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およ・ぶ【及ぶ】🔗🔉

およ・ぶ【及ぶ】 〔自バ五(四)〕 1 ある物、所、時、程度などに達する。 ある物、場所などに届く。ある地位に達する。*宇津保‐藤原の君「雲井におよぶ枝も有りなん」*源氏‐行幸「かかる位におよび侍て」ある時期や数量などに達する。「一万人に及ぶ人出」*大鏡‐一「しげきは百八十におよびてこそさぶらふらめど」(打消表現を伴う場合が多い)ある状態を標準にして、その程度にまで達する。あるものと肩を並べる。「足もとにも及ばない」*徒然草‐五八「そのうつは物、昔の人に及ばず」ある範囲に行き渡る。「被害は全国に及ぶ」「話は政治論にも及んだ」*源氏‐澪標「心のをよばむに従ひては、何事も後見きこえむ」ある状態に達する。あることをするようになる。「抗議に及ぶ」 2 及び腰になる。また、追いかけて前の人や物に届くようにする。*遍照集「をみなへしの見えしを、およびてをりしほどに」 3 (打消を伴って用いる)あとから行なって、もとの状態をとりもどす。とり返しがつく。*右京大夫集「およばぬ御事ながらもかぎりなくかなしく」 4 ついに…となる。…の状態にたちいたる。「最期に及ぶ」*保元‐中「伽藍の滅亡にや及(および)候はんずらん」 5 自分の力や思いが届く。なしとげられる。「力の及ぶ限り泳ぐ」*新勅撰‐六三六「をよばぬこひも我はするかな」 6 (「…に及ばず」の形で)…のことができる。*方丈記「身ひとつ、からうじて逃るるも、資財を取り出づるにおよばず」 7 (「…には及ばず(及ばない)」の形で)…することが必要である。「謝るには及ばない」*平家‐灌頂「一旦の歎申にをよび候はねども」 ●及ばぬ鯉(こい)の滝登(たきのぼ)り (「鯉」に「恋」をかけて)成就しない恋をいうしゃれ。また一般に、とうてい不可能な事や及びもつかない事のたとえにもいう。 ●及びもつかない とてもかなわない。とうてい及ばない。「彼の力には及びもつかない」 ●及ぶ=だけ[=たけ] 及ぶ限り。できるだけ。*人情・春色梅児誉美‐初「私が身のおよぶたけはおまはんに不自由はさせやアしませんから」

●及ぶ=だけ[=たけ]🔗🔉

●及ぶ=だけ[=たけ] 及ぶ限り。できるだけ。*人情・春色梅児誉美‐初「私が身のおよぶたけはおまはんに不自由はさせやアしませんから」 およぼ・す【及ぼす】 〔他サ五(四)〕ある所に達するようにする。ある範囲に行き渡らせる。「健康に及ぼす影響」*宇津保‐俊蔭「上の品は三宝よりはじめ奉りて、利天までにをよぼさむ」

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