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広辞苑の検索結果 (18)
りゅうきゅう【琉球】リウキウ🔗⭐🔉
りゅうきゅう【琉球】リウキウ
①沖縄(琉球諸島地域)の別称。古くは「阿児奈波」または「南島」と呼んだ。15世紀統一王国が成立、日本・中国に両属の形をとり、17世紀初頭島津氏に征服され、明治維新後琉球藩を置き、1879年(明治12)沖縄県となる。→流求。
②琉球表おもての略。
③琉球紬つむぎの略。
⇒りゅうきゅう‐あい【琉球藍】
⇒りゅうきゅう‐あゆ【琉球鮎】
⇒りゅうきゅう‐い【琉球藺】
⇒りゅうきゅう‐いも【琉球芋】
⇒りゅうきゅう‐おもて【琉球表】
⇒りゅうきゅう‐おんかい【琉球音階】
⇒りゅうきゅう‐かいこう【琉球海溝】
⇒りゅうきゅう‐がすり【琉球絣】
⇒りゅうきゅう‐ぐみ【琉球組】
⇒りゅうきゅう‐こ【琉球弧】
⇒りゅうきゅう‐ご【琉球語】
⇒りゅうきゅう‐しっき【琉球漆器】
⇒りゅうきゅう‐しょとう【琉球諸島】
⇒りゅうきゅう‐しょぶん【琉球処分】
⇒りゅうきゅう‐だいがく【琉球大学】
⇒りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】
⇒りゅうきゅう‐つむぎ【琉球紬】
りゅうきゅう‐あい【琉球藍】リウキウアヰ🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐あい【琉球藍】リウキウアヰ
キツネノマゴ科の小低木。琉球・台湾・東南アジアの産。九州南部で栽培。高さ80センチメートル、葉は楕円形。夏、紫色を帯びた唇形花をつける。葉から藍をとる。馬藍。木藍。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐あゆ【琉球鮎】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐あゆ【琉球鮎】リウキウ‥
アユ科の硬骨魚。奄美大島と沖縄島に固有。全長約20センチメートル。沖縄島では1970年代末に絶滅し、現在生息するものは奄美から移植されたもの。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐い【琉球藺】リウキウヰ🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐い【琉球藺】リウキウヰ
〔植〕シチトウイ(七島藺)の別称。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐いも【琉球芋】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐いも【琉球芋】リウキウ‥
(琉球から渡来したからいう)サツマイモまたはジャガイモの異称。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐おもて【琉球表】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐おもて【琉球表】リウキウ‥
麻糸を経たてとし、琉球藺いの茎を緯よことして織った畳表。備後表にくらべて外見は劣るが耐久性で勝り、縁をつけない。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐おんかい【琉球音階】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐おんかい【琉球音階】リウキウ‥
日本の陰音階の一つ。五音音階で、洋楽のドミファソシの音程に相当。もっぱら琉球(沖縄)音楽で用いる。琉陰りゅういん。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐かいこう【琉球海溝】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐かいこう【琉球海溝】リウキウ‥
南西諸島の南東側に沿い、これにほぼ平行に弧状に延びる海溝。最深部7460メートル。総延長約1300キロメートル。その北東の南海トラフとともに、フィリピン海プレート北西縁をなし、プレートの沈み込みに伴い巨大地震が発生する。南西諸島海溝。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐がすり【琉球絣】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐がすり【琉球絣】リウキウ‥
通常、沖縄本島南部の南風原はえばる町を中心に生産されている絣織物。かつては木綿紺絣が主力であったが、現在は絹を主体にして、手結びによる多色の絣も織られる。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐ぐみ【琉球組】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐ぐみ【琉球組】リウキウ‥
三味線組歌。石村検校作曲(虎沢検校作曲あるいは共作とも)。本手組の第一曲で、芸術的三味線音楽の最古の歌曲。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐こ【琉球弧】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐こ【琉球弧】リウキウ‥
九州・南西諸島・台湾を連ねる島の列と、日向灘沖から南西の部分の南海トラフおよび琉球海溝の列との組合せをいう。地図上で両者は弧をなして平行。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐ご【琉球語】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐ご【琉球語】リウキウ‥
琉球で用いられる言語。奄美・沖縄諸島・宮古・八重山列島の方言の総称。本土方言とともに日本語の二大方言の一つ。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐しっき【琉球漆器】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐しっき【琉球漆器】リウキウ‥
琉球王国時代に琉球諸島・奄美諸島で発達した漆器の総称。沈金・箔絵・螺鈿らでん・漆絵・堆錦ついきんなどの技法を用い、尚寧王時代以降、特に盛行した。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐しょとう【琉球諸島】リウキウ‥タウ🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐しょとう【琉球諸島】リウキウ‥タウ
南西諸島の南半部、北緯27度以南の沖縄諸島・先島さきしま諸島の総称。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐しょぶん【琉球処分】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐しょぶん【琉球処分】リウキウ‥
1872年(明治5)の琉球藩設置から79年の廃藩・沖縄県設置にいたる明治政府の一連の措置の総称。形式上日清両属だった琉球王国はこの過程で滅亡し、日本に併合。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐だいがく【琉球大学】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐だいがく【琉球大学】リウキウ‥
国立大学法人の一つ。沖縄最初の高等教育機関として1950年アメリカの琉球大学基金財団により創立。66年琉球政府立、72年国立となる。2004年法人化。本部は沖縄県西原町。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】リウキウ‥
ツツジ科の常緑低木。初夏、表面が純白色で裏面に緑色の斑点のある大きな漏斗状の花を開く。琉球に自生はなく、おそらく園芸品。観賞用として多く栽培。白琉球。漢名、白杜鵑花。
⇒りゅうきゅう【琉球】
りゅうきゅう‐つむぎ【琉球紬】リウキウ‥🔗⭐🔉
りゅうきゅう‐つむぎ【琉球紬】リウキウ‥
久米島紬の第二次大戦前の呼称。現在は沖縄諸島で生産される紬織物を総称することもある。
⇒りゅうきゅう【琉球】
大辞林の検索結果 (22)
りゅうきゅう【琉球】🔗⭐🔉
りゅうきゅう リウキウ 【琉球】
(1)沖縄の別名。本来,中国側からの呼び名で,「隋書」に見える「流求」は台湾説と沖縄説の両説がある。
→沖縄
(2)「琉球紬(ツムギ)」の略。
りゅうきゅう-あい【琉球藍】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-あい リウキウア
[5] 【琉球藍】
キツネノマゴ科の低木。沖縄・台湾・インドシナ半島に分布。枝葉から藍をとるために栽培する。高さ50センチメートル内外。葉は広披針形。夏,茎頂に淡紫色の唇形花をつける。キアイ。

りゅうきゅう-あゆ【琉球鮎】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-あゆ リウキウ― [5] 【琉球鮎】
アユの一亜種。アユとは鱗(ウロコ),鰭条(キジヨウ)の数が異なる。奄美大島と沖縄本島に生息していたが沖縄本島ではすでに絶滅。奄美大島でも個体数が減少している。
りゅうきゅう-い【琉球藺】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-い リウキウ
[3] 【琉球藺】
植物シチトウの異名。

りゅうきゅう-いのしし【琉球猪】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-いのしし リウキウ
ノシシ [5] 【琉球猪】
南西諸島に生息するイノシシ。本土のイノシシに比べて小形。食用として好まれる。

りゅうきゅう-いも【琉球芋】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-いも リウキウ― [3] 【琉球芋】
(1)〔琉球を経て渡来したので〕
サツマイモの異名。
(2)ジャガイモの異名。
りゅうきゅう-おもて【琉球表】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-おもて リウキウ― [5] 【琉球表】
畳表の一種。麻糸を縦とし,シチトウの茎を横として織ったもの。じょうぶで耐久力に富む。七島表。琉球ござ。
りゅうきゅう-おんかい【琉球音階】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-おんかい リウキウ― [5] 【琉球音階】
日本の五音音階の一。各音の音程関係は洋楽階名のド・ミ・ファ・ソ・シと同じ形。主に沖縄の音楽で用いられる。
→五音音階
りゅうきゅう-かいこう【琉球海溝】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-かいこう リウキウ― 【琉球海溝】
南西諸島海溝の別名。
りゅうきゅう-がすり【琉球絣】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-がすり リウキウ― [5] 【琉球絣】
沖縄産の絣。またそれを模して織られた絣織物。手結いと呼ぶ古い技法で,独特の柄を織り出す。沖縄本島南部で織られた紺木綿絣が知られる。沖縄絣。
りゅうきゅう-からすばと【琉球烏鳩】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-からすばと リウキウ― [8] 【琉球烏鳩】
ハト目ハト科の鳥。別種のカラスバトより大形,後頸に白色の帯があり,くちばしが青灰色。沖縄島と大東諸島にのみ分布したが,沖縄島では1904年(明治37),大東諸島では36年(昭和11)を最後に絶滅。
りゅうきゅう-ぐみ【琉球組】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-ぐみ リウキウ― 【琉球組】
三味線組歌の一。本手組の第一曲で,地歌の最古の曲とされる。石村検校(ケンギヨウ)の作という。
りゅうきゅう-こ【琉球弧】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-こ リウキウ― 【琉球弧】
南九州から台湾へ連なる島列の弧。南西諸島弧。
りゅうきゅう-ご【琉球語】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-ご リウキウ― [0] 【琉球語】
沖縄本島を中心に,奄美大島諸島・宮古諸島・八重山諸島などで用いられている言語。日本語との類縁関係が実証されており,琉球方言として,内地方言と対立する。日本語の二大方言の一つとして扱われることが多いが,他方で,日本語と同系の姉妹語ともみなされる。日本語の古い姿を残している面もあるが,その反面,独自の発達をとげている点も多い。
りゅうきゅう-こうがい【琉球笄】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-こうがい リウキウカウ― [5] 【琉球笄】
植物メヒルギの異名。
りゅうきゅう-しゅっぺい【琉球出兵】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-しゅっぺい リウキウ― 【琉球出兵】
1609年に薩摩の島津氏が大軍を送って琉球を征服した事件。島津氏は奄美諸島を直轄地とし,琉球王国に貢納を課した。島津侵入事件。
りゅうきゅう-しょとう【琉球諸島】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-しょとう リウキウ―タウ 【琉球諸島】
沖縄諸島と先島(サキシマ)諸島の総称。南西諸島の南半部にあたり,沖縄県が全域を占める。
りゅうきゅう-しょぶん【琉球処分】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-しょぶん リウキウ― 【琉球処分】
明治政府のもとで琉球が強制的に近代日本国家に組み込まれていった一連の政治過程。1872年(明治5)琉球藩設置に始まり,79年の沖縄県設置に至る過程をいう。これによって琉球王国は滅びた。
りゅうきゅう-だいがく【琉球大学】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-だいがく リウキウ― 【琉球大学】
国立大学の一。1950年(昭和25)首里城跡に創設され,66年琉球政府立となり,72年国立となる。本部は沖縄県西原町。
りゅうきゅう-つつじ【琉球躑躅】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-つつじ リウキウ― [5][6] 【琉球躑躅】
ツツジ科の常緑低木。五月頃,枝先に径約6センチメートルの漏斗状花を一,二個つける。花は白色で花冠の内面上部に緑斑がある。庭木とする。白琉球。
りゅうきゅう-つむぎ【琉球紬】🔗⭐🔉
りゅうきゅう-つむぎ リウキウ― [5] 【琉球紬】
沖縄産の平織りの紬。つむぎ糸を植物性染料などで染めて織る。質は柔らかで丈夫。久米島で織られる久米島紬がよく知られる。
りゅうきゅうしんとうき【琉球神道記】🔗⭐🔉
りゅうきゅうしんとうき リウキウシンタウキ 【琉球神道記】
沖縄の宗教について記した現存最古の書。五巻。浄土宗の僧,袋中著。1648年,京都で刊。和文で書かれている。
広辞苑+大辞林に「琉球」で始まるの検索結果。