複数辞典一括検索+

かん【貫】クヮン🔗🔉

かん【貫】クヮン 尺貫法で、重量を表す単位。一貫は一〇〇〇匁もんめで、三・七五キログラム。 昔の貨幣の単位。一貫は一〇〇〇文。 ◇江戸時代には九六〇文。 (造)つきとおす。つらぬく。また、やりとおす。 「━通・━徹」 「一━・突━」 ◇握り鮨ずしを数える用法は「かん」を参照。

かん🔗🔉

かん (造)握り鮨ずしの個数を数える語。 「中トロ一━」 ◇近年始まった言い方で、語源未詳。 「貫」「巻」と当てるが、「カン」と書くことが多い。

かん‐じゅ【貫首(貫主)】クヮン━🔗🔉

かん‐じゅ【貫首(貫主)】クヮン━ 天台宗で、最高の僧職。天台座主ざす。管主。貫長。 各宗の総本山や諸大寺などの長。管主。貫長。 ◆「かんしゅ」とも。

かん‐ちょう【貫長(貫頂)】クヮンチャウ🔗🔉

かん‐ちょう【貫長(貫頂)】クヮンチャウ 貫首かんじゅ

かん‐つう【貫通】クヮン━🔗🔉

かん‐つう【貫通】クヮン━ 名・自他サ変ある物の中を貫いて通ること。 「海底トンネルが━する」 「弾丸が腹部を━する」 「━銃創」

かんつう‐じゅうそう【貫通銃創】クヮンツウジュウサウ🔗🔉

かんつう‐じゅうそう【貫通銃創】クヮンツウジュウサウ 銃弾が身体を貫いてできた傷。 ⇔盲管銃創

かん‐てつ【貫徹】クヮン━🔗🔉

かん‐てつ【貫徹】クヮン━ 名・他サ変主義主張・方針などを最後までつらぬきとおすこと。 「初志━」

かん‐め【貫目】クヮン━🔗🔉

かん‐め【貫目】クヮン━ 重量。目方。 「少し━が足りない」

かん‐りゅう【貫流】クヮンリウ🔗🔉

かん‐りゅう【貫流】クヮンリウ 名・自サ変つらぬいて流れること。 「関東平野を━して太平洋に注ぐ川」 関連語 大分類‖水に関わる行為‖みずにかかわるこうい 中分類‖流れる‖ながれる

かん‐ろく【貫禄】クヮン━🔗🔉

かん‐ろく【貫禄】クヮン━ 身に備わった威厳や風格。 「元首としての━がある」 新聞は「貫録」で代用してきたが、今は「貫禄」と書く。 関連語 大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ 中分類‖威厳‖いげん

つらぬ・く【貫く】🔗🔉

つらぬ・く【貫く】 自五 鋭い物が端から端まで突き通る。貫通する。 「槍やりがわきばらを━」 「弾丸が壁を━」 端から端まで突き抜けるようにして通る。 「川が市街地を━・いて流れる」 「道がまっすぐに林を━」 「感動[激痛]が全身を━・いた」 その主義・主張で最後までやってゆく。 「反骨精神で一生を━」 他五 〔やや古い言い方で〕鋭い物を端から端まで突き通す。 「串くしで団子を━」 その主義や主張を変えることなく最後まで持ち続ける。貫徹する。通す。 「信念[原則]を━」 「断固として自説を━」 「一生を通じて穏健主義を━」 貫ける 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

ぬき【貫】🔗🔉

ぬき【貫】 建物などの柱と柱を横に貫いてつなぐ材。ぬきぎ。 「━を渡す」

ぬ・く【抜く】🔗🔉

ぬ・く【抜く】 動五 生えているもの、中に入っているもの、突き刺さっているものなどを引っぱって取る。引き抜く。 「歯を━」 「雑草を━」 「さやから刀を━」 「ワインの栓を━」 「釘くぎを━」 「コンセントを━」 中に充満しているもの、中に含まれているものを外へ出す。 「タイヤの空気を━」 「浴槽の水を━」 「肩の力を━」 「素晴らしさに度肝を━・かれる」 「うっかり気を━・いて失敗する」 中に入っている金品や輸送中の荷物などをこっそり盗み取る。 「乗客の財布を━」 全体から一部を取り出す。また、多くの中から必要なものだけを選び取る。 「製品を任意に━・いてチェックする」 「好きなカードを一枚━・いてください」 いらないもの、じゃまなものを取り除く。抜き取る。 「灰汁あく[染み]を━」 「さびを━・いた握りずし」 一部を省略する。また、それなしで済ませる。 「朝食を━」 「仕事の手を━」 「前置きを━・いて本題に入る」 相手を追い越して前に出る。 「先頭の走者を━」 「師の芸を━」 「身長で親を━」 「数ある名作の中でも群を━・いて(=飛び抜けて)いる」 新聞などで、他社を出し抜いて特種とくだねを報道する。 「A社に━・かれる」 一方から他方へ通じさせる。つらぬく。 「ドリルで壁を━」 貫く」とも。 城などを攻め落とす。 「堅塁を━」 スポーツで、相手の守りを突破する。打ち破る。 「四番(打者)がライナーで左中間を━」 型などを使って、ある形にする。 「板を菱形ひしがたに━」 「パイ生地を星形に━」 ある部分を残して他の部分を染める。 「家紋を白く━」 「表題(の文字)を白く━」 〔古風な言い方で〕着物を抜き衣紋えもんにして着る。 「襟を━」 囲碁で、相手の死んだ石を盤上から取る。 「白の七子を━」 スポーツで、ボールがある物の間(特に、守備陣の間)を通り抜ける。 「打球が右中間を━」 「キックしたボールがポールの真ん中を━」 弾丸が壁などに穴をえぐって通り抜ける。貫く。 「銃弾が壁を━・いて隣室に達する」 貫く」とも。 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》最後まで…する、すっかり…するの意を表す。 「走り━・耐え━・生き━・がんばり━」 「困り━・苦しみ━・惚れ━」 抜ける 抜き

明鏡国語辞典で始まるの検索結果 1-13