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で【出】🔗🔉

で【出】 人や物が外へ出ること。また、その状態・程度。 「水の━が悪い」 太陽や月が昇ること。 「日[月]の━」 ⇔入り 出勤すること。また、役者・芸人などが舞台に登場すること。 「楽屋で━を待つ」 「早━・遅━」 物事をするときのはじめ。でだし。 「三味線の━が一拍遅れる」 人や物の出どころ。出身。出自。 「秋田[旧家]の━」 (造)《多く、動詞の連用形に付いて「ある」や「ない」を伴って》物事をするのに十分な量。また、物事をなし終えるのに必要な時間や労力。 「読み━のある本」 「歩き━のある距離」 「結果がそれでは苦労のし━がない」 普通かな書き。 関連語 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖現れる‖あらわれる

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前を受けて後ろに続ける語。それで。そこで。 「皆はその案に賛成しなかった。━、一晩かけて代案を考えた」 相手に話の続きを促す語。それで。 「━、どうなった?」 「━、続きは?」 話題を切り替える語。 「それはいい。━、容態は?」 ◆接続詞「そこで」「それで」などの「で」から。話し言葉で使う。

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断定の助動詞「だ」の連用形

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格助 動作・作用の行われる場所場面を表す。 「庭遊ぶ」 「委員会発言する」 「肝心なところミスを犯す」 「で」が動作の行われる場所を表すのに対し、「に」はものの位置づけられる場所を表す。「渋谷で時計を買った/田舎に土地を買った」「川原で/に石を投げる」 文語的な言い回しでは「にて」を使う。 手段道具材料を表す。 「車行く」 「投票決める」 「はさみ切る」 「紙できている」 原因根拠を表す。 「心臓発作入院する」 「不注意事故を起こす」 「雨中止になる」 動作を行うときの様態を表す。 「急ぎ足歩く」 「親子出席する」 「笑顔答える」 「土足上がる」 範囲を限定する意を表す。「歌は勝てないが将棋は勝てる」「二人ならできる」「私の実力は無理でしょう」 基準となる範囲の限定。母集合の設定。 「世界いちばん高い山」 「若い人の間人気がある」 区切りをつける点。期限。限度。 「三日仕上げる」 「この作業終わりだ」 「明日お別れだ」 「当店は五時で/に閉める」では、前者は開店の期限を、後者は閉店の時点を表す。「九時に店を開ける」は、開店の時点を表すのにふつう用いるが、閉店している期限(何時まで店を閉じているか)はふつう問題にしないので、「九時で店を開ける」とは言わない。 《「では」「でも」の形で》場合や場面などを取り立てたり、累加したりする。→ではでも 動作や様態の主体を表す。 「自分考えろ」 「この企画はこのチーム担当する」 「全部百円だ」 《「…でいい」「…で構わない」「…で差し支えない」などの形で、次善や最低条件の意を表す体言を受けて》許可・許容を表す。 「金メダルでなくとも入賞いい」 「元気なら腕白構わない」 「…でいい/でもいい」の差異については、「でも」を参照。 接助 《「AすればAで」「Aなら(ば)Aで」などの形で》事態の成立を相応に評価しながらも、次に予断を許さない事態が展開することを導く。 「ほめないと機嫌が悪いが、ほめればほめたすぐにつけあがる」 「一段落したらした、次の難問が待っている」 文語打ち消しながら下に続ける。…ずに。…ないで。 「貫一は些の言ことばも出いだその猪口ちょくを受けつ紅葉この「で」は、「ならでは」の形に残っている。→ならでは 《活用語の終止形を受けて》…ので。 「三吉が来いと言ってくれる、私も暫時彼の方へ行って厄介に成るわいなし藤村」 ◇方言的な言い方。 ◆「にて」の転。

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接助・終助助詞「て」が接続の関係で「で」になったもの。→ 「川を泳い渡る」

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