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こた・える【応える】コタヘル🔗🔉

こた・える【応える】コタヘル 自下一 他からの働きかけに対して、それに沿うような反応を示す。応じる。 「期待[リクエスト・呼びかけ・恩顧]に━」 刺激や苦痛がひどく負担になる。 「今年の暑さが身に━」 「友人の死が骨身に━」 「つれない言葉が心に━」 「深酒は体に━」 は、体の芯しんまで深く感じる意で「徹える」(酷暑が身に徹える)、堪え忍ぶ意で「堪える」とも書く。 ◆「答える」「堪える」と同語源。 こた・ふ(下二) 応え

てつ【徹】🔗🔉

てつ【徹】 (造)つらぬきとおす。最後までする。 「━底・━夜」 「貫━・透━・冷━」

てっ‐しょう【徹宵】━セウ🔗🔉

てっ‐しょう【徹宵】━セウ 名・自サ変ある事をして夜どおし起きていること。一晩中。徹夜。 「━友と語る」 「━して警戒する」 ◇副詞的にも使う。 関連語 大分類‖一日‖いちにち 中分類‖終日‖しゅうじつ

てっ・する【徹する】🔗🔉

てっ・する【徹する】 自サ変 貫いて奥深くに達する。 「寒気が骨身に━」 「無念の思いが心魂に━」 「恨み骨髄に━」 「眼光紙背に━」 一つの主張・態度・役割などをどこまでも貫き通す。徹底して…する。 「信仰に━」 「家業一筋に━」 「裏方に━」 「チームプレーに━」 《「…を━・して」の形で》その時間のすべてを通して休みなく、の意を表す。…を通して。 「夜を━・して語り合う」 「昼夜を━・して突貫工事を行う」 てっ・す(サ変)

てっ‐てい【徹底】🔗🔉

てっ‐てい【徹底】 名・自他サ変 態度・行動が中途半端でなく、一つの考え方で貫かれていること。 「情報を公開するという姿勢が━している」 「指導を━する」 「━して意見を変えない」 「━抗戦の構え」 命令・方針などがすみずみまで行き渡ること。 「命令が━している」 「安全確認を━させる」

てってい‐てき【徹底的】🔗🔉

てってい‐てき【徹底的】 形動中途はんぱでなく、どこまでもやりぬくさま。 「━に調べ上げる」

てっとう‐てつび【徹頭徹尾】🔗🔉

てっとう‐てつび【徹頭徹尾】 はじめから終わりまで同じ考えや方針をつらぬくさま。あくまでも。終始。 「━反対する」 関連語 大分類‖終わる‖おわる 中分類‖終始‖しゅうし

てつ‐や【徹夜】🔗🔉

てつ‐や【徹夜】 名・自サ変ある事をして夜どおし起きていること。徹宵。 「昨日は仕事で━した」 「━で看病する」 「━麻雀マージャン」 関連語 大分類‖生活‖せいかつ 中分類‖徹夜‖てつや

とお・す【通す(透す・徹す)】トホス🔗🔉

とお・す【通す(透す・徹す)】トホス 動五 道を作ったり許可を与えたりして、人や物が通れるようにする。 「道を開いて人馬を━」 「検問所を開いて車を━」 「前に立ちはだかって私を━・そうとしない」 〜ヲに移動するものをとる言い方。通過させる意で、〜ヲに経過点をとるときは自動詞のように用いる。「ここを━・してくれ」 人を促して屋内や室内に導き入れる。 「客を応接間に━」 一方から他方へ道筋(特に、交通機関)を設ける。 「ドリルで壁に穴を━」 「地下にトンネルを━」 「空港まで高速道路を━」 〜ヲに結果をとる。 ある物の中(特に、中空の部分)をくぐらせて他方へ抜けるようにする。 「肉に串くしを━」 「髪にくしを━」 「針に糸を━」 「部屋に風を━」 「袖そでに手を━」 食品を液体にくぐらせる。 「青菜を湯に━」 「薄切りにした刺身を氷水に━」 「熱湯に━・して消毒する」 ある物質が光や熱・液体・気体などを通過させる性質を持っている。 「この紙は水を━・さない」 「黒い服は熱を━・しやすい」 光や放射線が物体の中を通り抜けるようにする。透過させる。 「X線を━・して患部を撮影する」 《「火[熱]を━」の形で》食品に熱をゆきわたらせる。 「肉の中まで火を━」 意向が先方に伝わるようにする。特に、客の注文が帳場に伝わるようにする。 「その話なら先方に━・してある」 「ウエートレスを呼んで注文を━」 「正太は料理を━・して置いて藤村 物事の筋道が正しく整うようにする。 「話の筋を━」 「理屈を━」 「義理[建前]を━」 自分の主義や主張をどこまでも貫く。 「我[無理]を━」 「主義[自説]を━」 審査・審議などを行って法案や受験者を通過させる。 「国会が法案を━」 「面接で若干名を━」 《多く「…を━・して」の形で、〜ヲに経過点を表す語をとって》 光や液体がある物を境界として、そこを通過する。…を通って。 「レインコートを━・して雨がしみてくる」 不純物などを取り除くために、細かいすきまを通過させる。 「フィルターを━・して不純物を除去する」 ある物を隔てて見たり聞いたりする。また、器具を仲立ちとして見たり聞いたりする。 「カーテンを━・して室内の人影が見える」 「補聴器を━・して話を聴く」 人を仲立ちとして〜する。…を介して。 「仲人を━・して縁談をすすめる」 「受付を━・して面会を求める」 ある視点で物事を見る。 「留学生の目を━・して日本を見る」 「服装を━・して若者の風俗を考える」 《多く「…を━・して」の形で、〜ヲに全体の空間や時間を表す語をとって》全体にわたって〜する。また、全時間にわたって〜する。 「全幕を━・して見る」 「全曲を━・して聴く」 「全行程を━・して歩く」 「夜を━・して語り合う」 「昼夜を━・して工事を続ける」 最後までその状態を続ける。 「一年中和服で━」 「大学在学中はトップの成績で━・した」 「一生独身を━つもりだ」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》最後まで…し続ける。 「読み━・やり━・押し━・走り━」 ◆「透」は「水は光を透す」「ガラスを透して見る」などと、「徹」は「上着を徹して雨がしみる」「夜を徹して語る」「独身を徹す」「要求を貫き徹す」などとも書くが、今はともに「通」を使う。 「とうす」と書くのは誤り。 通せる 通し 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか 大分類‖続く‖つづく 中分類‖連続‖れんぞく

とお・る【通る(透る・徹る)】トホル🔗🔉

とお・る【通る(透る・徹る)】トホル 自五 ある経路に沿って(また、ある場所を経由して)先へ進む。 「神輿みこしが商店街を━・った」 「長い廊下を━・って病室に向かう」 「何台もの車が前を━」 「税関を━・って入国する」 促されて外から屋内や室内に入る。 「案内されて客が座敷に━」 「どうぞ奥へお━・りください」 一方から他方へ道筋(特に、交通機関)ができる。 「本州四国間に本四架橋が━・った」 「山頂まで登山電車が━・っている」 「海岸に沿って旧道が━・っている」 ある物が、物の中(特に、中空の部分)をくぐって他方へ抜ける。 「針(の穴)に糸が━」 「袖そでに手が━」 「汚水は下水道を━・って排水される」 「食べ物がのどを━・らない」 光や放射線が物体の中を通り抜ける。透過する。 「X線は人体を━・って乾板に達する」 光・火・熱・液体・気体などが物の内部や裏側まで達する。 「部屋の奥まで光が━ように設計する」 「肉の芯しんまで火が━」 「雨が上着を━・って下着に達する」 「冷気が骨身に━」 声などが遠くまで伝わる。 「朗々としてよく━声だ」 「周りがうるさくて先方に声が━・らない」 物の筋が整っている。 「鼻筋が━・っている」 「柾目まさめの━・った板」 つまっていた物がとれて経路がつながる。 「鼻が━」 意向が先方に伝わる。特に、客の注文が帳場に伝わる。 「相手に話が━・ってない」 「ビールの追加は━・っていますか」 物事の筋道が正しく整っている。また、矛盾がなくてよく理解できる。 「それじゃ理屈が━・らない」 「話の筋が━・らない」 「この文章は意味が━・らない」 自分の主義や主張をどこまでも貫いて、受け入れられる。 「原告の主張が━」 「そんなわがままは━・らない」 審査・審議などで、選抜の過程を通過する。パスする。 「予選を━」 「法案が衆議院を━」 「審査員の選考を━」 〜ヲは通過点を表す。 検査・試験などで認められて合格する。受かる。パスする。 「試験に━」 「筆記試験には━・ったが実技試験では失敗した」 世間に認められて通用する。 「彼は名だたる頑固者で━・っている」 「世間では独身で━・っている」 「あの親子は姉妹としても十分━」 「名の━・った店」 ◆本来は、障害にもかかわらず突き抜ける意。 「透」は「光線がガラスを透る」「雨滴が上着を透る」などと、「徹」は「冷気[教訓]が骨身に徹る」などとも書くが、今はともに「通」を使う。 「とうる」と書くのは誤り。 通れる 通り 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

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