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うら【裏】🔗🔉

うら【裏】 (1)表面と反対の面。下または陰になって見えない部分。⇔表 (2)前面・正面の反対側。うしろ。⇔表 「―の出口」 (3)衣服・袋物などの内側に付ける布。⇔表 「―の生地」 (4)相手の予想や世間の常識の反対。逆。「―をかく」 (5)表面には現れない隠された内部の事情。内情。⇔表 「彼の発言には―がある」 (6)公正なやり方ではないこと。「―から手を回す」 (7)正式ではないこと。⇔表 「―芸」 (8)野球で,後攻チームの攻撃するイニング。⇔表 (9)裏付け。証拠。 (10)〔論〕〔reverse〕 命題「pならばqである」に対して,その前件と後件の両方を否定した命題「pでなければqでない」をいう。ある命題が真であっても,その裏は必ずしも真ではない。→逆対偶 (11)「裏千家」の略。

うらあみ【裏編み】🔗🔉

うらあみ【裏編み】 メリヤスの裏の面と同じ編み目になる編み方。

うらうち【裏打ち】🔗🔉

うらうち【裏打ち】 (1)紙や布などの裏に,別の紙や布をあてて補強すること。 (2)物事を別な面から補強すること。裏づけ。「学説を実験で―する」

うらおもて【裏表】🔗🔉

うらおもて【裏表】 (1)うらとおもて。 (2)裏返し。「シャツを―に着る」 (3)相手によって言動が異なること。「―のない人」 (4)表面と内情。表裏(ひようり)。「政界の―に通じた人物」

うらかいどう【裏街道】🔗🔉

うらかいどう【裏街道】 (1)正式の街道ではない道路。 (2)あまりまっとうでない生き方。「人生の―」

うらがえし【裏返し】🔗🔉

うらがえし【裏返し】 (1)裏を返して表にすること。 (2)反対の面。反対。逆。

うらがえ・す【裏返す】🔗🔉

うらがえ・す【裏返す】 (動五) 今までの裏を表に,表を裏にする。

うらがき【裏書き】🔗🔉

うらがき【裏書き】 (1)あることが確実であることを別な方面から証明すること。「犯行を―する証拠」 (2)文書などの裏に証明・注記などを書き込むこと。また,その書き込み。 (3)小切手・手形など指図証券の譲渡や質入れの際,証券の裏に裏書人の署名や被裏書人の指定などの必要事項を記入すること。

うらがききんし【裏書禁止】🔗🔉

うらがききんし【裏書禁止】 手形・小切手などの指図証券の振出人または裏書人が,譲渡や質入れを目的とする裏書きを禁止すること。指図禁止。

うらがききんしうらがき【裏書禁止裏書】🔗🔉

うらがききんしうらがき【裏書禁止裏書】 裏書人により,指図証券の譲渡を目的とする裏書きを禁止する旨の記載がなされた裏書(3)

うらがきじょうと【裏書譲渡】🔗🔉

うらがきじょうと【裏書譲渡】 指図証券上の権利を裏書きによって他人に譲渡すること。

うらがきにん【裏書人】🔗🔉

うらがきにん【裏書人】 証券を譲渡するために証券に裏書きをする者。

うらかた【裏方】🔗🔉

うらかた【裏方】 (1)芝居で,舞台裏の仕事をする人。⇔表方 (2)かげで仕事を支える人。 (3)身分の高い人の妻。

うらがね【裏曲・裏矩】🔗🔉

うらがね【裏曲・裏矩】 ⇒裏目(うらめ)

うらがね【裏金】🔗🔉

うらがね【裏金】 (1)取引や交渉をうまく運ぶために,不正に渡す金銭。「入札に―が動いた」 (2)出入りが表向きの帳簿に記載されない金。隠し金。 (3)(「裏鉄」とも書く)雪駄(せつた)の裏のかかとの部分に打ちつける鉄片。

うらがわ【裏革・裏皮】🔗🔉

うらがわ【裏革・裏皮】 (1)袋物・靴などの裏に張った皮革。 (2)スエードの俗称。

うらがわ【裏側】🔗🔉

うらがわ【裏側】 裏の方。裏に面する部分。裏面。⇔表側

うらぎり【裏切り】🔗🔉

うらぎり【裏切り】 うらぎること。内通。内応。「―行為」「―者」

うらぎ・る【裏切る】🔗🔉

うらぎ・る【裏切る】 (動五) (1)約束を破って,敵側につく。「味方を―・る」 (2)期待や予想に反する。

うらぐち【裏口】🔗🔉

うらぐち【裏口】 (1)裏側にある出入り口。 (2)不正な方法で物事をすること。「―入学」

うらけい【裏罫】🔗🔉

うらけい【裏罫】 印刷に用いる罫線の一。表(おもて)罫に比べて太い。太罫(ふとけい)。

うらげい【裏芸】🔗🔉

うらげい【裏芸】 余興などで見せたりする専門外の芸。隠し芸。⇔表芸

うらごえ【裏声】🔗🔉

うらごえ【裏声】 地声(じごえ)では出せない高音域を特殊な発声法で出した声。地声とは声帯の状態が異なり,音色が異なる。仮声。ファルセット。⇔地声

うらごし【裏漉し】🔗🔉

うらごし【裏漉し】 枠に網を張った篩(ふるい)のような道具。また,これで食品をつぶして漉す調理法。「―にかける」

うらさく【裏作】🔗🔉

うらさく【裏作】 主要な作物を収穫したあと,次の作付けまでの間を利用して他の作物を栽培すること。また,その作物。⇔表作

うらじ【裏地】🔗🔉

うらじ【裏地】 (1)衣服の裏につける布。⇔表地 (2)⇒うらち(裏地)

うらしお【裏潮】🔗🔉

うらしお【裏潮】 地球の,月と反対側に生ずる満ち潮。⇔表潮

うらしまつつじ【裏縞躑躅】🔗🔉

うらしまつつじ【裏縞躑躅】 ツツジ科の落葉小低木。高さ 5cm 内外。高山に生え,6 月頃,黄白色で壺状の花を数個開き,秋,丸い黒紫色の果実を結ぶ。

うらじゃく【裏尺】🔗🔉

うらじゃく【裏尺】 ⇒裏目(うらめ)

うらじょうめん【裏正面】🔗🔉

うらじょうめん【裏正面】 向こう正面。

うらじろ【裏白】🔗🔉

うらじろ【裏白】 (1)裏・底・内側の白いこと。「―の紙」 (2)ウラジロ科の常緑性シダ植物。暖地に自生。葉の裏面は白い。葉柄で箸(はし)・籠(かご)などを作り,葉を正月の飾りに使う。ヤマクサ。モロムキ。シダ。ホナガ。ヘゴ。

うらじろのき【裏白の木】🔗🔉

うらじろのき【裏白の木】 バラ科の落葉高木。山地に自生。高さ 10m になる。葉の裏面は白毛が密生する。5 月,白色五弁花を多数散房状につける。

うらじろもみ【裏白樅】🔗🔉

うらじろもみ【裏白樅】 マツ科の常緑高木。深山に群生する。葉の裏面は白色。材は建材・パルプなどにする。ダケモミ。

うらせんけ【裏千家】🔗🔉

うらせんけ【裏千家】 茶道の一流派。千利休の孫宗旦の四男仙叟(せんそう)宗室が利休の四世を称したのに始まる。茶室今日庵が,表千家の裏にあたるのでこの名がある。裏。

うらだな【裏店】🔗🔉

うらだな【裏店】 裏通りに面した粗末な貸家。裏屋。⇔表店 「―住まい」

うらち【裏地】🔗🔉

うらち【裏地】 道路に接していない敷地。公道にも私道にも接していない土地。盲地。→袋地(ふくろじ)

うらづけ【裏付け】🔗🔉

うらづけ【裏付け】 (1)証拠や保証となるもの。「―のない空論」 (2)結論を証拠や資料によって確実なものとすること。「―捜査」

うらづ・ける【裏付ける】🔗🔉

うらづ・ける【裏付ける】 (動下一) 結論を証拠や資料によって確実にする。「犯行を―・ける証拠」

うらて【裏手】🔗🔉

うらて【裏手】 建物などの,裏の方。

うらどおり【裏通り】🔗🔉

うらどおり【裏通り】 人通りの少ない細い通り。うらみち。⇔表通り

うらどし【裏年】🔗🔉

うらどし【裏年】 果実がよく実らない年。⇔生り年→隔年結実

うらとりひき【裏取引】🔗🔉

うらとりひき【裏取引】 こっそりと行う不正な取引。

うらながや【裏長屋】🔗🔉

うらながや【裏長屋】 横丁や路地裏にある家賃の安い長屋。

うらなげ【裏投げ】🔗🔉

うらなげ【裏投げ】 柔道の技の名。技をかけてきた相手を抱え上げ,後ろに倒れながらその勢いで肩越しに投げる捨て身技。

うらにほん【裏日本】🔗🔉

うらにほん【裏日本】 本州の日本海に面する地域をいう。冬の降雪量が多い。⇔表日本

うらにわ【裏庭】🔗🔉

うらにわ【裏庭】 家の裏側にある庭。

うらはぐさ【裏葉草】🔗🔉

うらはぐさ【裏葉草】 イネ科の多年草。山中の岩地に生える。高さ約 80cm。葉は基部で上下が転倒する。風知草(ふうちそう)。

うらばなし【裏話】🔗🔉

うらばなし【裏話】 一部の関係者だけが知っている,うちわの話。「文壇の―」

うらはら【裏腹】🔗🔉

うらはら【裏腹】 (1)正反対なこと。あべこべ。 (2)背中合わせ。「死と―」

うらばんぐみ【裏番組】🔗🔉

うらばんぐみ【裏番組】 ある番組に対して,これと同じ時間帯に放送される,ほかの放送局の番組。

うらびょうし【裏表紙】🔗🔉

うらびょうし【裏表紙】 書物の裏側の表紙。

うらほ【裏帆】🔗🔉

うらほ【裏帆】 帆にあたる風が正常とは反対に裏側にあたる状態になった帆。逆帆(さかほ)。「―を打つ」

うらぼしか【裏星科】🔗🔉

うらぼしか【裏星科】 シダ植物の一科。葉(葉状体)は根生する。マメヅタ・ノキシノブなど。

うらまち【裏町】🔗🔉

うらまち【裏町】 表通りから引っ込んだ裏にある町。

うらまど【裏窓】🔗🔉

うらまど【裏窓】 家の裏側にある窓。

うらみち【裏道】🔗🔉

うらみち【裏道】 (1)本道以外の道。間道。 (2)正しくない方法。

うらめ【裏目】🔗🔉

うらめ【裏目】 (1)さいころの表に出た目の反対側の目。 (2)予想に反する悪い結果。「―に出る」 (3)差し金の裏にある目盛り。表目の一目盛りを一辺とする正方形の対角線の長さ。裏曲(うらがね)。裏尺。

うらもん【裏門】🔗🔉

うらもん【裏門】 裏の方にある門。

うらもん【裏紋】🔗🔉

うらもん【裏紋】 替(か)え紋。⇔表紋

うらもんじょ【裏文書】🔗🔉

うらもんじょ【裏文書】 古文書で,一旦廃棄されて裏が再利用されたものの,最初に書かれた文書。紙背文書。

うらやき【裏焼き】🔗🔉

うらやき【裏焼き】 フィルムの裏表をまちがえて写真の焼き付けをすること。レイアウトの面白さなどの効果をねらって意図的に行う場合もある。

うらやくそく【裏約束】🔗🔉

うらやくそく【裏約束】 当事者だけの秘密の約束。内約束。

うらやま【裏山】🔗🔉

うらやま【裏山】 (1)家の裏手の山。 (2)山の,日当たり・水利の便ともに悪い側。

うらよみ【裏読み】🔗🔉

うらよみ【裏読み】 書かれた文字どおりの意味ばかりでなく,その陰に隠された意味を読むこと。

うらわざ【裏技】🔗🔉

うらわざ【裏技】 コンピューター-ゲームやアプリケーション-プログラムで,正式には公開されていない操作方法によって有効な結果を得ること。

りかい【裏海】🔗🔉

りかい【裏海】 カスピ海の別名。

りきゅうこうじゅう【裏急後重】🔗🔉

りきゅうこうじゅう【裏急後重】 下痢で,排便後またすぐに便意をもよおす状態。渋り腹。

りめん【裏面】🔗🔉

りめん【裏面】 (1)物の裏の面。裏側。 (2)物事の表面に現れない部分。一般には知られていない事柄。⇔表面

りめんし【裏面史】🔗🔉

りめんし【裏面史】 物事の隠れた部分や一般には知られていない事柄を記述した物語や歴史。

【裏】🔗🔉

【裏】 〔画 数〕13画 − 常用漢字 〔区 点〕4602〔JIS〕4E22〔シフトJIS〕97A0 〔異体字〕裡 〔音 訓〕リ・うち・うら 〔名乗り〕うら 〔熟語一覧〕 →足裏・蹠(あしうら) →暗暗裏・暗暗裡(あんあんり) →委任裏書(いにんうらがき) →囲炉裏(いろり) →裏(うら) →裏編み(うらあみ) →裏打ち(うらうち) →裏表(うらおもて) →裏街道(うらかいどう) →裏返し(うらがえし) →裏返す(うらがえす) →裏書き(うらがき) →裏書禁止(うらがききんし) →裏書禁止裏書(うらがききんしうらがき) →裏書譲渡(うらがきじょうと) →裏書人(うらがきにん) →裏方(うらかた) →裏曲・裏矩(うらがね) →裏金(うらがね) →裏革・裏皮(うらがわ) →裏側(うらがわ) →裏切り(うらぎり) →裏切る(うらぎる) →裏口(うらぐち) →裏罫(うらけい) →裏芸(うらげい) →裏声(うらごえ) →裏漉し(うらごし) →裏作(うらさく) →裏地(うらじ) →裏潮(うらしお) →裏縞躑躅(うらしまつつじ) →裏尺(うらじゃく) →裏正面(うらじょうめん) →裏白(うらじろ) →裏白の木(うらじろのき) →裏白樅(うらじろもみ) →裏千家(うらせんけ) →裏店(うらだな) →裏地(うらち) →裏付け(うらづけ) →裏付ける(うらづける) →裏手(うらて) →裏通り(うらどおり) →裏年(うらどし) →裏取引(うらとりひき) →裏長屋(うらながや) →裏投げ(うらなげ) →裏日本(うらにほん) →裏庭(うらにわ) →裏葉草(うらはぐさ) →裏話(うらばなし) →裏腹(うらはら) →裏番組(うらばんぐみ) →裏表紙(うらびょうし) →裏帆(うらほ) →裏星科(うらぼしか) →裏町(うらまち) →裏窓(うらまど) →裏道(うらみち) →裏目(うらめ) →裏門(うらもん) →裏紋(うらもん) →裏文書(うらもんじょ) →裏焼き(うらやき) →裏約束(うらやくそく) →裏山(うらやま) →裏読み(うらよみ) →裏技(うらわざ) →大裏銀豹紋蝶(おおうらぎんひょうもんちょう) →楽屋裏(がくやうら) →完全裏書(かんぜんうらがき) →木裏(きうら) →記名式裏書(きめいしきうらがき) →胸裏・胸裡(きょうり) →禁裏・禁裡(きんり) →口裏(くちうら) →庫裏・庫裡(くり) →質入裏書(しちいれうらがき) →手裏剣(しゅりけん) →譲渡裏書(じょうとうらがき) →場裏・場裡(じょうり) →白地裏書(しらじうらがき) →白地式裏書(しらじしきうらがき) →心裏・心裡(しんり) →正式裏書き(せいしきうらがき) →総裏(そううら) →大内裏(だいだいり) →内裏(だいり) →内裏雛(だいりびな) →手形裏書人(てがたうらがきにん) →手の裏(てのうら) →通し裏(とおしうら) →特殊裏書(とくしゅうらがき) →脳裏・脳裡(のうり) →表裏(ひょうり) →表裏一体(ひょうりいったい) →舞台裏(ぶたいうら) →無記名裏書(むきめいうらがき) →無担保裏書(むたんぽうらがき) →屋根裏(やねうら) →裏海(りかい) →裏急後重(りきゅうこうじゅう) →裏面(りめん) →裏面史(りめんし) →路地裏(ろじうら)

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