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かれ‐は・てる【枯れ果てる・嗄れ果てる・涸れ果てる】🔗🔉

かれ‐は・てる【枯れ果てる・嗄れ果てる・涸れ果てる】 〔自タ下一〕かれは・つ〔自タ下二〕 1 (枯果)残らず枯れる。すっかり枯れてしまう。「離(か)れ果(は)つ」にかけて用いられることもある。*古今‐六八六「かれはてん後をばしらで夏草の」 2 (嗄果)だしすぎて、まったく声が出なくなる。「応援で声が嗄れ果てた」 3 (涸果)すっかり水が涸れる。また、涙がでつくす。「涙もかれ果てる」

か・れる【涸れる・枯れる・嗄れる】🔗🔉

か・れる【涸れる・枯れる・嗄れる】 〔自ラ下一〕か・る〔自ラ下二〕(「かる(離)」と同語源)水分がなくなる。 (涸) 1 池、川、井戸など、常に水のあるはずの所に水がほとんどなくなる。干る。また、涙が出つくしてそれ以上出なくなる。*万葉‐三七八八「耳無しの池し恨めし吾妹子が来つつ潜(かづ)かば水は涸(かれ)なむ」 2 (乾・燥)湿り気がなくなる。かわく。乾燥する。*西大寺本金光明最勝王経平安初期点‐一〇「喉舌乾(かレ)燥きて口に言ふこと能はずして」 3 それまで続いていた気力、感情、才能などが出なくなる。「愛情(才能)がかれる」*浄・百日曾我‐五「茶を受け手向けをなし〈略〉三杯にかれたるたましひをさぐり」 (枯) 1 植物が、水気がなくなって生気がなくなる。また、花や葉が落ちる。*万葉‐四一一一「霜置けどもその葉も可礼(カレ)ず」 2 人、虫、魚などの生き物が、死んでひからびる。また、死ぬ。*中務集「かへるのかれたるをおこせて」 3 皮膚などに生気がなくなり、やせ衰える。また、病み衰える。「やせてもかれても男一匹」*西大寺本金光明最勝王経平安初期点‐九「乾(かレ)痩せて頭の髪少く」 4 腫(は)れ物の膿(うみ)が出たあとがかわく。*栄花‐峰の月「督の殿々御瘡かれさせ給つれど」 5 朽ち滅びる。絶える。*俳・鶉衣‐前「一もとの芭蕉五株の柳の、其人の徳にてらされて枯ぬ名をとどめしもあるに」 6 勢いや、盛んなさまがなくなる。*伎・日本晴伊賀報讐‐序幕「まだ炭もかれず、丁度湯加減もよろしいから」 7 技芸、人間味などに未熟なところや、はなやかなところがなく、深い味わいがにじみでる。「あの人の話には枯れた味がある」*日葡辞書「フデガ careta(カレ)タ」 (嗄)のどに湿り気がなくなり、声がかすれる。しゃがれ声になる。また、声が出尽くしてそれ以上出なくなる。「泣く声もかれる」*万葉‐一九五一「今こそば声の干(かる)がに来鳴き響(とよ)めめ」*源氏‐夕霧「こゑはかれていかり給ふ」

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