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(1)五十音図格外の仮名。鼻音の有声子音で,撥音またははねる音といわれる。これは実際の発音では,後続音の有無や種類により,両唇鼻音,歯茎鼻音,軟口蓋鼻音,後舌と軟口蓋との閉鎖をゆるくした鼻音など各種の別がある。 (2)平仮名「ん」は「无」の草体。片仮名「ン」ははねる音を象徴的に示す記号「∨」からの転かという。 〔「ん」は,本来,五十音図・いろは歌には含まれないが,それぞれの末尾に付記されることがある。五十音順・いろは順では,それぞれその最後に置かれる〕

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[1] (感) 「うん」を口ごもっていう場合の語。「―,まあ,そうだね」

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(助動) 〔推量の助動詞「む」の転〕 ⇒む(助動)

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(助動) 〔打ち消しの助動詞「ぬ」の転〕 ⇒ぬ(助動)

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(格助) 〔格助詞「に」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。格助詞「に」が動詞「なる」に続くときに用いられる。「これからは,死んだ気―なって,一生懸命働くつもりだ」「この空模様では,午後には雨―なるかも知れない」

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(格助) ■一■〔格助詞「の」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言を受け,その体言が下の体言を限定することを示す。「先生―とこ(=トコロ)へ行くところだ」「傘をあんた―家(チ)へ忘れてきちゃった」 ■二■ (準体助) 〔準体助詞「の」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言に準ずる意味で用いる。また,「んだ」「んです」の形でも用いる。「その本は僕―だ」「一時間も待っていた―だ」

ンジャメナN'Djamena🔗🔉

ンジャメナ N'Djamena チャド共和国の首都。同国の南西端部に位置する。岩塩・ナツメヤシの集散が盛ん。旧称,フォールラミー。

んす🔗🔉

んす (助動)(んせ(んしよ)・んし・んす・んす(んする)・んすれ・んせ(んし)) 〔助動詞「しゃんす」の転。近世上方語〕 四段・ナ行変格活用の動詞の未然形に付く。尊敬の意を表す。「お目のうへの出来物,ちいさいとて其儘おか〈んす〉がわるい/浮世草子・諸艶大鑑 1」「川様,嬉しう思は〈んしよ〉/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」 〔(1)元来,遊里で用いられた語であるが,のち一般の女性にも用いられるようになり,さらに男性もこれを用いるようになった。(2)接続の上で「さんす」と対応する語で,四段・ナ変以外の動詞には「さんす」が用いられた〕 →しゃんす(助動) →さんす(助動)

んす🔗🔉

んす (助動)(んせ・(んしよ)・んし・んす・んす・んすれ・んせ) 〔助動詞「ます」の転。近世遊里の女性語〕 動詞・助動詞の連用形に付く。丁寧の意を表す。ます。いす。「辰五郎様やあづま様のおしやり〈んす〉/浄瑠璃・難波丸金鶏」「それについてお話しがござり〈んす〉/洒落本・遊子方言」 〔(1)元来は上方の遊里で用いられた語であるが,のち江戸の遊里,主として吉原で盛んに用いられるようになった。(2)江戸では,上に来る動詞の連用形がイ段の一音節の音である場合,その動詞との間に「い」を加え,「いんす」となることがある。「昼まつてゐ〈いんす〉にえ/洒落本・遊子方言」〕

んず🔗🔉

んず (助動) 〔推量の助動詞「むず」の転〕 ⇒むず(助動)

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(連語) 〔「のだ」の転〕 ⇒のだ(連語)

ん-だろ-う🔗🔉

ん-だろ-う (連語) 〔「のだろう」の転〕 ⇒のだろう(連語)

んち【日】🔗🔉

んち 【日】 ⇒にち(日)■二■

んち【家】🔗🔉

んち 【家】 「…の うち(家)」の転。 →ち(家)

んで🔗🔉

んで (接助) 〔「ので」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。原因・理由などを表すのに用いられる。「しゃくにさわる―,言い返してやった」 →ので(接助)

ん-で🔗🔉

ん-で (連語) 〔打ち消しの助動詞「ぬ」に接続助詞「で」の付いた「ぬで」の転〕 話し言葉で丁寧の助動詞「ます」の未然形に付いて用いられる。 (1)打ち消しの意味で下に続ける。「お出迎えも致しませ―,失礼を致しました」「十分なお手伝いもできませ―,申し訳ございません」 (2)上のことを打ち消して,そのままで言いやめる。これは下の文が略された形である。「なにもおかまいしませ―」

ん-でしょ-う🔗🔉

ん-でしょ-う (連語) 〔「のでしょう」の転〕 ⇒のでしょう(連語)

です🔗🔉

です (連語) 〔「のです」の転〕 ⇒のです(連語)

ん-と🔗🔉

ん-と (連語) 〔「むとす」の転〕 ⇒むとす(連語)

ん-とする🔗🔉

ん-とする (連語) 〔「むとす」の口語形〕 (1)まさに,そうなろうとしている。「まさに天を衝か―する意気込み」 (2)そうするつもりだ。そうしようとする。「国政を改革せ―する決意」

んば🔗🔉

んば (連語) 〔打ち消しの助動詞「ず」や形容詞型活用の語の連用形に係助詞「は」が付いた形の撥音便。漢文訓読や武士詞に多く用いられた〕 条件を表す。「虎穴に入(イ)らず―,虎児を得ず」「望むべく―」「明日天気がよく―魚をとりて/中華若木詩抄(中)」 →は(係助)

ん-ばかり🔗🔉

ん-ばかり (連語) 〔打ち消しの助動詞「ぬ」の撥音便「ん」に副助詞「ばかり」の付いたもの〕 かろうじてそうなっていないさまを表す。…しそうな。「今にも泣か―の顔付き」 →ぬばかり□一□

ん-ぼう【ん坊】🔗🔉

ん-ぼう ―バウ 【ん坊】 (接尾) ⇒ぼう(坊){■三■}

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