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くろ‐うと【玄人・黒人】🔗🔉

くろ‐うと【玄人・黒人】 (「黒吉(くろきち)」を黒いとも言ったところからクロヒト、クロウトと転じたという) 1 技芸などに深く熟達した人。あるいは、一つのことを職業、専門としている人。専門家。⇔しろうと。「くろうとはだしの腕前」 2 芸妓、娼婦など商売女をいう。⇔しろうと。「くろうとじみた女」

くろうど【蔵人】(くらうど)🔗🔉

くろうど【蔵人】(くらうど) 1 蔵人所(くろうどどころ)の職員。弘仁元年蔵人の頭(とう)とともに令外(りょうげ)の官として設置。仁和四年位階と職掌を連結させて五位のもの二名、六位のもの六名に分け、それぞれ「五位の蔵人」「六位の蔵人」と称する。また四位、五位で昇殿を許されて蔵人にならない者を「非蔵人(ひくろうど)」とよぶ。のち、院の御所、摂関家もこれにならって設置。唐名は侍中。くらんど。くらにん。 2 =にょくろうど(女蔵人) 3 奈良・平安時代、宮中の諸寮司において、蔵(くら)の管理をする者。 4 江戸時代、賀茂、稲荷などの社家より召し出されて、宮中の雑役に奉仕したもの。 ●蔵人の五位(ごい) 六位の蔵人のうちで六年の任期が満ちて五位に叙され、欠員がないときに殿上を下りた者。 ●蔵人の頭(とう) 蔵人所の職で、蔵人の上。定員は二名で、おおむね四位の者を任じ、一人は近衛中将を兼ね(頭中将)、一人は大中弁官から兼ねる(頭弁)。弘仁元年設置。 ●蔵人の別当(べっとう) =くろうどどころ(蔵人所)の別当 ●蔵人の弁(べん) 五位の蔵人で太政官の弁官(べんかん)を兼ねた者。

くろうど‐どころ【蔵人所】(くらうど‥)🔗🔉

くろうど‐どころ【蔵人所】(くらうど‥) 平安時代、弘仁元年嵯峨天皇によって設置された役所。天皇と天皇家に関する私的な要件について、伝奏、伝勅旨を行ない、天皇身辺の雑事や宮中における物資の調達、宮中の整備取締りをつかさどる。平安中期以後の整備された頃の職員に、別当以下、蔵人頭、蔵人、出納、小舎人、非蔵人、雑色、所衆、滝口、鷹飼などがあった。 ●蔵人所(くろうどどころ)の別当(べっとう) 蔵人所の長官。殿上人およびすでに設置されていた蔵人所の職員を統轄する。平安時代、宇多天皇のころ初めて置く。殿上別当。

くろうど‐まち【蔵人町】(くらうど‥)🔗🔉

くろうど‐まち【蔵人町】(くらうど‥) 蔵人が詰める屋舎。また、その一画。校書殿の西、後涼殿の南にあたる。蔵人所町屋。

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