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りゅうきゅう【琉球】(リウキウ)🔗🔉

りゅうきゅう【琉球】(リウキウ) 沖縄のこと。奄美大島以南をさす場合と、沖縄諸島以南をさす場合とがある。隋代には台湾をさし、明末に現在の沖縄の呼称となる。一五世紀はじめ尚氏(中山王)が全土を統一し、明に朝貢し中国文化を輸入した。一七世紀はじめ島津氏(薩摩藩)に征服されたが、日中両属の形をとった。明治政府になり日清両国がその帰属をめぐって争った末、明治一二年沖縄県がおかれ正式に日本領となった。 「りゅうきゅうぐみ(琉球組)」の略。 1 「りゅうきゅうおもて(琉球表)」の略。 2 「りゅうきゅうつむぎ(琉球紬)」の略。 3 「りゅうきゅういも(琉球芋)」の略。

りゅうきゅう‐あい【琉球藍】(リウキウあゐ)🔗🔉

りゅうきゅう‐あい【琉球藍】(リウキウあゐ) キツネノマゴ科の低木。タイ・インドシナ・沖縄・台湾に野生し、藍を取るため栽植された。茎は高さ六〇〜九〇センチメートルになり、卵形で縁にまばらに切れ込みがある、質の厚い葉を対生する。夏、枝の先端に長さ約五センチメートルのらっぱ形の花を数個開く。枝や葉から藍をとる。きあい。

りゅうきゅう‐あおき【琉球青木】(リウキウあをき)🔗🔉

りゅうきゅう‐あおき【琉球青木】(リウキウあをき) アカネ科の常緑低木。九州南部から台湾・ヒマラヤにかけて分布し、庭木ともされる。高さ二〜三メートル。葉は長楕円形で長さ一〇〜二〇センチメートル。夏、枝先の葉腋に先が五裂した黄緑色の鐘形花が円錐状に群がって咲く。果実は球形で赤く熟する。ぼちょうじ。

りゅうきゅう‐い【琉球藺】(リウキウゐ)🔗🔉

りゅうきゅう‐い【琉球藺】(リウキウゐ) 「しちとう(七島)」の異名。

りゅうきゅう‐いも【琉球芋】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐いも【琉球芋】(リウキウ‥) 1 「さつまいも(薩摩芋)」の異名。 2 「ジャガいも(―芋)」の異名。

りゅうきゅう‐おもて【琉球表】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐おもて【琉球表】(リウキウ‥) 畳表の一種。琉球産の灯心草で織るもの。丈夫で耐久力があり、荷の上包みにも用いる。また、七島(しちとう)で織ったものをもいう。琉球畳。

りゅうきゅう‐がすり【琉球絣】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐がすり【琉球絣】(リウキウ‥) 琉球で作られた絣織物およびそれを模して作られた本土製の絣。昔は藍染めの木綿絣をいったが、今日では絹物が多く、大島風のものをいうこともある。薩摩絣。

りゅうきゅう‐ぐみ【琉球組】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐ぐみ【琉球組】(リウキウ‥) (「組」は組歌の略)三味線組歌の一つ。本手組(ほんてぐみ)に属する。三味線組歌の最古のもの。九つの歌を組み合わせてある。石村検校作曲と伝える。

りゅうきゅう‐ご【琉球語】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐ご【琉球語】(リウキウ‥) 奄美大島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島で話される言語。日本語と同系の言語で、本土方言に対する大方言とも、また姉妹語ともみなされる。日本語の古い姿を残している反面、独自の発展をとげた点も少なくない。

りゅうきゅう‐しょとう【琉球諸島】(リウキウショタウ)🔗🔉

りゅうきゅう‐しょとう【琉球諸島】(リウキウショタウ) 沖縄諸島・先島諸島の総称。南西諸島の南半部にあたる。

りゅうきゅう‐だいがく【琉球大学】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐だいがく【琉球大学】(リウキウ‥) 沖縄県中頭郡西原町にある国立の大学。昭和二五年連合軍総司令部の方針に基づいて沖縄軍政部が開設。同四一年に琉球政府立となり、沖縄県の日本復帰ののち国立となる。

りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】(リウキウ‥) ツツジ科の常緑小低木。原産地は不明。観賞用に栽培される。高さ約一・五メートル。若枝に剛毛を密布。葉は披針形または倒披針形、枝先に輪状に集まってつく。春、枝端に径約五センチメートルの純白色の漏斗状花が咲く。花の裏面には緑色の斑点がある。慣用漢名に白杜鵑花を当てる。しろりゅうきゅう。《季・春》

りゅうきゅう‐つばめ【琉球燕】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐つばめ【琉球燕】(リウキウ‥) ツバメ科の鳥。全長約一三センチメートル。ツバメによく似ているが尾は約五センチできわめて短い。体の上面は黒く、腹面は灰色で、のどから胸にかけては褐色を帯びる。習性もツバメに似て、普通人家の軒下に営巣。奄美大島以南のアジア南部からオーストラリアと西南太平洋の島々にかけて分布。ミナミツバメともいう。《季・春》

りゅうきゅう‐つむぎ【琉球紬】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐つむぎ【琉球紬】(リウキウ‥) 琉球で産する紬。平織で、大部分は紺地の茶縞。久米島紬。

りゅうきゅう‐ぶし【琉球節】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐ぶし【琉球節】(リウキウ‥) 明治三〇年ごろの流行歌の一つ。鹿児島から琉球に輸入された二上がり調子のもの。

りゅうきゅう‐まつ【琉球松】(リウキウ‥)🔗🔉

りゅうきゅう‐まつ【琉球松】(リウキウ‥) マツ科の常緑高木。琉球諸島に生える。葉は二本ずつ束生し、長さ一〇〜二〇センチメートル。雌雄同株。球果は卵球形で長さ三〜六センチメートル。種子は長さ八ミリメートル前後の翅をもつ。材は堅く、建築、土木用とする。

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