いっと【一途】 〔ひとすじの道の意から〕 一つの方向。ただそればかり。「情勢は悪化の―をたどる」

イット【it】 性的魅力。〔アメリカの小説家エリナ=グリーン原作の映画「イット」（1927 年）によって流行した語〕

いっとう【一刀】 (１)1 本の刀。 (２)刀のひとたち。「―のもとに斬り倒す」

いっとう【一灯】 一つのともしび。一つの明かり。「貧者の―」

いっとう【一党】 (１)同じ考えや意見をもつ者が作った一つの集まり。一味。 (２)一つの政党・党派。「―独裁」

いっとう【一等】 [１] 　　(１)等級・序列などの第 1。1 番。 　　(２)一つの等級。「死―を減ずる」 [２]（副） 最も。いちばん。「―いい」

いっとう【一統】 (１)一つにまとめて，治めること。「天下を―する」 (２)一つにまとめた全体。一同。「御―様」

いっとう【一頭】 牛・馬などの動物の数え方で，一つ。1 匹。

いっとうせい【一等星】 肉眼で見える星をその明るさで 6 段階に分けたもののうち，最も明るく見える星。シリウス・カノープスなど。等級で表した場合，シリウスはマイナス 1.6 等。

いっとうだい【一等鯛】 キンメダイ目の海魚。全長 25cm。全身が赤い。美味。カノコウオ。

いっとうち【一頭地】 頭ひとつ分の高さ，差。

いっとうへい【一等兵】 旧陸軍の兵の階級。上等兵の下，二等兵の上の等級。

いっとうぼり【一刀彫り】 小刀の痕跡（こんせき）を生かし，簡単・素朴に彫刻する方法。また，その彫刻物。

いっとうゆうい【一党優位】 一つの政党が長期間にわたって議会の過半数を占めている政党政治の形態。

いっとうりゅう【一刀流】 剣術の一派。江戸初期伊藤一刀斎景久が創始。後世，多くの諸流派が分派した。

いっとうりょうだん【一刀両断】 (１)ひと太刀で真っ二つにすること。 (２)すみやかに決断して事を処理すること。

いっとき【一時】 (１)少しの間。しばらく。「―も猶予できない」 (２)いちどき。同時。 (３)ある一時期。「―ほどの元気はない」 (４)昔の時間区分。1 刻。→とき

いっとくいっしつ【一得一失】 ある物事が，利もあるが一方で害もあること。一利一害。一失一得。

イットリウム【yttrium】 希土類に属する遷移元素の一。元素記号 Y　原子番号 39。原子量 88.91。灰色の金属。延性・展性が少なく，酸化されやすい。レーザー発振材料の微量成分やカラーテレビの赤色蛍光体に用いる。