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助動ぬ(助動特活型) 「私はしりませ━」

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助動 特活型文語○‐○‐ん‐ん‐○‐○ 推量を表す。…だろう。 「家の者は死したるなら━と思い柳田国男 意志を表す。…(よ)う。 「いざ送ら━と手を取らるるに一葉 《「…━とす」の形で》実現する直前である、また、実現のために努力する意を表す。 「芸術家たら━とする青年にとって…大岡信 勧誘や婉曲えんきょく命令を表す。 「二人してともに悲しみを分かた━」 《多く連体形で》未実現の出来事について、未来や仮定婉曲などを表す。 「産まれ━は君に似て黒き瞳子ひとみをや持ちたらん 《疑問の意を表す語を伴って》反語を表す。 「いかで命に従わざら」 ◆文語助動詞「む」が変化したもので、現代語の「う」につながる。「む」の形でも用いられることがあり、「今こそ別れいざさらばあおげば尊し」のように已然形「め」が用いられることもある。 活用語の未然形に付く。

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格助格助詞「の」の転。 「僕ち(=僕の家うち)においでよ」 ◇話し言葉で使う。

んず🔗🔉

んず 助動 特活型文語○‐○‐んず‐んずる‐んずれ‐○推量の助動詞「ん」の意味にほぼ同じ。 「もし義秋様を討たんずる敵が押し寄せてきたとき司馬遼太郎」 ◇推量の助動詞「む」+格助詞「と」+サ変動詞「す」の「むとす」の変化した「むず」の転。鎌倉時代に盛んに使われた。 動詞・助動詞の未然形に付く。 「ん」の意を強調する気持ちを伴うことが多い。

ん‐・だ🔗🔉

ん‐・だ 連語「のだ」のくだけた言い方。→のだ 「この犬きっとお腹が空いてる━」

ん‐ち🔗🔉

ん‐ち 連語「のうち」のくだけた言い方。…の家。 「君━はどこだい」

ん‐で🔗🔉

ん‐で 接助「ので」のくだけた言い方。→ので 「遅いんで心配したぞ」

ん‐で・す🔗🔉

ん‐で・す 連語「のです」のくだけた言い方。→のです 「その日はちょっと都合が悪い━」

ん‐とこ🔗🔉

ん‐とこ 連語「のところ」のくだけた言い方。…の所。 「ここ━忙しい」 「そこ━がわからない」

ん‐と‐・す🔗🔉

ん‐と‐・す 連語〔文〕→んとする 「鳥の将まさに死な━その鳴くや哀し論語

ん‐と‐・する🔗🔉

ん‐と‐・する 連語〔文〕《活用語の未然形に付いて》 意志を表す。 「君の言わ━ところはよく分かる」 実現しかかっている意を表す。 「山雨来たら━・して風楼に満つ」 「いままさに殺され━苦しみの中にあって三浦綾子」 ◆推量の助動詞「ん」+格助詞「と」+動詞「する」。「んとす」の口語形で、現代語の「…(よ)うとする」に当たる。

ん‐な・い🔗🔉

ん‐な・い 連語〔関東以東の方言で、動詞・助動詞の未然形活用語尾「ら」「れ」が「ん」に変わる現象〕その動作・作用の打ち消しを表す。 五段活用では「ら」が「ん」に変わる。 「分か━・つま━・たま━・し━・や━・つく━」 「気にな━・話にな━・うれしくてな━」 下一段活用では「れ」が「ん」に変わる。 「信じら━・考えら━」 「そうかもし━」 「会ってく━・貸してく━」

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