ぜんきんせん【漸近線】 曲線において，その上の一点が原点から無限に遠ざかっていくとき，その点からの距離が限りなく 0 に近づくような直線。例えば の漸近線はx軸（y＝0）とy軸（x＝0）。

ぜんげん【漸減】 だんだん減っていくこと。⇔漸増

ぜんじ【漸次】 （副） だんだん。次第に。

ぜんしん【漸進】 順を追って少しずつ進んでいくこと。

ぜんしんしゅぎ【漸進主義】 急激な手段を避け，順を追って少しずつ進もうとする態度・立場。⇔急進主義

ぜんしんせい【漸新世】 新生代古第三紀を三つに区分した場合の最後の時期。約 3800 万年前から 2400 万年前までの期間。

ぜんしんてき【漸進的】 （形動） 順を追って少しずつ目的を実現しようとするさま。

ぜんぞう【漸増】 だんだんにふえること。⇔漸減

ぜんとう【漸騰】 相場や物価が段々高くなること。⇔漸落

ぜんばつ【漸伐】 造林法の一。広域の森林を，傘伐（さんばつ）・画伐（かくばつ）などの数回の伐採によって更新を図る方法。

ぜんらく【漸落】 相場や物価が段々と下がること。⇔漸騰

やや【稍・漸】 （副） 分量・程度がわずかであるさま。「―右寄り」「―大きめ」

ようやく【漸く】 （副） (１)待ちに待った末に実現するさま。やっと。「―試験が終わった」 (２)かろうじて。やっとのことで。ようよう。「―間に合う」 (３)だんだん。しだいに。

【漸】 〔画　数〕14画　− 常用漢字 〔区 点〕3318〔ＪＩＳ〕4132〔シフトJIS〕9151 〔音 訓〕ゼン・セン・ようやく 〔名乗り〕すすむ・つぐ 〔熟語一覧〕 →西漸（せいぜん） →西漸運動（せいぜんうんどう） →漸近線（ぜんきんせん） →漸減（ぜんげん） →漸次（ぜんじ） →漸進（ぜんしん） →漸進主義（ぜんしんしゅぎ） →漸新世（ぜんしんせい） →漸進的（ぜんしんてき） →漸増（ぜんぞう） →漸騰（ぜんとう） →漸伐（ぜんばつ） →漸落（ぜんらく） →東漸（とうぜん） →稍・漸（やや） →漸く（ようやく）