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いろ【色】🔗🔉

いろ【色】 (1)光による視神経の刺激が脳の視覚中枢に伝えられて生ずる感覚。色相(色あい)・明度(明るさ)・彩度(あざやかさ)の三属性によって表される。また,特に白や黒を除いていう場合もある。色彩。「明るい―」 (2)物の表面に表れている,そのものの状態。(ア)顔色。また,表情。「―を変えて怒る」(イ)様子。情趣。「秋の―が深まる」(ウ)(声などの)調子・響き。「音(ね)―」(エ)きざし。「敗戦の―が濃い」 (3)男女間の情事・恋愛。「英雄―を好む」 (4)情人。恋人。 (5)種類。「―とりどり」

いろあい【色合い】🔗🔉

いろあい【色合い】 (1)染め・塗りなどの色の具合。色の調子。 (2)物事の感じ・傾向。「混戦の―を深める」

いろあく【色悪】🔗🔉

いろあく【色悪】 歌舞伎の役柄の一。外見は二枚目で,本性は悪人である役。「四谷怪談」の伊右衛門など。

いろあげ【色揚げ】🔗🔉

いろあげ【色揚げ】 脱色しないで,同系の色をかけて染め直すこと。

いろあ・せる【色褪せる】🔗🔉

いろあ・せる【色褪せる】 (動下一) (1)色がさめる。「―・せた写真」 (2)古ぼける。「―・せた流行語」

いろいろ【色色】🔗🔉

いろいろ【色色】 [1](形動) 種類の多いさま。「―な品」 [2](副) あれこれと。「―と御面倒おかけしました」

いろう【慰労】🔗🔉

いろう【慰労】 骨折りをねぎらうこと。慰めいたわること。「―会」

いろう【遺漏】🔗🔉

いろう【遺漏】 手落ちがあること。手ぬかり。「万―なきよう努める」

いろうざき【石廊崎】🔗🔉

いろうざき【石廊崎】 静岡県伊豆半島の最南端にある岬。隆起海食台が発達。

いろうるし【色漆・彩漆】🔗🔉

いろうるし【色漆・彩漆】 顔料を混ぜて調合した漆。朱漆・黄漆など。

いろえ【色絵】🔗🔉

いろえ【色絵】 (1)彩色した絵。 (2)陶磁器の上絵(うわえ)。また,各種の彩釉(さいゆう)を使って上絵付けする手法。赤絵。錦手(にしきで)。五彩(ごさい)。 (3)金銀の薄板を他の金属に焼きつける技法。

いろえんぴつ【色鉛筆】🔗🔉

いろえんぴつ【色鉛筆】 芯(しん)が着色された鉛筆。

いろおち【色落ち】🔗🔉

いろおち【色落ち】 衣服や布地などの色が落ちること。「洗濯で―する」

いろおとこ【色男】🔗🔉

いろおとこ【色男】 (1)容色のすぐれた男。女性にもてる男。「―金と力はなかりけり」 (2)情夫。いろ。

いろおんど【色温度】🔗🔉

いろおんど【色温度】 発熱して発光する物体からの光の色合いを表す数値。その色合いと同等の光を放射する黒体の絶対温度で示す。発光体自体の温度とは異なる。

いろおんな【色女】🔗🔉

いろおんな【色女】 (1)色気のある女。 (2)情婦。愛人。いろ。

いろか【色香】🔗🔉

いろか【色香】 (1)色と香り。 (2)女のあでやかな容色。「―に迷う」

いろがたき【色敵】🔗🔉

いろがたき【色敵】 (1)恋敵。 (2)歌舞伎の役柄の一。外見は善人らしいが,内心には野望を抱いた男の色気もある大悪人。「実録先代萩」の原田甲斐など。

イロカノご【イロカノ語】🔗🔉

イロカノご【イロカノ語】 〔Ilocano〕 オーストロネシア語族のヘスペロネシア語派北フィリピン諸語に属する言語。ルソン島北部で広く用いられる。イロコ語。

いろがみ【色紙】🔗🔉

いろがみ【色紙】 種々の色に着色した紙。特に,折り紙用の四角の紙。

いろガラス【色ガラス】🔗🔉

いろガラス【色ガラス】 金属または,金属の酸化物を使って種々の色に着色したガラス。着色ガラス。

いろかわたけひろ【色川武大】🔗🔉

いろかわたけひろ【色川武大】 (1929-1989) 小説家。東京生まれ。旧制府立三中を中退。阿佐田哲也の筆名で「麻雀放浪記」等のギャンブル小説を書く。本名では「離婚」「百」などを著す。

いろかわみなか【色川三中】🔗🔉

いろかわみなか【色川三中】 (1801-1855) 江戸後期の国学者。常陸(ひたち)国土浦の人。橘守部の弟子となり,家業のかたわら史学と古典の研究に励んだ。著「田令図解抄」「検田考証」「香取文書纂」「度量考」など。

いろがわり【色変わり】🔗🔉

いろがわり【色変わり】 (1)もとの色が変わること。変色。 (2)細工物や衣服の模様や形が同じで色だけが違うもの。色違い。「―の品」

いろきちがい【色気違い】🔗🔉

いろきちがい【色気違い】 色情狂。

いろぐすり【色釉】🔗🔉

いろぐすり【色釉】 着色料として酸化金属や金属化合物を混ぜた釉(うわぐすり)。

いろぐろ【色黒】🔗🔉

いろぐろ【色黒】 肌の色が黒いこと。⇔色白

いろけ【色気】🔗🔉

いろけ【色気】 (1)色の調子。色合い。 (2)(女性の)性的魅力。 (3)愛嬌(あいきよう)。愛想。「―のない応対」 (4)異性への関心。「―がつく」 (5)おんなっけ。「―抜きの宴会」 (6)野心。「―を出しすぎて失敗する」

いろけしレンズ【色消しレンズ】🔗🔉

いろけしレンズ【色消しレンズ】 色収差を補正したレンズ系。アポクロマート。

いろけづ・く【色気付く】🔗🔉

いろけづ・く【色気付く】 (動五) (1)異性に関心をもつようになる。「年頃になって―・く」 (2)花や果実が色づく。

いろこい【色恋】🔗🔉

いろこい【色恋】 男女の間の情事や恋愛。「―沙汰」

イロコイ【Iroquois】🔗🔉

イロコイ【Iroquois】 北米インディアンの一部族。16 世紀以降五つの支部族からなるイロコイ連盟をつくった。母系制社会で,婚姻後は妻方居住。

いろこうせい【色校正】🔗🔉

いろこうせい【色校正】 印刷で,多色刷りの印刷物を作るとき,色調などを原稿と照らし合わせて整える校正作業。色校。

いろごと【色事】🔗🔉

いろごと【色事】 (1)情事。恋愛。「―に耽(ふけ)る」 (2)芝居で,情事の演技・演出。ぬれごと。

いろごとし【色事師】🔗🔉

いろごとし【色事師】 (1)情事の場面を得意とする役者。濡れ事師。 (2)情事のたくみな男。女たらし。ぬれごとし。

いろごのみ【色好み】🔗🔉

いろごのみ【色好み】 好色。好色漢。

いろざと【色里】🔗🔉

いろざと【色里】 遊里。遊郭。くるわ。

いろじかけ【色仕掛け】🔗🔉

いろじかけ【色仕掛け】 ある事を実現させようと色気をもって誘うこと。

イロジカル【illogical】🔗🔉

イロジカル【illogical】 (形動) 非論理的なさま。筋の通らないこと。

いろしすう【色指数】🔗🔉

いろしすう【色指数】 (1)天体の色を量的に表した数字。星の等級を二つの異なる波長領域で測定し,その差をとる。青い星は負の値を,赤い星は正の値をもつ。 (2)岩石に含まれる有色鉱物(橄欖石(かんらんせき)・輝石(きせき)・角閃石(かくせんせき)・黒雲母(くろうんも)など)の量を体積百分比で表した数字。値の小さいものほど白っぽい。火成岩の分類に用いる。

いろしゅうさ【色収差】🔗🔉

いろしゅうさ【色収差】 レンズを通して物体の像をつくるとき,光の色によって屈折率が異なるため像のできる位置と倍率が異なること。そのために像がぼやけたり縁が色づいたりする。

いろじろ【色白】🔗🔉

いろじろ【色白】 肌の色の白いこと。

いろずり【色刷り】🔗🔉

いろずり【色刷り】 2 色以上の色を使って印刷すること。また,その印刷物。

いろぞめ【色染め】🔗🔉

いろぞめ【色染め】 (1)種々の色に染めること。また,染めた物。 (2)布を黒・藍(あい)・紺以外の色に染めること。

いろだし【色出し】🔗🔉

いろだし【色出し】 素材に手を加えて,美しい色を出すこと。「ナスを揚げて―する」

いろちがい【色違い】🔗🔉

いろちがい【色違い】 ⇒色変わり

いろづ・く【色付く】🔗🔉

いろづ・く【色付く】 (動五) (1)(草木の葉や実などに)美しい色がつく。「もみじが―・く」 (2)(肌などが)赤みをおびる。「顔が―・く」

いろづけ【色付け】🔗🔉

いろづけ【色付け】 着色。彩色。

いろっぽ・い【色っぽい】🔗🔉

いろっぽ・い【色っぽい】 (形) なまめかしい。「―・い目つき」

いろつや【色艶】🔗🔉

いろつや【色艶】 (1)色とつや。「―のよいりんご」 (2)体調を示す肌の色合い。「―のよい力士」 (3)(話や話し方に感じられる)面白み。興趣。「話に―がない」

いろどめ【色止め】🔗🔉

いろどめ【色止め】 染色後,色が落ちないように処理すること。

いろどり【彩り】🔗🔉

いろどり【彩り】 (1)いろどること。彩色。 (2)配色の具合。「―よく盛りつける」 (3)面白みや興趣。「―を添える」

いろど・る【彩る】🔗🔉

いろど・る【彩る】 (動五) (1)色をつける。彩色する。「野山を―・る紅葉」 (2)あれこれ色を取り合わせて飾る。装飾する。「会場を五色のテープで―・る」

いろなおし【色直し】🔗🔉

いろなおし【色直し】 結婚披露宴の途中で,主に新婦が式服を別の衣服に改めること。

いろなべしま【色鍋島】🔗🔉

いろなべしま【色鍋島】 色絵の鍋島焼。赤・緑・黄を主色とし,絵付けはきわめて精緻(せいち)。

イロニー【(ド) Ironie; (フ) ironie】🔗🔉

イロニー【(ド) Ironie; (フ) ironie】 ⇒アイロニー

いろは【伊呂波・以呂波・色葉】🔗🔉

いろは【伊呂波・以呂波・色葉】 (1)「いろは歌」の最初の 3 字をとったもので,「いろは歌」の仮名 47 字の総称。または,これに「ん」あるいは「京」を加えた 48 字。 (2)物事の初歩。

いろはうた【伊呂波歌】🔗🔉

いろはうた【伊呂波歌】 手習い歌の一。平安中期の成立。47 字の仮名を一度ずつ使って作られた,「いろ(色)はにほ(匂)へどち(散)りぬるをわ(我)がよ(世)たれ(誰)ぞつね(常)ならむうゐ(有為)のおくやま(奥山)けふ(今日)こ(越)えてあさ(浅)きゆめ(夢)み(見)じゑひ(酔)もせず」という七五調 4 句からなる今様歌。

いろはかえで【伊呂波楓】🔗🔉

いろはかえで【伊呂波楓】 イロハモミジの別名。

いろはガルタ【伊呂波ガルタ】🔗🔉

いろはガルタ【伊呂波ガルタ】 カルタの一種。主として子供向き。いろは 47 文字に「京」の 1 字を加えた 48 字のそれぞれを首字にしたことわざと,その内容を絵で表したものを一対にする。江戸後期頃に始まったという。

いろはざか【いろは坂】🔗🔉

いろはざか【いろは坂】 栃木県日光市馬返(うまがえし)と中禅寺湖畔とを結ぶカーブの多い道路。上り・下りで 48 のカーブがある。

いろはもみじ【以呂波紅葉】🔗🔉

いろはもみじ【以呂波紅葉】 カエデ科の落葉高木。山地に多く自生する。葉は対生し,掌状で 5〜7 に深裂し,裂片には鋭い鋸歯(きよし)がある。暗紅色の小さな五弁花をつけ,翼果を結ぶ。秋,美しく紅葉する。イロハカエデ。タカオカエデ。

いろぶみ【色文】🔗🔉

いろぶみ【色文】 恋ぶみ。

いろぶんかい【色分解】🔗🔉

いろぶんかい【色分解】 多色版の製版をするとき,原画を三原色または黒を加えた 4 色の各色版に分解すること。三原色の補色にあたるフィルターをつけて写真撮影を行い,各版のネガを作製する。

いろまち【色町・色街】🔗🔉

いろまち【色町・色街】 花柳街。遊里。遊郭。色里。

いろみほん【色見本】🔗🔉

いろみほん【色見本】 布地,用紙,塗料など,種々の色を集め,整理して作った色の見本。「―帳」

いろめ【色目】🔗🔉

いろめ【色目】 (1)色調。色合い。 (2)色っぽい目つき。秋波。「―を使う」 (3)衣服・調度類の色合いの名。「襲(かさね)の―」

いろめがね【色眼鏡】🔗🔉

いろめがね【色眼鏡】 (1)色つきのガラス・プラスチックなどのレンズをはめた眼鏡。 (2)(比喩的に)先入観をもってものを見ること。「―で人を見る」

いろめきた・つ【色めき立つ】🔗🔉

いろめきた・つ【色めき立つ】 (動五) 緊張した様子が表れる。活気づく。「新説の発表に会場は―・った」

いろめ・く【色めく】🔗🔉

いろめ・く【色めく】 (動五) 緊張した様子が表れる。(ア)にわかに活気づく。「大事件の報に―・く」(イ)驚いて動揺する。「株価暴落に証券界が―・く」

いろもの【色物】🔗🔉

いろもの【色物】 (1)(衣服や織物で)白・黒以外の色のあるもの。「―のシャツ」 (2)寄席で,講談・落語などに対して漫才・音曲・曲芸・奇術などをいう。

いろやけ【色焼け】🔗🔉

いろやけ【色焼け】 衣服などが日に焼けて色が変わること。

いろよ・い【色好い】🔗🔉

いろよ・い【色好い】 (形) 好ましい。望ましい。「―・い返事」

いろり【囲炉裏】🔗🔉

いろり【囲炉裏】 室内の床を四角に切って火を燃やし,暖をとったり煮たきをしたりした所。炉。

いろりったい【色立体】🔗🔉

いろりったい【色立体】 色の三属性である色相・明度・彩度に基づいて,すべての色を配列した三次元の立体。

いろわけ【色分け】🔗🔉

いろわけ【色分け】 (1)色を変えて,区別すること。「地図を県別に―する」 (2)種類によってものを分けること。

いろん【異論】🔗🔉

いろん【異論】 別の意見。異なった論。異議。「―を唱える」

いろんな【色んな】🔗🔉

いろんな【色んな】 (連体) 〔「いろいろな」の転〕 種々の。さまざまな。「―人が住む」「―所に行く」

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