かぶろ【禿】 〔「かむろ」とも〕 (１)子供の髪形の一。髪を切りそろえて結ばないでいるもの。 (２)上位の遊女がそばに置いて使う見習いの少女。

かむろ【禿】 かぶろ（禿）。

ち・びる【禿びる】 （動上一） 先がすれてへる。すり切れる。「―・びた鉛筆」

とくそう【禿瘡】 深在性の白癬（はくせん）で，頭部に半球状に隆起した腫瘍（しゆよう）を生じ，毛髪の脱落が起こる皮膚疾患。ケルズス禿瘡。

とくとう【禿頭】 はげあたま。光頭。

とくとうびょう【禿頭病】 ⇒脱毛症

とくひつ【禿筆】 (１)穂先がすりへった筆。ちびた筆。 (２)自分の文章や文字をへりくだっていう語。

はげ【禿】 頭髪が抜け落ちた状態であること。また，抜け落ちた部分。

はげたか【禿鷹】 ハゲワシ・コンドル類の俗称。

はげやま【禿げ山】 木や草の生えていない，地肌が露出している山。

は・げる【禿げる】 （動下一） (１)人の髪の毛が抜け落ちてなくなる。 (２)山などが，草木がなくなって地肌が露出する。

はげわし【禿鷲】 タカ目タカ科の鳥。頭頸部が裸出し，屍肉を食べる。南アジアからアフリカに分布。

【禿】 〔画　数〕7画 〔区 点〕3837〔ＪＩＳ〕4645〔シフトJIS〕93C3 〔音 訓〕トク・はげ・はげる・かむろ・ちびる 〔熟語一覧〕 →禿（かぶろ） →禿（かむろ） →禿びる（ちびる） →禿瘡（とくそう） →禿頭（とくとう） →禿頭病（とくとうびょう） →禿筆（とくひつ） →禿（はげ） →禿鷹（はげたか） →禿げ山（はげやま） →禿げる（はげる） →禿鷲（はげわし） →平田禿木（ひらたとくぼく） →若禿（わかはげ）