いてつ・く【凍て付く】 （動五） こおりつく。「―・くような寒さ」

い・てる【凍てる・冱てる】 （動下一） こおる。こおりつく。「―・てる月」

こおり【氷・凍り】 水が氷点以下の温度で固体になったもの。

こおりつ・く【凍り付く】 （動五） (１)凍って，他の物にくっつく。 (２)完全に凍って固くなる。凍結する。「道路が―・く」

こおりどうふ【凍り豆腐】 ⇒高野豆腐（こうやどうふ）

こお・る【凍る・氷る】 （動五） (１)水などの液体が，温度が低いために固体になる。「桶の水が―・る」 (２)（比喩的に）非常に冷たく感じられる。「―・れる月影」

こごえじに【凍え死に】 寒さのために，こごえて死ぬこと。

こご・える【凍える】 （動下一） 寒さのために体の感覚がなくなり，自由がきかなくなる。「手が―・える」

しみどうふ【凍み豆腐】 ⇒高野（こうや）豆腐

し・みる【凍みる】 （動上一） 温度が低くなって物が凍る。冷え込む。

とうう【凍雨】 落下中の雨滴が地上付近の冷たい大気に触れて氷結し，無定形の氷の粒となって降る現象。また，その氷の粒。

とうがい【凍害】 農作物などが寒さで凍って受ける損。また，その被害。

とうけつ【凍結】 (１)こおりつくこと。 (２)資金・資産などの移動や使用を一時的に禁止すること。

とうけつかんそう【凍結乾燥】 物を凍らせて，真空中に置き水分を昇華させて除く乾燥法。物理的・化学的変化を受けないので，医薬品・インスタント食品などに利用される。フリーズ-ドライ。

とうげん【凍原】 ⇒ツンドラ

とうし【凍死】 こごえ死ぬこと。

とうしょう【凍傷】 極度の寒冷による全身的または局所的な組織の傷害。しもやけはその軽いもので，重い場合は深層の組織が壊死することもある。

とうじょう【凍上】 地中の水分が凍って，地面が持ち上げられる現象。

とうせき【凍石】 滑石の一種。比較的純粋に近い組成をもち，緻密で塊状。

とうそう【凍瘡】 しもやけ。

とうど【凍土】 凍った土。「永久―」

【凍】 〔画　数〕10画　− 常用漢字 〔区 点〕3764〔ＪＩＳ〕4560〔シフトJIS〕9380 〔音 訓〕トウ・こおる・こごえる・しみる 〔熟語一覧〕 →アンモニア冷凍法（アンモニアれいとうほう） →凍て付く（いてつく） →凍てる・冱てる（いてる） →永久凍土（えいきゅうとうど） →解凍（かいとう） →氷・凍り（こおり） →凍り付く（こおりつく） →凍り豆腐（こおりどうふ） →凍る・氷る（こおる） →凍え死に（こごえじに） →凍える（こごえる） →資金凍結（しきんとうけつ） →資産凍結（しさんとうけつ） →自然解凍（しぜんかいとう） →凍み豆腐（しみどうふ） →凍みる（しみる） →凍雨（とうう） →凍害（とうがい） →凍結（とうけつ） →凍結乾燥（とうけつかんそう） →凍原（とうげん） →凍死（とうし） →凍傷（とうしょう） →凍上（とうじょう） →凍石（とうせき） →凍瘡（とうそう） →凍土（とうど） →不凍液（ふとうえき） →不凍湖（ふとうこ） →不凍港（ふとうこう） →冷凍（れいとう） →冷凍乾燥（れいとうかんそう） →冷凍機（れいとうき） →冷凍庫（れいとうこ） →冷凍食品（れいとうしょくひん） →冷凍船（れいとうせん） →冷凍麻酔（れいとうますい）