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広辞苑の検索結果 (23)
ぜんか‐しき【漸化式】‥クワ‥🔗⭐🔉
ぜんか‐しき【漸化式】‥クワ‥
数列または関数列のいくつかの要素の間に成り立つ一般的な関係式。公比rの等比数列a1,a2,…,an,…におけるan+1=ranの類。
ぜん‐きょう【漸教】‥ケウ🔗⭐🔉
ぜん‐きょう【漸教】‥ケウ
〔仏〕
①釈尊の教化の方法の一つ。衆生しゅじょうの機根に合わせて、段階的に低次の立場から高次の立場へと導く教え。
②漸次に修行して仏果に至る法門。↔頓教とんぎょう
ぜんきん‐せん【漸近線】🔗⭐🔉
ぜんきん‐せん【漸近線】
曲線k上を点Pが限りなく遠くへ移動する場合に、Pからの距離が無限小となるような定直線gが存在する時、gをkの漸近線という。
漸近線
ぜん‐げん【漸減】🔗⭐🔉
ぜん‐げん【漸減】
だんだんに減ること。逓減。「就学人口が―する」↔漸増
ぜん‐ご【漸悟】🔗⭐🔉
ぜん‐ご【漸悟】
〔仏〕順序を追って修行し、悟りを開くこと。↔頓悟
ぜん‐じ【漸次】🔗⭐🔉
ぜん‐じ【漸次】
〔副〕
だんだん。次第次第に。「研究は―進展しつつある」
ぜん‐しん【漸進】🔗⭐🔉
ぜん‐しん【漸進】
段階を追って次第に進むこと。「―的」
⇒ぜんしん‐しゅぎ【漸進主義】
ぜんしん‐しゅぎ【漸進主義】🔗⭐🔉
ぜんしん‐しゅぎ【漸進主義】
急激な手段を避け、順を追って徐々に進もうとする立場。↔急進主義
⇒ぜん‐しん【漸進】
ぜん‐しんせい【漸新世】🔗⭐🔉
ぜん‐しんせい【漸新世】
(Oligocene)地質年代の新生代第三紀中を五つに区分したうち3番目の時代。約3400万年前から2300万年前まで。→地質年代(表)
ぜん‐ぜん【漸漸】🔗⭐🔉
ぜん‐ぜん【漸漸】
①次第次第に進むさま。徐々。太平記37「夕陽の影のうちに、―として消え去りぬ」
②岩石が高くそびえ立つさま。
③涙が流れるさま。
ぜん‐ぞう【漸増】🔗⭐🔉
ぜん‐ぞう【漸増】
だんだんに増すこと。逓増。「発行部数が―する」↔漸減
ぜんそう‐ほう【漸層法】‥ハフ🔗⭐🔉
ぜんそう‐ほう【漸層法】‥ハフ
修辞法の一つ。語句を重ねて次第に文意を強めてゆき、最後に最大の効果を上げるように導く技法。クライマックス。
ぜん‐とう【漸騰】🔗⭐🔉
ぜん‐とう【漸騰】
相場や物価がだんだんに高くなること。↔漸落
ぜん‐めつ【漸滅】🔗⭐🔉
ぜん‐めつ【漸滅】
だんだんに滅びること。
ぜん‐らく【漸落】🔗⭐🔉
ぜん‐らく【漸落】
相場や物価が、だんだんに下がること。↔漸騰
○漸を追ってぜんをおって🔗⭐🔉
○漸を追ってぜんをおって
少しずつ。だんだんと。
⇒ぜん【漸】
やく‐やく【漸漸】🔗⭐🔉
やく‐やく【漸漸】
〔副〕
(ヤウヤクの古形)ようやく。次第に。徐々に。万葉集5「―にかたちつくほり」
や‐や【稍・漸】🔗⭐🔉
や‐や【稍・漸】
〔副〕
(イヤイヤ(弥弥)の約)
①かなり程度が進むさま。相当に。神代紀下「―久しくして」。伊勢物語「夜ふけて、―涼しき風吹きけり」。平家物語2「―ありて、入道のたまひけるは」
②ほかの事物または普通の標準に比べて、幾分違っている物事の程度を表す語。いくらか。すこし。「―大きい」「―ぬるい」
③経過した時間が短いことを表す語。しばらく。
ようやく【漸く】ヤウヤク🔗⭐🔉
ようやく【漸く】ヤウヤク
〔副〕
(「徐」や「漫」の訓のヤヤク、もしくは「漸々」の訓ヤクヤクの転かという)
①しだいに。だんだんと。古今和歌集恋「あひしれりける人の―かれがたになりけるあひだに」。「―春めいてきた」
②しばらくたって。今昔物語集13「此の瓠ひさこ―見れば、枝八方に指して、普あまねく一町に敷き満ちたり」
③おもむろに。ゆっくりと。
④やっとのことで。かろうじて。「―終電に間に合った」
ようよう【漸う】ヤウヤウ🔗⭐🔉
ようよう【漸う】ヤウヤウ
〔副〕
(ヤウヤクの音便)
①しだいに。だんだんと。枕草子1「春はあけぼの。―しろくなりゆく」
②しずかに。おもむろに。宇治拾遺物語8「普賢菩薩、象に乗りて―おはして」
③かろうじて。やっと。宇治拾遺物語13「身の太くなりて、狭くおぼえて、―として穴の口までは出でたれども」。「―仕上げた」
[漢]漸🔗⭐🔉
漸 字形
筆順
〔水(氵・氺)部11画/14画/常用/3318・4132〕
〔音〕ゼン(呉)
〔訓〕ようやく
[意味]
①次第に進む。だんだん及んで行く。「東漸・西漸」
②だんだんと。次第次第に。ようやく。「漸を追って」(少しずつ)「漸次・漸増・漸進」
[解字]
形声。「水」+音符「斬」(=割れ目に刃をくいこませる)。水が徐々に割れ目にしみこむ意。
筆順
〔水(氵・氺)部11画/14画/常用/3318・4132〕
〔音〕ゼン(呉)
〔訓〕ようやく
[意味]
①次第に進む。だんだん及んで行く。「東漸・西漸」
②だんだんと。次第次第に。ようやく。「漸を追って」(少しずつ)「漸次・漸増・漸進」
[解字]
形声。「水」+音符「斬」(=割れ目に刃をくいこませる)。水が徐々に割れ目にしみこむ意。
大辞林の検索結果 (26)
ぜん【漸】🔗⭐🔉
ぜん [1] 【漸】
物事が徐々に進むこと。「且つ聴き且つ記し―にして積りて巻を成す/経国美談(竜渓)」
ぜん-きょう【漸教】🔗⭐🔉
ぜん-きょう ―ケウ [0] 【漸教】
〔仏〕 学びやすい教えから高度な教えへと順に導いていく教法。また,修行を積み重ねることによって悟りへ至らしめる教え。
⇔頓教(トンギヨウ)
ぜんきん-せん【漸近線】🔗⭐🔉
ぜんきん-せん [0] 【漸近線】
曲線において,その上の一点が原点から無限に遠ざかっていくとき,その点からの距離が限りなく 0 に近づくような直線。例えば
=1/x の漸近線は
軸(
=0)と
軸(
=0)。
=1/x の漸近線は
軸(
=0)と
軸(
=0)。
ぜん-じ【漸次】🔗⭐🔉
ぜん-じ [1] 【漸次】 (副)
だんだん。しだいに。「―東へ移動しつつある」
ぜん-しん【漸進】🔗⭐🔉
ぜん-しん [0] 【漸進】 (名)スル
順を追って少しずつ進んでいくこと。「学力が―する」
ぜんしん-しゅぎ【漸進主義】🔗⭐🔉
ぜんしん-しゅぎ [5] 【漸進主義】
急激な手段を避け,順を追って徐々に進もうとする態度・立場。
⇔急進主義
ぜんしん-てき【漸進的】🔗⭐🔉
ぜんしん-てき [0] 【漸進的】 (形動)
順を追って徐々に目的を実現しようとするさま。「―な改革」
ぜんしん-せい【漸新世】🔗⭐🔉
ぜんしん-せい [3] 【漸新世】
新生代古第三紀を三つに区分した場合の最後の時期。約三八〇〇万年前から二四〇〇万年前までの期間。
ぜん-ぜん【漸漸】🔗⭐🔉
ぜん-ぜん [0] 【漸漸】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
次第に進んでいくさま。「火焔は―と位置を変ずる/浮城物語(竜渓)」
■二■ (副)
次第次第に。だんだんに。順次に。「強毅質直の気は―に衰減し/明六雑誌 3」
ぜんそう-ほう【漸層法】🔗⭐🔉
ぜんそう-ほう ―ハフ [0][3] 【漸層法】
修辞法の一。語句を次々に重ねて意味を強めていき,最後に最大の効果がもたらされるようにする表現法。
ぜん-ばつ【漸伐】🔗⭐🔉
ぜん-ばつ [0] 【漸伐】
造林法の一。広域の森林を,傘伐(サンバツ)・画伐(カクバツ)などの数回の伐採によって更新を図る方法。
ぜん-めつ【漸滅】🔗⭐🔉
ぜん-めつ [0] 【漸滅】
次第にほろびること。
やく-やく【漸漸】🔗⭐🔉
やく-やく 【漸漸】 (副)
〔「ようやく」の古形〕
次第に。だんだん。「沖つ梶―しぶを見まく欲り/万葉 1205」
やや【稍・漸】🔗⭐🔉
やや [1] 【稍・漸】 (副)
〔副詞「や」を重ねた語〕
(1)分量・程度がわずかであるさま。「―右寄り」「―大きめ」「―不機嫌そう」
(2)しばらくの間。「―待つうちに」
(3)次第に程度が増すさま。一層。「年は―さだ過ぎ行くに/更級」
ようやく【漸く】🔗⭐🔉
ようやく ヤウヤク [0] 【漸く】 (副)
〔「ややく(稍)」または「やくやく(漸漸)」の転かという。漢文訓読に多く用いられた語〕
(1)なかなか実現しなかったことが,待った末に実現するさま。ようよう。やっと。「―試験が終わった」「―のこと楽になる」
(2)危ないところをかろうじて。やっとのことで。ようよう。「―終電に間に合う」
(3)だんだん。しだいに。「寒さも―ゆるんできた」
ようよう【漸う】🔗⭐🔉
ようよう ヤウヤウ 【漸う】 (副)
〔「ようやく」の転〕
(1)しだいに。だんだん。「かくて翁―豊かになり行く/竹取」
(2)かろうじて。やっと。「―として,穴の口までは出でたれども/宇治拾遺 13」
(3)おもむろに。しずしずと。「普賢菩薩,象に乗りて―おはして/宇治拾遺 8」
(4)まさしく。もはや。「女を,―あきがたにや思ひけむ/伊勢 123」
ぜんげん【漸減】(和英)🔗⭐🔉
ぜんげん【漸減】
gradual decrease.〜する decrease[diminish]gradually.
ぜんじ【漸次】(和英)🔗⭐🔉
ぜんじ【漸次】
gradually;little by little;by degrees.
ぜんしん【漸進】(和英)🔗⭐🔉
ぜんぞう【漸増】(和英)🔗⭐🔉
ぜんぞう【漸増】
a gradual increase.
ようやく【漸く】(和英)🔗⭐🔉
ようやく【漸く】
[だんだんに]gradually;[遂に]at last;finally;[かろうじて]barely;→英和
with difficulty.
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