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いい【飯】イヒ🔗🔉

いい【飯】イヒ 〔古〕米などを蒸したり炊いたりしたもの。めし。 「干し━」

いい【謂】イヒ🔗🔉

いい【謂】イヒ 《「…の━」の形で》…という意味。わけ。 「解脱げだつの━を問う」

い・い【良い・善い・好い・佳い】🔗🔉

い・い【良い・善い・好い・佳い】 形・補形「よい」の口頭語的な言い方。近世に「ヨイ」→「エエ」→「イイ」と転じた。 専ら、終止形と連体形を使う。打ち消し形を「いくない」とするのは誤り。 よい(良・善・好・佳)

い‐い【易易】🔗🔉

い‐い【易易】 形動トタル〔文〕たやすいさま。 「敵陣突破など━たるものだ」

い‐い【唯唯】ヰヰ🔗🔉

い‐い【唯唯】ヰヰ 形動トタル〔文〕他人の言うままに従うさま。 「━として追従する」 「━諾諾だくだく

いい‐あ・う【言い合う】イヒアフ🔗🔉

いい‐あ・う【言い合う】イヒアフ 他五 互いに言う。 「口々に意見を━」 言い争う。 「遺産をめぐって兄と━」 言い合い 関連語 大分類‖話す‖はなす 中分類‖議論‖ぎろん 大分類‖話す‖はなす 中分類‖話す‖はなす

いい‐あ・てる【言い当てる(言い中てる)】イヒ━🔗🔉

いい‐あ・てる【言い当てる(言い中てる)】イヒ━ 他下一推しはかって事実を正しく指摘する。 「友の胸の内を━」 いひあ・つ(下二)

いい‐あやま・る【言い誤る】イヒ━🔗🔉

いい‐あやま・る【言い誤る】イヒ━ 他五間違えて言う。言い間違える。 「著者名を━」 言い誤り 関連語 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖間違い‖まちがい

いい‐あらそ・う【言い争う】イヒアラソフ🔗🔉

いい‐あらそ・う【言い争う】イヒアラソフ 自他五口げんかをする。口論する。 「妹と━」 言い争い

いい‐あらわ・す【言い表す】イヒアラハス🔗🔉

いい‐あらわ・す【言い表す】イヒアラハス 他五言葉で表現する。 「感激のあまり━言葉もない」 言い表し

いい‐あわ・せる【言い合わせる】イヒアハセル🔗🔉

いい‐あわ・せる【言い合わせる】イヒアハセル 他下一話し合って意見をまとめる。 「秘密を守るように━」 いひあは・す(下二) 言い合わせ

いいえ🔗🔉

いいえ 相手や自分のことばを打ち消したり反対の気持ちを表したりする語。いえ。いや。 「『連休は旅行ですか?』『━、旅行には行きません』」 「『父はまだ来ませんか?』『━、とっくにお見えです』」 「『お世話になりました』『━、何のおかまいもできませんで…』」 ⇔はいええ ◇丁寧な言い方の口頭語。 否定疑問の「まだ終わりませんか?」などでは、「いいえ、もう終わりました」「はい、まだ終わりません」のように、質問内容を否定するときは「いいえ」、肯定するときは「はい」を使う。

いい‐お・く【言い置く】イヒ━🔗🔉

いい‐お・く【言い置く】イヒ━ 他五言い残しておく。 「連絡先を━・いて外出する」 言い置き

いい‐おく・る【言い送る】イヒ━🔗🔉

いい‐おく・る【言い送る】イヒ━ 他五 つぎつぎに言い伝える。申し送る。 「全員に集合時間を━」 手紙などで知らせる。 「使いを出して用件を━」 言い送り

いい‐おと・す【言い落とす】イヒ━🔗🔉

いい‐おと・す【言い落とす】イヒ━ 他五言うべきことを言わないでしまう。言い忘れる。言いもらす。 「うっかりこちらの名前を━」 言い落とし

いい‐およ・ぶ【言い及ぶ】イヒ━🔗🔉

いい‐およ・ぶ【言い及ぶ】イヒ━ 自五話題の周辺のこととしてふれる。言及する。 「些細ささいな失敗にまで━」

いい‐がい【言い斐】イヒガヒ🔗🔉

いい‐がい【言い斐】イヒガヒ 言うだけの価値。また、言っただけの効果。 「聞き入れてくれるなら━もある」 「━がない」

いい‐かえ・す【言い返す】イヒカヘス🔗🔉

いい‐かえ・す【言い返す】イヒカヘス 他五 さからってことばを返す。口答えする。 「負けずに━」 くり返して言う。 「同じ話を何度も━」 関連語 大分類‖話す‖はなす 中分類‖話す‖はなす

いい‐か・える【言い換える・言い替える】イヒカヘル🔗🔉

いい‐か・える【言い換える・言い替える】イヒカヘル 他下一 同じ事柄を別のことばで言う。換言する。 「やさしいことばに━」 前言をとりやめて別のことを言う。言い改める。言い直す。 「前言を撤回して━」 いひか・ふ(下二) 言い換(替)え

いい‐かお【好い顔】━カホ🔗🔉

いい‐かお【好い顔】━カホ 連語 いい顔だち。 特定の方面に顔がきくこと。かお。 機嫌のいい顔つき。また、相手や周囲に対する友好的な顔つきや態度。 「そうそう━ばかりもしていられない」

いい‐がかり【言いがかり(言い掛かり)】イヒ━🔗🔉

いい‐がかり【言いがかり(言い掛かり)】イヒ━ 根拠のない口実をつくって相手を困らせること。また、その口実。 「━をつける」 いったん言い出したことについてのかかわり合い。 「━上、あとにはひけない」

いい‐か・ける【言いかける(言い掛ける)】イヒ━🔗🔉

いい‐か・ける【言いかける(言い掛ける)】イヒ━ 他下一 話し始めて途中でやめる。言いさしにする。 「途中まで━・けて口ごもる」 掛詞かけことばを用いる。かける。 いひか・く(下二) 言いかけ

いい‐かげん【好い加減】🔗🔉

いい‐かげん【好い加減】 形動 《「━なところ」「━に」の形で》相当の程度に達しているが、取り返しがつかないほどではないさま。ほどほど(のところ)。 「夜もふけたから━なところで切り上げよう」 「この辺で━に白状したらどうだ」 「冗談は━にしろ」 状態の持続や増長をマイナスに評価して、その終息を期待していう。 物事に徹していないさま。また、無責任で当てにならないさま。 「仕事ぶりが━だ」 「━な返事をしてその場を逃れる」 マイナスに評価していう。 もうたくさんだと感じるほどに程度が高いさま。また、相当に程度が高いさま。 「こう暑くては━いやになるなあ」 「単調な仕事で━飽きがきた」 ◆かな書きも多い。

いい‐かた【言い方】イヒ━🔗🔉

いい‐かた【言い方】イヒ━ 口のききよう。表現の方法。言いよう。 「もって回った━」

いい‐かも【好い鴨】🔗🔉

いい‐かも【好い鴨】 連語思いのままに利用できる相手。特に勝負事で、思いのままに負かせる相手。 「━にされる」

いい‐かわ・す【言い交わす】イヒカハス🔗🔉

いい‐かわ・す【言い交わす】イヒカハス 他五 ことばをかけあう。 「あいさつを━」 口で約束しあう。特に、結婚の約束をしあう。 「兄には━・した人がいる」 関連語 大分類‖話す‖はなす 中分類‖話す‖はなす

いい‐き【好い気】🔗🔉

いい‐き【好い気】 連語 快い気持ち。 「悪口を言われたら誰しも━はしない」 欠点に気づかないで自分だけが得意になっていること。 「おだてられて━になる」 「金も返さずに、また貸せとは━なものだ」 ◇マイナスに評価していう。

いい‐きか・せる【言い聞かせる】イヒ━🔗🔉

いい‐きか・せる【言い聞かせる】イヒ━ 他下一よくわかるように教えさとす。 「事の是非を諄々じゅんじゅんと━」 いひきか・す(下二) =言い聞かす

いい‐きみ【好い気味】🔗🔉

いい‐きみ【好い気味】 連語胸がすくようで気持ちがいいとして、他人の災難や失敗を喜んでいう語。 「失敗して━だ」

いい‐きり【言い切り】イヒ━🔗🔉

いい‐きり【言い切り】イヒ━ 文が完結すること。文の終止。 「━の形に付く終助詞」

いい‐き・る【言い切る】イヒ━🔗🔉

いい‐き・る【言い切る】イヒ━ 他五 言い終える。 はっきりと言う。断言する。 「間違いないと確信をもって━」 言い切り

いい‐ぐさ【言い草・言い種】イヒ━🔗🔉

いい‐ぐさ【言い草・言い種】イヒ━ 言ったことば。また、ものの言い方。 「恩人に向かって何という━だ」 口実。言い訳。

いい‐くる・める【言い包める】イヒ━🔗🔉

いい‐くる・める【言い包める】イヒ━ 他下一ことば巧みに言ってごまかす。 「相手を━」 いひくる・む(下二) 関連語 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖だます‖だます

いい‐こ【好い子】🔗🔉

いい‐こ【好い子】 連語聞き分けがいいとして、子供をほめて(または、なだめすかして)いう語。 「━だからお利口にしててね」

いい‐こと【好い事】🔗🔉

いい‐こと【好い事】 連語 心が浮き浮きするような、うれしいことや幸運なこと。好事。吉事。 「昨日━があった」 《「…を━に(して)」の形で》都合のよい口実や論拠。 「ほめられたのを━に増長する」 以下に述べることは好ましいことだとして、相手に念を押す語。 「━、もっとしっかりするのよ」 ◇多く女性が使う。

いい‐こ・める【言い込める】イヒ━🔗🔉

いい‐こ・める【言い込める】イヒ━ 他下一言い争って相手を負かす。言い負かす。 「論敵を━」 いひこ・む(下二)

いい‐さ・す【言い止す】イヒ━🔗🔉

いい‐さ・す【言い止す】イヒ━ 他五言いかけて途中でやめる。 「━・したまま言葉を濁す」 言いさし

いい‐ざま【言い様】イヒ━🔗🔉

いい‐ざま【言い様】イヒ━ 「言い方」を乱暴にいう語。 「その━は何だ」

いい‐ざま【好い様】🔗🔉

いい‐ざま【好い様】 連語好ましく思わない他人の災難や失敗をばかにしていう語。 「逆転負けとは、━だ」 ◇「いい」は反語的に使うもので、悪い意。

いい‐しぶ・る【言い渋る】イヒ━🔗🔉

いい‐しぶ・る【言い渋る】イヒ━ 他五ためらってなかなか言おうとしない。 「本心を聞かれて━」

いい‐じょう【言い条】イヒデウ🔗🔉

いい‐じょう【言い条】イヒデウ 連語《「…と(は)━」の形で、接続助詞的に》…とはいうものの。 「夏とは━山の朝は寒い」 ◇古い言い方。

いいしれ‐ぬ【言い知れぬ】イヒ━🔗🔉

いいしれ‐ぬ【言い知れぬ】イヒ━ 連体何とも言いようのない。名状しがたい。 「━寂しさにおそわれる」

いい‐す・ぎる【言い過ぎる】イヒ━🔗🔉

いい‐す・ぎる【言い過ぎる】イヒ━ 他上一度をこえて言う。言い過ごす。 「調子に乗って━」 いひす・ぐ(上二) 言い過ぎ 関連語 大分類‖言う‖いう 中分類‖おしゃべり‖おしゃべり

いい‐ずし【鮨】イヒ━🔗🔉

いい‐ずし【鮨】イヒ━ 塩をしたサバ・サケ・ニシン・ハタハタ・アユなどの魚を、たるの中に並べて飯を敷き、これを交互に重ねてから重石おもしをのせて自然発酵させた鮨。熟れ鮨の一種だが、手間を省くために酢を加えたものもある。

いい‐す・てる【言い捨てる】イヒ━🔗🔉

いい‐す・てる【言い捨てる】イヒ━ 他下一返答を待たずに、言うだけ言う。はきすてるように言う。 いひす・つ(下二)

いい‐せん【好い線】🔗🔉

いい‐せん【好い線】 連語《多く「━(を)行く」の形で》完全ではないにしても、満足できる水準に達している意を表す。 「この製品は━行っている」

いい‐そこな・う【言い損なう】イヒソコナフ🔗🔉

いい‐そこな・う【言い損なう】イヒソコナフ 他五 ことばを間違えて言う。言いまちがえる。言い損じる。 「台詞せりふを━」 言いたいことを言わないでしまう。言いそびれる。 「気後れして━」 言い損ない 関連語 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖間違い‖まちがい

いい‐そび・れる【言いそびれる】イヒ━🔗🔉

いい‐そび・れる【言いそびれる】イヒ━ 他下一言いだす機会を失って、言わないでしまう。言いはぐれる。 「ついお礼を━・れた」

いい‐だこ【イヒ━🔗🔉

いい‐だこ【イヒ━ 浅海や内海に分布するマダコ科の小形のタコ。食用。 産卵期のものを煮ると、胴に詰まった卵が飯粒のように見えることから。

いいだしっ‐ぺ【言い出しっ屁】イヒダシッ━🔗🔉

いいだしっ‐ぺ【言い出しっ屁】イヒダシッ━ 〔俗〕物事を最初に言い出した人。いいだしべ。 ◇「臭い」と言い出した人がおならをした当人であるということから、その人が率先して物事をすべきだという含みでいう。

いい‐だ・す【言い出す】イヒ━🔗🔉

いい‐だ・す【言い出す】イヒ━ 他五 口に出して言う。言い始める。 「突然『辞める』と━」 一番初めに言う。言い始める。 「━・した人が責任を持つべきだ」 言い出し

いい‐た・てる【言い立てる】イヒ━🔗🔉

いい‐た・てる【言い立てる】イヒ━ 他下一とりたてて言う。また、強調して言う。 「人の欠点を━」 いひた・つ(下二) 言い立て

いい‐ちがい【言い違い】イヒチガヒ🔗🔉

いい‐ちがい【言い違い】イヒチガヒ まちがえて言うこと。また、そのことば。言い間違い。 関連語 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖間違い‖まちがい

いい‐つか・る【言いつかる(言い付かる)】イヒ━🔗🔉

いい‐つか・る【言いつかる(言い付かる)】イヒ━ 他五言いつけられる。命令される。 「母からお使いを━」

いい‐つく・す【言い尽くす】イヒ━🔗🔉

いい‐つく・す【言い尽くす】イヒ━ 他五言いたいことをすべて言ってしまう。 「思いのたけを━」 ⇔言い残す 言い尽くせる

いい‐つくろ・う【言い繕う】イヒツクロフ🔗🔉

いい‐つくろ・う【言い繕う】イヒツクロフ 他五うまいことを言ってあやまちや欠点をごまかす。 「その場を━」

いい‐つけ【言いつけ(言い付け)】イヒ━🔗🔉

いい‐つけ【言いつけ(言い付け)】イヒ━ 命令。指示。 「親の━を守る」 「━通り動く」 告げ口。 「━口」 関連語 大分類‖指示‖しじ 中分類‖命令‖めいれい 大分類‖指示‖しじ 中分類‖指示‖しじ

いい‐つ・ける【言いつける(言い付ける)】イヒ━🔗🔉

いい‐つ・ける【言いつける(言い付ける)】イヒ━ 他下一 命令する。 「部下に仕事を━」 告げ口をする。 「いたずらをしたことを先生に━」 言い慣れる。 「━・けない世辞を言う」 いひつ・く(下二) 言いつけ 関連語 大分類‖指示‖しじ 中分類‖指図‖さしず

いい‐つたえ【言い伝え】イヒツタヘ🔗🔉

いい‐つたえ【言い伝え】イヒツタヘ 昔から語り伝えられてきた事柄。伝説。口碑こうひ 〔古い言い方で〕ことづて。伝言。

いい‐つた・える【言い伝える】イヒツタヘル🔗🔉

いい‐つた・える【言い伝える】イヒツタヘル 他下一 後世に語り伝える。 多くの人に語り広める。 「善行を国中に━」 話を取り次ぐ。伝言する。 「社長の命令を━」 いひつた・ふ(下二) 言い伝え 関連語 大分類‖知らせ‖しらせ 中分類‖伝え‖つたえ

いい‐つの・る【言い募る】イヒ━🔗🔉

いい‐つの・る【言い募る】イヒ━ 他五勢いにのってますます激しく言う。 「興奮して悪口を━」

いい‐つらの‐かわ【好い面の皮】━カハ🔗🔉

いい‐つらの‐かわ【好い面の皮】━カハ 連語体面を汚されたのによく耐えたとして、不名誉な立場や役回りを皮肉に言う語。とんだ恥さらし。 「だしにされて━だ」

いい‐とお・す【言い通す】イヒトホス🔗🔉

いい‐とお・す【言い通す】イヒトホス 他五どこまでも言い張る。 「知らぬ存ぜぬと━」

いいとこ‐どり【好いとこ取り】🔗🔉

いいとこ‐どり【好いとこ取り】 複数のものの中からいいところだけを取り集めること。 「イタリア━の旅」

いい‐ところ【好い所】🔗🔉

いい‐ところ【好い所】 連語《「…も━だ」の形で》その程度が過ぎることを皮肉に言う語。いいとこ。 「あのドラマは退屈も━だ」

いい‐とし【好い年】🔗🔉

いい‐とし【好い年】 連語 相当の年齢。また、相応の年齢。 「先生も━だから無理はきかない」 《「━をして」の形で》分別のつく年齢に達しているにもかかわらずの意で、年齢に不相応な言動を皮肉に言うことば。 「━をしてそんなことも分からないのか」

いい‐と‐して【良いとして】🔗🔉

いい‐と‐して【良いとして】 連語さておいて。別として。 「その件は━、就職の件はどうなった?」

いい‐なお・す【言い直す】イヒナホス🔗🔉

いい‐なお・す【言い直す】イヒナホス 他五前に言ったことをさらに改めて言う。 「読み間違えを━」 言い直し

いい‐なか【好い仲】🔗🔉

いい‐なか【好い仲】 連語互いに愛し合っている間柄。親しい間柄。 「━になる」

いい‐な・す【言い做す】イヒ━🔗🔉

いい‐な・す【言い做す】イヒ━ 他五 本当らしく言う。言いつくろう。 「ことば巧みに━」 とりなして言う。 「敵対する二人を━・して和解させる」 言いなし

いい‐なずけ【許婚許嫁イヒナヅケ🔗🔉

いい‐なずけ【許婚許嫁イヒナヅケ 結婚の約束をした相手。婚約者。フィアンセ。 ◇「言い名付く」の連用形から。もと、幼少のときから双方の親が決めた婚約の相手を言った。 現代仮名遣いでは「いいなづけ」も許容。

いい‐ならわ・す【言い習わす(言い慣わす)】イヒナラハス🔗🔉

いい‐ならわ・す【言い習わす(言い慣わす)】イヒナラハス 他五慣習として世間一般で言う。また、口癖として言う。言い慣らす。 「昔から『酒は百薬の長』と━・されてきた」 言い習わし 関連語 大分類‖習俗‖しゅうぞく 中分類‖習慣‖しゅうかん

いい‐なり【言いなり(言い成り)】イヒ━🔗🔉

いい‐なり【言いなり(言い成り)】イヒ━ 人の言うとおりに従うこと。言うがまま。言うなり。 「親の━になって結婚する」

いい‐ね【言い値】イヒ━🔗🔉

いい‐ね【言い値】イヒ━ 売り手が言うがままの値段。 「━で買う」 ⇔付け値

いい‐のが・れる【言い逃れる】イヒ━🔗🔉

いい‐のが・れる【言い逃れる】イヒ━ 自下一うまく言いわけをして責任や罪を回避する。言い抜ける。 「うそをついてその場を━」 いひのが・る(下二) 言い逃れ 関連語 大分類‖詫びる‖わびる 中分類‖詫びる‖わびる

いい‐のこ・す【言い残す】イヒ━🔗🔉

いい‐のこ・す【言い残す】イヒ━ 他五 言おうとしたことの一部を言わないでしまう。 「大事なことを━」 ⇔言い尽くす 去るときに後々のことを言っておく。言い置く。 「家訓を━・して逝く」 言い残し

いい‐はな・つ【言い放つ】イヒ━🔗🔉

いい‐はな・つ【言い放つ】イヒ━ 他五はっきりと言い切る。断言する。 「責任はないと━」

いい‐は・る【言い張る】イヒ━🔗🔉

いい‐は・る【言い張る】イヒ━ 他五あくまでも自分の意見を曲げずに言い立てる。 「身に覚えはないと━」

いい‐ひと【好い人】🔗🔉

いい‐ひと【好い人】 「恋人・愛人」をやや婉曲えんきょくに言う語。 「━ができる」 連語性質・人柄などの好ましい人。また、善良な人。 「━だけに押しが利かない」 善良の意では「善い」「良い」も使うが、かな書きが一般的。

いい‐ひらき【言い開き】イヒ━🔗🔉

いい‐ひらき【言い開き】イヒ━ 疑いを解くために弁明すること。申し開き。 「そんな説明では━が立たない」

いい‐ふく・める【言い含める】イヒ━🔗🔉

いい‐ふく・める【言い含める】イヒ━ 他下一納得がいくようによく言い聞かせる。 「子供に事の次第を━」 いひふく・む(下二)

いい‐ふら・す【言い触らす】イヒ━🔗🔉

いい‐ふら・す【言い触らす】イヒ━ 他五広く知れ渡るように言う。言い広める。吹聴ふいちょうする。 「人の秘密を━」 〜ヲに好ましくない内容をとって、その行為をマイナスに評価して言う。類義の「吹聴する」は、抑制のない得意げなものの言い方をマイナスに評価して言う。「ベンツを買ったことを吹聴して歩く」 関連語 大分類‖広める‖ひろめる 中分類‖広報‖こうほう

いい‐ふる・す【言い古す(言い旧す)】イヒ━🔗🔉

いい‐ふる・す【言い古す(言い旧す)】イヒ━ 他五《「━・される」の形で》繰り返し言われ続けてきて新鮮さを失う。 「昔から━・されてきた話」

いい‐ぶん【言い分】イヒ━🔗🔉

いい‐ぶん【言い分】イヒ━ 言いたい事柄。特に、不平・反論・弁明などとして言いたい事柄。 「子供には子供の━がある」

いい‐まぎら・す【言い紛らす】イヒ━🔗🔉

いい‐まぎら・す【言い紛らす】イヒ━ 他五話をそらしてごまかす。言い紛らわす。 言い紛らし

いい‐まく・る【言いる】イヒ━🔗🔉

いい‐まく・る【言いる】イヒ━ 他五相手が口出しできないくらいに勢いこんでしゃべる。まくしたてる。 「駅員に文句を━」 関連語 大分類‖言う‖いう 中分類‖おしゃべり‖おしゃべり

いい‐まわし【言い回し】イヒマハシ🔗🔉

いい‐まわし【言い回し】イヒマハシ 言い表し方。表現の方法。

いい‐め【好い目】🔗🔉

いい‐め【好い目】 連語 望み通りに出たさいころの目。 (望み通りの)幸運。 「━を見る」

いい‐めいわく【好い迷惑】🔗🔉

いい‐めいわく【好い迷惑】 連語「迷惑」を皮肉に言って強める語。 「事故の巻き添えとは、まったく━だ」 ◇「いい」は反語表現で、好ましくない意。

いい‐よう【言い様】イヒヤウ🔗🔉

いい‐よう【言い様】イヒヤウ 口のきき方。言い表し方。 「何とも━がない」 「物も━で角が立つ」

いい‐よど・む【言い淀む】イヒ━🔗🔉

いい‐よど・む【言い淀む】イヒ━ 他五言おうとしてためらう。また、ことばが出てこなくてつかえる。 「突然の指名で━」

いい‐よ・る【言い寄る】イヒ━🔗🔉

いい‐よ・る【言い寄る】イヒ━ 自五 話しかけながら近づく。 「客引きが━」 求愛する。くどく。 「結婚しようとしつこく━」

いい‐わけ【言い訳】イヒ━🔗🔉

いい‐わけ【言い訳】イヒ━ 名・自他サ変自分の過失・失敗や相手からの批判などに対して、事情を説明して自分の正当性を主張すること。また、そのことば。申し開き。言い開き。弁解。弁明。 「━が立たない」 「━めいた説明」 ◇潔さを欠く行為としてしばしばマイナスに評価される。 まれに「言い分け」とも。 関連語 大分類‖詫びる‖わびる 中分類‖詫びる‖わびる

いい‐わた・す【言い渡す】イヒ━🔗🔉

いい‐わた・す【言い渡す】イヒ━ 他五上位者が下位者に命令や決定した事柄などをことばで告げる。宣告する。申し渡す。 「立ち退きを━」 言い渡し

い‐いん【医院】━ヰン🔗🔉

い‐いん【医院】━ヰン 医師が個人的に経営し、病気を診察・治療する所。診療所。クリニック。

い‐いん【委員】ヰヰン🔗🔉

い‐いん【委員】ヰヰン 団体を代表して特定の任務に当たる役(の人)。 「学級[論説]━」

いいん‐かい【委員会】ヰヰンクヮイ🔗🔉

いいん‐かい【委員会】ヰヰンクヮイ 委員によって構成される合議制の機関。また、その会議。 ◇国会では、衆参両院の本会議での審議に先立ち、議案についての調査・審議を行う機関をいう。常任委員会と特別委員会がある。

言い得て妙みょう🔗🔉

言い得て妙みょう 巧みに言い表しているさま。

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