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ゆ‐つ【斎つ】🔗⭐🔉
ゆ‐つ【斎つ】
〔連語〕(「ゆ(斎)」に上代の格助詞「つ」の付いたもの)名詞の上に付いて、神聖な、清浄な、の意を表す。「ゆつ磐群」「ゆつ爪櫛」など。
●斎つ磐群(いわむら)
神聖な岩石の群れ。清浄な岩々。
●斎つ桂(かつら)
清浄な桂の木。神が降臨すると考えられる桂の木。一説に、枝が多く葉がしげり合った桂の木。
●斎つ爪櫛(つまぐし)
(後世は「ゆづつまぐし」とも)いみ清められた櫛。清浄な櫛。一説に、歯の多い櫛ともいう。ゆつのつまぐし。
●斎つの爪櫛(つまぐし)
=ゆつ(斎)爪櫛
●斎つ真椿(まつばき)
神聖な椿の木。清浄で、神霊がやどる椿の木。
ゆ‐づえ【弓杖】(‥づゑ)🔗⭐🔉
ゆ‐づえ【弓杖】(‥づゑ)
=ゆみづえ(弓杖)
ゆ‐づか【弓柄・
】🔗⭐🔉
ゆ‐づか【弓柄・
】
(「ゆつか」とも)弓のつか。矢を射るとき、左手で弓を握る部分。また、その部分に巻いてある皮。ゆみつか。

ゆ‐づかれ【湯疲】🔗⭐🔉
ゆ‐づかれ【湯疲】
長い時間入浴して疲れること。
ゆ‐つき【斎槻・弓槻・五百槻】🔗⭐🔉
ゆ‐つき【斎槻・弓槻・五百槻】
神聖な槻の木。手を触れてはならない神木としての槻の木。
ゆづき‐の‐きみ【弓月君】🔗⭐🔉
ゆづき‐の‐きみ【弓月君】
応神天皇の時、百済から日本に帰化した人。帰化系の有力氏族である秦氏の祖。
ゆ‐づけ【湯漬】🔗⭐🔉
ゆ‐づけ【湯漬】
飯を湯につけて食べること。また、その食事。蒸した強飯(こわめし)を熱い湯の中につけ、また、飯に湯を注いだ。
ゆつ・る【移る】🔗⭐🔉
ゆつ・る【移る】
〔自ラ四〕うつる。多く、時間が経過する意に用いられる。*万葉‐三三五五「時由都利(ユツリ)なば逢はずかもあらむ」
ゆ‐づる【弓弦】🔗⭐🔉
ゆ‐づる【弓弦】
「ゆみづる(弓弦)」の変化した語。
●弓弦を鳴(な)らす
弓の弦(つる)をはじいて鳴らす。多く、魔よけのまじないとして行われた。
ゆづる‐うち【弓弦打】🔗⭐🔉
ゆづる‐うち【弓弦打】
=つるうち(弦打)
ゆつろ・う【移ろう】(ゆつろふ)🔗⭐🔉
ゆつろ・う【移ろう】(ゆつろふ)
〔自ハ四〕
1 =うつろう(移)
2 消える。尽きる。*新撰字鏡「
尽也由豆呂不」

ゆつわ‐の‐むら【湯津磐村・五百個磐村・斎磐群】(ゆつは‥)🔗⭐🔉
ゆつわ‐の‐むら【湯津磐村・五百個磐村・斎磐群】(ゆつは‥)
(「万葉集」にある「湯津磐村(ゆついわむら)」の誤訓から)清浄な岩石の群れ。神聖な岩が多くある所。後世は、川上の村、川上にある村の意に用いられた。「八雲御抄」などでは伊勢国の名所としている。
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