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【貫】 11画 貝部 [常用漢字] 区点=2051 16進=3453 シフトJIS=8AD1 《常用音訓》カン/つらぬ…く 《音読み》 カン(クン)〈gun〉 《訓読み》 つらぬく/なれる(なる)/かん(くゎん) 《名付け》 つら・つらぬき・とおる・ぬき・やす 《意味》 {動}つらぬく。穴をあけてぬきとおす。また、ひもを通していくつもつなぐ。▽訓の「つらぬく」は、「つら(列)+ぬく(抜)」から。「連貫」「貫珠カンシュ(宝玉をひもでつないだもの)」「義貫金石=義ハ金石ヲ貫ク」 {動}つらぬく。主旨や意味が、はじめから終わりまでひと筋にとおる。「条貫」「一旦イッタン貫通(不明なところがさっとわかる)」「吾道一以貫之=吾ガ道ハ一モッテコレヲ貫ク」〔→論語{動・名}なれる(ナル)。時代や別人の間をつらぬきとおる。また、つらぬきとおした習慣。▽慣カンに当てた用法。「仍旧貫=旧貫ニ仍ル」〔→論語{名}世代をつらぬいて住む故郷の地。「郷貫」「籍貫(本籍)」「翁云貫属新豊県=翁云フ貫ハ新豊県ニ属ス」〔→白居易{名}穴あき銭千文をひもでつらぬいたもの。「万貫之家資バンカンノカシ(財産)」「満貫マンカン(ばくちや盗みの収入をまとめて定額をみたすこと)」 〔国〕かん(クン)。(イ)昔の貨幣の単位。一貫は、銭千文(のち九六〇文)。(ロ)尺貫法の重さの単位。一貫は千匁で、約三・七五キログラム。 《解字》 会意。もと、まるい貝を二つひもでぬき通した姿を描いた象形文字。のち、「ぬきとおすしるし+貝(貨幣)」。 《単語家族》 串カン・セン(つらぬく)関カン(つきとおすかんぬき)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

貫一 カンイツ🔗🔉

【貫一】 カンイツ ある一つの原理・主義・主張を、はじめから最後まで押しとおすこと。

貫弓 カンキュウ🔗🔉

【貫弓】 カンキュウ 弓に矢をつがえてじゅうぶんにひきしぼる。

貫日 カンジツ🔗🔉

【貫日】 カンジツ・ヒヲツラヌク 太陽を貫く。虹ニジが、太陽を貫くように空にのびること。「東海初生貫日虹=東海初メテ生ズ日ヲ貫クノ虹」〔→高啓何日もぶっとおしで。日数がたつこと。「貫日而治平=日ヲ貫イテ治平ス」〔→荀子

貫主 カンシュ🔗🔉

【貫主】 『貫首カンシュ・カンジュ・カンス』カンシュ かしらだった人。統領。カンジュ・カンス〔仏〕一宗一派のかしら。天台座主テンダイザスのこと。各宗の、本山や大きな寺の住持。〔国〕蔵人頭クロウドノトウの別名。

貫行 カンコウ🔗🔉

【貫行】 カンコウ 一貫して行う。一つの事がらを継続して行いやりとおすこと。

貫盈 カンエイ🔗🔉

【貫盈】 カンエイ 悪事が広く行われていること。▽つらぬき、みちるの意。〔→書経

貫穿 カンセン🔗🔉

【貫穿】 カンセン 貫きうがつ。広く学問に通じてよく知っていること。また、真相を見ぬくこと。「貫穿経伝=経伝ヲ貫穿ス」〔→漢書

貫珠 カンシュ🔗🔉

【貫珠】 カンシュ 宝玉をひもでとおし連ねる。▽しだいにりっぱなものに感化していくことにたとえる。〔→礼記ひもでとおし連ねた宝玉。数珠ジュズ。念珠。

貫通 カンツウ🔗🔉

【貫通】 カンツウ ある物の中を貫いてとおる。疑いがさっと解けて、筋道が明らかになる。「一旦豁然貫通焉=一旦豁然トシテ貫通ス」〔→朱熹

貫流 カンリュウ🔗🔉

【貫流】 カンリュウ 川などがある地域をとおって流れる。

貫魚 カンギョ🔗🔉

【貫魚】 カンギョ なわで貫きとおして並べた魚。▽正しい秩序をたもつ女官にたとえることもある。〔→易経

貫習 カンシュウ🔗🔉

【貫習】 カンシュウ =慣習。習慣になり、なれる。

貫禄 カンロク🔗🔉

【貫禄】 カンロク〔国〕身についたおもおもしさ。

貫徹 カンテツ🔗🔉

【貫徹】 カンテツ 貫きとおす。ある一つの物事をはじめから終わりまでやりとおすこと。「初志貫徹」

貫涜 カントク🔗🔉

【貫涜】 カントク =慣涜。なれてあなどる。〔→左伝

貫籍 カンセキ🔗🔉

【貫籍】 カンセキ 本籍地。〈類義語〉籍貫。うまれ故郷。

貫休 カンキュウ🔗🔉

【貫休】 カンキュウ〈人名〉832〜912 唐代末期、五代の僧。蘭渓ランケイ(浙江セッコウ省)の人。字アザナは徳隠・徳遠。各地を遊学し、七歳で出家した。詩・書・画に巧みで、その書体を彼の俗姓をとって姜キョウ体という。晩年は蜀ショクにいき王建に優遇された。その羅漢図ラカンズは有名。禅月大師・得得和尚とも。

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