯。

ひえ【稗】(和英)🔗🔉

ひえ【稗】 a barnyard millet.

広辞苑+大辞林稗・で始まるの検索結果。