かたど・る【象る・模る】 （動五） ある物の形にまねて作る。

もぎ【模擬・摸擬】 本物にまねてすること。「―裁判」

もぎしけん【模擬試験】 入学試験や検定試験などの予行として行う試験。模試。

もぎじっけん【模擬実験】 ⇒シミュレーション

もぎてん【模擬店】 パーティー・学園祭などで，屋台形式で飲食物を出す所。

もけい【模型】 実物にまねて作ったもの。「―飛行機」

もこ【模糊】 （ト/タル） はっきりしないさま。「曖昧（あいまい）―」

もこく【模刻】 原本をひきうつして石・版木などに彫ること。

もさく【模作】 まねをして作ること。また，そのもの。

もさく【模索・摸索】 手さぐりでさがすこと。「暗中―」

もさくかてい【模索過程】 ⇒タトヌマン

もし【模試】 模擬試験の略。「公開―」

もしき【模式】 単純化・模型化した形式。「―的に説明する」「―化」

もしきず【模式図】 事物の本質的な部分や特徴を際立たせて描いた図。

もしゃ【模写・摸写】 芸術作品などをそっくり写し取ること。また，写し取ったもの。コピー。

もしゃせつ【模写説】 〔哲〕〔（ド） Abbildtheorie〕 主観の意識や感覚は客観的実在の模像・反映であるとする認識論。認識をイデアの映像とするプラトンに始まり，素朴実在論・唯物論など諸種の実在論で主張される。反映論。

も・す【模す】 （動五） 模する。

も・する【模する・摸する】 （動サ変） あるものを手本とし，それに似せて作る。まねをする。まねる。模す。

もぞう【模造・摸造】 実物にまねてつくること。模作。

もぞうし【模造紙】 〔局紙という和紙をまねてオーストリアが製造した紙を，さらに日本で模して作ったことからいう〕 化学パルプで抄造した洋紙の一。平滑・強靱で，筆記用紙・包装などに用いる。

もぞうひん【模造品】 模造してつくった品物。イミテーション。

もはん【模範】 見習うべきもの。手本。

もはんぎかい【模範議会】 1295 年エドワード 1 世が召集したイギリスの身分制議会。下級聖職者・騎士・市民も参加し，議会構成の模範となる。

もはんじあい【模範試合】 そのスポーツの紹介・普及などのために行う試合。

もはんてき【模範的】 （形動） 手本となるさま。

もはんりん【模範林】 造林の模範を示すため，営林局や道府県などが設けた森林。

もほう【模倣・摸倣】 まねること。にせること。

もほうがくしゅう【模倣学習】 他人が行う行動を模倣して学習すること。→観察学習

もほうげいじゅつ【模倣芸術】 実在の原像の再現や描写を行う芸術。

もほうせつ【模倣説】 社会の結合関係は模倣を基本的要因として成り立つとするタルドの社会学説。

もほん【模本・摸本・本】 (１)原本のとおりに模写した本。 (２)習字・図画などの手本。臨本。

もよう【模様】 (１)装飾として施す絵や形。また，ものの表面の図柄。文様。「水玉の―」 (２)ありさま。状態。様子。「空―」 (３)…らしい様子。「中止になる―だ」 (４)囲碁で，勢力圏をいう語。

もようがえ【模様替え】 (１)室内の装飾や家具の配置を変えること。 (２)物事の様子・方法などを変えること。「社内組織を―する」

もようながめ【模様眺め】 その場の状況によって行動を判断すべく，当座は静観していること。

【模】 〔画　数〕14画　− 常用漢字 〔区 点〕4447〔ＪＩＳ〕4C4F〔シフトJIS〕96CD 〔音 訓〕モ・ボ・かた・のっとる 〔名乗り〕かた・とお・のり・ひろ 〔熟語一覧〕 →曖昧模糊（あいまいもこ） →雨模様（あまもよう） →雨模様（あめもよう） →荒れ模様（あれもよう） →暗中模索（あんちゅうもさく） →市松模様（いちまつもよう） →絵羽模様（えばもよう） →象る・模る（かたどる） →唐草模様（からくさもよう） →規模（きぼ） →規模の経済性（きぼのけいざいせい） →原子模型（げんしもけい） →相模（さがみ） →相模（さがみ） →相模川（さがみがわ） →相模湖（さがみこ） →相模女子大学（さがみじょしだいがく） →相模鉄道（さがみてつどう） →相模トラフ（さがみトラフ） →相模灘（さがみなだ） →相模原（さがみはら） →相模湾（さがみわん） →小規模企業（しょうきぼきぎょう） →酸模（すかんぽ） →裾模様（すそもよう） →声帯模写（せいたいもしゃ） →石製模造品（せきせいもぞうひん） →染め模様（そめもよう） →空模様（そらもよう） →大規模（だいきぼ） →大規模小売店舗法（だいきぼこうりてんぽほう） →大規模地震（だいきぼじしん） →大規模地震対策特別法（だいきぼじしんたいさくとくべつほう） →大規模集積回路（だいきぼしゅうせきかいろ） →人間模様（にんげんもよう） →分子模型（ぶんしもけい） →水玉模様（みずたまもよう） →模擬・摸擬（もぎ） →模擬試験（もぎしけん） →模擬実験（もぎじっけん） →模擬店（もぎてん） →模型（もけい） →模糊（もこ） →模刻（もこく） →模作（もさく） →模索・摸索（もさく） →模索過程（もさくかてい） →模試（もし） →模式（もしき） →模式図（もしきず） →模写・摸写（もしゃ） →模写説（もしゃせつ） →模す（もす） →模する・摸する（もする） →模造・摸造（もぞう） →模造紙（もぞうし） →模造品（もぞうひん） →模範（もはん） →模範議会（もはんぎかい） →模範試合（もはんじあい） →模範的（もはんてき） →模範林（もはんりん） →模倣・摸倣（もほう） →模倣学習（もほうがくしゅう） →模倣芸術（もほうげいじゅつ） →模倣説（もほうせつ） →模本・摸本・本（もほん） →模様（もよう） →模様替え（もようがえ） →模様眺め（もようながめ） →雪模様（ゆきもよう） →臨模・臨（りんぼ） →臨模（りんも）