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うす【臼(▼碓・▼碾)】🔗⭐🔉
うす【臼(▼碓・▼碾)】

名
杵きねで穀物や
もちをつくときに使う、円筒形の木または石の片面をえぐって作った器。搗つき臼。
挽ひき臼。
◆
「臼きゅう」はつきうすの意だが、「臼に入れて杵でつく・臼でひく」のように、うす一般に広く使う。「碓たい」は足で踏んでつく踏みうす。碓からうす。「碾てん」はすりつぶしてひく石うす。碾ひき臼。








うす【薄】🔗⭐🔉
うす【薄】

接頭
なんとなく。ちょっと。
「━気味悪い・━汚い」
「━笑い」




うす‐あかり【薄明かり】🔗⭐🔉
うす‐あじ【薄味】━アヂ🔗⭐🔉
うす‐あじ【薄味】━アヂ

名
料理で、あっさりとした味つけ。
「━の煮物」




う‐すい【雨水】🔗⭐🔉
う‐すい【雨水】

名
雨の水。雨水あまみず。
二十四節気の一つ。太陽暦では二月十九日ごろ。
◇雨水がぬるみ草木が芽ぐむころの意。






うす・い【薄い】🔗⭐🔉
うす・い【薄い】

形
物の両面の間の幅が小さい。厚さが小さい。
板状のものの両面の間の幅が小さい。
「このコートは生地が━」
「━紙」
「板を━・く削る」
層状・膜状のものの幅が小さい。
「皮下脂肪[化粧]が━」
「━唇」
《「…層が━」の形で》そのような人が少ない意を表す。
「この分野は若手の層が━」
「選手層が━」
利益の程度が小さい。
「利の━事業」
人や物事に対する心入れや関わりの程度が小さい。また、信頼などを受ける程度が小さい。
「政治への関心が━」
「なじみ[警戒心]が━」
「可能性[効果・印象]が━」
「部下に対する信頼が━」
密度や濃度が小さい。
「ひげ[頭]が━」
「この牛乳は━」
「山は空気が━」
「━食塩水」
色合いや味付けなどから受ける印象や刺激が小さい。あっさりしている。淡い。
「この料理は味付けが━」
「━紫色」
「監督の影が━(=存在感が少ない)」
◆
〜
⇔厚い

⇔濃い
‐さ
関連語
大分類‖飲食‖いんしょく
中分類‖味‖あじ
大分類‖色‖いろ
中分類‖薄い‖うすい


















うす‐うす【薄薄】🔗⭐🔉
うす‐うす【薄薄】

副
はっきりとはしないが、いくらかはわかるさま。ぼんやり。
「そのことなら━覚えている」
「━は感づいていた」




【薄紙を
はぐよう】🔗⭐🔉
【薄紙を
はぐよう】
悪い状態、特に病気が少しずつよくなるさま。
「薄皮をはぐよう」は誤り。


うす‐かわ【薄皮】━カハ🔗⭐🔉
うす‐かわ【薄皮】━カハ

名
薄い皮。また、物の表面をおおう薄い膜。
「ラッキョウの━をはがす」




うす‐ぎたな・い【薄汚い】🔗⭐🔉
うす‐ぎたな・い【薄汚い】

形
どことなくよごれているさま。なんとなく汚らしい。うそぎたない。
「━格好[やり口]」
‐さ





うす‐ぎぬ【薄絹】🔗⭐🔉
うす‐ぎぬ【薄絹】

名
地の薄い絹織物。紗しゃ・絽ろの類。




うす‐きみわる・い【薄気味悪い】🔗⭐🔉
うす‐きみわる・い【薄気味悪い】

形
なんとなく気味が悪いさま。どことなく不気味である。
「━笑いを浮かべる」
「暗くて━部屋」
‐さ





うす‐ぎり【薄切り】🔗⭐🔉
うす‐ぎり【薄切り】

名
薄く切ること。また、薄く切ったもの。
「パンを━にする」
「大根の━」




うす‐くち【薄口】🔗⭐🔉
うす‐くち【薄口】

名
色・味・厚さなどが薄いこと。また、そのもの。
「煮物の味を━にする」
「━のちょこ」
色の薄い
油しょうゆ。薄口
油。濃い口
油に対していう。
◆
色・味の場合は「▽淡口」とも。
関連語
大分類‖色‖いろ
中分類‖薄い‖うすい










うす‐ぐも【薄雲】🔗⭐🔉
うす‐ぐも【薄雲】

名
うっすらとたなびく雲。




うす‐ぐもり【薄曇り】🔗⭐🔉
うす‐ぐもり【薄曇り】

名
空一面に薄い雲がかかっていること。また、そのような天気。




うす‐ぐら・い【薄暗い】🔗⭐🔉
うす‐じ【薄地】━ヂ🔗⭐🔉
うす‐じお【薄塩】━ジホ🔗⭐🔉
うす‐じお【薄塩】━ジホ

名
塩かげんが薄いこと。甘塩あまじお。
「━の鮭さけ」
調理の下ごしらえで、肉や野菜に塩を少しふりかけておくこと。
関連語
大分類‖飲食‖いんしょく
中分類‖辛からい‖からい






うす‐ずみ【薄墨】🔗⭐🔉
うす‐ずみ【薄墨】

名
墨の色の薄いもの。
「━をはいたような眉まゆ」
「━色」




ウスター‐ソース[Worcester sauce]🔗⭐🔉
ウスター‐ソース[Worcester sauce]

名
トマト・タマネギ・ニンジン・セロリなどの野菜を原料とし、多種の香辛料・調味料を加えて味をととのえた食卓用ソース。カラメルなどで茶褐色に着色する。ウースターソース。
◇イギリスのウースターシャー州で作られたことから。




うすっ‐ぺら【薄っぺら】🔗⭐🔉
うすっ‐ぺら【薄っぺら】

形動
きわめて薄く貧弱なさま。
「━な布団」
内容が乏しく軽薄なさま。浅薄。
「すぐおだてに乗る━なやつ」
‐さ







うす‐にく【薄肉】🔗⭐🔉
うす‐にく【薄肉】

名
彫刻で、模様などを少し浮き上がらせたもの。薄浮き彫り。
◇「薄肉彫り」の略。




うす‐のろ🔗⭐🔉
うす‐のろ

名・形動
動作や反応がのろいこと。また、そのような人を貶おとしめていう語。
「薄▽鈍」「薄野呂」とも。
‐さ






うす‐ば【薄刃】🔗⭐🔉
うす‐ば【薄刃】

名
刃物で、刃を薄めに作ったもの。刃の薄い菜切り包丁ぼうちょう、安全剃刀かみそりなど。




うす‐ばか【薄馬鹿】🔗⭐🔉
うす‐ばか【薄馬鹿】

名・形動
(少し)愚かなこと。また、そのような人を貶おとしめていう語。




うすば‐かげろう【薄羽
▼蜉▼蝣
】━カゲロフ🔗⭐🔉
うすば‐かげろう【薄羽
▼蜉▼蝣
】━カゲロフ

名
透明で柔らかな羽をもつウスバカゲロウ科の昆虫。形はトンボに似るが、飛び方は弱々しい。幼虫はアリジゴクと呼ばれる。






うす‐び【薄日(薄▽陽)】🔗⭐🔉
うす‐び【薄日(薄▽陽)】

名
弱い日ざし。
「雲間から━がもれる」




うす‐べに【薄紅】🔗⭐🔉
うす‐べに【薄紅】

名
薄い紅色。薄紅色。淡紅(色)。薄くれない。
ほおや唇に薄くつけた紅。
「━を引く」






うす‐べり【薄▽縁】🔗⭐🔉
うす‐べり【薄▽縁】

名
畳表に布のへりをつけた敷物。




うすま・る【薄まる】🔗⭐🔉
うすま・る【薄まる】

自五
濃さの程度が小さくなる。また、物事の程度が小さくなる。薄くなる。弱まる。
「色[味]が━」
「関心が━」
「独自性[政治色]が━」




うす‐め【薄め(薄目)】🔗⭐🔉
うす‐め【薄目】🔗⭐🔉
うす‐め【薄目】

名
少し開いた目。細目。




うす・める【薄める】🔗⭐🔉
うす・める【薄める】

他下一
濃さの程度を小さくする。また、物事の程度を小さくする。薄くする。
「水で溶いて絵の具を━」
「水で割ってウイスキーを━」
「宗教色[娯楽性]を━」
うす・む(下二)





うす‐もの【薄物】🔗⭐🔉
うす‐もの【薄物】

名
紗しゃや絽ろなど、夏向きの薄い織物。また、それで作った着物。




うす‐もよう【薄模様】━モヤウ🔗⭐🔉
うす‐もよう【薄模様】━モヤウ

名
薄紫色に染めた模様。




うす‐やき【薄焼き】🔗⭐🔉
うす‐ゆき【薄雪】🔗⭐🔉
うす‐ゆき【薄雪】

名
うっすらと降り積もった雪。
「━の積もった庭先」




うす‐よう【薄様】━ヤウ🔗⭐🔉
うす‐ら【薄ら】🔗⭐🔉
うす‐ら【薄ら】

接頭
《名詞・形容詞に付いて》薄い、程度が少ない、なんとなくなどの意を表す。うす。
「━氷ひ・━日び」
「━笑い・━寒い」




うすら・ぐ【薄らぐ】🔗⭐🔉
うすら・ぐ【薄らぐ】

自五
霧などの濃さや日差しの強さが小さくなる。弱まる。
「一面に立ちこめた霧が━」
「雲がかかって日差しが━」
物事の程度、特に感情・感覚などの程度が小さくなる。弱まる。
「信頼の度合いが━」
「危険が━」
「記憶[印象・関心]が━」
「寂しさ[嫌悪の念]が━」
「舌を刺す苦みが━」
「激しい痛みが━」
普通、色彩や好ましい味については言わない。「×
色[黄色]が━」→「○
色[黄色]が薄れる」、「×
味[甘み]が━」→「○
味[甘み]が薄くなる」











うすら‐わらい【薄ら笑い】━ワラヒ🔗⭐🔉
うすら‐わらい【薄ら笑い】━ワラヒ

名
声を出さず口元を少し動かしただけの笑い。薄笑い。
◇多く軽蔑けいべつ・強がり・困惑などの気持ちを含む。「口元に不敵な━を浮かべる」
うすらわら・う(自他五)





うす・れる【薄れる】🔗⭐🔉
うす・れる【薄れる】

自下一
濃さ・厚さ・鮮明さなどの程度が小さくなる。薄くなる。
「視界をさえぎっていたもやが━」
「カーテンの色が━」
「宵やみが迫って山々の輪郭が━」
物事の程度が小さくなる。弱まる。
「危険(の度合い)が━」
「意識が━」
「興味[緊張感・きずな・新鮮味]が━」
「影響力[独自性]が━」
うす・る(下二)







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